ひぐらしだより
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大ちゃん渡米と、ポール&イスラムのコーチ変更
数日前、とうとう旅立ったそうです。
高橋大輔さん(いまだ慣れない、《さん》付け)は、日本を離れアメリカへ。
元コーチ(この《元》もいまだ慣れない…)長光歌子先生が、昨日講演をされた中で話されたことを、ネット上で読みました。
空港に見送りに来ないでくれ、10月ぐらいまでは向こうに会いにも来ないでくれ、と大ちゃんは歌子先生に言っていたそう。留学の予定期間は、最低1年。
そして、彼はスケート靴を持って行かなかったと。
スケート靴を持って行かなかった、という部分を読んだとき、やっぱり一瞬、時間が止まった。
そうか。そうだよな。それはそうだ。
という思いと、
そうなのか。やはりそうなのか。
という思い。
彼のスケートを愛する人にとっては、さびしい。率直に、さびしい。
でも、スケーターではないひとりの人として生きてみたいという彼の思いは、もちろん彼のもの。
引退後に新しいHPも作られたので、これからの活動が新たに何かあれば、そこで公開されていくことでしょう。
ときどきのぞいてみて、息をつきたい。
期待はせず、でも期待して。
待たず、でもやっぱりひそかに待って。
どうか元気で、アメリカでの新しい毎日をたくさん楽しんでほしい。
今はそれだけです。
*****
ぐっと涙をのんで、
フィギュアを愛することはやめないぞ!という思いで、
もうひとつの話。
2014-15競技シーズンもあっという間に過去へと飛びすさり、もはや来シーズンへ向けて選手たちは動き出しつつあるようです。
今日知ったサプライズは、カナダのアイスダンスカップル・アレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラム組がコーチ変更! デトロイトのカメレンゴ&クリロワチームから、モントリオールのデュブレイユ&ローゾン+アグノエルチームに移ることになったというニュース。
国別対抗戦の続きをアップしようとしてたら、この記事を目にしたので、先にこの話も書いておきたくなりました。
ポール&イスラム組は世界ジュニアで一目ぼれして以来、ずっと応援してきたのですが、シニア移行後はソチ五輪にも出場したものの、いまひとつ伸び切らず停滞期が続いていた印象。
カメレンゴ先生のところにいるにしては、どうもいまいち目の覚めるようなプログラムが出てこない… それに加えてミッチェルくんに大人の色香が出てこない… 等々、モヤモヤしてたのですが、彼らも来季あたりが正念場と考えたのでしょうか。
すでに23歳と25歳、アイスダンスカップルとしてはもう評価を安定させねばならないところに来てます。
今、旬のチームとして沸騰中のデュブレイユ&ローゾン+アグノエルチーム。
パパダキス&シゼロン組を今季世界一に導いてフィギュア界をあっと言わせたのをはじめ、急成長中のスペインのウルタード&ディアス組、デンマークのフルニエ&ソーレンソン組など、これからトップを狙うカップルがこのチームに集まってきている印象。
で、そこにポール&イスラムも移ったということで、彼らにとってはさらなるステップアップを目指すというよりは、今ある壁を破るためにここに賭けたという感じなのかなと思います。
なんかこう、いつもガツガツせずにおっとり、ほんわか…という印象の二人なので、もうちょっと欲を出してもいいのでは?攻めにいってもいいのでは? といつも感じてしまうのですよ。どう見ても初々しすぎる高校生カップルみたいなオフアイスの二人。 今季、カナダはテッサ・バーチュー&スコット・モイヤ組が、引退は明言してないものの競技には出なくなり、二番手だったケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組がトップに。
そして新たな二番手争いとして、このポール&イスラム組と、パイパー・ギルズ&ポール・ポワリエ組という年齢的にもほぼ同世代の2組の、熾烈なせめぎあいがはじまりました。
2013-14シーズンは、ポール&イスラムに軍配が上がり、ギルズ&ポワリエを退けてソチ五輪出場権をゲット。
その後カナダNo.2カップルの地位を守って成長するかと期待したものの、ソチでもあまり高い評価が得られず… 以前よりミスも少なくなり、滑りもよくなっているのですが、どうもジャッジの評価が上がってこない。
そしてこの2014-15シーズンではカナダナショナルで、ギルズ&ポワリエ組に大差で敗れ3位。ワールドでも13位と、残念な結果に。もはや、ギルズ&ポワリエ組に完全に水をあけられてしまってるという現状です。
今のところ一応カナダのトップ3の中には入っているとはいえ、すでに下位からの追い上げも迫っております。正直来季なんとかしないとこのまま失速して、沈んでいきかねない…とヤキモキしてました。
(2014-15シーズンのカナダナショナル表彰台。1位ウィーバー&ポジェ、2位(左)ギルズ&ポワリエ、3位(右)ポール&イスラム)
あ、私、ギルズ&ポワリエ組も好きなんですよ。以前大阪の四大陸選手権で遭遇して写真も撮らせていただいたし。本当に素敵なカップルで応援はしてるのですが、やっぱり惚れた弱みというんでしょうか、ポール&イスラムのことは絶対見捨てられないというか。大好きなパパシゼとはまた違った《好き》で、ハラハラしながらハンカチ噛みつつ見守る感じ。
「この子ら、地味やけどもっと見たって! やればできる子らやねん!」みたいな感じでしょうか。
で、彼らがモントリオールのデュプレイユ先生チームに移り、なんとパパシゼとウルディアと一緒に練習していくことになるんだと思うと… あまりに私の好きなカップルだらけで、想像する練習リンクはお花畑状態。モントリオールに飛んで行って、リンクの外で「出待ち」しちゃおうかしらと思うくらい(コワいって)。
とりあえず、モントリオールの動向に注目しておくのと、来季のポール&イスラムのプログラムが画期的なものになることにひたすら期待を寄せております。
長いオフシーズン、楽しみができたわい…
というわけで、次回は遅れに遅れた国別対抗戦男女シングル、ちゃんと書きますので。
高橋大輔さん(いまだ慣れない、《さん》付け)は、日本を離れアメリカへ。
元コーチ(この《元》もいまだ慣れない…)長光歌子先生が、昨日講演をされた中で話されたことを、ネット上で読みました。
空港に見送りに来ないでくれ、10月ぐらいまでは向こうに会いにも来ないでくれ、と大ちゃんは歌子先生に言っていたそう。留学の予定期間は、最低1年。
そして、彼はスケート靴を持って行かなかったと。
スケート靴を持って行かなかった、という部分を読んだとき、やっぱり一瞬、時間が止まった。
そうか。そうだよな。それはそうだ。
という思いと、
そうなのか。やはりそうなのか。
という思い。
彼のスケートを愛する人にとっては、さびしい。率直に、さびしい。
でも、スケーターではないひとりの人として生きてみたいという彼の思いは、もちろん彼のもの。
引退後に新しいHPも作られたので、これからの活動が新たに何かあれば、そこで公開されていくことでしょう。
ときどきのぞいてみて、息をつきたい。
期待はせず、でも期待して。
待たず、でもやっぱりひそかに待って。
どうか元気で、アメリカでの新しい毎日をたくさん楽しんでほしい。
今はそれだけです。
*****
ぐっと涙をのんで、
フィギュアを愛することはやめないぞ!という思いで、
もうひとつの話。
2014-15競技シーズンもあっという間に過去へと飛びすさり、もはや来シーズンへ向けて選手たちは動き出しつつあるようです。
今日知ったサプライズは、カナダのアイスダンスカップル・アレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラム組がコーチ変更! デトロイトのカメレンゴ&クリロワチームから、モントリオールのデュブレイユ&ローゾン+アグノエルチームに移ることになったというニュース。
国別対抗戦の続きをアップしようとしてたら、この記事を目にしたので、先にこの話も書いておきたくなりました。
ポール&イスラム組は世界ジュニアで一目ぼれして以来、ずっと応援してきたのですが、シニア移行後はソチ五輪にも出場したものの、いまひとつ伸び切らず停滞期が続いていた印象。
カメレンゴ先生のところにいるにしては、どうもいまいち目の覚めるようなプログラムが出てこない… それに加えてミッチェルくんに大人の色香が出てこない… 等々、モヤモヤしてたのですが、彼らも来季あたりが正念場と考えたのでしょうか。
すでに23歳と25歳、アイスダンスカップルとしてはもう評価を安定させねばならないところに来てます。
今、旬のチームとして沸騰中のデュブレイユ&ローゾン+アグノエルチーム。
パパダキス&シゼロン組を今季世界一に導いてフィギュア界をあっと言わせたのをはじめ、急成長中のスペインのウルタード&ディアス組、デンマークのフルニエ&ソーレンソン組など、これからトップを狙うカップルがこのチームに集まってきている印象。
で、そこにポール&イスラムも移ったということで、彼らにとってはさらなるステップアップを目指すというよりは、今ある壁を破るためにここに賭けたという感じなのかなと思います。
なんかこう、いつもガツガツせずにおっとり、ほんわか…という印象の二人なので、もうちょっと欲を出してもいいのでは?攻めにいってもいいのでは? といつも感じてしまうのですよ。どう見ても初々しすぎる高校生カップルみたいなオフアイスの二人。
そして新たな二番手争いとして、このポール&イスラム組と、パイパー・ギルズ&ポール・ポワリエ組という年齢的にもほぼ同世代の2組の、熾烈なせめぎあいがはじまりました。
2013-14シーズンは、ポール&イスラムに軍配が上がり、ギルズ&ポワリエを退けてソチ五輪出場権をゲット。
その後カナダNo.2カップルの地位を守って成長するかと期待したものの、ソチでもあまり高い評価が得られず… 以前よりミスも少なくなり、滑りもよくなっているのですが、どうもジャッジの評価が上がってこない。
そしてこの2014-15シーズンではカナダナショナルで、ギルズ&ポワリエ組に大差で敗れ3位。ワールドでも13位と、残念な結果に。もはや、ギルズ&ポワリエ組に完全に水をあけられてしまってるという現状です。
今のところ一応カナダのトップ3の中には入っているとはいえ、すでに下位からの追い上げも迫っております。正直来季なんとかしないとこのまま失速して、沈んでいきかねない…とヤキモキしてました。
(2014-15シーズンのカナダナショナル表彰台。1位ウィーバー&ポジェ、2位(左)ギルズ&ポワリエ、3位(右)ポール&イスラム)
あ、私、ギルズ&ポワリエ組も好きなんですよ。以前大阪の四大陸選手権で遭遇して写真も撮らせていただいたし。本当に素敵なカップルで応援はしてるのですが、やっぱり惚れた弱みというんでしょうか、ポール&イスラムのことは絶対見捨てられないというか。大好きなパパシゼとはまた違った《好き》で、ハラハラしながらハンカチ噛みつつ見守る感じ。
「この子ら、地味やけどもっと見たって! やればできる子らやねん!」みたいな感じでしょうか。
で、彼らがモントリオールのデュプレイユ先生チームに移り、なんとパパシゼとウルディアと一緒に練習していくことになるんだと思うと… あまりに私の好きなカップルだらけで、想像する練習リンクはお花畑状態。モントリオールに飛んで行って、リンクの外で「出待ち」しちゃおうかしらと思うくらい(コワいって)。
とりあえず、モントリオールの動向に注目しておくのと、来季のポール&イスラムのプログラムが画期的なものになることにひたすら期待を寄せております。
長いオフシーズン、楽しみができたわい…
というわけで、次回は遅れに遅れた国別対抗戦男女シングル、ちゃんと書きますので。
by higurashizoshi
| 2015-04-28 16:12
| フィギュアスケート