ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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アイスダンス2013-14シーズン振り返り その1

ソチ五輪のときは別として、テレビでの放映日がいつも試合終了後大幅にずれ込むために、なかなか試合ごとのコメントが書きづらく、あとまわしになりがちなアイスダンス。
しかし、何度も触れているように私はアイスダンスが大好物でありまして…
今シーズンもまた、すべての試合において(ジュニアも含め)地上波、BS、CSで放映されるアイスダンスの競技を、なめるように観戦して今にいたっております。

世間一般、シングルについてはよく知られていても、カップル競技となるとどうも日本では周知されていない。特にアイスダンスははなはだしい。
たとえば…

◆ペアとアイスダンスの区別がついてない人 →「放り投げるのがあるやつ?ないやつ?」
…これはまだ軽症。

◆アイスダンスが競技だと思ってない人 →「あれ点数つくの?どうやって?」
…確かにルールがわからないと、単にショーみたいに見えるかも。

◆アイスダンスの存在を認識してない人 →「え、ジャンプ飛ばないのがあるの?何するの?」
…この場合、《何するの》かを説明しても、なかなかわかってはもらえません。

とにかく、シングルやペアと違って、ジャンプがない競技であるアイスダンスは理解されづらい。そして、確かに素人目にはどこで点数差がつくのか、なかなかわかりにくい。
でも、そのアイスダンス、ずっと見続けているとその魅力は実に深く、スケーティングという基本の基本で勝負するおもしろさ、優美で繊細に見えて実はとてつもなくハードなスポーツとしての醍醐味に、いつしかはまってしまいます。そして、なんといっても美しい! 

競技でありながら芸術でもあるという、矛盾をはらんだ二面性も、シングルやペアにくらべ、さらにつきつめられている。
スケートが好き、に加えてもともと舞踏好き、音楽好き、衣装好き、な人間にとってはこれほどおもしろいものはない、こたえられない競技なのです。


さて。
世界選手権の中でアイスダンスに関してだけ何も書けていなかったので、きわめてきわめて遅まきながら、この2013-14シーズンに活躍したアイスダンスカップルについて振り返ってみたいと思います。

ざっと15、6組のカップルについて書くことになりそうなので、まずは1回目。

ソチ五輪のアイスダンスについてはすでに書いたので、最新にして今シーズン最後の大会、世界選手権の表彰台から。

世界選手権2014のアイスダンスの表彰台。
金メダル、イタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ。銀メダル、カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ。銅メダル、フランスのナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザでした。
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このワールドは、上位4組が僅差中の僅差、どのカップルが頂上に立ってもおかしくないという、まさに手に汗握る接戦でした。
4位に終わったロシアのエレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフは、ソチ五輪では銅メダルを獲得していて、今回もショートダンスでのミスがなければ彼らが確実に表彰台に乗っていたでしょう。

ソチで金・銀だった世界のトップ2カップル(アメリカのデイビス&ホワイト、カナダのバーチュー&モイア)が不在だったこのワールド。
しかもそのトップ2のうち、バーチュー&モイアは引退をほぼ表明していて、デイビス&ホワイトも来シーズンは休養かも?と言われている。
というわけで、来シーズン以降のアイスダンス界の勢力争いを予想する上で、このワールドはとても重要だったのです。


熾烈な戦いを制したのは、イタリアのカッペリーニ&ラノッテ。
長く戦ってきた彼ら、これが初めての世界選手権のメダル、しかも金メダル!
アンナちゃんの喜びの涙が忘れられません。
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時間をかけて少しずつ階段をのぼってきた感のあるこのカップル。
すでに27歳と28歳、ベテランの域に達してますが、ヨーロッパ選手権でようやくメダルを獲ったのが昨シーズン。
特にこの3シーズンくらいで非常に実力を上げてきた印象がある彼ら、もともと音感やセンスにすぐれ、エッジさばきがとてもクリーン。以前はやや演技が小さくまとまる感じがあったのですが、ダイナミックで、とても訴求力のある演技をするカップルになりました。

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でもって、とにかくアンナちゃんもラノッテくんもキュートきわまりない!
見ていてわくわくするような、イタリアらしい明るさと愛嬌いっぱいの演技に、いつも楽しませてもらいます。
来シーズンも現役続行のようなので、新しいプログラムがとても楽しみ。アンナちゃんの衣装も、いつもながら楽しみです。





ワールドで銀メダルを獲ったのは、カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ。
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これまでは、同じカナダ国内でも雲の上のヴァーチュー&モイアには絶対に追いつけなかった二人。
ケイトリンの国籍変更や昨シーズンの骨折など苦難を乗り越えて、常に大事なところでミスの多かったアンドリューもめざましく技術が向上。ひたすらな努力が実り、今回は来シーズンからカナダのNo.1カップルになるだけの威厳を見せつけました。

特に今シーズンのフリーのタンゴは出色の出来。表現の階段をひとつ大きく上がった感があります。
かつてはいささか大味な印象のあったこの二人の演技が、ここまで緻密なものになったことに感動しました。
コーチであり振り付け師である、パスカーレ・カメレンゴ&アンジェリカ・クリロワご夫妻も本当にうれしそうでした!
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ふだんの顔は明るくて気さくなケイトリンとアンドリュー、氷上では一転して濃密な男と女となって物語を演じ切るギャップがなんともいえません。
彼らが目指しているであろう、世界のトップ3に入るようなカップルになれるかどうか。来シーズンからの動向が楽しみです。





ワールドでは銅メダルだった、フランスのナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。
ソチ五輪での引退を表明していたのが、最後に日本のファンの前で滑りたいと、埼玉でのワールドに出場してくれました。
これが正真正銘、彼らの現役最後の姿となりました。
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フランスのアイスダンス界を長く牽引してきた彼らも、30歳と33歳。比較的選手生命の長いアイスダンスの選手の中でも、大ベテランとしてがんばってきました。
あらためて考えると、フィギュアスケート選手の現役時代って本当に短い。若くして早々に引退する選手もたくさんいるのが当たり前の世界。
その中で、故障も数々ありながら、ここまでトップカップルとして続けてこられたことは本当にすごいことだと思います。

彼らの特徴は、とにかくあか抜けたセンス、大人の滑り。プログラムも衣装も常に話題の的でした。
今シーズンのフリーの衣装(星の王子さまと彼のバラ、がテーマ!)も、間違いなく今季フィギュアスケート衣装の表彰台入りです。こんな色づかい、布づかい、ペシャブルにしかできないし似合わない!
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彼らの演技をもう試合で観られないのは本当に本当に残念です。ときどきショーに出てくれないかな? 
ナタリーはいずれジャッジに、ファビアンは指導者になるというような話を読みましたが…

彼らの去ったあとのフランスのアイスダンス界についても、また次回以降に書きたいです。
おお、まだ3カップルのことしか書いてない。
まあ、のんびりと更新していきますので、のんびりと読んでいただければ。
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by higurashizoshi | 2014-05-03 00:51 | フィギュアスケート | Comments(0)

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