ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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虫との戦い

指折り数えてみたら、二週間くらい更新していなかったことになる。とうとう数人の方から「元気ですか?」などと案じるたよりをいただいてしまった。で、更新できなかったわけをくどくど書こうとは思わないのだけれど、ひとつだけ言わせていただけるなら、虫の襲来である。私のパソコンのある部屋に、ナゾの虫が大量発生。…はい、ここまで読んで虫嫌いな方はよそを向いてくださいね。けしておぞましい形状の虫ではないし、噛んだり刺したりもしない。しかし出没の量がハンパでないのである。

虫の名は調べてみてわかった。タバコシバンムシという、特にめずらしくもないどこにでもいる小さな甲虫。葉たばこに寄生して被害を出すところから、この名がついたらしい(シバンってなんだ?)。大きさはゴマくらいで、こげ茶色で、甲虫だから丸っこく、背中がてかっとしている。私は虫は苦手じゃないから、最初は気にもとめなかった。「最近この虫よく見るね」くらいの感じであった。しかし、しかーし。

始まりはキッチンだった。妙に例の虫が増えている。ふと見ると調理台に何匹も、食器棚にも、そして天井を振り仰ぐと…ななな!? なんだろうこの黒っぽい点々たちは。そのうち料理にもまぎれこんでいるのを発見したり、あまりよろしくない展開になってきた。
早速ネットで調べ(こういうときはネットはほんとに便利)、タバコシバンムシという聞きなれない名前と生態について学習した。ヤツらは乾燥した植物や粉類に寄生して無尽蔵に繁殖するらしい。
粉、粉…戸棚に頭を突っこみ、床下収納庫も探しまくる。そして、
「ぎゃあああ!」
一緒に探していたミミの叫びとともに、ぬか漬け用の生ぬかのビニール袋が高々と差し上げられた! 
袋の中を見た私も思わず「ぎゃあああ!」
…いや詳しい記述はあえて避けますが、そこはヤツらの王国と化していたのである。袋や箱を食い破り、いったん食料になるものにもぐりこんだら最後、それを食い尽くしながら早いサイクルで繁殖を繰り返す。まあ、虫なんだからあたりまえといえばあたりまえの話ではあるのだが、この繁殖地を発見して廃棄しない限り、おうちの中で大量発生していくヤツらと共同生活を続けなければいけないのである。

さて、ぬかの袋を泣く泣く捨てて(しかも二袋もやられていた)、そのほかの粉類もすべてチェックしてから厳重に密封して、「さあ、これでだいじょぶ!」意外に速く、戦いは勝利をおさめたやないの、私もオトナになったもんだ…などと思っていた、甘かった私。ほんらい、虫と人間が戦って、人間のほうがラクに勝てるはずがないのである。
翌日から、パソコン部屋に少しずつ異変が起きてきた。ヤツらである。確実に増えている。パソコンに向かっていると、画面に飛んできて這いまわり、こちらの首筋や顔に飛びついてくる。しかも日を追って増え、数日後には見上げるとパソコン部屋の電灯の下はヤツらの秋祭り会場みたいになっていた。
毒があるわけでもなく、数匹いるだけなら別に気のいいちっちゃい虫というだけのことだが、いったい狭いこの部屋の中に何十、いやもっとか?というほどの量で飛び回られるとさすがにイカン。しかもこのままほっておくとさらに大量発生し、次の繁殖場所を開拓して被害が広がるにちがいなく、いったん終息したキッチンもまたやられるかもしれぬ。

しーんとした部屋ででパソコンに向かっていると、腕や顔にヤツらが何匹も飛んできて這い回る。それはまだしもとして、耐えがたいのは静寂の中で部屋のあちこちから「…ぷちっ。…ぷちっ」という小さな音が無数に聞こえてくること。それはヤツらの立てる羽音なのである。そのうち「…ぷちっ」が頭の中にだんだん反響してきて、なんだかカフカみたいな心境になってくる。そしてじりじりして、まったく集中できなくなって、そのうち「わーっ」と叫びたくなるのだ。
ブログの文はパソコンで書き、日記や詩は手書きと分けているので、パソコンに集中できないせいでブログの文章がちっとも書けない。しかも、徹底的に繁殖場所を探索することにしたので、部屋中をひっくり返しての作業にひたすら時間を取られる。

そもそも、食品類を一切置いてないパソコン部屋である。いったい何に巣くっているんだろうと不思議でしょうがなく、ネットでしつこく調べてみると驚くべき事実が判明。
タバコシバンムシは、合板の間に使われているコーリャン(最近はそんなものが使われているんですね)、ポプリ、漢方灸、皮革、畳のワラ、そしてなんとなんと、緩衝材にまで寄生するというのだ。緩衝材といえば、プチプチシートとかスポンジとか?あれ化学製品でしょ? と思ったら、最近は環境に配慮して、なんとトウモロコシから作られた緩衝材が増えているのだという。見た目はこれまでと変わらないそうで、変わるのはヤツらの好物に入るということ。オーマイゴッド。
パソコン部屋を見渡すと、どれもこれもアヤシゲに見えてくるものばかり。あの棚板はコーリャンを挟んでるんじゃないか?この奥にたしか緩衝材があったけど?昔もらったポプリはどこ?…そしてはてしない探索は続く。

で、これをパソコンで書いているからには、みごと解決しました、正解はこれでした! と言いたいところなのだけど…
「…ぷちっ。…ぷちっ」
聞こえてくる、あの音。
そう、今、私はヤツらの羽音に耐えながらこれを書いているのです。
明日もまた、探索続行。どこかに虫探偵はいないのか!?
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by higurashizoshi | 2010-10-16 22:57 | 家事というか | Comments(4)
Commented by きのこ at 2010-10-17 08:11 x
お~~っ!!
我が家でゴマ虫とよばれている奴等ですな・・・
そうめんなどによく群がっておりますが、
畳を替えようとしたら裏にびっしり、などの話も聞きました。
冬には死ぬのでしょうかね?

虫にも優しいエコライフ
うちも今年はコメの虫が大発生して、パタパタと飛び回っています(涙)
Commented by ゆっこ at 2010-10-17 10:41 x
虫が発生すると、ホント大変だよね。。。
うちはそのひぐらしさんのところのナンタラ(きのこさんとこのゴマ虫)には遭遇したことはないけれど…。

アリンコの徘徊、羽アリの大量襲来、ネコノミ…なんかにやられたなぁ。なかでも一番気が狂いそうになったのがネコノミ。
虫は人を異常なまでに妄想の世界へと誘ってくれるよね。

大変ななか、更新ありがとう。




Commented by higurashizoshi at 2010-10-19 21:23
きのこさん
ゴマ虫というと何となくかわゆい感じですねぇ。
しかし畳の裏にびっしり。。。想像するとかなりゾゾ~ときます。
冬には死なずに、冬眠するんだそうですよ。寒くなって、いなく
なった~と安心していたら春にはまた…となるようです(ため息)。

米の虫、昔よくお目にかかりました! 十代のひとり暮らし中に
大発生したときはぎょっとして、お米全部捨てちゃいました…
今はずいぶん虫のたぐいにたくましくなったなあと(要するに
オバサン化したのか?)思います。
Commented by higurashizoshi at 2010-10-19 21:30
ゆっこさん
羽アリは私も前に住んでた家で悩まされたけど、ネコノミは未経験。
なんでもホントに大変なんだとか…うちの虫(?)はまだ刺したり
しないだけマシなのでしょうね。
前にネコノミに家じゅうやられた人の話を聞いたことがあるけど、
家族みんな全身かゆみと腫れですごくて、結局業者に駆除してもらった
と言ってました。ネコのノミって人間は噛まないって話も聞いてるけど
種類がまたちがうのかな?
ゆっこさんちの今度の家には、あまりやっかいなものが棲んでいないと
いいね~。

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