ひぐらしだより
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明石づくしの一日
6月生まれの宿命として、誕生日は毎年雨…。そう、子どものころは確かにそうだった。
ぴっかぴかに晴れた誕生日なんて記憶にない。毎年、じめじめ、しとしとの一日で、6月生まれってソンだなあと思っていた。
ところが、この何年も、思い出してみると誕生日は晴れ、晴れ、晴ればかり。今年なんて、まだ梅雨も来てやしない。天気予報をみると、乾燥注意報なんか出ている。
誕生日当日、空はきれいなうす青に晴れわたり、大気はからりとここちよい。これは、がんばって長生き(?)してる私への神さまの贈りものか?
数日前から、「おかあさん、誕生日どんなふうに過ごしたい?」とタタとミミに聞かれていた。ちょうど予定の何もない日なので、おかあさんの希望どおりにしてあげる! というわけ。ありがとうございます。しかしですな…
悲しいことに、《なんでも》《希望どおり》といわれても、ぽかーんとするばかり。考えてみたら、もうずっと何年も何年も、自分中心になにかをやるということからあんまり遠ざかりすぎていて、ハテ、それはどんな感じのことでしたかな? というふうになってしまっているのだ。
それで、一生懸命頭をしぼって、誕生日プランを立てた。テーマは《明石でのんびりバースディ》。
まず朝は、ミミに得意のフレンチトーストを作ってもらう。タタは果物と紅茶の用意。お昼は、明石駅から少し歩いたところにある小さなフレンチレストランでランチ。
初めての店だったけれど、神戸みたいにオシャレすぎず、そして魚料理が新鮮でおいしく、いかにも明石らしい感じが大変よろしい。
そして食後は港までのんびり歩き、「たこフェリー」で明石海峡遊覧。淡路島の岩屋まで行って帰る1時間足らずのクルーズだけど、手軽に船旅気分が味わえて、海上は解放感がいっぱい。
途中、明石海峡大橋をくぐるところもおもしろい。
潮風にたっぷり吹かれて港に戻り、すぐ近くの魚ん棚に寄って鯛のお刺身を買って帰る。夕食はこれを使って鯛茶漬け。バースディケーキも地元の素朴な洋菓子屋さんに注文したもの。…と、まさに明石づくしな誕生日をすごしたのだった。
家事全般、この日だけは「やっちゃだめー!」と2人でなんでもやってくれたし、ああ極楽極楽…。
元気なタタとミミとこんなふうにすごせて、いろいろな人からもプレゼントやお祝いのことばが届いて、しみじみうれしい一日だった。その最後を飾って、タタからカード、ミミから手縫いのポーチをもらった。
何日か前から、こつこつ作ってくれていたらしい。ボタンも布でくるんで、とってもていねいなつくり。タタのカードには私への辛口(愛をこめた?)エールが書いてあって、思わず大笑い。それぞれに、それぞれらしい贈りものだった。
そしてこの日は、日本にまた(ここ強調)新しい首相が誕生した日になったわけで、いまだこの間のいきさつに心おだやかでない私としては、自分のこの先も気になるけど、この国がどうなっていくのかが気になってしかたがない。いつからぶりか思い出せないほどの、世襲政治家ではないひさびさの首相だということに、ちいさな期待を持ってもいいのだろうか。
ぴっかぴかに晴れた誕生日なんて記憶にない。毎年、じめじめ、しとしとの一日で、6月生まれってソンだなあと思っていた。
ところが、この何年も、思い出してみると誕生日は晴れ、晴れ、晴ればかり。今年なんて、まだ梅雨も来てやしない。天気予報をみると、乾燥注意報なんか出ている。
誕生日当日、空はきれいなうす青に晴れわたり、大気はからりとここちよい。これは、がんばって長生き(?)してる私への神さまの贈りものか?
数日前から、「おかあさん、誕生日どんなふうに過ごしたい?」とタタとミミに聞かれていた。ちょうど予定の何もない日なので、おかあさんの希望どおりにしてあげる! というわけ。ありがとうございます。しかしですな…
悲しいことに、《なんでも》《希望どおり》といわれても、ぽかーんとするばかり。考えてみたら、もうずっと何年も何年も、自分中心になにかをやるということからあんまり遠ざかりすぎていて、ハテ、それはどんな感じのことでしたかな? というふうになってしまっているのだ。
それで、一生懸命頭をしぼって、誕生日プランを立てた。テーマは《明石でのんびりバースディ》。
まず朝は、ミミに得意のフレンチトーストを作ってもらう。タタは果物と紅茶の用意。お昼は、明石駅から少し歩いたところにある小さなフレンチレストランでランチ。
初めての店だったけれど、神戸みたいにオシャレすぎず、そして魚料理が新鮮でおいしく、いかにも明石らしい感じが大変よろしい。
そして食後は港までのんびり歩き、「たこフェリー」で明石海峡遊覧。淡路島の岩屋まで行って帰る1時間足らずのクルーズだけど、手軽に船旅気分が味わえて、海上は解放感がいっぱい。
途中、明石海峡大橋をくぐるところもおもしろい。
潮風にたっぷり吹かれて港に戻り、すぐ近くの魚ん棚に寄って鯛のお刺身を買って帰る。夕食はこれを使って鯛茶漬け。バースディケーキも地元の素朴な洋菓子屋さんに注文したもの。…と、まさに明石づくしな誕生日をすごしたのだった。
家事全般、この日だけは「やっちゃだめー!」と2人でなんでもやってくれたし、ああ極楽極楽…。
元気なタタとミミとこんなふうにすごせて、いろいろな人からもプレゼントやお祝いのことばが届いて、しみじみうれしい一日だった。その最後を飾って、タタからカード、ミミから手縫いのポーチをもらった。
何日か前から、こつこつ作ってくれていたらしい。ボタンも布でくるんで、とってもていねいなつくり。タタのカードには私への辛口(愛をこめた?)エールが書いてあって、思わず大笑い。それぞれに、それぞれらしい贈りものだった。
そしてこの日は、日本にまた(ここ強調)新しい首相が誕生した日になったわけで、いまだこの間のいきさつに心おだやかでない私としては、自分のこの先も気になるけど、この国がどうなっていくのかが気になってしかたがない。いつからぶりか思い出せないほどの、世襲政治家ではないひさびさの首相だということに、ちいさな期待を持ってもいいのだろうか。
by higurashizoshi
| 2010-06-05 16:51
| 雑感