ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
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国別対抗戦2015 (その1)

終わった~。
国別対抗戦の終了とともに、2014-15シーズンも終わりを告げました。

シーズン最後のお祭り的要素が濃い大会であると同時に、出場選手にとっては今シーズンのしめくくりとして力も入る国別対抗戦。
今年はロシア、フランス、アメリカ、中国、カナダ、日本の6国から、それぞれなかなかの有力選手が集まりました。

まずは結果から。
1位アメリカ、2位ロシア、3位日本。
ぎゅうぎゅうの表彰台。
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いつも、この国別は各国チームの応援合戦が楽しいのですが、今年もこんな感じ。

ロシアチーム
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トゥクタミちゃん演技後。みんな踊りまくり。


フランスチーム
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昨シーズンで引退し、現コーチのアイスダンスのファビアン・ブルザが前列に。こういうのがまたうれしい。
「I♡JAPAN」のはちまき、どこで買ったのかなあ。


アメリカチーム
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上方に盛り上がる。


中国チーム
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国別対抗戦の初期のころはおとなしかった中国のキスクラも、ずいぶん活気が。


日本チームは、例年この国別対抗戦を支えてきた大ちゃん、真央さん、あっこちゃんなどが抜けて、初めて参加となった結弦くんはじめ、新しい選手が多くなり…
チーム的に盛り上がるのだろうか?と思ったりしたものの、みんながんばってた。
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出場選手の中から、私的にピックアップして紹介します。

アイスダンス。
ショートダンス3位から、またもフリーで1位になったフランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組。
この勢いを誰か止めて~!と言いたくなるほどの、今シーズン最後まで続いた高評価ぶり。
「私だけが知っているあのカップル」的な愛で方をしてきた昨シーズンまでの、甘酸っぱいひとりじめ感はどこ? …と、ついゼイタクな悩みを持ってしまうほど、押しも押されぬトップカップルになってしまいましたなあ。
ワールドに続き、この国別でも破綻なし。ディープエッジでぐいぐいいってた若い二人が、なんとスケール大きな成熟した滑りをするようになったことでしょう。
しかも、大会が続くごとに演技がどんどん洗練され、威厳すら感じられるようになってきた。ほんとにきみたち、19と20歳?
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今季フリープログラム。
これまでの若干イロモノ的な印象から、ノーブルかつ品格あるカップルという、ある意味ジャッジ好みの戦略的変換にみごとに成功したプロといえましょう。何度も見てるうちに、実によくできたプロだな~と感心しきり。
しかも、彼らがもともと持っているちょっと退廃的な色香というのか、密室感というのか、そういう《暗さ》の部分が滑り慣れるにつれて沁みだしてきた、この沁みだし感がたまりません。

そういう意味でも、来季はどんなプロを持ってくるか、非常に楽しみ。まったく違うジャンルの演技も、ぜひ見てみたい。
あっという間に追われる立場になってしまったので今後とても大変だろうけれど、このまま発展形でいけば歴史に残るカップルになれる二人だと思う。



フリーダンス2位は、カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組。
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この不思議な「四季」のプログラムも今日で見納め。
彼らは生身の男女のストーリーを演じるとピカイチなので、この妖精×妖精さんみたいなプロはちょっとどうなの?「四季」じゃなきゃだめなん?とか思ってしまってたけど、だんだんと見慣れてくるうちに今季の彼らの安定度も手伝って、ほっと癒されるプログラムになってました。
この国別でも力を抜かず、むしろワールドより緊密で精巧な滑りを見せてくれて感動。今後はパパシゼと、後述のチョクベイとともに、熾烈なてっぺん争いを繰り広げることでしょう。



フリーダンス3位はアメリカのマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組。
アイスダンスの規定ぎりぎりリフト!
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マディソンの艶やかで伸縮性ばつぐんの身体表現に対し、いささか荒かった印象のベイツくんも、カップル結成から4シーズンたつ今はしなやかに変化。すっかりこの二人のユニゾンができあがると同時に、評価もうなぎのぼり。
今回の国別でも非常にいい滑りを見せていたのに、フリーダンス終盤でベイツくんが転倒! ミスの少ない彼には大変めずらしいことで、今季最後にいいフィニッシュができなかったのは残念だろうな。



アイスダンスの最後に、キャシー・リード&クリス・リード組について。

今回ショートダンスではキャシーの転倒があり、涙。
そしてフリーダンスを滑り終えたあと、キャシーはまた涙を流していて、もしかして…?と多くの人が思ったことだろう。私も、来季も続行するという話を聞いていたけどこれはまさか…?と思った。
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予感は当たってしまった。
フリーダンスの翌日、エキシビションの日にキャシーが引退を発表。
日本のアイスダンス界をひたすらに引っぱってきてくれたリーズは、とうとう終わりを迎えた。
弟のクリスは、これから新たなパートナーを探し、競技を続けていく意向とのこと。

日米両方の国籍を持っていた二人は、2006年から日本の選手として試合に出るようになった。2009年には日本の国籍を選択して、バンクーバー、ソチとオリンピックにも日本のアイスダンスカップルとして出場。
カップル競技の層が圧倒的に薄い日本で、国際大会で通用する力を持つ稀有なカップルとして今日まで必死にがんばり続けてくれたと思う。
ソチ五輪の団体戦、そしてこの国別対抗戦も、リーズの力がなければ日本は他国と対等に戦うことはできなかった。癒えずに苦しんだクリスのケガ、キャシーの不調、そんな中でいつも笑顔を絶やさず、感謝のことばを忘れず、いつも向上心を失わずに努力を続けた二人。
リーズのおかげで、あとに続くアイスダンスカップルも少しずつ日本に増えてきている。本当に、その貢献に対しては、どんなに称賛してもしたりないくらいだと思う。

現役最後の舞台となった、この国別のエキシビション演技終了後。
クリスとかたく抱き合うキャシーの姿と、その美しい涙を、ずっとおぼえていたいと思った。
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キャシー、これまでありがとう。どうかゆっくり休んで次の人生に歩み出してください。
そしてクリスに、すばらしいパートナーが見つかりますように。


国別対抗戦、ペアと男女シングルについては、次の更新で書きたいと思います。
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by higurashizoshi | 2015-04-20 16:27 | フィギュアスケート | Comments(0)

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