ひぐらしだより
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
全米選手権2017終了、ネイサン・チェン選手の大記録
全米選手権が、ネイサン・チェン選手の偉業を刻んで興奮のうちに終わりました。
アメリカ合衆国に、人種や障害、性別などへの差別と偏見をあらわにする前代未聞の大統領が誕生したのとちょうど同じ時期におこなわれた、この全米選手権。
男女シングルの優勝者は、中国と台湾にルーツをもつ17歳の、チェン(陳)という同じ苗字の少年と少女でした。移民排斥を声高に叫ぶ人々が、喝采をもって迎えた新しい大統領。一方でアメリカ各地で、新政権に対する抗議の動きが湧きおこる中での大会でした。
今日はひとまず、ネイサン・チェン選手がついに成し遂げた《フリー演技の中で5回の四回転を完璧に成功》という信じられないニュースを記しておきましょう。
四回転のルッツ(コンボ)、フリップ、トゥループ(コンボ)、トゥループ、そして最後にサルコウ。それら5つの四回転ジャンプのすべてに加点がついています。わずかな疵としては、後半の3回転のコンボで着氷詰まりがあったことくらい。あとはすべてにおいて安定した、端正な演技でした。
興奮していたのは観客とコーチ、テレビの前の私たち。(生中継実況の赤平アナと解説の岡部由起子さんも、あまりの興奮に若干壊れ気味でした!)
当のネイサンは、もちろんうれしそうでしたが、演技後も実に落ち着いたものでした。(キスクラでまったく息が上がってなかったのにもビックリ。スタミナ半端ない!)
国内選手権ゆえ、得点は参考記録となりますが、今回ネイサンが叩き出した超高得点318.47は、羽生選手の持つ世界歴代1位の総合得点330.43に次ぐ世界歴代2位のスコアです。まだ17歳のネイサンがこのまま大きなケガなく順調に伸びていけば…。結弦くん、今ごろ心がメラメラ燃えているでしょうね~。
さて、この歴史的なフリー演技はこちらでご覧ください。↓
(なんかブログの様式が変わったので動画はこういう埋め込み?になったらしいです)
一番最初にチラッと、ネイサンの直前滑走だったジェイソンの顔が映ります(涙)
全米男子、ほかにもたくさんのすばらしい演技があり(もちろんジェイソン・ブラウン選手も!)、それらについては演技動画の紹介も含め、なるべく早く更新したいと思います。
でないと、欧州選手権が始まってしまうがな!
*******