ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

国別対抗戦2013 (その2)

女子は、やはり最後の最後を笑顔で終われたあっこちゃんに感動。
d0153627_18384769.jpg
まことに浮き沈みの多いシーズンで、間違いなく鈴木明子史上最高プロのひとつであるFS『オー』を、時には胸いっぱいになって涙し、時にはがっくりとへたり込んで観つづけた半年間だった。
なかでもあのNHK杯の演技は忘れられない。第2の故郷・仙台への思いをこめたあの日の『オー』は、私の中でいつまでも羽ばたいている。柔らかく、優雅で、美しくそして強い鳥。
四大陸、世界選手権と不調が続き、この国別ではやっといいイメージで終われたことは本当によかった。ふたを開けてみれば、女子1位。世界選手権のとき、ソチの枠取りに貢献できず涙を流していた彼女が、今回は浅田選手の不調をカバーする形になった。

来季はとうとう、現役最後のシーズン。ソチに行き、自分の納得のいくスケートをやりきること。あっこちゃんの願いがかないますように。



2位に入ったのは昨シーズン無敵だったアシュリー・ワグナー選手。今季は後半にやや失速があったが、この国別では安定した力を見せた。
d0153627_18391187.jpg
長らくスター不在のアメリカ女子の中で、激しい競争を勝ち抜いて頂上に立った彼女。
みなぎる自信とオーラ、圧倒的な安定感。ソチに向けてどこまでこの力を伸ばしていくことができるだろうか。今回3回転×3回転も入れてきたのは来シーズンへの布石なのだろう。



3位はグレイシー・ゴールド選手。恐れを知らない伸びやかな17歳。
d0153627_18393685.jpg
お顔は可憐なれど、どっかーん!と跳ぶジャンプも速いスピンも迫力満点。ただし表現にはまだまだ情緒のかけらもございません。器は確かに大きいけれど、どこまでビッグなスケーターになれるかは、まだまだ未知数。
それにしてもアシュリーにしてもグレイシーにしても、アメリカの選手のインタビュー時の立て板に水っぷりは本当にすごい。スケートじゃなくてディベートの選手みたいです。



4位はアデリーナ・ソトニコワ選手。おそるべきロシア娘たちのひとり。ジュニア時代からあまりにも注目されていたため、シニアに上がってしばらくは体形変化もあり伸び悩み感が強かった。
ジャンプもやっとまた安定してきて、彼女らしい豪快なエッジワークでぐいぐいと滑ってみせてくれるようになった。
d0153627_18401063.jpg
今の難をいえば、プログラムでしょう。やぼったく見えてしまうプロではもったいない。来季はアデリーナの独特の力強さを生かした、しかもセンスのいいプログラムを!



浅田真央選手は5位。この結果よりも、その後の「来季で引退」報道の大波がすごすぎて、振り返るいとまがなくなってしまったような。
d0153627_18403137.jpg
あとにも先にもいないような才能とスター性を兼ね備えた彼女は、言動ひとつひとつこれほど注目され騒がれながら、ある意味とても冷静に自分を見つめてものごとを判断しているのだなあ…と改めて感じた。
それはひとりのアスリートとして正しい姿勢であると同時に、日本のフィギュアスケート界を背負って立つ!といった気概とは、彼女は別の場所にいるということでもある。そして、そういう自由があっていいのだ、とも思う。これもまた、浅田選手らしさということなのだろう。
来季がほんとうに充実した集大成になりますように!



変わってペアの結果。
長らく世界の頂点に立ってきたドイツのサフチェンコ・ゾルコビー組にかわって、今シーズン盤石の強さを見せてきたロシアのタチアナ・ボロソジャル/マキシム・トランコフ組。
この国別ではシーズン終わりの疲れもあってか珍しくミスが目立ったものの、圧倒的強さでもちろん1位。
ボロソジャル選手はウクライナ国籍で別のパートナーと組んでいたころは、トップにいけるほどのレベルではなかったのが、同じく別のパートナーとのコンビを解消したトランコフ選手と組んでから目の覚めるような進化を見せた。
組み替えた当初、ずいぶん相性のよさそうな二人だな~とは思っていたものの、カップル競技はふつうユニゾン(二人の調和)の成熟に時間がかかるため、まさかこんなに早く、ここまですばらしいペアになるとは思っていなかった。
ウクライナからロシア国籍に変わることは、いろいろな意味で容易ではないことだったと思うし、喜怒哀楽の激しそうなトランコフくんと一緒にやっていくのはなかなか大変なのではと思うのだが、タチアナさんはすべてをしっかりと受けとめて昇華しているようにみえる。
彼らの演技は非常にダイナミックなのに、技術力を持つペアにありがちな大味さがなく、いつもすみずみまで神経の行き届いたドラマティックなプログラムを堪能させてくれる。衣装もとても美しい! 今季FSは川井郁子さん演奏の『ヴァイオリン・ミューズ』。
d0153627_18412128.jpg

いまや二人の眼には母国での金メダルしか映っていないはず。来シーズンどんなプロを持ってくるか楽しみ!



2位はカナダのメーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード組。
今季は彼らにとって大きな飛躍のシーズンとなった。元気娘のメーガンと、いつも沈思黙考な感じのエリック。身体能力を生かした思い切った大技が決まり、メーガンの笑顔がはじけ出すと観客のテンションもどんどん上がる! 
d0153627_18414491.jpg
気づけば世界のトップペアの仲間入りを果たし、ソチに向けてさらに気合が入っているだろうなあ。来シーズンはなんとエリックくんの作曲した音楽をプログラムに使う予定だとか。そちらも興味深い。



順位は4位なれど好きなペアなので紹介します。
フランスのヴァネッサ・ジェームス/モーガン・シプレ組。
カナダ生まれ、アメリカ育ち、イギリス国籍だったというヴァネッサはフランスに移ってからもパートナーを変えて…何人目なのかな? やっと相性のいいパートナーと組めた気がする。
d0153627_18421415.jpg
フィギュアスケート界にもアフリカ系の選手はずいぶん増えているけれど、ペアのトップ選手には意外に少なく、ヴァネッサの美しい身体のラインにはいつもほれぼれとしてしまう。この二人の演技には一般のペアにはない優雅さがあって、スケーティングも綺麗。アイスダンス好きとしてはやはりこういう美ペアにひかれてしまうのだ。



というわけで、次回は国別対抗戦、アイスダンスのお話を。
いやー、いつもながら競技がとっくに終わっても実にスローモーに書いている私です。
でも国別の話も次回で終わりですから! ああシーズンが終わってさびしいなあ。
明日からちょっと東京に出かけてくるので心の中でさらに熟成して、もわもわしてるのを帰ってから書きますね。うーん、引っぱる引っぱる。
[PR]
by higurashizoshi | 2013-04-28 18:48 | フィギュアスケート | Comments(0)

フォロー中のブログ

明石であそぼう! たこ焼...

最新のコメント

bikegogoyさん ..
by higurashizoshi at 14:59
いやー、楽しかったです南..
by bikegogoy at 22:38
伝わってきます。なんてい..
by まにまに at 10:40
まにまにさん 読んでく..
by higurashizoshi at 22:45
先輩、すごい旅をしたんだね。
by まにまに at 18:27
おはようございます。 ..
by Disney 鴨 at 10:36
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 01:15
こんばんは。ひぐらし草子..
by Disney 鴨 at 20:22
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 08:28
こんにちは。 男子SP..
by Disney 鴨 at 17:05

検索

ファン

ブログジャンル

映画
ウィンタースポーツ