ひぐらしだより
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キッチンな一日
一日キッチンに立ちっぱなし状態だった一昨日。
朝食作りにはじまって、ついに自家製酵母でのパン焼きにとりかかる。なんせ一次発酵に6~7時間かかるというので、とりあえず仕込み。
酵母はいちばん初心者向けと本に書いてあった、ヨーグルト酵母。ヨーグルトに小麦粉と塩を入れて混ぜたものを常温で置いておき、一日数回、忘れずにかき混ぜて空気に触れさせる。そうやって一週間かけて起こした酵母ちゃんが、元気にプクプクと泡立っている。
強力粉に酵母入りの元種、塩、ちょっぴりの砂糖とバターを混ぜ込んで、手のひらで伸ばしてはたたみ、伸ばしてはたたみ、と15分くらい、ミミと交代でがんばる。
さて、土鍋にぬるま湯を張り、まとめた生地をボールに入れてラップをかけ、土鍋の上に置いて、一次発酵スタート。
そのままキッチンに立って、お昼ごはんは何にするかと考えていたら、野菜室のかぼちゃがそろそろ食べどき(寿命ってこと)だぞ…と思い出した。んじゃあ、この勢いでお昼はかぼちゃパイを作ろう。と考えて、そのままパイ作りに突入。
パイといっても、冷凍のパイシートを使うので簡単簡単。かぼちゃを蒸してつぶしてバターと甘藷糖を混ぜて、伸ばして切り分けたパイシートにはさんで焼く。
新しいオーブンで初めてパイを焼いたのだけど、焼き上がりがぜんぜん違ってパリパリのサクサク! タタもひと口食べて「おおおー」。ミルクティーとともにおいしくいただき、食器を片付け…そこでなぜかまたキッチンに立ったまま考えた。
晩ごはんは何にしようかね? と思った瞬間、冷蔵庫のチルドにいる鮭のあらのことを思い出した。この方も食べどきではありませんか…
そうだ、酒粕を買ってあったんだよ。と思いつく。粕汁を作ろうと思ってたんだ、そうだそうだ。とすると、味がしみてた方がおいしいから、今から仕込んでしまえ。
で、だしを取って、大根だ人参だこんにゃくだ…をどんどんと切りまくり、新ごぼうも入れてことこと煮込んでいるうちに、じゃあ今のうちに一品おかずも作っておこうかなーと、今度は鶏じゃがを作りはじめる。
鶏じゃがといっても、私は肉じゃが同様、肉はちょっとしか使わないので、鶏ももが半枚余ってしまった。…そうだ、この残りの鶏肉を入れて明日の朝用のスープを作りましょう。
と思い立ったら、もう玉ねぎの皮をむいている。人参、キャベツなど野菜室にあるものをどんどん刻んで大鍋にいっぱいのスープを仕込む。
いったい何を取りつかれたようにやってるんだ? 私。
ほかにやることはいっぱいあるのに、まるでキッチンに張りついたみたいに。どんどん芋づる式に作って作って、どうなっちゃってるんだろう…
と思いながらも、手は止まらない。誰か私を止めてちょうだい~
結局、この日は夕食が終わったあとにやっと一次発酵が終わった生地を成形して、二次発酵に1時間。オーブンに入れたのが10時。そしてお風呂上りになってやっと焼きあがった、初めての自家製酵母パン。(翌日試食したら、大成功の味だった!)
この日、キッチンに立ってた以外は食事のために座ってた時間しかなかったのでは…と思うような一日だった。もしかしたら私は何かを忘れようとしているんだろうか。いや何かから身をかわそうとしてるんだろうか。
作ってもすべて消えてしまうものを一心に作り続けながら、でもこの日はずいぶん思索にふけることができた。料理は不思議だ。
朝食作りにはじまって、ついに自家製酵母でのパン焼きにとりかかる。なんせ一次発酵に6~7時間かかるというので、とりあえず仕込み。
酵母はいちばん初心者向けと本に書いてあった、ヨーグルト酵母。ヨーグルトに小麦粉と塩を入れて混ぜたものを常温で置いておき、一日数回、忘れずにかき混ぜて空気に触れさせる。そうやって一週間かけて起こした酵母ちゃんが、元気にプクプクと泡立っている。
強力粉に酵母入りの元種、塩、ちょっぴりの砂糖とバターを混ぜ込んで、手のひらで伸ばしてはたたみ、伸ばしてはたたみ、と15分くらい、ミミと交代でがんばる。
さて、土鍋にぬるま湯を張り、まとめた生地をボールに入れてラップをかけ、土鍋の上に置いて、一次発酵スタート。
そのままキッチンに立って、お昼ごはんは何にするかと考えていたら、野菜室のかぼちゃがそろそろ食べどき(寿命ってこと)だぞ…と思い出した。んじゃあ、この勢いでお昼はかぼちゃパイを作ろう。と考えて、そのままパイ作りに突入。
パイといっても、冷凍のパイシートを使うので簡単簡単。かぼちゃを蒸してつぶしてバターと甘藷糖を混ぜて、伸ばして切り分けたパイシートにはさんで焼く。
新しいオーブンで初めてパイを焼いたのだけど、焼き上がりがぜんぜん違ってパリパリのサクサク! タタもひと口食べて「おおおー」。ミルクティーとともにおいしくいただき、食器を片付け…そこでなぜかまたキッチンに立ったまま考えた。
晩ごはんは何にしようかね? と思った瞬間、冷蔵庫のチルドにいる鮭のあらのことを思い出した。この方も食べどきではありませんか…
そうだ、酒粕を買ってあったんだよ。と思いつく。粕汁を作ろうと思ってたんだ、そうだそうだ。とすると、味がしみてた方がおいしいから、今から仕込んでしまえ。
で、だしを取って、大根だ人参だこんにゃくだ…をどんどんと切りまくり、新ごぼうも入れてことこと煮込んでいるうちに、じゃあ今のうちに一品おかずも作っておこうかなーと、今度は鶏じゃがを作りはじめる。
鶏じゃがといっても、私は肉じゃが同様、肉はちょっとしか使わないので、鶏ももが半枚余ってしまった。…そうだ、この残りの鶏肉を入れて明日の朝用のスープを作りましょう。
と思い立ったら、もう玉ねぎの皮をむいている。人参、キャベツなど野菜室にあるものをどんどん刻んで大鍋にいっぱいのスープを仕込む。
いったい何を取りつかれたようにやってるんだ? 私。
ほかにやることはいっぱいあるのに、まるでキッチンに張りついたみたいに。どんどん芋づる式に作って作って、どうなっちゃってるんだろう…
と思いながらも、手は止まらない。誰か私を止めてちょうだい~
結局、この日は夕食が終わったあとにやっと一次発酵が終わった生地を成形して、二次発酵に1時間。オーブンに入れたのが10時。そしてお風呂上りになってやっと焼きあがった、初めての自家製酵母パン。(翌日試食したら、大成功の味だった!)
この日、キッチンに立ってた以外は食事のために座ってた時間しかなかったのでは…と思うような一日だった。もしかしたら私は何かを忘れようとしているんだろうか。いや何かから身をかわそうとしてるんだろうか。
作ってもすべて消えてしまうものを一心に作り続けながら、でもこの日はずいぶん思索にふけることができた。料理は不思議だ。
by higurashizoshi
| 2009-02-20 16:55
| 家事というか