ひぐらしだより
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世界選手権2015 男子シングル
早かったなあ。終わってしまいましたなあ。
毎年、世界選手権のエキシビションを観終わったときに見舞われる、虚脱感とさびしさ。
来月の国別対抗戦が残っているとはいえ、これにて競技シーズン終了!と感じる瞬間が、ワールドのエキシのエンディング後にいつも来るんですねえ。はああ。
取り急ぎ、男子シングルの振り返りを。
◆世界選手権2015 男子シングル結果◆
表彰台はこのようになりました。
1位 ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)
2位 羽生結弦選手(日本)
3位 デニス・テン選手(カザフスタン)
今回男子の注目は、今季アクシデント続きで全日本以降も手術やケガなどが重なった羽生選手がどこまで復調できるか。そして日本男子初のワールド連覇を果たせるか、というところに集まってました。
で、羽生選手と競り合うことが予想されていたのが、フェルナンデス選手とデニス・テン選手。
結局、やはりこの現在の3強が、4位以下を大きく引き離して表彰台に乗ることになりました。
このところ上り調子で勢いからいえばテンくん優勝も?と思ってたのですが、ショートとフリーの両方でミスを最小限に抑えたハビーが、ついにスペイン史上初の世界王者に輝きました。
ショートは今季最高にキレッキレの「Black Betty」。調子のいいときのハビーは見ていてほんとに気持ちがいい。ここでバシバシとジャンプ成功させてしっかり貯金。
そしてフリーの「セビリアの理髪師」。スペインのお話だけどオペラはイタリア産。コミカルな要素を演じて…といってもハビーはいわゆる演技派ではないので、やっぱり3本入れた4回転ジャンプのうち、2本がクリーンに入ったうえ、残りのジャンプはほぼ完璧。ショートもフリーも《いいハビー》のままで最後まで突っ走れてほんとによかった!
いつも穏やかで感情をあらわにしないハビーが、さすがにフリー後にキスクラで点数を見た瞬間、涙を浮かべて驚きと喜びを表してたのがとても印象的でした。
これでスペイン国民も少しはフィギュアスケートに注目してくれるかなあ…
サッカー至上国スペインでは、フィギュアはほとんど知られてないスポーツらしく、以前ハビー自身《世界チャンピオンにでもならないと自国で知られるのは無理》とインタビューで冗談まじりに語っていた記憶が。
それ実現しましたがな! 今季はバルセロナでグランプリファイナルあったし、来シーズンも確かバルセロナで競技会があったはず。アイスダンスのウルタード&ディアス組もぐんぐん伸びてがんばってますよー。スペインのみなさん、サッカーもいいけどフィギュアスケートも観てくださいな!
(フェルナンデス選手の今回のフリー演技動画はこちら。演技後のキスクラでの感動や、上位選手のお部屋のなごやかな様子などもご覧ください)
ショート1位発進だったことからすでに奇跡、と言いたいほどに、あきらかに滑り込めてない結弦くんでした。
体調も戻っていないのだろうし、手術のあとオーサーコーチのもとに戻れないままこのワールドを迎えざるをえなかったのも、調整には相当きつかっただろうし…
会場入りしてからの練習でもジャンプはかなり不発。どうなるんだろう、とみんながハラハラしているところで、本番になると。
強いんだなこれが。ほんとにこのメンタルの強さは何だろう。
ただし、フリーは長丁場。冒頭の4回転サルコウが2回転に抜け、次の4回転トゥーループで転倒し、やっぱり後半スタミナ切れでだんだんスピードがなくなり、ああ~と思っていたけど… 残りのジャンプは最後のルッツまで全部跳んでみせた。
ジャンプの失敗があってもPCSの高さはさすが五輪王者。ハビーがミスをしたら結弦くんがそのまま逃げ切れたくらいの点は出たので、このコンディションの中で本当にすさまじい人だなあと思う。
この若さで彼はもはや、ただただ追い上げてくる他選手をひたすら凌駕していくしかない。ソチで金メダルを手にしてしまったときから、それを宿命として走り続けるほかない存在になった結弦くん。ほんとにどうやって自分を保っているのかなあ。
銀メダルは立派です。立派です。10回くらい言っていいくらい立派。ワールド連覇の夢は来年とその次にとっときましょう。で、とにかくゆっくり休んでね。
それにしても上海のリンクに降りそそいだプーの雨が忘れられない…
いったい何百個のプーさん(顔のあやしいやつ含む)が投げ入れられたのだろう。
ゆづ王子の中国での人気はすごいのだなあ。
(羽生選手の今回のフリー演技動画はこちら)
デニス・テン選手は今回、たぶん一番金メダルに近いところにいたと思う。
そのテンくんの、ショート冒頭。
曲の最初が欠けた状態で始まるという、開催側のミス。
当然、演技のやり直しになり、直後の4回転トゥーループで転倒。
もし…と言っても仕方がないとはいえ、やっぱり不運すぎた。張りつめて気持ちのピークを作っていた演技冒頭でああいうことがあって、そのあとに影響しなかったはずがないと思う。
結局、フリーですばらしい演技をした彼は、フリーだけだと1位。ショートでの失点が響いて総合3位となった。本当に悔しかっただろうな。カザフスタン初の世界選手権金メダルのチャンスだったのだから。
とはいえ、まだ21歳。ピョンチャン五輪でのてっぺん目指して、快進撃はこれからも続くはず。テンくん、来シーズン以降も楽しみです。
彼の高い音楽性、身体能力の高さ、そして独特の品格が光る今季のフリープログラム。
ちょっと今回カメラに難ありでしたが、未見の方はぜひ。(こちらをどうぞ)
4位、アメリカのジェイソン・ブラウン選手。
おお、4回転なしのジェイソンがワールド4位にくいこんだ!
とはいえ、クワドなしでこれ以上あがるのはやはり無理、という限界も同時に見えた今回。
逆に、このトランジション帝王、PCS食いのジェイソンくんがクワドを身につけた日には… 世界トップの勢力図がまた塗りかえられる可能性大。
フリーは最終滑走だった彼。それまで荒れ荒れだったリンクを、ジェイソンの幸福感いっぱいのスケートが浄化してくれました。なんとしめくくりにふさわしい男よ。ソチもそうだったよね。
キスクラでのコリ・エイドコーチとのお約束のぺったりこんも、上海のお客さんにめちゃくちゃ受けてました。ああ幸福感。
(ブラウン選手の今回フリー演技動画はこちら)
5位以下の選手をピックアップ。
ウズベキスタンのミーシャ・ジー選手は6位。
ミーシャが6位!
ミーシャが6位!
奥さん、ミーシャが6位ですよ!
ここまで来てくれたかと、お母さんもう胸がいっぱい。
そんな気持ちにすらなってしまうミーシャ・ジーくん。ついにショートもフリーもそろえて、アスリートとして勝つためのプログラムを完成形で見せてくれました。
自由に踊りまくってたミーシャも懐かしいけど、トップスケーター目指して真摯に走り出した今のミーシャもすばらしい。そのたゆまぬ努力に、他選手へのリスペクトを忘れない心配りに、温かさに、いつも感動させられます。
来シーズンはぜひ、グランプリシリーズで表彰台を! 今のミーシャなら夢じゃない。
(ミーシャ・ジー選手のフリー演技動画はこちら)
ほかにも、今回も成功はしなかったものの、史上2人目の4回転ルッツに果敢に挑んだアダム・リッポン選手、長い不調を経てついに復活の予兆を見せてくれたフローラン・アモディオ選手、そして羽生選手との衝突事故の後遺症から回復してきたハン・ヤン選手、今回ジャンプ不調だったものの今後に期待大のジョシュア・ファリス選手、そして膝の故障で本当に残念な結果になったセルゲイ・ヴォロノフ選手など… くわしく触れる余裕がないのですが、来季も見守っていきたいです。
それから、カナダのジェレミー・テン選手。まだ彼の演技を観られてなくてCS放映待ちなのですが、フリーでかなりジャンプの失敗があったようで… 結果は22位。
引退前の最後のワールド、納得いく演技でなかったと思うととても悲しいです。「ハレルヤ」の完成形を、ここで見せたかっただろうな。演技を観たら、またここに感想書ければと思ってます。
日本の2人について。
小塚崇彦選手。
ショートで痛恨のジャンプミスで19位。フリーは9位で、総合順位は12位でした。
もちろん、到底受けいれがたい順位だし、結果だと思う。全日本でのあの復活の演技のあとのワールドだったから、本人も周囲も、ここでも復活をと願ったのも当然のこと。
変わらぬ端正で美しいスケーティング、今季気持ちが入ったときは艶っぽさすら感じるプログラムを得て、ここでせめて入賞ラインまで上がりたかった。このワールドでは風が彼に吹かなかった。本当に残念です。
来季も競技を続けるかは、ゆっくり考えて決めてもらいたいけれど、フィギュアファンはまだまだ小塚くんを観ていたいと思う。もう一度、世界の舞台で思いのままに滑り切って、正当な評価をされる姿を見たいです。
無良崇人選手。
無良くんにときどき出てしまう、得意のトリプルアクセルの抜け。この大舞台で、ショート、フリーともにそれが出てしまいました。
ショートのアクセル抜けで悪夢のような得点となり、ありえない22位という順位での発進。
それでもフリーは再度のアクセル抜けはあったものの、それ以外のジャンプはクワド含めしっかり跳んで、しかもステップや表現はこれまでのファントムで一番よかったのではないかという出来。総合順位は16位となり、もちろん大きな悔いの残るワールドにはなっただろうけど、このフリーの手ごたえは忘れないでほしいと思った。
日本男子、長らく守り続けてきた世界選手権出場の3枠を2枠に減らす結果になりました。
あとほんとにちょっとだったんだけどなあ…
枠が減ったのはつらいし残念だけど、ここからまた一歩ずつ。
来季の国内での争いの熾烈さを考えて身震いしつつ、それもまた楽しみにしようと自分に言い聞かせる。
次回は女子の結果について書きます。なるべく早く書こう~。忙しいけどがんばるぞ。
毎年、世界選手権のエキシビションを観終わったときに見舞われる、虚脱感とさびしさ。
来月の国別対抗戦が残っているとはいえ、これにて競技シーズン終了!と感じる瞬間が、ワールドのエキシのエンディング後にいつも来るんですねえ。はああ。
取り急ぎ、男子シングルの振り返りを。
◆世界選手権2015 男子シングル結果◆
表彰台はこのようになりました。
1位 ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)
2位 羽生結弦選手(日本)
3位 デニス・テン選手(カザフスタン)
今回男子の注目は、今季アクシデント続きで全日本以降も手術やケガなどが重なった羽生選手がどこまで復調できるか。そして日本男子初のワールド連覇を果たせるか、というところに集まってました。
で、羽生選手と競り合うことが予想されていたのが、フェルナンデス選手とデニス・テン選手。
結局、やはりこの現在の3強が、4位以下を大きく引き離して表彰台に乗ることになりました。
このところ上り調子で勢いからいえばテンくん優勝も?と思ってたのですが、ショートとフリーの両方でミスを最小限に抑えたハビーが、ついにスペイン史上初の世界王者に輝きました。
ショートは今季最高にキレッキレの「Black Betty」。調子のいいときのハビーは見ていてほんとに気持ちがいい。ここでバシバシとジャンプ成功させてしっかり貯金。
そしてフリーの「セビリアの理髪師」。スペインのお話だけどオペラはイタリア産。コミカルな要素を演じて…といってもハビーはいわゆる演技派ではないので、やっぱり3本入れた4回転ジャンプのうち、2本がクリーンに入ったうえ、残りのジャンプはほぼ完璧。ショートもフリーも《いいハビー》のままで最後まで突っ走れてほんとによかった!
いつも穏やかで感情をあらわにしないハビーが、さすがにフリー後にキスクラで点数を見た瞬間、涙を浮かべて驚きと喜びを表してたのがとても印象的でした。
これでスペイン国民も少しはフィギュアスケートに注目してくれるかなあ…
サッカー至上国スペインでは、フィギュアはほとんど知られてないスポーツらしく、以前ハビー自身《世界チャンピオンにでもならないと自国で知られるのは無理》とインタビューで冗談まじりに語っていた記憶が。
それ実現しましたがな! 今季はバルセロナでグランプリファイナルあったし、来シーズンも確かバルセロナで競技会があったはず。アイスダンスのウルタード&ディアス組もぐんぐん伸びてがんばってますよー。スペインのみなさん、サッカーもいいけどフィギュアスケートも観てくださいな!
(フェルナンデス選手の今回のフリー演技動画はこちら。演技後のキスクラでの感動や、上位選手のお部屋のなごやかな様子などもご覧ください)
ショート1位発進だったことからすでに奇跡、と言いたいほどに、あきらかに滑り込めてない結弦くんでした。
体調も戻っていないのだろうし、手術のあとオーサーコーチのもとに戻れないままこのワールドを迎えざるをえなかったのも、調整には相当きつかっただろうし…
会場入りしてからの練習でもジャンプはかなり不発。どうなるんだろう、とみんながハラハラしているところで、本番になると。
強いんだなこれが。ほんとにこのメンタルの強さは何だろう。
ただし、フリーは長丁場。冒頭の4回転サルコウが2回転に抜け、次の4回転トゥーループで転倒し、やっぱり後半スタミナ切れでだんだんスピードがなくなり、ああ~と思っていたけど… 残りのジャンプは最後のルッツまで全部跳んでみせた。
ジャンプの失敗があってもPCSの高さはさすが五輪王者。ハビーがミスをしたら結弦くんがそのまま逃げ切れたくらいの点は出たので、このコンディションの中で本当にすさまじい人だなあと思う。
この若さで彼はもはや、ただただ追い上げてくる他選手をひたすら凌駕していくしかない。ソチで金メダルを手にしてしまったときから、それを宿命として走り続けるほかない存在になった結弦くん。ほんとにどうやって自分を保っているのかなあ。
銀メダルは立派です。立派です。10回くらい言っていいくらい立派。ワールド連覇の夢は来年とその次にとっときましょう。で、とにかくゆっくり休んでね。
それにしても上海のリンクに降りそそいだプーの雨が忘れられない…
いったい何百個のプーさん(顔のあやしいやつ含む)が投げ入れられたのだろう。
ゆづ王子の中国での人気はすごいのだなあ。
(羽生選手の今回のフリー演技動画はこちら)
デニス・テン選手は今回、たぶん一番金メダルに近いところにいたと思う。
そのテンくんの、ショート冒頭。
曲の最初が欠けた状態で始まるという、開催側のミス。
当然、演技のやり直しになり、直後の4回転トゥーループで転倒。
もし…と言っても仕方がないとはいえ、やっぱり不運すぎた。張りつめて気持ちのピークを作っていた演技冒頭でああいうことがあって、そのあとに影響しなかったはずがないと思う。
結局、フリーですばらしい演技をした彼は、フリーだけだと1位。ショートでの失点が響いて総合3位となった。本当に悔しかっただろうな。カザフスタン初の世界選手権金メダルのチャンスだったのだから。
とはいえ、まだ21歳。ピョンチャン五輪でのてっぺん目指して、快進撃はこれからも続くはず。テンくん、来シーズン以降も楽しみです。
彼の高い音楽性、身体能力の高さ、そして独特の品格が光る今季のフリープログラム。
ちょっと今回カメラに難ありでしたが、未見の方はぜひ。(こちらをどうぞ)
4位、アメリカのジェイソン・ブラウン選手。
おお、4回転なしのジェイソンがワールド4位にくいこんだ!
とはいえ、クワドなしでこれ以上あがるのはやはり無理、という限界も同時に見えた今回。
逆に、このトランジション帝王、PCS食いのジェイソンくんがクワドを身につけた日には… 世界トップの勢力図がまた塗りかえられる可能性大。
フリーは最終滑走だった彼。それまで荒れ荒れだったリンクを、ジェイソンの幸福感いっぱいのスケートが浄化してくれました。なんとしめくくりにふさわしい男よ。ソチもそうだったよね。
キスクラでのコリ・エイドコーチとのお約束のぺったりこんも、上海のお客さんにめちゃくちゃ受けてました。ああ幸福感。
(ブラウン選手の今回フリー演技動画はこちら)
5位以下の選手をピックアップ。
ウズベキスタンのミーシャ・ジー選手は6位。
ミーシャが6位!
ミーシャが6位!
奥さん、ミーシャが6位ですよ!
ここまで来てくれたかと、お母さんもう胸がいっぱい。
そんな気持ちにすらなってしまうミーシャ・ジーくん。ついにショートもフリーもそろえて、アスリートとして勝つためのプログラムを完成形で見せてくれました。
自由に踊りまくってたミーシャも懐かしいけど、トップスケーター目指して真摯に走り出した今のミーシャもすばらしい。そのたゆまぬ努力に、他選手へのリスペクトを忘れない心配りに、温かさに、いつも感動させられます。
来シーズンはぜひ、グランプリシリーズで表彰台を! 今のミーシャなら夢じゃない。
(ミーシャ・ジー選手のフリー演技動画はこちら)
ほかにも、今回も成功はしなかったものの、史上2人目の4回転ルッツに果敢に挑んだアダム・リッポン選手、長い不調を経てついに復活の予兆を見せてくれたフローラン・アモディオ選手、そして羽生選手との衝突事故の後遺症から回復してきたハン・ヤン選手、今回ジャンプ不調だったものの今後に期待大のジョシュア・ファリス選手、そして膝の故障で本当に残念な結果になったセルゲイ・ヴォロノフ選手など… くわしく触れる余裕がないのですが、来季も見守っていきたいです。
それから、カナダのジェレミー・テン選手。まだ彼の演技を観られてなくてCS放映待ちなのですが、フリーでかなりジャンプの失敗があったようで… 結果は22位。
日本の2人について。
小塚崇彦選手。
ショートで痛恨のジャンプミスで19位。フリーは9位で、総合順位は12位でした。
もちろん、到底受けいれがたい順位だし、結果だと思う。全日本でのあの復活の演技のあとのワールドだったから、本人も周囲も、ここでも復活をと願ったのも当然のこと。
来季も競技を続けるかは、ゆっくり考えて決めてもらいたいけれど、フィギュアファンはまだまだ小塚くんを観ていたいと思う。もう一度、世界の舞台で思いのままに滑り切って、正当な評価をされる姿を見たいです。
無良崇人選手。
無良くんにときどき出てしまう、得意のトリプルアクセルの抜け。この大舞台で、ショート、フリーともにそれが出てしまいました。
ショートのアクセル抜けで悪夢のような得点となり、ありえない22位という順位での発進。
それでもフリーは再度のアクセル抜けはあったものの、それ以外のジャンプはクワド含めしっかり跳んで、しかもステップや表現はこれまでのファントムで一番よかったのではないかという出来。総合順位は16位となり、もちろん大きな悔いの残るワールドにはなっただろうけど、このフリーの手ごたえは忘れないでほしいと思った。
日本男子、長らく守り続けてきた世界選手権出場の3枠を2枠に減らす結果になりました。
あとほんとにちょっとだったんだけどなあ…
枠が減ったのはつらいし残念だけど、ここからまた一歩ずつ。
来季の国内での争いの熾烈さを考えて身震いしつつ、それもまた楽しみにしようと自分に言い聞かせる。
次回は女子の結果について書きます。なるべく早く書こう~。忙しいけどがんばるぞ。
by higurashizoshi
| 2015-03-30 02:43
| フィギュアスケート