ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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カテゴリ:フィギュアスケート( 130 )

グランプリシリーズ開幕

倉敷のあと、徳島にスペシャルな日帰り旅をして、林家一門会の落語会やら、すばらしい街並み散策をした話を書こうと思いつつ忙しさの中でびゅんびゅんと日は過ぎて。
はっと気づくとついにグランプリシリーズ開幕!
そして第1戦のスケートアメリカ…
が、終わってはや3日。

早く早くと思いながら、昼も夜も、なんで!?と思うくらい仕事やら用事やら約束やらがびっしり詰まり、まったくブログが書けないまま来ております。
明日も昼夜とアポが入ってしまい、翌日の金曜はようやく、昼間はかろうじて時間が取れるかな…という感じ。
でも、それってもう第2戦の前日ではありませんか。
いや、それでも金曜にスケアメの記事をアップしようと思ってはいるので、とりあえずお知らせしておこうと思います。
男子フリーがあまりにも感動的だったので、書き記しておきたい!という思いがあふれています。

悲しい&むなしい病だった昨今。
まず徳島へ連れ出してくれ、たっぷり楽しませてくれた友に感謝。
そして、涙するほどの感動をくれたスケーターたちに感謝です。

徳島・貞光の「二層うだつ」。
江戸期の、江戸からは遥か離れた地域の沽券と、粋と、美。
それがこんなふうに残っていることの奇跡。
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***
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by higurashizoshi | 2016-10-27 01:44 | フィギュアスケート | Comments(2)

チームチャレンジカップ終了&アイスレジェンド

いや~チームチャレンジカップ2日目、宇野昌磨選手がフリーでも4回転フリップ成功ですよ!
私、ショートのあとのインタビューをぼーっと聞いてたのでわかってなかったんですけど、《明日のフリーでもクワドフリップ入れます》ってこと言ってたんですね、ショーマさん。来季の話とばかり思ってたので、昨日のフリー観て「ぬお?」となりました。
しかも今朝放映されたエキシビションで小耳にはさんだら、なんとあの涙のワールド後に帰国して、クワドループの練習中に《気分転換のため》にクワドフリップを跳んでみたら一回で成功したので、今回入れてみたとのこと。「入れてみた」ってジャンプじゃないでしょう! 史上初やっちゅうねん。しかも2日続けて成功って、どーなっとるんだこの人は。
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いまだに今大会の成績が公式記録になるのかどうか私にはよくわからないのですが、フリーの得点は192.92。フリップは降りたものの、ほかのジャンプも含め着氷乱れなどが若干あり、それでもこれだけの得点を出せるというのは、すでにジャッジを完全にわしづかんでます。
(世界初から二つ目の4回転フリップ入り、フリー動画はこちら

今回、これにて今季終了ということで、イベント的な大会ながら各選手それぞれに気合が入っていて見ごたえある演技の連続でした。得点もてんこ盛りだ~!
そして急ごしらえのチームとはいえ、アジアチームも含めていろいろな国が入り混じった選手たちが楽しそうに交流しつつ応援する様子には心なごみました。

そして、やっぱりやられたジェイソンに。
ケガから復帰したジェイソン・ブラウン選手、初見のショートもすばらしかったのですが、スケートアメリカ以来見られなくなって残念でたまらなかった今季フリープログラム「愛の香気(『ピアノレッスン』より)」を、シーズン最後の最後でついに観ることができました。ジャンプも安定し、ケガ前よりもさらに情感深く美しい演技になっていて、観終わって言葉がない感じ。
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オフアイスではとっても陽気でラブリーな雰囲気のジェイソン。今回の演技を観て、この人はきっと心の中に哀しみを持っている、少なくとも深い哀しみや慈しみというものを理解し表現する何かを持っている人なんじゃないかな…と勝手に想像しました。
(ジェイソンの今回のフリー動画こちらです。ぜひ!)


さらに、昨日は宮原知子選手の今季最後のフリー「ため息」にも、まさにため息でした!
シーズン当初は《初恋》というテーマを一生懸命に演じてみせている、という感じの知子ちゃんでしたが、ワールドも終わり、いい意味で余分な力が抜けたのか、昨日は「おや?」と思うほど自然でやわらかな表情が演技冒頭から最後まで続きました。ああ、大人になったな!と実感。自己ベストも更新!
盤石のノーミス(回転不足やエッジエラーを取られることはときどきあったけど)を貫いた今季の彼女。その結果は、どれほどの努力に裏打ちされていることでしょう。ほんとうにほんとうにすごい選手です。

ミスしないといえば、ロシアのメドベージェワ選手も今回も無敵なり! 
彼女は16歳という年齢を考えると、来季あたりに体型変化の波が来るかもしれないので、スムーズにそこを乗り切れたらいいなあと思います。
あと地上波放映で残念だったのは、せっかくペアで日本の代表として須藤澄玲&フランシス・ブードロオデ組が出場していたのに、演技どころか放映中に名前すら出てこなかったこと(私の記憶では)。 カップル競技はまるで存在しなかったかのごとく、というのは地上波放映ではよくあることですが、せめて日本からの出場選手としてちゃんと紹介してほしいよなあ…と思いました。



さて、昨日はチームチャレンジカップのあと、夜にはBS1でスイスのアイスショー「アイスレジェンド」が放映されました。

ステファン・ランビエールさん主宰のこのアイスショー、一日限りで厳選されたスケーターたちがオリジナルプログラムを含めてたっぷりと演技を見せるという、なんともぜいたくな企画です。
すでにポスターからして、ランビ色の世界。
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で、ここに浅田真央選手と高橋大輔さんが出演していたからBS1でのすばやい放映となったわけですね。
真央さん、なんとヨーロッパのショーに出るのは初めてだったそうで、いろんな刺激を受けたとか。
ランビ様はランビ色に舞い滑っておられ、ピアノソロの演奏がまたすばらしく、スケーターのチョイス含め実に高貴なアイスショーとなってました。
休養中だったのがまさかの来季復帰を宣言したバンクーバーの金メダルカップル、バーチュー&モイア組のひさびさのカルメン。ここで見られるとはうれしい。さすがに競技復帰に向けて気合入ってる!
あと、絶賛応援中のラトビアのデニス・ヴァシリエフスくんも出てました。彼、かなり将来を見込まれてるとみえる。そして忘れちゃならないデニス・テン選手のほれぼれするようなスタイリッシュなプログラム、気迫がすごい。
感動したのは、しばらく出場停止処分を受けていたカロリーナ・コストナー選手をひさしぶりに見られたこと。しかも美神のごとき演技! 来季は彼女も競技に復帰するそうで、実に楽しみです。

で、大ちゃんですが、「ラクリモーサ」やりました。最初に観たときよりプログラムの咀嚼において、ぐっと深みが増したように感じます。
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インタビューも入った演技動画はこちらです。(いつもながら動画をすばやく上げてくださる方たちに心から感謝です!)

大ちゃん、ランビ様のご指名でトリにマンボ! そしてそのままエンディングへと、最後はスケーター全員でマンボ大会。大ちゃんはちょっと緊張ぎみだったのか、わりとお行儀のいいマンボでしたが、でも感慨ひとしおだったなー。スイスのお客さんもとっても楽しそうでした。

あとスペシャルおまけとして、公演後に現地での真央さん&大ちゃんの対談が放映されていたのですが、この内容が濃かった。今回の「アイスレジェンド」に参加してみて「アイスショーいいよね、やりたいよね」という流れの話で盛り上がる二人。
やりたい、というのはつまり、立ち上げるということで? 夢物語レベルでも、そういうのってありうるの? 
いつか大ちゃんが中心になって、日本にこれまでなかったアイスショーを作ってくれたらなあと夢想している私としては、聞き逃せない話だったわけで。
そんな掘り出し物的なことも含め、BS1グッジョブな昨夜でした。
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by higurashizoshi | 2016-04-25 14:46 | フィギュアスケート | Comments(4)

チームチャレンジカップ、宇野昌磨選手4回転フリップ成功

(追記:リンクしたショーマとジェイソンの動画ですが、パソコンだと観られるのに、どうもスマホからはうまく観られないみたいです。私のスマホからも大丈夫だった別のリンクも青字で貼っておきますね)

ISU公認の今季最後の競技会、チームチャレンジカップ。今日のショートプログラムで宇野昌磨選手が世界初の4回転フリップに成功! なんと試合で初チャレンジにして成功という、どこまで度胸と運があるんだというショーマです。
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しかもフリップ成功のあと、クワドトゥ×トリプルのコンビネーション、得意のトリプルアクセルも鮮やかに決めて、珍しく笑顔ですごい勢いのステップとスピン。いや~勢いに乗ったショーマっておそろしい。そして得点は105.74!
ショートプログラムでの自己ベストを大きく更新どころか、羽生選手、ハビエル・フェルナンデス選手に続く、国際大会としては史上3人目の100点越えを達成したのでした(ただし今大会はISU公認ですが主催ではないので、この得点は正式な記録になるのか参考記録になるのか?確かなところを誰か教えてくだされ~)。
ワールド後の若干イベント寄りな大会ゆえ、ちょっと盛りが入ってる感はなきにしもあらずですが、単にジャンプの成功だけでなく演技構成点もすごい評価をもらっていて、シーズン最後にドカンと大きな印象をジャッジにも残すことになったのは間違いないです。(記念すべき今日のショートの演技動画はこちら → スマホで観られない方はこちらを試してみてください

インタビューでは、来シーズンからはフリーにもクワドフリップを入れていきたいと言ってました。すごいけど、大丈夫なんだろうか足首は、膝や腰は…と田舎の母さん的心配に走る心。ショーマや、身体を大事にするんだよ。
明日のフリーは今季最後のトゥーランドットです。ワールドでの演技後の、あの蒼白な顔、あとからあとから流れる大粒の涙… 最後の最後で振りはらえますように。

それにしても新しく始まったこのチームチャレンジカップ、北米・ヨーロッパ・アジアという実にざっくりなチーム分け、シングルはふつうにやるのにペアとアイスダンスはフリーしかやらない、得点の加算方法がわかりづらい、男女入りまじってのウォーミングアップが不思議風景かつ非常に危なそう…等々、かなりナゾに満ちた大会なんですね。
羽生選手とのワールドでのいきさつ(公式練習中に妨害があったとかなかったとか)で大変な思いをしたと聞くデニス・テン選手が、いつもの穏やかな笑顔でチームアジアの応援席に。日本の選手にも拍手を送っている姿に胸がぎゅっとなりました。
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あとびっくりしたのは、チームヨーロッパのキャプテン(監督みたいな感じ?チームアジアは荒川静香さん、北米はクリスティ・ヤマグチさん)として、演技後の選手の横にずっととても上品な白人のおじさまがいらっしゃるので、誰かいな?どっかで見たようなお顔…と思って調べてみたら、あれですわ!あのトーヴィル&ディーン組(サラエボ五輪金メダル、アイスダンス界の伝説の『ボレロ』!)のクリストファー・ディーンさん! 今もコーチや振付師としてご活躍中ですね。こんなところで日本のテレビ画面に大写しになるとは感動です。
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そしてもうひとつ私的にとってもうれしかったのは、ケガでグランプリシリーズ後半と全米選手権を欠場、そのためワールドにももちろん出られなかったジェイソン・ブラウン選手がここで復活したこと。
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しかもスケートアメリカのときとはショートのブログラムを変更してきました。とてもいいプロなのでぜひ来季に持ち越してさらに滑り込んでほしい。
ショーマとはまた違う、空間を奥行きまで支配する実にのびやかでアーティスティックな滑りと演技、ひさびさに見とれました。明日のフリーも楽しみです。(そのジェイソンのショート動画はこちらです → スマホで観られない方はこちらを試してみてください

書くぞ書くぞ詐欺になりかねないワールドの感想ですが、このチームチャレンジカップが終わったら今度こそ書きます。すでにワールドのアイスダンスなんか録画を3回くらい観てる私。ここまで遅くなりすぎたら居直って、とにかくじっくり書くことにします。
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by higurashizoshi | 2016-04-23 23:35 | フィギュアスケート | Comments(0)

続く地震、小塚選手引退

熊本で大きな地震が起きたのは4日前。
その後も数えきれないほどの余震が続いて、倒壊した建物の下敷きになり亡くなった方、家を失った方、今も収束しない地震の連続の中でおびえて過ごしている方がたくさんいる。
思い出すのは21年前の阪神淡路の震災、そして5年前の東北の震災。特に今回、最初の大きな地震のあと家に戻ってしまい、その後の余震で一階部分がつぶれて命を落とした方の報道にはやりきれない思いがした。阪神淡路の震災とき、古い家屋やアパートがぺしゃんこに倒壊してたくさんの方が一階で亡くなった、そのことはいつの間にか過去の記憶の彼方に追いやられてしまっていたのだろうか。

人は悲惨なこと、つらいことは忘れる。忘れるから前に進めるし、生きていける。
生き残った人間に課せられた、悲惨から抜け出して生き延びろという命題。
でも同時に、忘れてはいけない、刻み続けていかなければならない記憶もある。
そのために尽力している人たちも多くあるのに、また同じような惨禍が起きてしまうのがもどかしい。

熊本に実家のある知人と連絡がとれないままの4日間。
この16日には遠くエクアドルでも大地震が起き、翌17日には本州に突風が吹き荒れて交通も全国で乱れた。
その17日はスターズ・オン・アイス(SOI)東京公演の最終日。
駆けつけようとして新幹線などが暴風雨で止まり、涙を飲んだフィギュアファンもたくさんいたらしい。
この日、小塚崇彦選手が引退した。
「23年間、ほんとうに幸せなスケート人生でした」と、リンク上であいさつを残して。
最期の《くるくるポン》を佐藤信夫コーチからしてもらって。
彼はフィギュアスケート界を去り、新しい世界へと向かった。

引退前日、SOI出演の3人組の写真。小塚くんのインスタグラムからお借りしました。
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まさに日本男子フィギュア界の一時代を築き、新しい地平へと引っ張っていった3人。
なんともかわいらしい3ショットだけど、過去には骨をきしませて争うほどのライバルでもあった3人。
小塚くん、これまで長い間、たくさんの苦難の中から美しいスケートを見せてくれて本当にありがとうございました。
これからの人生が、さらにさらに輝くものでありますように。
熊本の地震がどうか早く収束するようにと祈りつつ。
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by higurashizoshi | 2016-04-18 16:45 | フィギュアスケート | Comments(0)

Lilac Wine

今日は「スターズ・オン・アイス(SOI)」大阪公演2日目。
今回は諸条件により、ハナからチケットを取ることはあきらめていたけれど…
大輔さんの新プロ、生で観た方たちがほんとにうらやましい。

さて今夜、『高橋大輔 独占密着 in トロント&NY完全版』という番組がCSで放映され、そこで今回の新プロの振り付けの様子がかなりたっぷりとレポートされてました。
大ちゃん、ジェフリー・バトルに振り付けてもらうの、考えたら今回が初めてだったんですねえ。
これまでSOIのグループナンバーなどでずいぶんジェフに振り付けられてる光景を見てきたので、《そういえば、そうだったのか~》という感じ。
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で、ジェフが「これを選んでみたんだ」と、持ってきた曲をトロントのリンクで流すのですが、これがね~。
私の大好きなジェフ・バックリーの「Lilac Wine」。
ジェフが選んだジェフ。
わずか30歳で世を去ったジェフ・バックリーの、生前の最初で最後のオリジナルアルバム『Glace』にも入ってる哀愁に満ちた曲です。(こちらをクリックすると聴くことができます)
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ジェフ・バックリーはやはり『Glace』に入っている「Hallelujah」が近年フィギュアスケートのプログラムによく使われてますが、「Lilac Wine」とはなかなか渋い選曲。ていうか、スケートで表現するのはかなりの難曲。
ジェフリー・バトルも「この曲は誰でもできる曲ちゃうねんで、Daiやから選んでんで」みたいなことを言ってました(なんで関西弁)。

それにしても、振り付けの様子はほんと興味深かった。
ジェフが動きを作っていくところもおもしろかったし、それを大ちゃんがまねてみせると、たちまち《高橋大輔の動き》になっていくところがまた実におもしろい。
ジェフの端正で「うまい!」としか言いようのないスケーティングやキレッキレの身体の使い方に対して、大ちゃんは何ていうんでしょうね、とにかく柔らかく、ひとつひとつの動きに余韻と色彩がある。これなんだよなあ…とひさびさにわくわくしました。
プログラムとして完成した姿を見ることができるのは5日後。SOIのオンエアが今から楽しみすぎます。

そうだ、あと今夜の番組でひとつびっくりしたこと。
大ちゃん、コーチになる気があるんだ、ね!?
これまで、教える立場になるというのは選択肢としてないだろうと思っていたので、番組内のインタビューで「若い選手を育てたいという気持ちはある」というようなことを言ってた(うろ覚えですが)上に、もしコーチ業をやるとしたら今やってること(ショーに出るとか、テレビのレギュラーとか?)は全部やめて専念する、と言ってはりました。
先々の話だし、やらないかもしれないですけどね、という但し書きつきではあったけど、これはねー。ほんと驚きました。でもなんだか、うれしかった。


世界選手権については、12日からアイスダンス、ペア、シングルと全滑走のオンエアがCSであるので、それをじっくりと観てから今季の総括もかねて、ぐだぐだと書きたいと思います。
(全種目全滑走、すべて録画したら33時間以上! HDDにそんな空きがないことにいまさら気づく私)

インフルエンザ後ですが、自分が治ったとたんに家族がバタバタと倒れていくという予想外の事態になってしまって、この10日ほどはずっと家の中をアイスノンやら熱さましやら、電解質なんちゃら飲料などが流通しつづけてます。
その間に関西の桜はみんな散り始め、葉桜に。インフルよ、私の今年のお花見を返せ~
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by higurashizoshi | 2016-04-11 01:31 | フィギュアスケート | Comments(2)

世界選手権2016終了

ワールドが終わりました。
おそるべきハイスコアの争いあり、大番狂わせあり、歓喜あり涙あり、今年もすごい試合でした。
といっても、関西ではペア、アイスダンスの放映がなかったので(例によって!)、カップル競技についてはライストが観られなかった私は今月12、13日のCSでの放映を待つことに。

実はワールドの始まる直前から、まさかのインフルエンザに倒れてしまい、今もほとんど起きてることができません。
あ、でももちろん男女シングルの地上波放映は全部観ましたよ。「そこまでして?」と家族に言われながら、テレビの前ににじり寄り、倒れ伏して必死で観てました。いや~特に女子ショートのときはモーロ―としててつらかった。一部記憶がないっす。そのあと頭痛でひと晩寝られなかったけど翌日からもまた観ましたわ。昔、ぎっくり腰で激痛にうめいて寝たきりになってたときもグランプリシリーズ観てた自分を思い出しました。

そんなわけなので、ワールドについてのあれこれはもう少し回復してからゆっくり書きたいと思います。
今は、すべての選手の勇気と努力、私たちにすばらしい演技を見せてくれたことへ、ただただ感謝を。

エキシビションの最後、解放されたそれぞれの笑顔がなんともいえない。
ともに応援したフィギュアスケートファンのみなさんにも、お疲れさま!
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by higurashizoshi | 2016-04-04 12:43 | フィギュアスケート | Comments(0)

世界ジュニア選手権2016 女子シングル

またも、あっという間に日は過ぎて… わ、ワールド目前!
世界ジュニア、まだ男子のことしか書いてないじゃないですか。
このところ映画漬けなんでレビューもたまってるのですが、ともかく世界ジュニア女子について書いておきます。ああ、ペアとアイスダンスは後日、後日…



世界ジュニア選手権2016 女子表彰台

1位 本田真凛選手(日本)
2位 マリア・ソツコワ選手(ロシア)
3位 樋口新葉選手(日本)
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本田真凛選手、快挙でしたね。本命ツルスカヤ選手が直前のケガ、ショート1位発進だったフェディチキナ選手がフリー直前にまたケガ、と結果的にロシアの2選手がダブル欠場となったとはいえ、真凛ちゃんの今回の演技はショート・フリーともほぼノーミスで文句のつけようのないものでした。大舞台に強い!
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まだノービスのころに2度ほど生で演技を観たことがあるのですが、リンクに出てきただけでパッと人目を引きつける天性の華やかさがあるんですよね~。これは技術面が順調に進化したらすごいことに…と思ってたけど、来た来た!という感じ。
今回、インタビューではっきりと「オリンピックで金メダル」と言ってたので、この強気も頼もしいなと。



2位のソツコワ選手、ほかのロシア2選手がまさかの欠場になった中、枠取りも含めすごい重圧だったと思います。大きなミスなくまとめて、2位を守ったのは立派。とても大人びた雰囲気があって、プログラムも衣装も独自性があるのですが、なんとなく手堅くまとめることに終始してしまってる気がするのはなぜだろう。
身体がかなり大きくなって、ジャンプのバランスが変わってきてる感じがするので、しばらく調整が大変かも。でも、美しい選手なのでこれからの成長が楽しみです。
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樋口新葉選手は、昨年と同じ3位。
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本人としてはもちろん上に行きたかったでしょうけど、2年連続世界ジュニア表彰台はすごいことです。ショートで後半に入れたルッツ×トゥループのコンボでの転倒+回転不足が本当に痛かった。ここがクリアだったらメダルの色は変わってましたね。でもフリーはひさびさの会心の出来! 新葉ちゃんらしくパワフルで迷いのない、実に気持ちのいい演技でした。表彰式でも笑顔でほっとしたわ~。



白岩優奈選手が4位に入りました。
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このところ彼女の演技を見るたびに、ほほーとなってしまいます。なにせスケーティングがきれい。潔いけど粗さのない実になめらかな、難度の高いジャンプ。軸が細くて回転速い。スピンも回転めっちゃ速い。あどけない笑顔でどんどこ行くので、ついほんわかして見守ってしまうけど、この人、そうとう末恐ろしい選手ですよ。すごい肝がすわってるし。今、一番伸びしろを感じるのは誰かといえば優奈ちゃんかも。



5位はカザフスタンのエリザベート・トゥルシンバエワ選手。
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オーサーのチームで着実に伸びてきている選手。まだほんとに小柄なのでいかにもジュニアっぽく感じてしまうけど、技術的にはとても高いものをすでに持っています。
今回はショートで鼻血が出てしまい演技を中断。そのため5点以上を失い下位に沈んだものの、フリーでみごと挽回してここまで浮上。お見事です。身体が成長していったらどんなすごい選手になるのだろう?



ラトビアのアンジェリーナ・クチヴァルスカ選手は7位でした。すでにシニアにも出ていて、大人の演技ができる選手。上位じゃないのになんで彼女を取り上げるかというと、個人的に好きだから。要するに、美しい選手は好きなんですよ。はい。
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クチヴァルスカ選手、演技もとても美しいし、ラトビア期待の星なので応援してるんですけど、プログラムが…。今季フリーのロクサーヌとロミジュリの組み合わせなど、これを「いい!」と思うチョイスが謎すぎる。いや、いっそこの謎すぎるところも含めて愛するべきなのかしら。ああでも、いずれあか抜けたプログラムで美しさを堪能したい。



さて、ワールド開始までに映画のレビューをアップできればいいのですが。
ちなみに最近観た映画をざっと列挙すると、

「エレジー」
「her 世界でひとつの彼女」
「独裁者と小さな孫」
「消えた声が、その名を呼ぶ」
「人間の戦場」
「アドバンスト・スタイル」
「ターナー」
「キャロル」
「牡蠣工場」
「ヤクザと憲法」
「少年は残酷な弓を射る」
「エレファント・ソング」
「サウルの息子」
「ゴーン・ガール」
「博士と彼女のセオリー」
「リリーのすべて」

おお、いっぱいあるなあ。
がんばってレビュー書きたい。
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by higurashizoshi | 2016-03-29 01:57 | フィギュアスケート | Comments(0)

世界ジュニア選手権2016 男子シングル

世界ジュニア選手権、フジテレビで放映!というのはぬか喜びで関西では無情にも地上波放映がなく、あとからBSで観戦。しかしなぜか男女シングルともにフリーしか放映してくれなかった…嗚呼。おまけに意外に早くCSで放映してくれたアイスダンスは録画し忘れてしまったという。再放送を待つしかないのであった。
というわけで、結果は知ってしまったけどこれからの再放映を楽しみにしたいカップル競技は後に置いて、男女シングルについてちょこちょこっと書いておきましょう。といっても前述のように今のところフリーしか観てないのですけどね。

世界ジュニア選手権2016 男子表彰台

1位 ダニエル・サモヒン選手(イスラエル)
2位 ニコラス・ナデュー選手(カナダ)
3位 樋渡知樹選手(アメリカ)

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サモヒン選手は、ショート9位からのゴボー抜き優勝。と思ったら、2位のナデュー選手も3位の樋渡選手も、ショートは8位と6位だったんですね。下剋上フリー。
もはやジュニアでも、フリーで4回転を3回入れることが驚愕に値しないという状況。少年たちのヤワラカな足首さんたちは、こんなことで大丈夫なんでしょうか。
今大会の優勝候補のひとりだった日本の山本草太選手は、出国当日の練習中に骨折。よりによって出発直前とは…。誰よりも本人が悔しく、残念なはず。その後の状態はどうなんでしょうか。来シーズンに向けてじっくり治療してほしいです。


ぱぱんぱーん!と実に小気味よく3本のクワドを入れて、最後までぶっちぎりだったサモヒンくん。ジュニアの世界選手権のみならず、ISUチャンピオンシップ初のイスラエル国籍選手の金メダルとなったそうです。ジャンプの精度がその時々でかなり変化するので、今後どれだけ確実性を上げられるかがポイント。
この強気、この明るさ。これも武器ですねえ。
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今回、私的にダークホースだったのが2位に入ったナデューくん。カナダ国内ではジュニアトップだったロマン・サドフスキー選手を抑えて、今回1枠だったジュニアワールドに出てきたのですね。
フリーは男子には珍しい選曲のメリー・ポピンズ。一見ジュニアらしからぬガッチリ大柄体型でありながら、繊細で小気味のいい音のつかみ方、身体の使い方。音感がこれだけよく、表現力の幅もありそうなだけに今後が楽しみです。
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3位はアメリカ育ちの樋渡知樹くん。欠場になったアメリカのジュニアチャンピオン、ネイサン・チェン選手の代わりに急遽出場でこの快挙でした。
スピンをはじめとしてしっかりした技術力があり、クワドはないものの今回ザヤらなければ(ジャンプの重複違反)たぶん銀メダルだったのだー。キスクラとかインタビューでは日本の田舎の中学生みたいでホンワカと脱力。
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あとは私の注目選手3人をば。
5位に入ったアメリカのヴィンセント・ゾウ選手。
テレビ局によって表記が「ゾウ」だったり「ジョウ」だったりするんですけど、ゾウさんなのかジョウちゃんなのかはっきりしてほしい。
まだ華奢で小さいんですが、自覚的な音楽表現がこれだけできる選手はジュニアになかなかいないです。そして今季めちゃくちゃ構成難度上げてきててびっくり。3クワドに挑戦して今回は2つ成功。大人の選手になっていくのが楽しみです。
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7位、韓国のチャ・ジュンファン選手。
10歳ですでに韓国のジュニアチャンピオンとなって注目されてきた選手で、羽生くんと比べて論じられることもあるらしい。手足が長く、身体が柔らかく、腕や身体全体の使い方が美しい選手ですね。しかもすでにクリケットのオーサーコーチのところに行っている。だからジャンプもさらによくなる予想。現在15歳、今後に注目ですよ。
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8位、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手。
三つ子じゃないですよ。わざわざこういう写真が上がるということは、彼の動きこそが彼を物語るということなんですな。
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誰をイチオシって、私としては今のジュニア男子でヴァシリエフスくん以上に気に入ってる選手はいないです。とにかくすばらしいんです。何がどうすばらしいかっていうと、氷に吸いつくというより氷をわがものにしてるような、いい意味で異常なくらい自在なスケーティング、身体能力の高さ、なんというか氷上の忍者?しかも音楽表現もすぐれている。観ていると彼のスケートにぐいぐい引き込まれて一緒に軌跡をすごい速さで動いているような錯覚をおぼえます。
しかもリンクから降りるといつもすっごくニコニコしててめちゃくちゃ性格よさそう。きっと彼はほんとうにほんとうにスケートが好きなんだなと感じてうれしくなるんですよ。コーチにウルマノフもついてるし、絶対このままいったら選手として大化けすると確信してます。
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日本から出場した中村優選手、友野一希選手、宮田大地選手、それぞれフリーは力を出し切ってすばらしかった。草太くんの欠場はあまりに痛かったけど、来年の2枠は取れたのでほんとにお疲れさまと言いたいです。
ああ女子について書く時間がなくなってしもうた。真凛ちゃん優勝ばかりメディアは騒いでいて3位に入った新葉ちゃんにロクに言及しないのが気にかかる。世界ジュニア女子については次回また。
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by higurashizoshi | 2016-03-23 01:40 | フィギュアスケート | Comments(0)

四大陸選手権2016 男女シングル

ふはー。
遅まきながら重い腰をあげまして、パソコンの前へ。
フィギュアの話、書けるかな。そのパワー出るかな。と懐疑的でしたが、昨日やっと四大陸選手権のアイスダンスをまとめて観たら、ひさびさに感動しました。すばらしい。世界選手権があまりにも楽しみ。

で、えんやこらと写真をあちこちで探して、まずは男女シングルについてざっと書こうと思います。
まだパワーほんのちょろちょろなんで、あくまでざっとでご容赦。


四大陸選手権2016 男子表彰台

1位 パトリック・チャン選手(カナダ) 290.21
2位 ボーヤン・ジン(金博洋)選手(中国) 289.83
3位 ハン・ヤン(閻涵)選手(中国) 271.55

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考えてみれば3人とも中国系という表彰台。
試合を観た方は記憶に新しいと思いますが、なんといってもパトリック・チャン選手のフリー最終滑走からのゴボー抜き大逆転優勝!
ショートではふるわず5位発進、復帰の今シーズンここまでジャンプが安定しないままだったパトリックなので、おそらく誰もがこの結果には「やられた!」と叫んだことでしょう。
こんなにうれしそうなパトリックとキャシーコーチを見るのはいつからぶりかな?
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さて、ボーヤン・ジン選手の4回転×4を完璧に(というか、軽々と)決めたフリー。
いやいやその前に、ショートで4回転×2も決めてるから、この一試合で4回転×6!
これって世界新記録ですよね?
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               「そうだよ、ウフフフ…」

どこまでいくんだ?と言いたくなるボーヤンの進化ぶりには、驚きを通りこしてポカーンとしてしまう感じ。
そのうち、コンボでしかトリプル跳ばなくてあとは全部クワドとか、なったりして。ははは。
まだまだPCSがこれからの状況とはいえ、こうなってくるとそれなりに点はついてくるんですねえ。
うわ、この試合もっていかれた!と誰もが思った矢先、最終滑走のパトリック。

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「僕はね、フィギュアスケートとはこういうものだと思っているのだ。」
と言われているような気がしました。
このショパンのプログラム、つぎはぎ感と新味のなさであんまりいいと思ってなかったのですが(失礼!)、今回の演技。ただただ、ただただ、美しかった。
すべてがひとつの指先でするすると描かれていくような、極上のなめらかさ。
流れの中に組み込まれた、疵のないジャンプの連続。
おそらく、パトリックが「こんなふうに滑りたい」と願うような滑り、そして私たちが「こういうのがすばらしいスケート」と感じるような滑りが、そこにありました。
土壇場の、僅差でのこの優勝は、いろいろな意味で意義深い。



3位になったハン・ヤンも今回すばらしかった。
しばらく迷いの時期が続いていた気がする彼ですが、何かひとつ抜け出たかな?という感じ。そのくらい、演技もエレメンツも吹っ切れていた。アクセル含めたジャンプがここまで安定していたのも、ひさしぶり。
相変わらずロミオには、見えないけどね。
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宇野昌磨選手。この表情にすべてが表れているなあ。
惜しくも4位という結果は、本人も悔しいながらも納得かなと。
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ショートは気迫十分でいい演技、対してフリーはクワドトゥ2本とも失敗という珍しいパターン。これも経験だと思う。
平常心をたもちつつタフに試合にのぞめるという、選手としてすばらしい長所(これは宮原知子選手もたぶん同じ)を持っているので、失敗を糧にしてきっちり階段を上がっていってくれるはず。誰にも真似できないショーマの艶のあるトゥーランドット、ワールドで完成形を期待してます。



無良崇人選手は5位。
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順位は5位ですが、内容的にはとても充実していましたね。このところの無良くんは、ひと皮むけたというか、ついに花開いたというか…。まっちー引退時の「あとは頼んだ」を受けとった、あのときの涙に報いるような変化でほんとうにうれしい。
クワドもアクセルも、臆することなく自信をもって跳んでいた感じ。そして表現力、表現力! こんな無良くんが見られるようになったとは。来季にますます期待です。



続いての6位に入ったのは、田中刑事選手。
彼も今季、ついに花開いたひとり。
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控えめな性格がわざわいしてか、大舞台になるとなかなかジャンプが決まらなかった刑事くんが、このところぐんぐんと変化。ミスを起点にがたがたと崩れてしまう悪いクセから脱してきましたね。比例して、マダムキラーな表現力にもますます艶!…って、本人は恥ずかしがり屋さんみたいだから全然そんな意識ないんでしょうけどね。



ほかにも、この試合で引退か?と噂の流れた中国のナン・ソン選手とか、ごひいきのフィリピンのマイケル・クリスチャン・マルティネス選手、日本で練習中のキム・ジンソ選手とか、いろいろ触れたい選手はいるのですが…
今回の四大陸で国際試合についに帰ってきたこの人を。

カナダのケヴィン・レイノルズ選手。
ひさびさの大舞台、ショートではジャンプがまったく合わずに信じられない得点に沈みました。
でもフリーはクワドも2本降りることができて、納得とは遠くとも精一杯の復活の演技になったのでは。
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靴のトラブル、ケガ、手術を越え、よくぞ戻ってきてくれました。たくさんのファンが待ってましたよ。おかえりなさいケヴィンくん! そしてなんてなめらかで上手な日本語のインタビュー! ミニマムスコア超えたからワールドでも無事会えますね。




四大陸選手権2016 女子表彰台

1位 宮原知子選手(日本) 214.91
2位 長洲未来選手(アメリカ)193.86
3位 本郷理華選手(日本)181.78

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女子は、とにかく宮原知子選手の独走、独走。
まったく他選手の追随を許さぬ、異次元のゆるぎない強さでした。
ロシアのメドベージェワ選手の今季ベストに、僅差に迫る高得点を叩き出しての優勝。ショート、フリーともに盤石のノーミス。実況の西岡さんに何度も「新世代のミス・パーフェクト!」と言わしめていましたね。
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古くからのフィギュアファンならすぐわかる、「ミス・パーフェクト」はアメリカのフィギュア界にかつて君臨した、あのミシェル・クワンの代名詞。
いや~知子ちゃん、すごい勢いで階段を駆けあがってます。
ミスがないだけじゃない、その存在感、表現の色あいが、この2シーズンの間に別人のごとく進化してる。もちろん、私が予言した(えっへん)大人美女になる日も近いことでしょう。
ワールドでは、ロシアっ子たちとの対決が待ってます。さていったいどうなるか。



2位になった長洲未来選手。
長い彷徨をへて、たくさんの涙も流し、未来ちゃんがすばらしい大人の選手に成長して、こうしてまた表彰台に帰ってきました。今の彼女は大胆さと繊細さのバランスがほんとうに美しい。
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ジャンプの安定とともに、演技のすみずみまでしっかりと自信をもって、充足して滑っていることがこちらにも感じ取れます。ワールドで見られないのは残念だけど、来季がさらに楽しみ。



3位、本郷理華選手。
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今シーズン初頭は、ショートもフリーもすばらしいプログラムと振り付けを得て、のびのびとパワー炸裂で滑っていた理華ちゃん。その勢いと進化には感動しっぱなしでした。
今回は少し、慎重になり、失敗を回避しようとする感じが見えたような。でもそんな時期が来るのも当たり前といえば当たり前。今はさまざまなことを経験して糧にしていく時期なのでしょう。
すでにこれだけ美しい選手になった、その進化のスピードを思えば、今後がますます楽しみです。インタビューにも少しずつ慣れてきたかな。でもいまだ容姿としゃべりのギャップ萌えは健在。



韓国のソヨン・パク選手が4位に入りました。
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ソチ五輪出場前から、彼女には注目してました。音楽に調和した優美な身のこなし、その流れるようなラインと豊かな表現力。
その後大人になってきて身体も大きくなり、ジャンプに苦しんでいましたが、今回はそのジャンプがクリアに入り、PCSもぐんと伸びました。
スレンダーな少女選手たちがしのぎを削る中でソヨンちゃんを見ると、なんだかほっとするんですよ。とはいえ平昌五輪に向けて、トップで韓国の女子を引っ張っていくこれからが正念場。さらに美しく、強くなっていきますように。



5位、アメリカのグレイシー・ゴールド選手。
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ショートでは失敗が相次ぎ、どこからどうみても調子が悪そうだったグレイシー。でもフリーでは3位と盛り返し、総合順位を押し上げました。
フリーでもコンビネーション2つになったし、やっぱりジャンプの調子はよくないのでしょう。それでも「あたしはやるのよ」という有無を言わせぬ感、演技後のきっちりスマイル、ジャッジのみなさんをこっち向かせるパワーはさすがです。ワールドに照準を合わせてうまく調整できれば、上位に食い込んでくる可能性はもちろんあり。



今回、すばらしい出来のショートで2位発進となった村上佳菜子選手。ひさびさに来るか!?と本人も周囲も期待したと思うのですが、フリーは残念ながら13位、総合では7位という結果になりました。
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でも、まるで滑ることが不安で苦しい、といわんばかりの一時の感じではなく、このところの彼女にはどこか吹っ切れたような明るさが感じられます。
真央さんの欠場で繰り上がった今回の四大陸出場、佳菜子ちゃんにとっては今季のしめくくりとしていい経験になったのではないかな。
インタビューでは早くも来シーズンのことを笑顔で話していたので、なんだかほっとしました。


女子も、ほかにも触れたい選手はたくさんいるのですが…
次回は四大陸のペアとアイスダンスについて書けたらいいなと思ってます。
ちょっと所要で東北に行くので、帰ってからになるかな。
あーひさびさにフィギュアのことを書きました。ふはー。
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by higurashizoshi | 2016-02-28 02:18 | フィギュアスケート | Comments(12)

いまさら振り返る全日本選手権2015

暮れも押しつまるところまで押しつまり、全日本が終わった余韻もさめかけ…ロシアのナショナルも終わり… で、明日は大みそか。
今年は喪中になったゆえ、お正月準備は何もしないので、例年のバタバタがうそのように静かな年の瀬を迎えております。
なんだかもろもろの疲れが出たのか、どーんと脱力した感があり、冬休みに入った娘たちと今夜は意味もなくレコード大賞なんか観てしまいました。いったい何年ぶり、いや十何年ぶりか。それにしてもセカオワやらゲス乙女やらは授賞対象で、ほかのロック系のバンドとどこで線引きされているのか、いないのか。某聖子さんに加齢という名の時空はないのか。大勢で歌って踊る女の人や男の人がたくさんいるけど皆どうやって見分けているのか。ひとりじゃないとか守りたいとか怖いほど似たような歌詞の歌が流行るのはなぜなのか。
などなどいろんなことを考えました。

まあ、でもこういうのは門外漢からフィギュアスケートの世界がどう見えるかと考えると、たぶんどっちもどっち。人とフィギュアの話になって、いろんな質問をされることがあるのですが、おお、そうか!一般的に見るとそういうところが疑問なのか!とか、そんなふうに見られてるのか!と思うこと多々。
私が今の日本の選手では宇野昌磨選手押しだと言うと
「ああ、あの子。かわいい顔してるよね!」
と何度言われたことでしょう。
顔なんかどうでもいいんですよ。いや、よかないけど、そんなことが問題ではないのであって。あのスケーティング、あの身体表現、あの音楽との融合、あの(以下略)…
でもそんな熱弁ふるうわけにもいかないので、
「いや~ますますすごい選手になると思いますよぉ」
とだけ答える私。全日本の話題でも、とかく結弦くんと真央さんの話ばかりに塗りつぶされてしまうのはやっぱり残念ですなあ… しかもその二人にしても、真の凄さとは別の次元の話が多いし。

そして相変わらず、高校生にして全日本連覇という偉業をなしとげた宮原知子選手のメディアでの扱いが薄すぎる! そして言わずもがなの宇野選手、あんなすんごい演技とすんごい点数だったのに!
と、フツフツとこみあげてきたところで、クールダウン。
結果的には世界選手権の派遣もまずまず順当に決まったし、男女ともにジュニア勢の活躍がたくさん見られたので、今年も充実した全日本だったといえましょう。
まことに今さらですが、全日本選手権の結果です。


全日本選手権2015女子シングル結果

第1位 宮原知子選手 212.83
第2位 樋口新葉選手 195.35
第3位 浅田真央選手 193.75
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優勝はひたむきなまでに丁寧に、そして静かに最後まで戦い抜いた宮原選手。すばらしいです。立派です。来年は歯の矯正も取れて(きっと)美女まっしぐらです。
堂々2位、やったるで、どっかーん!の樋口わかばちゃん。こんなパワフル巧者な14歳見たことないわ。おそれいります。
3位、実に僅差で真央さんが滑り込みました。僅差でも差は差。この差は結果的にほんとうに大きい。フリーでの立て直し、胸をなでおろしました。

以下、4位から10位まで。

4. 本郷理華選手 193.28
5. 白岩優奈選手 186.33
6. 村上佳菜子選手 181.58
7. 永井優香選手 178.86
8. 新田谷凜選手 178.48
9. 本田真凜選手 171.62
10. 木原万莉子選手 170.69

この中で特に注目は、今回は4位になった本郷理華選手、5位に入った白岩優奈選手、9位の本田真凛選手ですね。白岩選手と本田選手はまだ中学生、ともに将来を嘱望されているだけあって、素質、技術力、華やぎ、度胸など、さまざまな面でジュニアでも抜きんでてます。
7位に終わった村上佳菜子選手、フリーで思いもかけないミスの仕方になって何とも残念でしたが、本人が演技後あまりに明るく対応してるのでちょっと救われた思いが。でもその後はどうしてるのか、気になる。



全日本選手権2015男子シングル結果

第1位 羽生結弦選手 286.36
第2位 宇野昌磨選手 267.15
第3位 無良崇人選手 263.46
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優勝は、今回はひたすら悔しかった結弦くん。悔しがってこの得点、もはや彼は自分以外の敵はいないも同然。これからの戦いはむしろ、ますます過酷です。
第2位、平静なショーマも今回は緊張からかミスが出ました。とはいえ、やっぱりすばらしい。彼の身長が160㎝台に到達する日は来るのか否か。これフィギュア界の歴史にとってもたぶん重要ですよ。
第3位、無良くん!無良くん! ついにチャーリーも笑顔になったはずの「黒い瞳」! そして「オー」も、ジャンプのみならずステップも表現も飛躍的進化。

以下、10位まで。

4. 田中刑事選手 242.05
5. 小塚崇彦選手 228.82
6. 山本草太選手 215.15
7. 村上大介選手 214.56
8. 日野龍樹選手 213.17
9. 中村優選手 194.84
10. 宮田大地選手 193.17

今回出色だったのが4位に入った刑事くん。クワド含めジャンプがどんどん入っただけでなく、目の覚めるような表現力で引き込みました。このときをずっと待ってた。四大陸出場おめでとう!
靴ひもが演技直前にほどけた影響もあったのか、小塚くんはジャンプミス多発で5位。でもやっぱりスケーティングの美しさは絶品で、これで終わってほしくないと願ってしまう。
草太くんはショートもフリーもミスが目立ち6位。まだまだこれからの進化が楽しみです。
8位になったフェイことリュージュ、ショートは感涙の出来で、フリーもミスはありつつも納得&トンネル出口に光明、の全日本になったのでは。顔を上げてがんばれ~

そして書いておきたいのは7位に終わったダイスこと村上大介選手について。
あまり報道されてないようですが、男子フリーの公式練習中にダイスは結弦くんと衝突、そのとき左ひざを痛めたようです。そしてフリー冒頭のジャンプ転倒でさらにそこを痛め、パニックになって最後までそれを引きずってしまったとのこと。
結弦くんがまた他選手と衝突、ということで公式練習の際に現場は騒然となったものの、大事に至らなかったと処理された模様で、しかも結弦くんの本番の演技にこの衝突は影響なかったようなので、とても残念なことにダイスの方に影響があったことはほとんど報道されなかったようです。

昨季の中国杯での結弦くんとハンヤンとの衝突事故のあとも、結局何の改良の手立ても取られていない、公式練習のやり方。
特に男子はこれだけクワド(四回転)を練習で連発する選手が増えている現状から、多くの選手が一斉にリンクに入っての公式練習は本当に危険です。リンクに入る選手の数を減らして安全を確保するべきでは、と思うのですが…
なんといっても今回の全日本は、フリーで最終グループに残った男子選手6人全員がクワドジャンパーというおそろしさ。上位を狙っていたダイス、もし公式練習での衝突がなければ…と残念で仕方ありません。



さて今回の全日本では、カップル競技もかなりにぎわってきました。
ジュニアペアのカテゴリーも争われ、シニアのペアは3組、アイスダンスは4組出場。アイスダンスもジュニアのカップルが誕生していて楽しみです。


全日本選手権2015ペア結果

第1位 須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ 149.55
第2位 小野眞琳&ウェスリー・キリング 133.22
第3位 須崎海羽&木原龍一 126.12
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1位のブードロー=オデくんは、昨季は古賀亜美選手と組んでいたのに、あれ?相手が変わってる! でも須藤選手とも相性は悪くなさそうです。
3位の木原龍一くん、高橋成美選手と組んでソチ五輪にも世界選手権にも出場し、その後解散して別のパートナーを見つけることができました。今後に期待です。


全日本選手権2015アイスダンス結果

第1位 村元哉中&クリス・リード 147.08
第2位 平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション 141.63
第3位 森衣吹&鈴木健太郎  110.56
第4位 矢島榛乃&水谷心 75.82
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なんといっても、優勝した村元&リード組の躍進! 組んでわずか半年足らずでここまで合うというのもすごいけど、もっとすごいのは村元哉中ちゃんがシングルからアイスダンスに転向してたった2シーズン目ということ!
これは子ども時代からアイスダンスの選手はアイスダンサーとして訓練を積む海外では、ちょっと考えられないことです。
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哉中ちゃんのシングル時代、演技を生で観る機会があったのですが、スケーティングが綺麗で華のある表現力、確かにあとから思えばアイスダンスに向いていた気が。…とはいえ、まったく違う文法のシングル競技とアイスダンス競技、おそらく過酷な練習を超えて短期間でここまで来たのでしょう。お姉さんのキャシーの引退でひとりになったクリスにとっても、願ってもないパートナーが誕生した感じです。
2位になった平井&アソンション組とともに、どんどん国際試合でも活躍してほしい!
今回、残念ながらカップル競技は見ることができなかったのですが、ジュニアの選手たちにも期待してます。


*****

というわけで、これがたぶん今年最後の更新になります。
今年はフィギュアスケートの話、しかも今さらながらの全日本振り返りが最後の更新かあ…
ま、それはそれでよしとしよう。

2015年にもたくさんのことがありました。
そして父の急逝により、私にとって決して忘れられない年になりました。
この一年も、ここに立ち寄ってくださった方々、つたない文章を読みついでくださった方たちに心から感謝します。
みなさんにとって、心やすらかな年の瀬、そして希望の新年が訪れますように。
来年もまた「ひぐらしだより」をよろしくお願いします。
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by higurashizoshi | 2015-12-31 01:55 | フィギュアスケート | Comments(2)

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