ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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春告魚

いつからか知らないけど、このあたりでは春のいかなごのことを《春告魚》と呼ぶ。
いつまでも寒いなあと思っていたら、オヤ?もういかなご漁の解禁ですか?と驚いて、ふと顔を上げるとそこには春が来ているのでした。
と、そういうホンワカした感じには個人的にはあんまりならない今年の春だけど、何はともあれ。まずは第一陣を今年も炊きました。
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できたてホカホカの、いかなごのくぎ煮。
例年通り、わが家のはとってもやわらかな薄味仕立て。

いただきます~
奥は、一緒に作った釜揚げ。これがまた、とろける美味なのだ。
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小塚崇彦選手がついに引退、というニュースを見て、ほろにがい思いで炊いた今年のいかなご。
あの美しいスケーティング、むくわれなかった数々の試合、会心のガッツポーズ、いろんなことが浮かぶ。
大ちゃんの同世代が次々と去っていくなあ。小塚くんはスケートそのものをやめてしまうような表現の引退宣言だったけど、もしそうならあまりにもさびしい。心からお疲れさまと、再出発に幸せを願って。

で、その大ちゃんはこのごろいろいろと話題です。
フロアダンスのステージに出ることになったり。
プロジェクトマッピングとコラボして滑ったり。
ニュース番組のレギュラーになったり。
(今春は神戸チャリティが行なわれないことを知ったときはやっぱり相当落胆したけど、気を取り直してまたショーのためにお金ためようと健気な決意をいたしました)
一番驚いたのは、来年からフジテレビのフィギュアスケート中継のナビゲーターに就任したこと。
こういう展開は予想してなかったなあ。ナビゲーターだから解説をするわけではないけど、彼がフィギュアの放映に定期的にかかわるようになるとは! いやもちろん、うれしいですけどね。フィギュアの世界にかかわり続けてくれることなら何でもうれしい。(ということは、留学はもう終わりということなのだろうか?)
そういえば今日は(あ、日付変わったけど)大輔さん30歳のお誕生日だったのですね。おめでとうございます!(ひたすら滑ってくれるのだけを待っているファンなので、プライベートはよく知らないのだった)

春の訪れとともに、いろんな《はじまり》がやってくるのだなあ。
わが家も、これまでとちがう生活がスタートする予定で、私はますます人生を考えて空を見上げてしまうことでしょう。しかしその前に世界選手権があるんですね。映画も最近めちゃめちゃ観てますのにぜんぜんレビューのレの字も書けてない。そのことでまた気分が落ちたりして、何をやってるのかわからないなあ、と思って、ならば遅まきながらツイッターでも始めるかと考えたりしてます。短文なら書けるかなって。
いや、そこ逃げたらいかんやろとか、生真面目に考える自分もいたりして、相変わらずめんどくさい人です。
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by higurashizoshi | 2016-03-17 00:47 | 家事というか | Comments(4)

春のたより

急に暖かくなったり、また寒さがぶり返したり。
それでも、着実に時は流れて春が実感できるようになってきた。

私の地元、瀬戸内の春といえばこれ。
今年もにぎわう魚の棚商店街で、いかなごの新子を二度に分けて買ってきて炊いた。
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炊いてる途中で味見。これがまたやわらかくて美味しいのだ。
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釜揚げにして、くぎ煮にして…
遠くの方や近くの友に送ったり。
今年も6kg炊きました~ がんばった~
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さて、そんなさなか、友人からもすてきな春のたより。
マクラメ編みのブレスレットで、石や糸などを選んで注文して作ってもらったもの。
タタとミミの分まで、イメージを考えながら作って送ってくれて感動!
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自分にはあまりに無縁な才能なので、うらやましいどころか、ただただ称賛するのみです。
ほんとうに綺麗。
美しいものが身近にあると、心がほんのりと潤される。



母が施設に入る日がだんだん迫ってきて、準備に忙しくしながら、胸しめつけられてもいて。
この春は家族の中にスタートと別れが同時にやってくる。
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by higurashizoshi | 2014-03-20 21:26 | 家事というか | Comments(0)

蒸し鶏をつくる

料理の話を書くのはいつからぶりでしょう。

今日は一週間ぶりに家にいる日だったので、積極的にだらだらしながら参院選公示のニュースなど見ていたら、だらだらした気分がすっかり吹き飛んでしまった。
日本人はこんなに忘れるのが得意な国民なのか。昔からそうか。
給料が増えるのは大事です。物価が安定するのも大事。でもあの事故から2年ちょっとで、原発どんどん再稼働、海外へ売り込み。そして憲法改正して国防軍をつくるという。みんなほんとにそれでいいのか。それがいいのか。

頭を沸騰させつつ、ごはんのしたくをする。
とにかくオフなので数日前つくっておいた蒸し鶏をメインにすることに。

この蒸し鶏、ものすごく簡単にレンジで作るのだけど、そのわりにすごくおいしい。
レンジと大きめの耐熱ガラス容器があればできるので紹介しましょう。
いや、紹介するなんていうと恥ずかしいくらい簡単きわまりないんだけど。

蒸し鶏がわが家の定番なのは、おいしくてみんなが好き、パンにもごはんにも麺類にも合う、カロリー低くて高たんぱく、作り方が超簡単…という理由に加えて、決定的なのは鶏のむね肉が安いことであります。
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国産むね肉2枚。ぷりぷり。
某スーパーで100g68円で購入、これで450円くらいだったかな?
選ぶコツは、2枚の大きさが均等なこと。いっぺんに蒸すので。

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うちは耐熱ガラス(パイレックス)の正方形ふた付き容器をいつも使います。
ここにできるだけぴっちり、みっちりとむね肉を入れます。重ならないように。

塩と白こしょうを振る。
塩はなんでもよいのだが、最近うちはいただきもののこういう塩を使ってます。
なんかありがたい感じがしますね。
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肉を裏返して、また塩と白こしょう。
塩はこんな感じで、かなりしっかりと。ひかえすぎると、味がしまらない。塩気はある程度流れてしまうので、びびらずに振りましょう。
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肉にまんべんなく酒をかける。分量なんて測ったことありませんわな。
どぼーっ、ではなく、とぽとぽ…という感じ。底に少したまるくらいかな。
よく酒蒸しは「飲んでおいしい日本酒で!」なんてレシピ本に書いてあるけど、私、飲んでおいしい日本酒なら料理に使いません。飲みます(きっぱり)。
だから使うのは単なる料理酒ね。

ふたをして(ふたがなければラップをかけて)レンジにイン。
1000Wでまず2分30秒加熱します。W数の違うレンジなら調整を。
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あけてみて、表面が全部白くなっていたらオッケー。裏返します。
もし見える部分にまだ赤みが残っていたら、そのまま追加でもう少し加熱。
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裏返したのを、また1000Wで2分30秒加熱。
ここがポイントなのですが、ふたを取らないでね。
ふたをしたまま容器を持ち上げ(めっちゃ熱いので気をつけて!)、横やら下やらから見て、肉の表面全部が白くなっているのを確認します。まだどこかに赤いところがあれば、そのままレンジに戻して、少しだけ加熱。
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とにかく、表面が全部白くなったらもういいのです。この時点で完全に中まで火を通してしまうと、硬くなってしまいジューシーな蒸し鶏になりませぬ。
だから、表面はしっかり火を通し、中はじわじわと余熱で通していくイメージ。ふたを取ると一気に容器の温度が下がってしまうので、うまく余熱がきかなくなります。

こんなシンプルな料理ながら、つい加熱し過ぎて硬くしてしまうという失敗を何度もしたなあ~。
で、うちのレンジと耐熱容器と肉の大きさとかの相性、そして「ふた取るな!」のルールがつかめてからは、あっという間にホイホイとできるようになりました。

ふたをしたまま、できればレンジに入れたまま!自然にさまして、しっかりさめたら冷蔵庫へ。
すぐ食べるより、1日以上寝かしたほうが断然おいしい。
大きめ2枚作ると、サンドイッチにごはんにラーメンの具に(もちろんビールのつまみにも!)としばらく大活躍してくれます。

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というわけで、寝かしていた蒸し鶏で今日の晩ごはん。
柚子こしょうが合う、合う!
日本の行く末を案じながら、それでも一日の休息に感謝しつつ、いただきました。
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by higurashizoshi | 2013-07-05 00:31 | 家事というか | Comments(6)

それぞれの好き

この連休中にお祝いごとがあって、ひさしぶりにちらし寿司。
人数多かったので、てんこ盛りにしすぎてちょっと情緒も何もない感じになってしまいましたな。
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でも、こういう
「よっしゃやるぞ!」
って料理を作るのはやっぱり好き。
おまけにみんなに喜んでいただけて。



そんな人間たちの様子をじっと見ているメアリ…じゃない、眼あり。
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この方は、なぜか扇風機に頭をくっつけるのが好き。
冷たくて気持ちいいのだろうか。



で、そこにもう一匹がやってきて、
なぜかいきなり、なめられる。
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こちらは、とにかくなめるのが好き。
なんでもなめて、うっとり。


世の中のきびしい出来事を、しばし忘れるそれぞれの「好き」の時間。
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by higurashizoshi | 2012-09-17 21:34 | 家事というか | Comments(2)

オフだピザだ

このGW、ものすごくめずらしく、数日家にいられることになり
「オフだオフだ~」とよろこび、お天気のいい日を選んで、すごーくひさしぶりにピザを作った。

以前はひとりで作っていたピザ。
今では生地はタタがこねて伸ばし、トッピングはミミが切って載せてくれる。
私はソースをペタペタしただけでござる。
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チーズを散らして、
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焼きましたら、まあちょっとこんがり過ぎ!?
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このあと、ベランダでお日さまを浴びつつ、ピザとコーヒーをいただきました。
さくさく、はふはふ、ぺちゃくちゃ。
あああ、オフはええなあ!

夏のキャンプも準備が始まり、これからまた忙しくなるのである。
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by higurashizoshi | 2012-05-04 00:16 | 家事というか | Comments(8)

初ポトフ

朝から実家へ。夜までいろいろとあり、寝不足の眼をこすりながらあちこち運転。
しんから疲れて帰ってきたら、ポトフが待っていた。
初めてタタとミミが2人だけで作ってくれたのだ。
やさしいあったかい味がした。

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by higurashizoshi | 2011-12-14 00:08 | 家事というか | Comments(0)

今年の節分

子どもたちが小さかったころは、にぎやかに大声で豆まきしたなあ。
などと思い出して。
あのとき追い払った鬼は、どこに行っただろう。
そして呼び込んだ福は、今もこの家にいてくれるのだろうか。

今年も作りました、恵方巻き。すでに、ミミが巻いたほうが上手です。
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今年の恵方は南南東だそうで、母子で沈黙を守りながらむしゃむしゃ…
のどが、詰まるぅ。来年はもうちょっと細巻きにしよう。

歳の数(しかも数え歳)だけ豆を食べる。昔は楽しみだったものだが…
年々これ苦行になってきてますよ? だって胃は年ごとに縮んでるのに、食べる豆の数は増えていくんだもの。
だから今年は、「十年を一粒ってことにして…」とひそかにズルしていると、子どもたちにたちまちバレた。

「ぼくは何個?」
と言いながら豆でクリケットするクー。
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もはや豆にも関心のない方がこちらに。
「眠いんじゃ。静かにしてくれんかの」
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こうして今年の節分の夜は静かにふけていくのでした。
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by higurashizoshi | 2011-02-04 14:37 | 家事というか | Comments(0)

灯台もとくらし

「ところで、アレはどうなったの?例の、あの…」
「は?」
「虫よ、虫の話」
という会話が、何人かの人との間に(メール含め)あった、この数日。
そうでした、あの虫のこと。前回の終わりに発生源について書くと言い置いて、気づけば2週間? その間にもいろんなことがあって、すでに虫に苦しんだ日々は過去へ。単刀直入にこの話をくくれば、《灯台もと暗し》ということか。パソコン部屋に大量発生していたタバコシバンムシの巣窟は、なんとも思いがけないところにあったのです。

どんどん増えてくる虫を、最初はできるだけ殺したくないなどと善人面していた私だが、虫の量が限界を超えてくるともはやそんな仮面はかなぐり捨てて、殺戮の鬼と化してしまった(思い出すとおそろしい)。一匹ずつ退治していてもまったくラチがあかないので、掃除機をかまえて天井やら壁やらにへばりついてるヤツらをどんどん吸い取る作戦に出た。こうすると一時的に虫は減る。でも、結局ヤツらの寄生する場所を探し出さないことには解決にはならず、掃除機作戦も焼け石に水。1時間もすればどこからともなくごっそり出てきて部屋はまた虫だらけ。発生源を探索しつつ、掃除機で一時的に数を減らすというやりかたを何日続けたことだろう…。

そしてある日の昼下がり。いったいヤツらの巣はどこにあるんだろう…と疲れはてた眼差しで、パソコン部屋に立てたままの掃除機をぼんやり眺めていた。
すると、「ん?」
今、目の前で掃除機のホースの先から、ヤツが一匹「ぷーん」と飛び立たなかった?
すると二匹目が…三匹めが…。
「え? え?」そして掃除機本体のすき間のあたりに眼をやると…もそもそ、もそもそとヤツらが妙に親しげにへばりついている。
最初は、吸い込んだ虫の一部が生きていて出てきたのかと思った。でも、ほんとうにそうだろうか…? もし、そうじゃないとしたら?
(以下、私の思考の順)

①そう、確かにこの掃除機、パソコン部屋にずっと前から置きっぱなしだったよね。
②いつもはハンディタイプのミニクリーナーしか使わないから、この掃除機はめったに使わず、ここに置きっぱなしだったんだよね。
③めったに使わないから、中の紙パックもずいぶん長いこと交換してないよね。
④掃除機の紙パックの中って、いろんなゴミが集まってるよね。たとえば、食べもの関係とか、粉類とか、有機物がいっぱいだよね。有機物…
「まさか、まさか…」
半信半疑ながら、私は急いででっかいビニール袋を持ってきて、掃除機をまるごと包んで密封した。そして念のため、玄関の外に出した。

それから数日のうちに、潮が引くように虫たちの数が減っていった。そして一週間後、パソコン部屋にタバコシバンムシは一匹もいなくなった。
そう、犯人は掃除機の紙フィルターだったのである。一生懸命、虫たちを退治するのに使っていた掃除機が、ヤツらのすみかだったのだ。オーマイゴッド。
で、この巣窟=紙フィルターを開けてみたときの話をくわしく!…お伝えするのは良識が許さないので(というか思い出したくないんです)、ともかく一件落着ということだけ書いておこう。

ところで《灯台もと暗し》という言葉を、私は子どものころずっと《灯台元暮らし》だと思っていた。
灯台元、という灯台守みたいな仕事の人がいて、その人の日々の暮らしぶりのことだと思っていたのだ。
子ども時代の私は想像していた。《灯台元暮らし》は、きっとひとりぼっちで淡々とした静かな暮らしに違いない。孤独だけれど大切な仕事をひとすじに守る。なかなかいいなあと思っていた。
だから、なくし物が見つかった大人が「灯台もとくらし、って言うやないのォ」と言っているのを聞くと、へんな使い方をするんだなあ、大人はわからんなあ、と思っていた。

そして成長して、本来の意味を知ったとき、なんだかとてもガッカリした。私の想像の世界から、《灯台元》の暮らすちょっといい風景がふっと消えていった。だから、灯台の足もとが暗いなんて当たり前のことを、わざわざ言わなくていいだろう!と、いまだにこの言葉にはちょっとイチャモンをつけたくなるのである。――なんて言いながら、こうやって自分で使ってはいるのだけど。私の暗い足もとには、掃除機の紙フィルターがさみしく転がっていたのですね。
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by higurashizoshi | 2010-11-04 22:57 | 家事というか | Comments(4)

虫との戦い

指折り数えてみたら、二週間くらい更新していなかったことになる。とうとう数人の方から「元気ですか?」などと案じるたよりをいただいてしまった。で、更新できなかったわけをくどくど書こうとは思わないのだけれど、ひとつだけ言わせていただけるなら、虫の襲来である。私のパソコンのある部屋に、ナゾの虫が大量発生。…はい、ここまで読んで虫嫌いな方はよそを向いてくださいね。けしておぞましい形状の虫ではないし、噛んだり刺したりもしない。しかし出没の量がハンパでないのである。

虫の名は調べてみてわかった。タバコシバンムシという、特にめずらしくもないどこにでもいる小さな甲虫。葉たばこに寄生して被害を出すところから、この名がついたらしい(シバンってなんだ?)。大きさはゴマくらいで、こげ茶色で、甲虫だから丸っこく、背中がてかっとしている。私は虫は苦手じゃないから、最初は気にもとめなかった。「最近この虫よく見るね」くらいの感じであった。しかし、しかーし。

始まりはキッチンだった。妙に例の虫が増えている。ふと見ると調理台に何匹も、食器棚にも、そして天井を振り仰ぐと…ななな!? なんだろうこの黒っぽい点々たちは。そのうち料理にもまぎれこんでいるのを発見したり、あまりよろしくない展開になってきた。
早速ネットで調べ(こういうときはネットはほんとに便利)、タバコシバンムシという聞きなれない名前と生態について学習した。ヤツらは乾燥した植物や粉類に寄生して無尽蔵に繁殖するらしい。
粉、粉…戸棚に頭を突っこみ、床下収納庫も探しまくる。そして、
「ぎゃあああ!」
一緒に探していたミミの叫びとともに、ぬか漬け用の生ぬかのビニール袋が高々と差し上げられた! 
袋の中を見た私も思わず「ぎゃあああ!」
…いや詳しい記述はあえて避けますが、そこはヤツらの王国と化していたのである。袋や箱を食い破り、いったん食料になるものにもぐりこんだら最後、それを食い尽くしながら早いサイクルで繁殖を繰り返す。まあ、虫なんだからあたりまえといえばあたりまえの話ではあるのだが、この繁殖地を発見して廃棄しない限り、おうちの中で大量発生していくヤツらと共同生活を続けなければいけないのである。

さて、ぬかの袋を泣く泣く捨てて(しかも二袋もやられていた)、そのほかの粉類もすべてチェックしてから厳重に密封して、「さあ、これでだいじょぶ!」意外に速く、戦いは勝利をおさめたやないの、私もオトナになったもんだ…などと思っていた、甘かった私。ほんらい、虫と人間が戦って、人間のほうがラクに勝てるはずがないのである。
翌日から、パソコン部屋に少しずつ異変が起きてきた。ヤツらである。確実に増えている。パソコンに向かっていると、画面に飛んできて這いまわり、こちらの首筋や顔に飛びついてくる。しかも日を追って増え、数日後には見上げるとパソコン部屋の電灯の下はヤツらの秋祭り会場みたいになっていた。
毒があるわけでもなく、数匹いるだけなら別に気のいいちっちゃい虫というだけのことだが、いったい狭いこの部屋の中に何十、いやもっとか?というほどの量で飛び回られるとさすがにイカン。しかもこのままほっておくとさらに大量発生し、次の繁殖場所を開拓して被害が広がるにちがいなく、いったん終息したキッチンもまたやられるかもしれぬ。

しーんとした部屋ででパソコンに向かっていると、腕や顔にヤツらが何匹も飛んできて這い回る。それはまだしもとして、耐えがたいのは静寂の中で部屋のあちこちから「…ぷちっ。…ぷちっ」という小さな音が無数に聞こえてくること。それはヤツらの立てる羽音なのである。そのうち「…ぷちっ」が頭の中にだんだん反響してきて、なんだかカフカみたいな心境になってくる。そしてじりじりして、まったく集中できなくなって、そのうち「わーっ」と叫びたくなるのだ。
ブログの文はパソコンで書き、日記や詩は手書きと分けているので、パソコンに集中できないせいでブログの文章がちっとも書けない。しかも、徹底的に繁殖場所を探索することにしたので、部屋中をひっくり返しての作業にひたすら時間を取られる。

そもそも、食品類を一切置いてないパソコン部屋である。いったい何に巣くっているんだろうと不思議でしょうがなく、ネットでしつこく調べてみると驚くべき事実が判明。
タバコシバンムシは、合板の間に使われているコーリャン(最近はそんなものが使われているんですね)、ポプリ、漢方灸、皮革、畳のワラ、そしてなんとなんと、緩衝材にまで寄生するというのだ。緩衝材といえば、プチプチシートとかスポンジとか?あれ化学製品でしょ? と思ったら、最近は環境に配慮して、なんとトウモロコシから作られた緩衝材が増えているのだという。見た目はこれまでと変わらないそうで、変わるのはヤツらの好物に入るということ。オーマイゴッド。
パソコン部屋を見渡すと、どれもこれもアヤシゲに見えてくるものばかり。あの棚板はコーリャンを挟んでるんじゃないか?この奥にたしか緩衝材があったけど?昔もらったポプリはどこ?…そしてはてしない探索は続く。

で、これをパソコンで書いているからには、みごと解決しました、正解はこれでした! と言いたいところなのだけど…
「…ぷちっ。…ぷちっ」
聞こえてくる、あの音。
そう、今、私はヤツらの羽音に耐えながらこれを書いているのです。
明日もまた、探索続行。どこかに虫探偵はいないのか!?
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by higurashizoshi | 2010-10-16 22:57 | 家事というか | Comments(4)

暑いときには、熱いもの

そろそろ梅雨も終わるらしく、本格的な暑さのはじまり。
毎日、こまぎれにいろんな用事が続き、なかなかパソコンの前にゆっくり座って文章が書けない。
そもそも、もうちょっと軽く書くブログにすればいいのに、なんだかいつも身を入れて書いてしまうものだから、ひとつ書くのにどうしてもまとまった時間が必要になる。
今日もこうして文を書きはじめてみたものの、あと30分ほどで毎週の生協の配達があって、汗だくのお兄さんと世間話をかわさねばならないし、そのあとすぐ、嫌で嫌で延期していた歯医者についに予約したので、軽く拷問を受けにいかねばならないし、そのあと帰ってきたらすぐお昼ごはんのしたく。今日のお昼は何にしようか…とか考えてるうちに頭の中はスライドしていき、とりとめもなくあれこれと、やらねばならないいろいろなことについて考えはじめ、はっと気づくと、いかん! 文を書いているんだった、時間がもうあんまりないぞ…ということになってくる。

それでもう、書きたいことはたくさんあるのだけど、とりあえず鶏めんの話。トリメン。
アジアの街角の食べもの屋さんで、ふらっと入ってお昼に食べる、みたいなイメージで作ってみた。こういうのは中華料理の店では「鶏そば」というけど、うちのは中華そばを使わず、太めのそうめんを使っているので、鶏めん。
この前、例によって「今日のお昼は何にしようか…」と考えているときに、《暑いときには熱いものを食べよ》と頭の中に啓示が(?)くだり、先日とった濃厚な鶏スープが冷蔵庫に眠ってることを思い出した。
そうだ、あのスープを塩味にして、そこに半田そうめん(大変コシがある、細い讃岐うどんみたいな乾めん)を入れて、トッピングは小松菜と蒸し鶏にしたら…とビジュアルが浮かんだら、がぜんやる気が出て、ちゃっちゃっと作った。
この蒸し鶏は最近のわが家の定番。安いむね肉で、レンジで簡単にできて、旨い。ポイントは表面に火が通って色が変わったら、中まで火を通し切らず、容器から出さずにそのままさますこと。サラダに入れたり、サンドイッチの具にしたり、いろんな料理に使えてとっても重宝する。
で、スープのほうは、ちょっとオキテ破りなわが家の方式でとっている。手羽元を塩焼きにして食べたあとの骨をきれいに洗って水に入れ、ふつふつと長時間煮出してつくるのだ。
「食べたあとの骨を使うなんて!」と眉をひそめる人にはおすすめできないが(これを店でやったら食品衛生法に違反するのかもしれぬ)、私はすごく合理的!と思っている。とにかく美味しいスープがとれるのだ。

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個人的にはここに香菜とか薬味がほしいところだけど、今回は素直にそのままいただいた。
この鶏めん、われながら絶品の美味しさだった。タタとミミも「これは…」と、そのあとは無言で3人でフハフハ、ツルツル。
「暑いー!」と叫びながら、完食。これは鶏スープのとれたときには定番メニューになりそうだ。冷たいめんもいいけれど、たまには暑いときに、熱いものを。
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by higurashizoshi | 2010-07-17 11:27 | 家事というか | Comments(4)

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