ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

世界フィギュア2014 大阪エキシビション

もう、なんだかずいぶん昔のことのような… でも考えてみるとまだ2週間もたってないんですねえ。そのあと、あんまりいろんなことがあったから、「あれは… 夢?」みたいな感じになっておりまして。

夢だとしたら、豪華な夢だったなあ(とても遠い眼)
座席がリンクから遠かったから、よけい夢っぽいのかな(さらに遠い眼)

とか思っていたらば!
ワールドに関してはプンプンだった関西テレビが、先日ちゃんとオンエアしてくれました「世界フィギュア 大阪エキシビション」。
まあ、放映時間が短いので、このスケーターがまさかのカット!?とかもあったのですが、これを観たおかげで当日の記憶を、彼方からなんとかたぐりよせることができました。
すばらしい経験だったのに、もう少しで人生の荒波の陰に見うしない、記憶喪失のまま生きていくところでしたよ。



4月5日、なみはやドーム。
大阪エキシビションの会場入り口です。
d0153627_23375672.png

印象的だったのは、今回の客層がほかのアイスショーや競技とずいぶん違っていたこと。
まさに老若男女、ご家族で、おばあちゃんとお孫さんで、赤ちゃん連れで…となんだかほのぼのした庶民的な雰囲気。
いつもフィギュア関係の会場ってほぼ女性!スケオタ色!なので新鮮でした。
これもオリンピック効果なんだろうなあ。

会場入りしてから、宇野昌磨選手が急きょインしたことを知り、タタとミミと大喜び。
うちは3人とも、ショーマ大好きなので。
はじめて演技を生で観ましたが、やはりスケーティング綺麗でした。そしてあの表現力!



さて、まったく順不同のまま話を進めると、この「大阪エキシビション」で誰にもっとも感動したかというと、あっこちゃんの「愛の讃歌」でもなく(もちろん泣きましたが)、テッサとスコットの「恋のフォーチュンクッキー」でもなく(あれはいったいなんだったんだ)、大トリの結弦くんの「花になれ」でもなく(感動はすごくした)、この人でした。

(大阪エキシでのお写真が見つからず、これは同じ衣装のカナダ選手権エキシのもの)
d0153627_23384087.jpg


パトリック・チャン選手の「エレジー」。

これね、フルで観たんじゃなくて、エキシナンバーのあとのアンコールでほんの一部、最後のステップとスピンのところを観ただけなんですけど。
たぶん、時間にして数十秒。
その数十秒、鳥肌立ちっぱなし。
たった数十秒で、気づくと泣いてて。
いい意味で、ぞっとしました。スケーティングそのものが芸術である、ということに。
スケーティングだけで、これほど美が表現できるという事実に。

私、パトリックのファンではけっしてないのです。彼の演技に芸術性は特段感じないし、その表現力に感動したことは、正直あまりない(ファンの方、すみません)。
ただ、スケーティングは別世界だなというのは、テレビで観ても十分感じていた。彼の真の魅力はジャンプでも表現力でもなく、スケーティングの卓越した美しさ、たくみさ。そうは思っていた。
ひと蹴りするだけでリンクの端までいってしまうとか、彼だけ別のスケート靴をはいてるとしか思えない、というパトリックのスケーティング伝説。テレビで観るだけであんなにスルスルでふわふわなんだから、生で観たらどんなにすごかろうと、そこは楽しみにしていたのでした。

しかし、そんな直截な「すごいスケーティング観たさ」目線。私の物見遊山気分は、パトリックの生「エレジー」でみごとに叩き壊されました。
「エレジー」はもともとパトリックのプロの中でもっとも好きなものだったのですが、繊細でささやくような静かなピアノの旋律に合わせて魔法のように氷上を移動していくパトリックのスケートは、このうえなく滑らかで神々しかった。

そして、ラフマニノフの旋律がとぎれる合間、無音のリンクに響き出すパトリックのスケート靴のエッジが氷を削っていく、音。
切り裂くように鋭いと同時に、やわらかく、ふくよかなエッジ音が、見えないかたちを氷の上にあざやかに、次々と練り上げていく。
私は、こんなに繊細で美しいスケートの《音》を聴いたことはありませんでした。なみはやドームの静寂の中で、すでにそれ自体が音楽でした。

やっぱりパトリックはすごい。
4回転のすごさではなく、彼はスケーターとしての一番基本である滑りそのものが芸術であるという、いわば特異な選手なんだと初めて実感したのでした。

ふと、大ちゃんやミヤケンさんが、以前「無音の中で滑るスケートにあこがれる」というようなことを言っていたのを思い出し、大ちゃんの静寂のプロ「クライシス」を生で観たらどんな《音》がそこにあるんだろう、と考えたりしました。



今回の大阪エキシビション、ソチの金メダリスト/羽生結弦選手とアデリナ・ソトニコワ選手をはじめ、シングルだけでなくペア・アイスダンスも含めて本当に豪華な顔ぶれでした。

町田樹選手の「ロシュフォールの恋人たち」も、ついに生で!
顔がかくれた写真ですが、まっちーの背筋と全身の美しさがよく出ているショット。
d0153627_2340733.png




あっこちゃん、まさかこのエキシで今季のショートを見せてもらえるとは思わず…
衣装を確認したときから涙。
d0153627_2340371.png

そして、アンコールが昨シーズンのフリー「オー」でした!
あっこちゃんのプログラムの中で、私がもっとも感動するプロです。あの疾走するコレオシークエンスがこの眼で見られて、また涙、涙。
最後の世界選手権の、最後の最後のエキシビション。
あっこちゃんの思いが伝わってきました。



トリを飾った結弦くん。
もはや一種の貫録を醸し出していましたね。
d0153627_2340541.png

「花になれ」。このプロは結弦くんの、とても素直な感情がストレートに表現されていて、こちらもすごく素直な気持ちでいつも受けとめることができます。
さすがミヤケンさんの振り付け。本当に、その選手のいいところをつかんで形にすることにたけたコリオグラファーだと思います。
ひさびさに生で観た結弦くんのジャンプはやっぱり、美しい鳥のようでした。



エンディングのシーン。これはテレビ放映時のもの。
d0153627_23413462.png




こちらは、今回の出演スケーターの一部。本番かリハーサルの合間のショットのようです。
d0153627_23421454.png

左からパトリック・チャン選手、アデリナ・ソトニコワ選手、タコの口になってるのがカロリーナ・コストナー選手、アイスダンスのアレックス・シブタニお兄ちゃん、右端が佳菜子ちゃんですが、アレックスの背後に妖怪がっ。
(デニス・テン選手です…たぶん)
長い長い競技シーズンが終わり、スケーターのみなさんの間にもリラックスした空気が流れている感じ。


もともとは、大ちゃんの選手としての最後のエキシを見届けるつもりでチケットを取った、この大阪エキシでした。
この場に彼の姿がないことをずっと感じつつ、いろいろなことを感じつつ、たくさんのすばらしいスケーターにせいいっぱいの拍手をおくったこの日でした。



この大阪エキシビションが終わった直後に福島に飛んで行って、そのあともいろんなことでバタバタで…
記憶をたどりつつの超ざっくりレポート終了。
フィギュアに関しては、あとはワールドのアイスダンスについて、まとまった時間ができたら書こうと思います。

それから…
前回の内容を読んだ方たちから、いろいろご心配やアドバイスをいただきました。
そちらの方も、まだまだ落ち着いているとはいえず、心揺れる日々。
またごちゃごちゃ書くかもしれませんが、よかったらおつきあいください。
[PR]
by higurashizoshi | 2014-04-17 23:45 | フィギュアスケート | Comments(0)

フォロー中のブログ

明石であそぼう! たこ焼...

最新のコメント

おはようございます。 ..
by Disney 鴨 at 10:36
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 01:15
こんばんは。ひぐらし草子..
by Disney 鴨 at 20:22
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 08:28
こんにちは。 男子SP..
by Disney 鴨 at 17:05
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 15:28
こんにちは。 ひぐらし..
by Disney 鴨 at 14:45
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 00:20
こんばんは。 ひぐらし..
by Disney 鴨 at 20:54
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 02:06

検索

ファン

ブログジャンル

映画
ウィンタースポーツ