ひぐらしだより
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夏の中へ
日常が肥えてくると
心はすこし ほそくなる
激しく打たれているあいだは
見えなかった
ちいさな痛みが芽を出す
このごろ背中がちくちくするのは
きっと そのせいなんだね
だいじょうぶ
やさしく自分にふれることができるくらい
私の腕はちゃんと
長いから
***
おーい 子ども
湿った畳の上を どこまで行く
ちいさな足を踏みはずしてしまったら
どこまでも深い
海なのかも しれないよ
おうちって
そんなところかも しれないのに
おーい 子ども
ずんずんと どこまで行く
追うのがせいいっぱいで 私
まぶしくてやっと眼をひらいて
いるよ
心はすこし ほそくなる
激しく打たれているあいだは
見えなかった
ちいさな痛みが芽を出す
このごろ背中がちくちくするのは
きっと そのせいなんだね
だいじょうぶ
やさしく自分にふれることができるくらい
私の腕はちゃんと
長いから
***
おーい 子ども
湿った畳の上を どこまで行く
ちいさな足を踏みはずしてしまったら
どこまでも深い
海なのかも しれないよ
おうちって
そんなところかも しれないのに
おーい 子ども
ずんずんと どこまで行く
追うのがせいいっぱいで 私
まぶしくてやっと眼をひらいて
いるよ
by higurashizoshi
| 2009-07-10 11:51
| 詩