ひぐらしだより
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シーズンが始まったのだ
待ちに待ったフィギュアスケートのシーズン開幕。
テレビではやらない国際B級試合をネットの動画で追いかけ、そうしてるうちにとうとうジャパンオープン。そして今日ついにグランプリシリーズ開幕。まずはスケートアメリカからで、今日は男子ショートプログラムをBSで生中継。ぎりぎりで帰宅してがっつり見せていただきました。
ジャパンオープンでは何といっても高橋大輔選手の今季フリープログラムの初披露に動悸が止まらず。
オペラ「道化師」。実にひさびさのクラシック、実にひさびさのモロゾフ色の選択。このモロロシアな衣装を見よ。
この数年、タカハシ的お洒落な衣装ばかりだっただけに「あちゃー」と一瞬思ったけれど、プログラムの内容、そして高橋選手の演技はやっぱり圧倒的。
このフリープログラム、振り付け後まだ1カ月もたってない状態での演技とは到底思えないほど自分のものにしているところはさすが大ちゃん。
解説の八木沼純子さんの「会場を総(す)べた、という感じですね」という言葉が、演技後の観衆の空気を表していた。
もうひとつ楽しみにしていた鈴木明子選手のフリー、これも初めて観ることができたシルク・ド・ソレイユの「オー」。鮮やかな美しい衣装、印象的な音、エレメンツが美しく溶けこんだ凝った構成、これはあっこちゃん史上かなりの名プログラムと見た!
このジャパンオープンでは非常にめずらしいことに途中スピンの出の方向を間違えてしまい、後半ジャンプが乱れてしまったのが残念。でも今後プログラムに慣れてきたらすばらしい演技が見られると思う。
そしてやってきましたスケートアメリカ。グランプリシリーズ初戦、男子はファイナル?と思うほどの豪華なメンバーで、誰が勝つか予想がかなり分かれるところ。
そして今日のショートプログラムで、大変なことが!
17歳羽生結弦選手、なんと世界歴代最高得点を叩き出しました…
思わずテレビの前で、タタとミミと3人「えーっ? えええええー!!」と絶叫。
ちょっと点、出すぎでない? 確かに4回転トゥーループ、トリプルアクセル、3回転×3回転コンビネーションとジャンプは完璧に成功、しかも今シーズンから規定変更で後半のジャンプに加点がつくことをめいっぱい利用した構成。スピンもステップもレベルが取れて、どこもミスのないクリーンプログラムではあった。にしても…
昨シーズンのあれよあれよという大躍進で世界選手権でメダルまで獲ったあと、仙台からカナダ・トロントに渡ってブライアン・オーサーにコーチ変更して、環境ががらりと変わった羽生選手。
じっくりスケーティングから見直しているという話だったから、今シーズンはさすがにちょっと修業期間かな~と思っていたのに、結果出るのが早すぎじゃありませんか?
自己ベスト更新はめでたいけど、一気に12点以上更新なんて、聞いたことないよ!
思うに羽生選手って、ジャッジに《点を出させてしまう力》が突出しているのではないかな、という気はする。もちろんこの年齢でこの技術の高さ、メンタルの強さプラス勝負強さ、それはもう大器としかいいようがない。順調にこのまま成長すれば、間違いなく世界の頂点に立てる人だ。
ただ、今はまだ17歳。細かなスケーティングや表現力はまだまだこれから。確かにオーサーコーチに変わった今シーズン、滑りはきれいになった印象だが、そう一足飛びに変化するわけじゃない。
そんな彼にジャッジの皆さん、しょっぱなからここまで出すか?と思う点を出してしまうのは、何かえもいわれぬ羽生選手の《思わず点を出させてしまう》魔力みたいなものがあるような気がしてならない。もちろん、これは情状でジャッジングしているとかいうことではなくて。
最近の大ちゃんにはこの、ジャッジの心をかっさらう力が高度にそなわっていると思うけれど、羽生くんはまた別のタイプとしての「かっさらい度」を持つ選手なのだなーと思う。
ああ、日本の男子選手にこんな人たちが出てくる時代がやってくるとは…
(遠い眼)
そして今日は小塚崇彦選手、町田樹選手も大健闘。
小塚選手は昨シーズンの不調を払拭するような、のびのびとしたノーミス演技で自己ベスト更新。大ガッツポーズが出て首位になったところを羽生くんにあっという間に追い抜かれてしまったが…。今季は小塚くんらしい演技をたくさん見せてほしい。
町田選手は昨シーズンからものすごい勢いで進化していて、ランビエール振り付けのショートをやはりノーミスで滑りきった。演技後の自信に満ちた、不敵ともいえるまっちーの笑みにしびれた!
3位発進になったジェレミー・アボット選手はジャンプミスがあったものの、毎シーズン玄人好みのすばらしいプログラムが楽しみ。今季ショートはまたすごくかっこいいプロです。
応援しつつも「あーもうちょっとなんだけどなあ」といつも思わせられるミハル・ブレジナ選手。今日もジャンプミスが続いてしまった。新しいショートはかなり斬新なプロで、ジャンプが成功すれば相当いけるはず!
おお、このお写真はえらくまたかっこいい!
写真、もう少し小さくしたいんですけど、その手間かけてる時間がなく、みなさんばーんと載せてしまいました。
というわけで、明日は明け方に女子ショート、昼に男子フリー。どちらも生中継は時間的に観られないので、録画して夜にじっくり観ることにします。
テレビではやらない国際B級試合をネットの動画で追いかけ、そうしてるうちにとうとうジャパンオープン。そして今日ついにグランプリシリーズ開幕。まずはスケートアメリカからで、今日は男子ショートプログラムをBSで生中継。ぎりぎりで帰宅してがっつり見せていただきました。
ジャパンオープンでは何といっても高橋大輔選手の今季フリープログラムの初披露に動悸が止まらず。
オペラ「道化師」。実にひさびさのクラシック、実にひさびさのモロゾフ色の選択。このモロロシアな衣装を見よ。
この数年、タカハシ的お洒落な衣装ばかりだっただけに「あちゃー」と一瞬思ったけれど、プログラムの内容、そして高橋選手の演技はやっぱり圧倒的。
このフリープログラム、振り付け後まだ1カ月もたってない状態での演技とは到底思えないほど自分のものにしているところはさすが大ちゃん。
解説の八木沼純子さんの「会場を総(す)べた、という感じですね」という言葉が、演技後の観衆の空気を表していた。
もうひとつ楽しみにしていた鈴木明子選手のフリー、これも初めて観ることができたシルク・ド・ソレイユの「オー」。鮮やかな美しい衣装、印象的な音、エレメンツが美しく溶けこんだ凝った構成、これはあっこちゃん史上かなりの名プログラムと見た!
このジャパンオープンでは非常にめずらしいことに途中スピンの出の方向を間違えてしまい、後半ジャンプが乱れてしまったのが残念。でも今後プログラムに慣れてきたらすばらしい演技が見られると思う。
そしてやってきましたスケートアメリカ。グランプリシリーズ初戦、男子はファイナル?と思うほどの豪華なメンバーで、誰が勝つか予想がかなり分かれるところ。
そして今日のショートプログラムで、大変なことが!
17歳羽生結弦選手、なんと世界歴代最高得点を叩き出しました…
思わずテレビの前で、タタとミミと3人「えーっ? えええええー!!」と絶叫。
ちょっと点、出すぎでない? 確かに4回転トゥーループ、トリプルアクセル、3回転×3回転コンビネーションとジャンプは完璧に成功、しかも今シーズンから規定変更で後半のジャンプに加点がつくことをめいっぱい利用した構成。スピンもステップもレベルが取れて、どこもミスのないクリーンプログラムではあった。にしても…
昨シーズンのあれよあれよという大躍進で世界選手権でメダルまで獲ったあと、仙台からカナダ・トロントに渡ってブライアン・オーサーにコーチ変更して、環境ががらりと変わった羽生選手。
じっくりスケーティングから見直しているという話だったから、今シーズンはさすがにちょっと修業期間かな~と思っていたのに、結果出るのが早すぎじゃありませんか?
自己ベスト更新はめでたいけど、一気に12点以上更新なんて、聞いたことないよ!
思うに羽生選手って、ジャッジに《点を出させてしまう力》が突出しているのではないかな、という気はする。もちろんこの年齢でこの技術の高さ、メンタルの強さプラス勝負強さ、それはもう大器としかいいようがない。順調にこのまま成長すれば、間違いなく世界の頂点に立てる人だ。
ただ、今はまだ17歳。細かなスケーティングや表現力はまだまだこれから。確かにオーサーコーチに変わった今シーズン、滑りはきれいになった印象だが、そう一足飛びに変化するわけじゃない。
そんな彼にジャッジの皆さん、しょっぱなからここまで出すか?と思う点を出してしまうのは、何かえもいわれぬ羽生選手の《思わず点を出させてしまう》魔力みたいなものがあるような気がしてならない。もちろん、これは情状でジャッジングしているとかいうことではなくて。
最近の大ちゃんにはこの、ジャッジの心をかっさらう力が高度にそなわっていると思うけれど、羽生くんはまた別のタイプとしての「かっさらい度」を持つ選手なのだなーと思う。
ああ、日本の男子選手にこんな人たちが出てくる時代がやってくるとは…
(遠い眼)
そして今日は小塚崇彦選手、町田樹選手も大健闘。
小塚選手は昨シーズンの不調を払拭するような、のびのびとしたノーミス演技で自己ベスト更新。大ガッツポーズが出て首位になったところを羽生くんにあっという間に追い抜かれてしまったが…。今季は小塚くんらしい演技をたくさん見せてほしい。
町田選手は昨シーズンからものすごい勢いで進化していて、ランビエール振り付けのショートをやはりノーミスで滑りきった。演技後の自信に満ちた、不敵ともいえるまっちーの笑みにしびれた!
3位発進になったジェレミー・アボット選手はジャンプミスがあったものの、毎シーズン玄人好みのすばらしいプログラムが楽しみ。今季ショートはまたすごくかっこいいプロです。
応援しつつも「あーもうちょっとなんだけどなあ」といつも思わせられるミハル・ブレジナ選手。今日もジャンプミスが続いてしまった。新しいショートはかなり斬新なプロで、ジャンプが成功すれば相当いけるはず!
写真、もう少し小さくしたいんですけど、その手間かけてる時間がなく、みなさんばーんと載せてしまいました。
というわけで、明日は明け方に女子ショート、昼に男子フリー。どちらも生中継は時間的に観られないので、録画して夜にじっくり観ることにします。
by higurashizoshi
| 2012-10-21 00:06
| フィギュアスケート