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困難な毎日をかいくぐり「観る・読む・書く」にいそしむ私と、ちょっと風変わりな家族の日々。
by higurashizoshi

カーネーション

たとえ病の中にあっても、思い通りの関係でなくとも、母が母としてこの世にいてくれること。
近頃、そのことに素直に感謝する気持ちはどこか、遠くなっているんだな。

と、そんな思いにとらわれた母の日。
母の状況の大変さにばかり、追いかけられていて。
だから、花束を渡しながら、何かを確かめたくて。
変わってゆく母を見ている自分のまなざしを、じっと見ているもうひとりの自分がいる。


この日、実家ではある大騒ぎが持ち上がっていて、心底疲れて家に帰った。
夜更けにトントン、と肩をたたかれてふと見ると、タタとミミが並んで立っていた。
「はい」
と渡してくれたカーネーションの小さい花束と、クリスタルのブレスレット。

ぽかーん。
自分も母の日の対象者だということを、すっかり忘れておりました…
ありがとう、ありがとう。

プレゼントと一緒にくれた、タタ作のカード。
いまや自作の絵はほとんど見せてくれないので、「ほおー。ほおおー。」と感心しきり。
うれしかったよ、娘たち。







# by higurashizoshi | 2012-05-15 21:15 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

オフだピザだ

このGW、ものすごくめずらしく、数日家にいられることになり
「オフだオフだ~」とよろこび、お天気のいい日を選んで、すごーくひさしぶりにピザを作った。

以前はひとりで作っていたピザ。
今では生地はタタがこねて伸ばし、トッピングはミミが切って載せてくれる。
私はソースをペタペタしただけでござる。

チーズを散らして、

焼きましたら、まあちょっとこんがり過ぎ!?

このあと、ベランダでお日さまを浴びつつ、ピザとコーヒーをいただきました。
さくさく、はふはふ、ぺちゃくちゃ。
あああ、オフはええなあ!

夏のキャンプも準備が始まり、これからまた忙しくなるのである。




# by higurashizoshi | 2012-05-04 00:16 | 家事というか | Trackback | Comments(8)

フィギュアスケート国別対抗戦 (その2)

国別対抗戦、アイスダンスはトップ争い2組以下もきらびやかなラインナップだった。
女性が鼻を骨折していたにもかかわらず手術を延期、世界選手権に続き銅メダルとなったフランスのナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。
ベテランながら今一歩のところで世界のトップの中に入れずに来た彼ら、今シーズンはヨーロッパ選手権でついに金メダル、そして世界選手権でも悲願の表彰台に立った。

ジュニアからシニアに上がって2シーズン目にして早くもロシアのトップカップルになったエレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ。
ソチの星、とロシアで期待される若い二人。まだまだ荒削りだけれど、才能・容姿ともに恵まれたスケールの大きなカップルで、これからが楽しみ。

そして私が大好きなカップルのひとつ、イタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ! とにかくキュートでなめらかで、この二人の滑りを見ると幸せな気分になる。フリーダンスの「道」はオリジナルとは別の一編の映画を観るようだ。

世界選手権4位だったカナダのウィーバー&ポジェ組の、今シーズン一番感動的だったプログラムがここで見られなかったのは残念だけれど、世界のトップカップルを詰めこんだ豪華幕の内弁当のようなぜいたくな国別対抗戦だった。

そして幕の内弁当の中ではとっても目立たないところにいたけれど、書いておきたいのはリード組のこと。
弟クリスがNHK杯のフリー直前練習中に、アメリカのカップルと激突。右足指を裂傷、骨折する大ケガを負った。この負傷はなかなか完治せず、その後の今シーズンの試合は次々欠場、全日本にも出られなかった。ようやく出場した世界選手権も、やはりケガが響いてフリーダンスに進めず終わった。
今もクリスは治療途中、痛みとの戦いが続いているというのに、さらに国別対抗戦に出場したリード組。本人たちの意向とはいえ、その一番の理由は、要するに彼らが欠場したら代わりになるカップルが日本におらず、国別対抗戦への出場を日本チーム全体が棄権することになるからだ。
クリスとキャシーの滑りはエネルギッシュで、特にフリーダンスはとても素晴らしかった。
でも演技直後にクリスが顔をしかめ、右足を引きずりながらキャシーに支えられてリンクを降りる姿はなんともいえず痛々しかった。
NHK杯でクリスと衝突したのが、私が特に好きなリン・クリンクライラット&ローガン・ジュリエッティ=シュミット(名前が長い!)というアメリカのカップルだったので、余計に複雑な気持ち。彼らはその後クリスのケガをとても心配しているというが…。
直前練習はシングル選手同士でも時には事故が起きるのに、リンクに同時に5組も入るカップル競技は本当に危ない。何とかやり方が変えられないものかと思う。

そして今回のクリスのけなげすぎる努力を目の当たりにして、ソチ五輪から始まる団体戦への懐疑的な気持ちはいっそう強くなった。
個人競技ならば責任はその選手が負えばいい。とはいえ、それでもオリンピックとなれば国を背負って出場しているという重責がある。それが団体戦となれば、選手にかかる負担は今よりどれほど重くなることか。私には、フィギュアスケートという競技にそうした形がそぐうとは思えないし、そんなふうに選手への負担が増すことでフィギュアスケート競技全体の質が高まるとも思えない。むしろ逆なのではないか…と思う。

うーん一体誰が団体戦の導入なんてものを推進したんだろう?
躍進著しいペアの高橋成美&マービン・トラン組も、トラン選手が日本国籍を取る方向に動くと報じられている。ごく若い時期の競技生活のために、後戻りのきかない一生の選択をすることになるわけだし、それが日本のメダル獲得(特に、団体戦も含めた)のためだとしたら何だかすごくモヤモヤするなあ…。私がモヤモヤしたってしょうがないけど…。

今シーズンの競技の見納めとなったこの国別対抗戦では、男子では高橋大輔選手のショート・フリーとも最高の演技が観られた。世界選手権でも凄かったのに、その後の試合でここまで完璧に、いやむしろさらに進化したプログラムを見せてもらって正直、ボー然としてしまった。
解説の佐野稔さんが、
「ショートも完璧、フリーも完璧、来年どうすんのって感じですよね!」
と言っていたがまさにそんな感じ。来年これ以上のものをどんなふうに見せるつもりなんだ?と心配になってしまうほど。
ただしこの国別で、今のところ到底追い抜けない状況だったパトリック・チャン選手を上回って一位になったことについては、たぶん高橋選手本人は決して納得していないと思う。
チャン選手は明らかにジャンプが不調だったし、まさにこれ以上ないほどアウェーな環境の中での戦いで、正直、点数の出方も日本の選手に対して甘いと感じた。

ブライアン・ジュベール選手が世界選手権に引き続き好調でシーズンを終えられたのもうれしかったし、女子では鈴木明子選手がやっぱり世界選手権に続いて3回転×3回転を決めて点数的に日本チームを金メダルに押し上げた。
27歳にして進化し続けている鈴木選手、今シーズンはグランプリシリーズから始まってすべての出場試合でメダルを持ち帰っているという偉業。それなのにメディアでの注目度が低いのは本当に残念だ。彼女についても来シーズンのプログラムがとっても楽しみだし、まだまだ成長する姿が見たいなと思う。

それにしても、これでシーズンは本当に終わってしまった。
あとは秋まで、大量録画した今シーズンの競技をおさらいするか、ない財布をひっくり返してアイスショーを観に行くか、ネットで各選手の新プログラムの情報を探すか、ぐらいしかないんよねえ…。
寂しいけど、選手たちがオフシーズンを充実して過ごし(そういえば羽生くんはブライアン・オーサーにコーチ変更したという。どう変化するかな?)、5ヶ月後にまた新しいシーズンでたくさんのプログラムが観られることを楽しみにしよう。

というわけでフィギュアの話題に長々おつきあいくださったみなさんに深謝。
(とかいってまた書くと思いますが)



# by higurashizoshi | 2012-04-30 01:05 | Trackback | Comments(2)

フィギュアスケート国別対抗戦 (その1)

国別対抗戦、一昨年の1回目は単なるイベントだと思っていた。いちおうISU(国際スケート連盟)公認の競技会とはいえ、日本で開催されるお祭りのような感じで、応援合戦が楽しいという印象くらいしか残っていなかった。
ところが今回の国別対抗戦はずいぶん様相が違っていて、その第一の理由は2014年のソチ五輪から、フィギュアスケート競技に団体戦が採用されることが決まったから。
つまり体操競技などと同じように、個人で争うほかに国同士がメダル争いをすることになるのだ。どうしてそういう流れになったのかは知らないけれど、愛国心の薄い私としては「国の威信をかけて」なんて言われると「もう従来の個人競技でも十分国の威信を背負わされてるのに、そのうえ?」と思ってしまう。「がんばろう日本!」って、もう十分がんばってるやん…。

ともかくもそんなわけで、今年の国別対抗戦は参加国全体がガラリと本気モードになっていて、選手も世界ランキング順にかなり正確に選ばれてまことに豪華な顔ぶれになり、しかもみんな世界選手権後の疲れもあるだろうに、相当ハイレベルな戦いを繰り広げてくれた。
実はこの時点でまだ世界選手権のアイスダンスを全部観終わっていなかった私。前にも書いたように実際の競技がおこなわれたのが3月26~28日。だのにJ-PORTS4での初放映は4月17日。ペアも同様の扱いで、いかに男女シングルばかり偏重されているかよくわかる。
まあ、日本のアイスダンスカップルで国際試合に通用するのはリード姉弟の一組だけ、ペアでは高橋成美&マーヴィン・トラン組だけ…という実情があるので、視聴率だけ考えたらある程度仕方ないところもあるが、カップル競技の面白さ、特にアイスダンスの芸術性や美しさなど、あんまりにも日本では知られてないのが残念すぎる。

で、ようやく4月17日からの世界選手権アイスダンスの放映をともかく録画して、ところが忙しくてまとまった時間が取れない、コマ切れに観るのは絶対イヤ、お母さんだけ先に観ないでね、あんたも抜けがけんといてや、とかまあ家族の事情なんかもあって、しかもそんだけ実際の競技から日がたってたら、もはや順位も結果も知ってしまってますやん。臨場感、ないよなあ…というわけで延び延びになり、あれ?と気づいたら国別対抗戦の日になってしまっていたというわけ。

国別対抗戦に出場したアイスダンスカップルは、カナダ、アメリカ、フランス、イタリア、ロシア、日本からそれぞれ一組ずつ。世界ランキングでその国の最上位のカップルが出場しているので、日本(リード姉弟は残念ながらランキングは低い)以外は世界のトップぞろい。今回の世界選手権での金メダルから順に6位まで(4位のカップルは1位と同じカナダなので出ていないが)のカップルがずらっと顔をそろえるという豪華さ。
特に今、熾烈に世界一の座を争っている2組、カナダのテッサ・バーチュー&スコット・モイア組とアメリカのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト組が世界選手権に引き続きトップ争いをすることになった。
完璧なユニゾン(二人の調和)と細部まで音楽を表現する芸術性、そしてノーブルな美しさと気品をあわせ持ったバーチュー&モイア。

一方、スケート靴にエンジンがついていると評されるほど、驚異的なスピードとアスリート魂でアイスダンス競技の概念を塗り替えつつあるデイビス&ホワイト。

バンクーバー五輪でバーチュー&モイアが金メダルを獲ったとき、デイビス&ホワイトは銀メダル。そのあとテッサ・バーチューの手術によるブランクの昨シーズン、デイビス&ホワイトはすべての試合で勝って勝って勝ちまくった。

テッサが復帰した今シーズンは、再びトップ争いが始まったが、それまで必ずバーチュー&モイアが上を行っていたジャッジの評価が、試合ごとに変化するようになった。表彰台の一位と二位を両カップルが行ったり来たりが続き、そして世界選手権での結果は総合4点差でバーチュー&モイアが金メダル。
今のところ、やっぱりまだわずかにバーチュー組が実力で上回っているなと思う。でもデイビス組もさらに技術力を高め、魅力的になってきているので、これからどうなるかは本当にわからない。

そしてこの2組のカップル、同じコーチ、同じコリオグラファー(振付師)、そしていつも同じリンクで練習しているチームメイトなのだ。
毎日同じリンクで顔を合わせ、談笑するカップル同士が世界一を争っているという、ちょっと信じられないような光景。上達しても、調子が悪くても、お互いすぐにわかる。そしてチームメイトとしては助け合う関係。それぞれの心の内にはどんな思いが交錯しているのだろう。

私はどちらかといえばバーチュー組が好みで、特にバンクーバー五輪のフリーダンス(マーラーの『アダージェット』)の美しさは忘れられない。デイビス組は芸術性よりも、これぞアスリート!というべきパワーに圧倒される感じだった。
でも今シーズンのデイビス組は「こうもり序曲」で素晴らしく美しい滑りを見せたし、絶対に世界の頂点に上りつめるのだという殺気(?)すら感じる(特にメリル・デイビスの戦闘的なことといったら!)、そこがスリリングで魅力的。
逆にバーチュー組の今シーズンのフリーダンスは映画「パリの恋人」を氷上に再現したプログラムで、技巧を凝らした玄人好みの構成、相変わらず完璧な仕上がり…とはいえ、私はこういうオリジナリティのないプログラムはあまり好きではなくて、「もっと別のプログラムが見たい!」と思ってしまった。

結局、国別対抗戦の結果では、世界選手権とは逆にバーチュー組が銀、デイビス組が金メダルとなった。今シーズンで忘れられないのは世界選手権で2位に終わったときの、自分たちの得点を食い入るように見るメリル・デイビスの、冷徹で、さらに戦闘的な表情!
やっぱり闘う女はこうでなくっちゃ。ふだんの楚々とした風情のメリルとのギャップが素敵である。

(つづく)


# by higurashizoshi | 2012-04-27 00:52 | Trackback | Comments(0)

さくら、さくら

寒さが続き、開花がとても遅くなった今年。
開きはじめると、一気に満開へ駆けていった。

明石公園、静かな雨の中の桜。


須磨、妙法寺川沿いの桜。もう散り始めている。


友人から春の贈りもの。手描きの器に黒豆ショコラ。
能登の黒大豆をビターチョコでくるんだ繊細な美味しさでした。





# by higurashizoshi | 2012-04-15 18:11 | 雑感 | Trackback | Comments(4)
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