ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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贈った本

d0153627_15123848.jpg誕生日に贈った「アンネの日記」を、タタがもう読んでしまったという。
たった一日半。それはそれはすごい集中力だった。
どんなことを感じたのか、タタはまだ簡単には言葉にしない。

アンネ・フランク自身、13歳の誕生日に日記帳を贈られ、その日から「アンネの日記」は始まっている。
アンネが生まれたのは1929年。
私の両親と同い年だ。
15歳の夏で、アンネが書きつづった日記は終わった。
そしてアンネは、人間の尊厳をはぎとられる場所で短い人生を終えた。

でも、タタはそういうことを聞きたくないという。
たぶん、タタは日記の中の13歳から15歳のアンネの「今」を感じていたいんだろう。

かつて、わたしも13歳の誕生日に、母から「アンネの日記」を贈られた。
そのことを、タタのためにこの本を注文してから、急に思い出した。

私の両親は平和教育に熱心だった。
母はナチス・ドイツの行ったことについていろいろ教えてくれたうえで、「アンネの日記」を私に贈った。
だから私は、本の中のアンネの写真を見るのが怖かった。
日記の中の、知性とユーモアの輝くアンネに魅せられながら、虐殺の被害者だということが鉛のように重く苦しかった。

タタは、ただ13歳の少女同士として、アンネに会いたかったのだろう。
隠れ家を一歩も出られず、息をひそめて暮らす毎日の中で、たくさんのことを感じ、考え、学び、成長していくアンネ。
今、家から出ない暮らしを続けるタタにも、たくさんの学びと、成長がある。
タタは、アンネに出会って、どんなことを感じただろう。
もう一度、私も、タタに借りてこの本を読み返してみよう。
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by higurashizoshi | 2008-03-14 15:18 | 雑感 | Comments(11)
Commented by ミント at 2008-03-14 16:50 x
初めて書き込み、おじゃましま~す(^^)

タタちゃん、13歳のお誕生日おめでとうございます。
時代を越えての出会いって、あるのかもしれませんね。

そしてそれは、
時代をこえても感じることができる力がある人だからですよね。
素敵な力ですね。


Commented by higurashizoshi at 2008-03-14 22:42
ミントさん、いらっしゃいませ。
うれしいコメントありがとうございます。

「ずっと家の中」で「13歳の少女」っていう単純な連想でこの本を
タタに贈ったんですけど、実は自分の底にいろいろとつながるものが
あったんだなって、あとになって気がつきました。

いずれ親子でこの本のこと、話せたらいいなって思います。

また、いつでもいらしてください。
Commented by hinata at 2008-03-14 23:57 x
タタちゃん、お誕生日おめでとうございます。
うちの子と、一日違いなんですね~
アンネの日記、なにか惹かれるものがあったのでしょうね。
私が読んだのはいつのことだったのか?
多分もっと大きくなってからだったような・・・
読む前は、なんだか怖い気がしてなかなかそれまで手にしなかったのだけれど、そこにいるアンネは、普通のその年の女の子で、
何も特別な人ではなかった。安心したのと、余計にやるせなかったような・・・。
同じ年齢で読むと、どんな感じなのでしょうね。
親子で同じ話について話せるっていいですね。
Commented by higurashizoshi at 2008-03-15 16:48
うんうん、ほぼ丸一年違い。縁を感じます~

hinataさんもアンネの日記、読まれたんですね。
アンネは、大きな不安の中にはいるんだけど、自分が生き延びるんだというのは
あたりまえのこととして、日記を書いてるんですよね。
すごいポジティブで情熱的な女の子です。
その後の事実に視点をおいて読むと、つらさが先に立ってしまい、
日記をつづってるときのアンネのそばに、素直に視点をおいて読むことが
むずかしくなるんだなあ…

そんなこともタタから教えられた気がして。
とか殊勝なこと言って、今日も親子ゲンカしてしてしもうた…
Commented by ようこ at 2008-03-15 19:08 x
「アンネの日記」うちにもあります。それも私が子どもの頃、買ったか貰った年代ものの本。1973年版でした。
いつ読んだんだっけ?思い出せないけどまた、読んでみたくなりました。長女は読んだようなこと言ってたけど・・。
私は誕生日に本をプレゼントして欲しいというほど本が好きでした。本屋さんで何時間も時間を潰せました。ドリトル先生とかシートン動物記とか赤毛のアンとかシリーズで良く読んだなあ。
本は今でも大好きで、現在進行形で読む本がないと落ち着かないです。
Commented by higurashizoshi at 2008-03-16 12:10
73年版!それは値打ものですね~。
私は自分の持ってた「アンネの日記」は、繰り返す引っ越しの間にどこぞに
やってしまいました。
今回タタに贈ったのは4年前に出た改訂版で、デザインとかとっても明るい
感じ。今の子が手に取りやすいように工夫してあるなあと思いました。

ようこさんも子どものころからの本好き人間なんですね。
私も夢中で読みました、シートン動物記。気に入った本を誕生日に一冊、おこづかいをためて一冊…とそろえていくのが楽しみだったな~。
Commented by テル at 2008-03-17 01:05 x
私も読みましたよ~♪
同じ頃かなあ・・ん~小6かも??

ウチの両親もhigurashizoshiさんちと同じでした。。
ポプラ社の『憲法を考える』とか、持ってましたね~。
「アンネの日記」も、ユダヤ人のこと、ヒトラーのことなど怖くてリアルで、聞くのも辛かったのですが、「アンネの日記」は、それよりも
生のその時代を生きた少女の生活が身近に感じて、
すぐ内容忘れがちな私でもとっても強烈に覚えています。

男の子にドキドキするところと、
毎日、日記を書くこと、にあこがれました。
Commented by higurashizoshi at 2008-03-17 13:39
テルさんとこのご両親も、そういうタイプ…だったんだ。
私子どものころ、テレビでときどきナチスの記録映画みたいなのやるたびに、
「見なさい」って見せられてね。つらかったです。
そういう教育で、いい面もあったと思うけど、アンネのことも「悲惨」ていう
フィルターかけないと見られなかったのは、今考えるとすごく残念。

子どものおかげで、やり直しさせてもらってることってけっこうあるなと
思います。

そうそう、アンネの初恋のところでは胸がときめくよね。
そしてすごい文章力、思考力に圧倒されたの憶えてます。
Commented by つち at 2008-06-04 05:24 x
おじゃまします。
時々拝見していますが、書き込みははじめてです。

一説には、アンネの日記はアンネの日記ではなく、アメリカのユダヤ人作家の創作とのことです。
それどころか、ヒットラーは実はユダヤ人で、ホロコーストはドイツ人によるユダヤ人虐殺というより、むしろユダヤ人によるドイツ人虐殺だったそうです。
ちなみに、かのシュタイナーもヒットラーに暗殺されたそう。

>でも、タタはそういうことを聞きたくないという。

……それは、もしかしたらタタさんが、「作り物の悲劇」であることを、心のどこかで敏感に感じ取ったからではないかなと思いました。
うちのそわかも、小さい頃読んだけど、受けつけなかったそう。
アンネの日記創作説を話すと、えらく腑に落ちたようでした。

さすが、ひぐらしさんちのご令嬢方は、タダモノではないね~!
行く末が楽しみでござる。
Commented by higurashizoshi at 2008-06-04 18:21
つちさん、ようこそ。
アンネの日記が捏造である、贋作であるという主張はずいぶん以前からあるようで、
何度か裁判にもなり、いろいろな科学鑑定もおこなわれたようです。
(鑑定の結果は今のところすべてアンネ・フランク本人が書いたものとなっています。)
捏造説のほとんどは「ホロコーストはなかった」等と言っている反ユダヤや
ネオナチの人たちによってなされているように私は思います。

問題は第二次大戦のあと、アンネの父オットー・フランクのようにホロコーストを
生き延びたユダヤ人が、イスラエルを建国し、欧米に広く富裕層として広がる中で、
改めて根強くなった反ユダヤの対立に「アンネの日記」という本も巻き込まれて
いるということです。その中で捏造の主張も出てきたのでしょう。

もちろん、いくら科学的な鑑定をしても、過去のことですから疑いを持てばきりは
ありません。
どんな作家の本でも、本当にその人が書いたのかを証明することは実は不可能に
近いわけですし。
一冊の本として、作品としての価値が高いから今も読まれているのだと思いますよ。
タタがどう感じたかは、よくわからないですけどね^^
Commented by つち at 2008-06-05 18:28 x
捏造説はご存知でしたか。
すでに、9.11自作自演テロの例が露呈しましたからね。
ホロコーストやアンネの日記捏造も、じゅうぶんありうるだろうなと僕は思います。

参考までに。
リチャード。コシミズ氏の講演です。まさにその辺りの事を語っています。
http://video.google.com/videoplay?docid=-8249834850366562921&q=%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%82%BA&hl=en

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