ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

関大特別展、行ってきました

というわけで、厳寒の中を行ってまいりました。
はるばると関西大学へ、大ちゃんの引退記念の展示を観に。

1月17日までなので、自分のスケジュール的な理由と、あと大阪開催の「スターズ・オン・アイス」日程前後は大ちゃんファンでごった返すことを見越して、この日しかない!ということで行ってきました。

で、今、記事のタイトルを書こうとして、あらためてこの特別展の正式名称を見直して…
うーん。

「関西大学 年史編纂室 特別展 勇気と感動をありがとう!高橋大輔さん」
d0153627_18431694.png

いや、悪くないんですけどね。このしみじみ感。
もうちょっと、も少しだけ、スタイリッシュにならないものかなって…
あ、せっかくこんな素晴らしい展示を企画実行してくださった関大関係者のみなさん、すみません。
文句はもうやめて、レポートします!


さて、関大に行くのは去年の、まっちーと織田くんとの3人衣装展以来。
広い広いキャンパスをひたすら歩き、関大博物館にたどり着いたものの…
d0153627_18571570.png

人影はまったくなく。
何の表示もなく(3人展のときには外に表示が出ていたのだが)。
そこにはただ、冷たい風が吹いているだけ。

(ほ、ほんとにやってるんだろうか?)
日程を間違えたとか、場所が違ってたとか、とにかく自分を信じない私としては不安がむくむく。

おそるおそる中に入っても、だーれもいません。
で、階段の下にチラシが貼ってあって。
d0153627_18573682.png
「や、やってるんだー!」
なんというたそがれ感、じゃなくて、つつましさよ。

階段のぼって、2階に行ったらば、それでもぼちぼちと人はいました。
開催から日もたったし、かといって終了間際ではないし、人出の谷間だったのでしょうね。いいチョイスだったかも。

あ、それと今回の展示は写真撮影OKなんですよ。すごくうれしい。
商業目的以外なら写真公開も可ということなので、順に紹介します。
d0153627_18564596.png


「道」衣装だー!
眼に入ったとたん、胸がいっぱいに。
「マンボ」に「道化師」に「ビートルズメドレー」2種に…
d0153627_1955053.png

おそれおおくも、あのバンクーバーの銅メダルもあります。
隣には、バンクーバー後の世界選手権の金メダルも。
d0153627_196676.png

当時《ぬれせんべい》とか言われてたメダル。
実際見たらすごく大きくて、そして美しかったです。
これがあのとき、大ちゃんの首にかけられたんだなあ~と思うと感無量。
d0153627_1962380.png

ウール製のメダルケースも、シックですてきです。(スカーフのたたみ方の適当感がたまらん)
d0153627_1972521.png


「道」のバンクーバー衣装。
実際に見ると、ベスト部分がちょっと和な模様入りの絹地と、スパンコール付きのベルベットで構成されていて、とても美しい。
d0153627_1915934.png

バンクーバーのあのフリー。私が生まれて初めて、フィギュアスケートを観て泣いた演技。
演技中、この首もとのスカーフがなびいていたのをまざまざと思い出すなあ…



もはやなつかしい、2010-11年シーズン「マンボ」衣装。
マンボ衣装でも、これが一番ハデなやつですね。こんなコスチューム似合う日本人選手、ほかにはいないわ。
胸の黒レースも繊細で、細かいところまで神経を使って作られているのがわかる。
d0153627_19411635.png



これは前回の展示でも見た、「ヴァイオリンのためのソナチネ」衣装。
紫がかった墨色のグラデーションやアンシンメトリーなデザインが美しい。そして細いー!
ぎりぎりに身体を絞り込んだ、鬼気迫る昨シーズンの姿を思い出してなんともいえない。
d0153627_19442897.png



最初の「ビートルズメドレー」衣装。
初披露のジャパンオープンのときのもの。このときはいろんな意味で不安だったなあ…
ジョーゼットの綺麗なシャツブラウスだけど、ちょっと薄すぎたのか?このとき限りでしたね。
d0153627_19234121.png


この写真が二代目衣装だったかと。NHK杯かな。いい表情だなあ…
d0153627_1927313.png


で、これはたぶん三代目?の「ビートルズメドレー」衣装。
ビートルズ衣装は、変遷激しかったもんなあ。
少し厚みのある生地にドレープが美しい。さらにスパンコールで華やかさアップしたやつね。
d0153627_19342892.png

ソチでの濃紫のビートルズ衣装は前回の展示で見たけれど、いまだにソチのフリー演技の録画を見返すことができない私。
でも、そういう気持ちもそろそろ吹っ切らなきゃなあ、と思う。



さて今回の6点の衣装それぞれに感慨があったけど、衣装として一番感動したのはこれ。
2012-13年シーズンフリー「道化師」衣装。
d0153627_19583988.png

道化師衣装もずいぶん変遷があって、これは最初のロシア衣装から、いつものデザイナーさんの衣装に変わってからの完成形ではないかな。

あの伝説の全日本フリー演技。
忘れもしない《ラストで羽根がハラリ事件》で、デザイナーさんは寿命が縮む思いをされたとか。
(どんなんだっけ?と思われた方はこちらをご覧くださいまし)
これはそのあと、羽根づかいをやめて改良したタイプでは?と思う。
背中も見られるようになっているけど、色とりどりのビジューがふんだんに使われていて、サッシュベルト風のウエストや上半身のドレープのつけかた、切りっぱなしのレースの重なりも効果的。袖口も右と左でこんなふうに違う。ほんとうに美しい衣装で、何度もいろんな方向から見てしまった。
d0153627_01265.png
d0153627_20253795.png
d0153627_20255356.png



今回、会場には感想ノートというのがさりげなく置いてあって…
開いてみると展示を観に来た大ちゃんファンのみなさんの思いがつづられていて、すごい熱量!
もはやこれは展示の感想ノートじゃなく、大ちゃんへのラブレター帳ですな。

いや~どうしようかなあ、と思ったけど、ちょうど人も少なくてノートの順番待ちもなかったので、私も書かせてもらいました。
何を書いたかって… ほほほ、そんなん口がさけたって言えませんよ。
でもね、もちろん高橋大輔さん本人が読むかわかりませんが、この展示を観て、そしてこのノートにメッセージを書いたことでずいぶん自分の中で腑に落ちたというか、区切りがついた気がしたのです。
自己満足とわかってるけど、それでいいのだ。

スペイン旅行の後半、ネットがつながらなくなって大ちゃんの引退を知らず、帰途にフィンランド乗り換えのとき空港で友だちから間の抜けたメールが来ていきなり知った、あの瞬間。
あれからどこかで感覚が止まったままになっていた気がして、帰国してから触れた引退関連のたくさんの報道も、なんだか現実感がなくて。

引退するだろうということは覚悟していたし、でもこんな途中の時期とは思っていなかったし、おまけに自分がまさかの海外に行ってる間に起きたことで… どうやって受けいれたらいいのかよくわからなかった。
私は熱心なファンではあると思うけど、《スケーターとしての高橋大輔》に特化したファンなので、彼が滑らなくなってしまったら自分の中の感情は終わり、すべては過去になる。
もちろん大ちゃんには彼の人生において幸福でいてほしいと思うけれど、スケーターでなくなった大ちゃんを追いかけることは、きっとないと思う。
ここまで誰か特定の人の表現に引きつけられ、好きになったことはないというくらい、私は彼のスケートに夢中になってきたし、その「夢中」が少しでも長く、できることならずっとつづいてほしいという、ありえない願いを持ってしまっていたのだろう。
そんな自分をちゃんと覚醒させて、現実と向き合うことをしなければと、この2ヶ月あまり考えてきた。

だから、今回この展示を観にきたのは、私の《大ちゃんの引退という現実と向き合う》作業のひとつ。
これを終えて、ひとつの区切りを自分の中でつけてから、10日の「スターズ・オン・アイス」に行って《プロスケーター高橋大輔》をしっかり受けとめようと思った。
今後、大ちゃんがプロとして当面滑り続けてくれることをもちろん望むけれど、それもまた彼とその周囲の人たちが決めること。
少なくとも、競技者としての高橋大輔を観ることは、もう二度とない。
だからこそ、これまでの試合での彼の姿のひとつひとつ、演技のひとつひとつを大切に記憶していくんだと思う。

あとにも先にも二度とあらわれない、偉大なフィギュアスケーターの戦いとして。
そして競技という場にしか出現しない、命を削って作りだされた芸術作品として。

そう自分に言い聞かせながら帰る道々、なんだか泣けてくるような、ちょっとすがすがしいような、不思議な気持ちで空を見上げた。




さて、明日はいよいよその「スターズ・オン・アイス」大阪公演初日。
生まれてはじめてのアリーナ席で、高橋大輔さんを観てきます。
[PR]
by higurashizoshi | 2015-01-09 23:39 | フィギュアスケート | Comments(2)
Commented by tsurukame_ko at 2015-01-10 00:35
はじめまして。ツルカメコと申します。
貴重なレポ、ありがとうございました。
わたしもあした、なみはやへ向かいます!
せっかくなので、やっぱり高橋大輔展、行ってみたいと思います。

高橋大輔選手(もう選手とは呼べませんね涙)の引退はわたしもショックでした。
もっともっと、試合での彼の姿を追いたかった。
だけど彼の決断を受け入れて、新しい道を歩む大ちゃんを応援しなきゃ、と思うのです。エーン
Commented by higurashizoshi at 2015-01-11 15:14
ツルカメコさん
コメントありがとうございます。はじめまして!
昨日は夜公演に行かれたんでしょうか?
私は昼で、大ちゃんは「Kissng you」でした。
関大の展示も、見に行けるといいですね。

ほんとに大ちゃんの引退は…いろいろ思うけど、ファンとして偽らない気持ちはやっぱり「エーン」ですよね…
またそちらのブログにもあそびに行かせていただきますね!

フォロー中のブログ

明石であそぼう! たこ焼...

最新のコメント

bikegogoyさん ..
by higurashizoshi at 14:59
いやー、楽しかったです南..
by bikegogoy at 22:38
伝わってきます。なんてい..
by まにまに at 10:40
まにまにさん 読んでく..
by higurashizoshi at 22:45
先輩、すごい旅をしたんだね。
by まにまに at 18:27
おはようございます。 ..
by Disney 鴨 at 10:36
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 01:15
こんばんは。ひぐらし草子..
by Disney 鴨 at 20:22
Disney 鴨さん ..
by higurashizoshi at 08:28
こんにちは。 男子SP..
by Disney 鴨 at 17:05

検索

ファン

ブログジャンル

映画
ウィンタースポーツ