ひぐらしだより
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全日本選手権2017終了、年の瀬
気がつけば、今年もあと4日ですって!
全日本については、女子ショートが終わったところから書いてませんでしたが、男子!
羽生選手というトップスター不在といえども実にスリリングな攻防でした。
全体として疵のない演技がこのところできてない宇野昌磨選手、それでも優勝はしっかり手にしました。そして《第三の男》が誰になるかという争いは、フリーで田中刑事選手と無良崇人選手の一騎打ちに。
無良選手が一世一代ともいえる素晴らしいフリー「オペラ座の怪人」をノーミスで滑り切り、コーチである両親と涙で抱き合う光景にテレビ前でもらい泣き。そして、直後が田中刑事選手。
無良くんも刑事くんも共通するのは、気が優しく謙虚、シャイであるという点。この性格の美点はアスリートとしては時に欠点になり、ここぞというときにメンタル面で押せない、自滅してしまう、という場面が2人ともにこれまで何度も何度も見られました。
その無良くんがここまでやり切り、しかも高得点を叩き出したのを目の当たりにして、刑事くん、もしかしてまた… と思ったのは私の杞憂でした。いやー杞憂でよかった。
無良くんももちろん応援してきたし、最後の五輪のチャンスをなんとかつかんでほしいと思ってました。ただ、刑事くんは関西でずっと練習してきたことから、これまでジュニアのころから何度かチャリティーなどで演技を生で観て、演技後も少しだけお話しする機会があったり、西宮のリンクで偶然練習を間近に見たり、ということがあり。もともと彼のスケートが私はとても好きだったので、応援にも力が入っていたのですよね。特に最近は四回転含むジャンプの成功率が上がっているだけでなく、表現や身体の使い方が非常に洗練されてきて、本当に美しい。
今回、特にすばらしかったショートでの演技です。完璧ノーミスで90点越え!ここでの高得点の貯金が、結果的に無良くんの追撃をかわし、刑事くんをオリンピックに導いたともいえます。
最後のステップシークエンスのときの天井カメラが惜しい!もう少し寄って、表情や表現をよく見せてほしかったな~。
そしてフリー、無良くんのスケート人生を賭けた演技。もう涙なしでは見られません。
ああ、このまま無良くんをオリンピックに行かせてあげたい!ときっと多くの人が思った直後の、刑事くんのフリー。
刑事くんがフリーで鮮やかに決めた4回転トゥループ、この一本が明暗を分けました。
そして激闘のあとなのに、なんとなくほのぼのとする、全日本2017男子表彰台。無良くんの笑顔に胸が痛みつつ。
無良くん、刑事くんの五輪3枠目争いが一番の注目でしたが、男子で忘れてはならないのは、ついに復活を果たした山本草太選手。
ジュニア時代から日本のトップになることは確実と言われ、平昌五輪出場を目指していた草太くんが相次ぐ大けがにより競技リンクから姿を消して、長い時がたちました。
復活の9月の中部選手権では、まだ一回転ジャンプしか跳べなかった草太くん。その後三回転まで徐々に跳べるようになり、この全日本では見事な演技を見せてくれました。
その滑らかで美しいスケーティングはさらに進化し、表現の奥行きが出て、すばらしい成長を感じました。まだ17歳!これでジャンプが戻ってきたら…本当に楽しみです。
女子に関しては、やはりケガからの復活シーズンだった宮原知子選手が勝ちとった優勝の意味の大きさ。そしてダークホース、坂本花織選手の快進撃と五輪切符奪取。
敗れた樋口新葉選手、三原舞依選手、本郷理華選手、そして本田真凛選手…。どうか気持ちを立て直して、次の派遣試合や来シーズンに新たに力を注いでほしいです。
そして3位に飛びこんだ紀平梨花選手のトリプルアクセル、ショートとフリー合わせて3本という、浅田真央選手以来の快挙。しかもまだ中学生。表現力も兼ね備えたバランスのいい選手で、これからが非常に楽しみです。
ペア優勝の須崎海羽&木原龍一組、アイスダンス優勝の村元哉中&クリス・リード組、それぞれに五輪経験者と初参加の組み合わせとなりました。ペアは須藤&ブードロ=オデ組が国籍問題で五輪出場がかなわないのが残念…。
しかしこの写真、ショーマと刑事くんが異様に可愛くありません?
ロシアの国内選手権も終了し(CSで放映中)、年明けすぐには全米選手権が始まります。
わが身を振り返れば、仕事納めもして明日からついに!おせち大作戦開始。
喪が2年続いたために3年ぶりのおせち作りなので、何をどうするんだっけ?状態。まあとにかくやらねばです。
今年を振り返って、しばししみじみと何か書けたらと思ってます。
全日本については、女子ショートが終わったところから書いてませんでしたが、男子!
羽生選手というトップスター不在といえども実にスリリングな攻防でした。
全体として疵のない演技がこのところできてない宇野昌磨選手、それでも優勝はしっかり手にしました。そして《第三の男》が誰になるかという争いは、フリーで田中刑事選手と無良崇人選手の一騎打ちに。
無良選手が一世一代ともいえる素晴らしいフリー「オペラ座の怪人」をノーミスで滑り切り、コーチである両親と涙で抱き合う光景にテレビ前でもらい泣き。そして、直後が田中刑事選手。
無良くんも刑事くんも共通するのは、気が優しく謙虚、シャイであるという点。この性格の美点はアスリートとしては時に欠点になり、ここぞというときにメンタル面で押せない、自滅してしまう、という場面が2人ともにこれまで何度も何度も見られました。
その無良くんがここまでやり切り、しかも高得点を叩き出したのを目の当たりにして、刑事くん、もしかしてまた… と思ったのは私の杞憂でした。いやー杞憂でよかった。
無良くんももちろん応援してきたし、最後の五輪のチャンスをなんとかつかんでほしいと思ってました。ただ、刑事くんは関西でずっと練習してきたことから、これまでジュニアのころから何度かチャリティーなどで演技を生で観て、演技後も少しだけお話しする機会があったり、西宮のリンクで偶然練習を間近に見たり、ということがあり。もともと彼のスケートが私はとても好きだったので、応援にも力が入っていたのですよね。特に最近は四回転含むジャンプの成功率が上がっているだけでなく、表現や身体の使い方が非常に洗練されてきて、本当に美しい。
今回、特にすばらしかったショートでの演技です。完璧ノーミスで90点越え!ここでの高得点の貯金が、結果的に無良くんの追撃をかわし、刑事くんをオリンピックに導いたともいえます。
最後のステップシークエンスのときの天井カメラが惜しい!もう少し寄って、表情や表現をよく見せてほしかったな~。
そしてフリー、無良くんのスケート人生を賭けた演技。もう涙なしでは見られません。
ああ、このまま無良くんをオリンピックに行かせてあげたい!ときっと多くの人が思った直後の、刑事くんのフリー。
刑事くんがフリーで鮮やかに決めた4回転トゥループ、この一本が明暗を分けました。
そして激闘のあとなのに、なんとなくほのぼのとする、全日本2017男子表彰台。無良くんの笑顔に胸が痛みつつ。
無良くん、刑事くんの五輪3枠目争いが一番の注目でしたが、男子で忘れてはならないのは、ついに復活を果たした山本草太選手。
ジュニア時代から日本のトップになることは確実と言われ、平昌五輪出場を目指していた草太くんが相次ぐ大けがにより競技リンクから姿を消して、長い時がたちました。
復活の9月の中部選手権では、まだ一回転ジャンプしか跳べなかった草太くん。その後三回転まで徐々に跳べるようになり、この全日本では見事な演技を見せてくれました。
その滑らかで美しいスケーティングはさらに進化し、表現の奥行きが出て、すばらしい成長を感じました。まだ17歳!これでジャンプが戻ってきたら…本当に楽しみです。
女子に関しては、やはりケガからの復活シーズンだった宮原知子選手が勝ちとった優勝の意味の大きさ。そしてダークホース、坂本花織選手の快進撃と五輪切符奪取。
敗れた樋口新葉選手、三原舞依選手、本郷理華選手、そして本田真凛選手…。どうか気持ちを立て直して、次の派遣試合や来シーズンに新たに力を注いでほしいです。
そして3位に飛びこんだ紀平梨花選手のトリプルアクセル、ショートとフリー合わせて3本という、浅田真央選手以来の快挙。しかもまだ中学生。表現力も兼ね備えたバランスのいい選手で、これからが非常に楽しみです。
ペア優勝の須崎海羽&木原龍一組、アイスダンス優勝の村元哉中&クリス・リード組、それぞれに五輪経験者と初参加の組み合わせとなりました。ペアは須藤&ブードロ=オデ組が国籍問題で五輪出場がかなわないのが残念…。
しかしこの写真、ショーマと刑事くんが異様に可愛くありません?
ロシアの国内選手権も終了し(CSで放映中)、年明けすぐには全米選手権が始まります。
わが身を振り返れば、仕事納めもして明日からついに!おせち大作戦開始。
喪が2年続いたために3年ぶりのおせち作りなので、何をどうするんだっけ?状態。まあとにかくやらねばです。
今年を振り返って、しばししみじみと何か書けたらと思ってます。
by higurashizoshi
| 2017-12-28 01:47
| フィギュアスケート