ひぐらしだより
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グランプリシリーズ2015 第3戦・中国杯 女子シングル
早くもグランプリシリーズ第3戦、中国杯。
BSで男女ショートとフリー、エキシビションは5時間以上かけて観ましたが、カップル競技はまだ。
毎年毎年言ってますが、ペアとアイスダンスもせめてもう少し早く放映してほしい! ライスト見られないと、延々おあずけ状態が続いて心が間延びしてしまいますがな~
それと、やっぱり今回の中国杯、真央さんの出る女子だけ地上波ゴールデンタイム全国放映で、日本選手出なかった男子は関東ローカルのみの深夜放映でした(涙)。
この次のエリック・ボンパール(フランス大会)は男女ともフリーだけ全国放映らしい…。
ああ殺生な。そんな半端なことせんといて~
と、文句はこのくらいにして。
遅まきながら中国杯について、まずは女子から。
グランプリシリーズ2015中国杯 女子表彰台
第1位 浅田真央選手(日本)
第2位 本郷理華選手(日本)
第3位 エレーナ・ラジオノワ選手(ロシア)
今回の女子は、やはりなんといっても日本の新旧2選手のめざましさに尽きます。
私、日本の選手だから応援するってことはない人なので、これはフラットに見ての感想。
まずは真央さん。
ショートではトリプルアクセル含む超高難度のプログラムを、アッというまにスルスルとクリア。非常に落ち着いていて、一年の休養明けのグランプリ初戦とは思えない仕上がりぶりに「はー」と思わずため息が出ました。
ワンシーズン休んでたんだよね? て真顔で聞きたくなるほど、ショートからトリプルアクセルは当然のごとく入れて、フリップーループの3×3に、苦手だったルッツも入れてて。
休養前の状態に戻す、だけでも大変なことなのに、真央さんの視線ははるか上を見ているらしい。さすが最高級職人。《これまで通り》なんかじゃ、進化し続けなきゃ、戻ってきた意味がないってことですね? おそれいりました。
フリーでは冒頭、これまで跳んだ中でも最も美しいのではと思われる完璧なトリプルアクセルを決めたあと、いくつか残念なジャンプミスがありました。そして、コールされて位置につくまでのタイムオーバーの惜しい失点も。休養前のシーズンまでは1分だったのが、ISUのルール変更で30秒に短縮されていたのを勘違いしてしまったそうです。
ただ、表現面では、ジャパンオープンのときより深みが増していたような。見るものを引きつける吸引力は、かつてのあどけない演技からは想像できないほど。そして美しい。
彼女は本当に美しいスタイルの持ち主ですが、私、その演技そのものをこんなに美しいと思ったことは以前はあまりなかったのです。
さて、その真央さんをフリーでは追い抜かし、あわやというところで2位になった本郷理華選手。
ショートはすでにフィンランディア杯ですばらしい演技を観てたので、今回も鉄壁のジャンプにあっこちゃん肝入りのワクワクする振り付けの「キダム」、安心して楽しませてもらいました。
そしてフリー「リバーダンス」。
フィンランディアのときもよかったのですが、今回は理華ちゃんに何かが注入されたかのような、すごい勢いとパワーで序盤から乗っていきました。これは来るぞ、来るぞ…という興奮。
フィンランディアのときと衣装変えてたのですが、これが私的にはドンピシャの素敵お衣裳。
深いグリーンのシンプルなデザインに美しい装飾、特にスカート部分がジャンプやスピンのときにふわりと上がると、淡いグリーンのアンダースカートが透けて見えるところがすばらしく綺麗。これ、あっこちゃん御用達のデザイナーさんの作品かなやっぱり…などと考えているうちに、中国のお客さんのものすごい盛り上がりの中でどんどんパワーアップしていく理華ちゃん!
特に終盤、アクセルートリプルトゥのあと3連目のダブルトゥをタノで跳びきったあたりから、こりゃーすごいことになったわとテレビ画面にくぎ付け! バンザイガッツポーズのあとは、130点にあとちょっとで届く高得点!
出る試合出る試合、怒涛の勢いで自己ベストを更新していく今の理華ちゃん。メンタルの強さとインタビューでの村娘ぶりも健在。さてどんな選手に育っていくのかほんとに楽しみです。
3位に入ったのは、ロシアのエレーナ・ラジオノワ選手。
美少女女優だったラジ子ちゃん、オフの間に7㎝も背が伸びて、ずいぶん大人になってました。
いとも軽やかに跳んでいたジャンプが、やはり体型変化のためか、以前ほどは安定してないです。ただ、やはり表現面は天性の女優力と豊かな感性で、見るものを引き込まずにはおきません。
今しばらくは、少し悩み多き時期になるかも。でもまだ16歳だもんね。このまま順調に成長していけば、美しさと技術と芸術性を兼ね備えた、稀有な選手になれる可能性大です。
4位には、同じくロシアのアンナ・ポゴリラヤ選手。
ごらんくださいこの美しさ。ラジ子ちゃんとはまた別種の美であります。こんなに大人っぽいのに17歳ですよ。どうしましょう。
のびやかな肢体から繰りひろげられるスケールの大きなジャンプ、ドラマチックな表現、非常に魅力的で可能性をたくさん持った選手ですが、ときどきジャンプが大崩れし、そうなると演技全体がトーンダウンしてしまう…というのが今のところの弱点です。
そのあたりが安定してくると、彼女もまた本当にすばらしい選手になれるはず。ほかのロシア女子とはちょっと違うミステリアスな雰囲気にいつも引きつけられます。
この選手も注目してます。韓国のパク・ソヨン選手。
今回8位という結果でした。ジャンプがなかなか全部に安定して入らないのですが、まだ18歳になったばかりですでにソチ五輪にも出場。キムヨナ選手去りしあとの現・韓国チャンピオン。独特のつややかな魅力のある、とても美しいスケーターです。
中国杯のお写真なかなか見つけられず、これは先日のスケートアメリカ出場のときのもの。
ソヨンちゃんも、いつもお衣裳がセンスよく素敵です。技術面でぐぐっと進化してくれると、今後グランプリでももっと上位に食い込める選手になると思う。期待してます。
男子までいく前に時間切れ。
続きはまた明日書きます! 早く書かなきゃ、エリック・ボンパール始まってしまうがな。
BSで男女ショートとフリー、エキシビションは5時間以上かけて観ましたが、カップル競技はまだ。
毎年毎年言ってますが、ペアとアイスダンスもせめてもう少し早く放映してほしい! ライスト見られないと、延々おあずけ状態が続いて心が間延びしてしまいますがな~
それと、やっぱり今回の中国杯、真央さんの出る女子だけ地上波ゴールデンタイム全国放映で、日本選手出なかった男子は関東ローカルのみの深夜放映でした(涙)。
この次のエリック・ボンパール(フランス大会)は男女ともフリーだけ全国放映らしい…。
ああ殺生な。そんな半端なことせんといて~
と、文句はこのくらいにして。
遅まきながら中国杯について、まずは女子から。
グランプリシリーズ2015中国杯 女子表彰台
第1位 浅田真央選手(日本)
第2位 本郷理華選手(日本)
第3位 エレーナ・ラジオノワ選手(ロシア)
今回の女子は、やはりなんといっても日本の新旧2選手のめざましさに尽きます。
私、日本の選手だから応援するってことはない人なので、これはフラットに見ての感想。
まずは真央さん。
ショートではトリプルアクセル含む超高難度のプログラムを、アッというまにスルスルとクリア。非常に落ち着いていて、一年の休養明けのグランプリ初戦とは思えない仕上がりぶりに「はー」と思わずため息が出ました。
ワンシーズン休んでたんだよね? て真顔で聞きたくなるほど、ショートからトリプルアクセルは当然のごとく入れて、フリップーループの3×3に、苦手だったルッツも入れてて。
休養前の状態に戻す、だけでも大変なことなのに、真央さんの視線ははるか上を見ているらしい。さすが最高級職人。《これまで通り》なんかじゃ、進化し続けなきゃ、戻ってきた意味がないってことですね? おそれいりました。
フリーでは冒頭、これまで跳んだ中でも最も美しいのではと思われる完璧なトリプルアクセルを決めたあと、いくつか残念なジャンプミスがありました。そして、コールされて位置につくまでのタイムオーバーの惜しい失点も。休養前のシーズンまでは1分だったのが、ISUのルール変更で30秒に短縮されていたのを勘違いしてしまったそうです。
ただ、表現面では、ジャパンオープンのときより深みが増していたような。見るものを引きつける吸引力は、かつてのあどけない演技からは想像できないほど。そして美しい。
彼女は本当に美しいスタイルの持ち主ですが、私、その演技そのものをこんなに美しいと思ったことは以前はあまりなかったのです。
さて、その真央さんをフリーでは追い抜かし、あわやというところで2位になった本郷理華選手。
ショートはすでにフィンランディア杯ですばらしい演技を観てたので、今回も鉄壁のジャンプにあっこちゃん肝入りのワクワクする振り付けの「キダム」、安心して楽しませてもらいました。
そしてフリー「リバーダンス」。
フィンランディアのときもよかったのですが、今回は理華ちゃんに何かが注入されたかのような、すごい勢いとパワーで序盤から乗っていきました。これは来るぞ、来るぞ…という興奮。
フィンランディアのときと衣装変えてたのですが、これが私的にはドンピシャの素敵お衣裳。
深いグリーンのシンプルなデザインに美しい装飾、特にスカート部分がジャンプやスピンのときにふわりと上がると、淡いグリーンのアンダースカートが透けて見えるところがすばらしく綺麗。これ、あっこちゃん御用達のデザイナーさんの作品かなやっぱり…などと考えているうちに、中国のお客さんのものすごい盛り上がりの中でどんどんパワーアップしていく理華ちゃん!
特に終盤、アクセルートリプルトゥのあと3連目のダブルトゥをタノで跳びきったあたりから、こりゃーすごいことになったわとテレビ画面にくぎ付け! バンザイガッツポーズのあとは、130点にあとちょっとで届く高得点!
出る試合出る試合、怒涛の勢いで自己ベストを更新していく今の理華ちゃん。メンタルの強さとインタビューでの村娘ぶりも健在。さてどんな選手に育っていくのかほんとに楽しみです。
3位に入ったのは、ロシアのエレーナ・ラジオノワ選手。
美少女女優だったラジ子ちゃん、オフの間に7㎝も背が伸びて、ずいぶん大人になってました。
いとも軽やかに跳んでいたジャンプが、やはり体型変化のためか、以前ほどは安定してないです。ただ、やはり表現面は天性の女優力と豊かな感性で、見るものを引き込まずにはおきません。
今しばらくは、少し悩み多き時期になるかも。でもまだ16歳だもんね。このまま順調に成長していけば、美しさと技術と芸術性を兼ね備えた、稀有な選手になれる可能性大です。
4位には、同じくロシアのアンナ・ポゴリラヤ選手。
ごらんくださいこの美しさ。ラジ子ちゃんとはまた別種の美であります。こんなに大人っぽいのに17歳ですよ。どうしましょう。
のびやかな肢体から繰りひろげられるスケールの大きなジャンプ、ドラマチックな表現、非常に魅力的で可能性をたくさん持った選手ですが、ときどきジャンプが大崩れし、そうなると演技全体がトーンダウンしてしまう…というのが今のところの弱点です。
そのあたりが安定してくると、彼女もまた本当にすばらしい選手になれるはず。ほかのロシア女子とはちょっと違うミステリアスな雰囲気にいつも引きつけられます。
この選手も注目してます。韓国のパク・ソヨン選手。
今回8位という結果でした。ジャンプがなかなか全部に安定して入らないのですが、まだ18歳になったばかりですでにソチ五輪にも出場。キムヨナ選手去りしあとの現・韓国チャンピオン。独特のつややかな魅力のある、とても美しいスケーターです。
中国杯のお写真なかなか見つけられず、これは先日のスケートアメリカ出場のときのもの。
ソヨンちゃんも、いつもお衣裳がセンスよく素敵です。技術面でぐぐっと進化してくれると、今後グランプリでももっと上位に食い込める選手になると思う。期待してます。
男子までいく前に時間切れ。
続きはまた明日書きます! 早く書かなきゃ、エリック・ボンパール始まってしまうがな。
by higurashizoshi
| 2015-11-11 00:50
| フィギュアスケート