ひぐらしだより
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アイスダンス2013-14シーズン振り返り その2
少し間があいてしまいましたが、アイスダンスの2013-14シーズンの振り返り、その2回目です。(前記事はこちら→アイスダンス2013-14振り返り その1)
ジュニアの頃から将来を嘱望され、ソチ五輪で早くも若きメダリストとなったロシアのエレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ。
そのあとの世界選手権では惜しくも4位に終わったものの、まだ20歳と22歳、アイスダンスカップルとしてはこれからの年齢の二人。
いざ!さらなる階段を上がり、名実ともに世界のトップに… と思っていたら、なんとこのワールド後に、カップルの解散を発表! それぞれに別のパートナーと組み替えることになった。
うーん、オリンピックでメダルを獲ったカップルが直後に解散するなんて話は、ちょっと聞いたことがないです。
エレーナの天性の身体能力、センス、演技力、そして肢体の美しさも含め、ジュニアのころから抜きん出ていて、長く組んできたニキータとの相性はまさにぴったり。ドラマチックな表現力と見るものを引きつける華やかな魅力は、この二人でこそ…と思えたのだけど。
以前は私生活でもカップルだったらしいこの二人、その後いろいろな噂は聞こえてきていたものの、まさか五輪のメダル後に解散にいたるとは思ってなかったなあ。
カップル競技の場合、リアルカップルであることはやはり両刃の剣なのかもしれない。そもそも若い男女が組み、文字通り心血を注いで演技を完成させるこの競技において、恋愛感情がそこに存在することはむしろリスクの方がはるかに大きいといえるのでしょう。とはいえ、歴代のアイスダンスカップルで夫婦になった例ももちろん少なくないのだけれど。
結局、エレーナとニキータはそれぞれ、同じロシアのヴィクトリア・シニツィナ&ルスラン・ジガンシンと「取り替えっこ」の形で組み、新カップルが結成されることに。
つまり、エレーナはルスラン・ジガンシンと、ニキータはヴィクトリア・シニツィナと組むことになったのです。
シニツィナ&ジガンシンも進境いちじるしい若いカップルだっただけに、こちらの解散にもびっくり、さらにこの組み替えにびっくり…。
新しい二組のカップルがうまくいくことを祈りつつも、特にパワーとスケールが半端でないエレーナを、男性アイスダンサーとしては線の細いジガンシンくんがリードしていけるかというのは気になるところ。
五輪後はペアでもアイスダンスでも解散や引退、組み替えが多くなるとはいえ、今回のソチ後は驚くほどたくさんのカップルが解散を発表していて、頭がくらくらしそうです。
イリニフ&カツァラポフが解散・組み替えした以上、若手の中で突出したカップルが消え、来シーズン以降しばらくは混戦になりそうな気配。
で、その若手の中で、今はまだ上位に食い込んではいないものの、ジュニアのときから私がイチ押しで応援しているのが、フランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。
まだ二人とも19歳ですが、なんでしょうこのパッションとフェロモン。
ジュニアの試合で始めて観たとき、確かまだ16歳だったと思うのですが、
「ぬぬぬぬぬ!?」
髪振り乱す妖艶なガブリエラちゃん、男の色香ダダ漏れのシゼロンくん、その二人のアクの強いスケーティングと濃密な表現力、これでジュニアか!? 高校生~!? と唖然。魂持ってかれました。
以来、パパダキス&シゼロンの名を聞けば追いかけて、こんな写真にクラクラしながら(この倒錯的近未来衣装が似合いすぎるガブリエラちゃん) シニアに上がってなかなか得点が出なかったこの2シーズンもずっと見守り続けてきたのです。
こここ、これでまだ十代。どうしましょう。
どうしても一見するとガブリエラちゃんの華やかさが目立つのだけど、このカップルの肝はむしろ男性シゼロンくんの、柔らかな鋼のような身体を駆使したオトナの滑り。彼らが今後どう成長していくのかは、本当に楽しみです。
フランス国内でいえば、長くトップを守ったカップル、前回紹介したナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザがついに引退。
彼らに次いでずっと二番手だったのがこの二人、ペルネル・キャロン&ロイド・ジョーンズ。
元々非常に技術力の高かったペルネルさんが、前パートナーから離れロイドくんと組み替えたのが4年前。
イギリスからフランスに国籍変更したロイドくんは、当初はペルネルさんとの実力差が歴然としていてかなり苦しんでいたものの、この2シーズンほどでずいぶんミスも減り、カップルとしてのバランスがようやく整ってきた。
競技プログラムの振り付けを自分たちでしてしまうなど、セルフプロデュースにたけているキャロジョン。なめらかな絶品のローテーショナリー・リフトや、麗しい二人の醸し出す雰囲気にはいつもうっとりしてしまう。
ただ、特に今シーズンは得点が伸びず、結果が残せないまま終わってしまったのが悔やまれるところ。ワールドの出場権をパパシゼに奪われ、ソチでも15位に終わった。
来シーズン、ペシャラ&ブルザなきあとのフランスの一番手争いに勝つのは、若きパパダキス&シゼロンか、円熟のキャロン&ジョーンズか。
パパシゼがイチ押しながらキャロジョンも応援する私としては、どちらにも勝たせてあげたいなあと思ってしまう。
次回はカナダの若手カップルについて書きたいと思います。
もしかするとその前に、ついに大ちゃんの新プロがお目見え?そうなの?という25日の大阪・臨海スポーツセンターのショーのレポートが入るかもですが。
大ちゃん、あっこちゃん、まっちー、佳菜子ちゃんも出演する臨スポ、今からチケット忘れないか、電車に乗り遅れないかと心配でしょうがない。あわあわしてます。
ジュニアの頃から将来を嘱望され、ソチ五輪で早くも若きメダリストとなったロシアのエレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ。
そのあとの世界選手権では惜しくも4位に終わったものの、まだ20歳と22歳、アイスダンスカップルとしてはこれからの年齢の二人。
いざ!さらなる階段を上がり、名実ともに世界のトップに… と思っていたら、なんとこのワールド後に、カップルの解散を発表! それぞれに別のパートナーと組み替えることになった。
うーん、オリンピックでメダルを獲ったカップルが直後に解散するなんて話は、ちょっと聞いたことがないです。
エレーナの天性の身体能力、センス、演技力、そして肢体の美しさも含め、ジュニアのころから抜きん出ていて、長く組んできたニキータとの相性はまさにぴったり。ドラマチックな表現力と見るものを引きつける華やかな魅力は、この二人でこそ…と思えたのだけど。
以前は私生活でもカップルだったらしいこの二人、その後いろいろな噂は聞こえてきていたものの、まさか五輪のメダル後に解散にいたるとは思ってなかったなあ。
カップル競技の場合、リアルカップルであることはやはり両刃の剣なのかもしれない。そもそも若い男女が組み、文字通り心血を注いで演技を完成させるこの競技において、恋愛感情がそこに存在することはむしろリスクの方がはるかに大きいといえるのでしょう。とはいえ、歴代のアイスダンスカップルで夫婦になった例ももちろん少なくないのだけれど。
結局、エレーナとニキータはそれぞれ、同じロシアのヴィクトリア・シニツィナ&ルスラン・ジガンシンと「取り替えっこ」の形で組み、新カップルが結成されることに。
つまり、エレーナはルスラン・ジガンシンと、ニキータはヴィクトリア・シニツィナと組むことになったのです。
シニツィナ&ジガンシンも進境いちじるしい若いカップルだっただけに、こちらの解散にもびっくり、さらにこの組み替えにびっくり…。
新しい二組のカップルがうまくいくことを祈りつつも、特にパワーとスケールが半端でないエレーナを、男性アイスダンサーとしては線の細いジガンシンくんがリードしていけるかというのは気になるところ。
五輪後はペアでもアイスダンスでも解散や引退、組み替えが多くなるとはいえ、今回のソチ後は驚くほどたくさんのカップルが解散を発表していて、頭がくらくらしそうです。
イリニフ&カツァラポフが解散・組み替えした以上、若手の中で突出したカップルが消え、来シーズン以降しばらくは混戦になりそうな気配。
で、その若手の中で、今はまだ上位に食い込んではいないものの、ジュニアのときから私がイチ押しで応援しているのが、フランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。
まだ二人とも19歳ですが、なんでしょうこのパッションとフェロモン。
ジュニアの試合で始めて観たとき、確かまだ16歳だったと思うのですが、
「ぬぬぬぬぬ!?」
髪振り乱す妖艶なガブリエラちゃん、男の色香ダダ漏れのシゼロンくん、その二人のアクの強いスケーティングと濃密な表現力、これでジュニアか!? 高校生~!? と唖然。魂持ってかれました。
以来、パパダキス&シゼロンの名を聞けば追いかけて、こんな写真にクラクラしながら(この倒錯的近未来衣装が似合いすぎるガブリエラちゃん)
こここ、これでまだ十代。どうしましょう。
フランス国内でいえば、長くトップを守ったカップル、前回紹介したナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザがついに引退。
彼らに次いでずっと二番手だったのがこの二人、ペルネル・キャロン&ロイド・ジョーンズ。
元々非常に技術力の高かったペルネルさんが、前パートナーから離れロイドくんと組み替えたのが4年前。
イギリスからフランスに国籍変更したロイドくんは、当初はペルネルさんとの実力差が歴然としていてかなり苦しんでいたものの、この2シーズンほどでずいぶんミスも減り、カップルとしてのバランスがようやく整ってきた。
競技プログラムの振り付けを自分たちでしてしまうなど、セルフプロデュースにたけているキャロジョン。なめらかな絶品のローテーショナリー・リフトや、麗しい二人の醸し出す雰囲気にはいつもうっとりしてしまう。
来シーズン、ペシャラ&ブルザなきあとのフランスの一番手争いに勝つのは、若きパパダキス&シゼロンか、円熟のキャロン&ジョーンズか。
パパシゼがイチ押しながらキャロジョンも応援する私としては、どちらにも勝たせてあげたいなあと思ってしまう。
次回はカナダの若手カップルについて書きたいと思います。
もしかするとその前に、ついに大ちゃんの新プロがお目見え?そうなの?という25日の大阪・臨海スポーツセンターのショーのレポートが入るかもですが。
大ちゃん、あっこちゃん、まっちー、佳菜子ちゃんも出演する臨スポ、今からチケット忘れないか、電車に乗り遅れないかと心配でしょうがない。あわあわしてます。
by higurashizoshi
| 2014-05-23 02:10
| フィギュアスケート