ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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小さな道楽

昨日、地元で小さな集まりがあった。場所は築100年という古い公会堂。
昼間は少林寺拳法の達人青年Iくんのレクチャーで、子どもと大人で身体ほぐし、夜の部は大人オンリーの語る会、という企画。昨日が二回目で、とてもこぢんまりとした人数ながら、楽しく時間を過ごすことができた。
夜の部、前回の語りのテーマは「不安」。かなりシビアな中身だったので、今回は一転して「夢」にした。
した、というのは、要するにこの集まりは私とあと二人の友人が思いついた道楽みたいなもので、会場にした公会堂は、私のうちから徒歩1分。わが家の状況が多少たいへんであろうとも、この近さなら続けていけるだろうという目算にもとづいて始めたのだ。

道楽。そう、最初は「地元で新しい居場所を」なんて大きなところから話は始まったのだけど、三人でああだこうだと話しているうち、要するにこれは道楽だな、と思ってすとんと気がラクになったのである。とにかく私の抱える状況からいって、明石公園の「あそぼうかい」の世話人をかろうじて続けているのも綱渡りなのに、新しく何かを始めるといっても大がかりなことは最初から無理。たまたま、うちの近くにいい場所があって、そこで何かやろうかと話が出なかったら、とても動き出せなかった。

話の出どころのOさんは元フリースクールのベテランスタッフ。そこに先の少林寺青年Iくんと私が加わって、三人で最初の会議(というかおしゃべり)をしたのが去年の秋。それぞれにやりたいことを出し合い、「身体論」とか「貧困について」「つながりの作りかた」「大人同士で深く話す場」とか、まあいろんな話が出たのだった。それをミックスして初回の企画を立てて、とりあえずチラシを作って配ってみようということになり、ちょっとドキドキで第一回をやったのが12月。
これがことのほか楽しく、昼間は少林寺の初歩を立ち方・座り方から教えてもらったり、夜はふだんあまりしないような深い話を少人数で語り合ってなかなかエキサイティングだった。とにかく、私は今の日常では人と(というか大人と)じっくり話す機会がとても限られているので、いわば心の飢えを満たしてくれる時間になったのだ。

今回も人数は少なかったけれど、昼の部・夜の部それぞれ参加者も違っていて、多様な話ができてとてもおもしろかった。参加者は、親しい知り合いから私は初対面の人までいろいろ。チラシは広範囲に配っているので、飛び入り参加の人もいた。
夜の部のテーマ「夢」。眠って見る「夢」と、将来の希望としての「夢」はなぜ同じ言葉を使うのか?というところから話が始まり、言語的な話から夢の持つ哲学的な意味まで、お茶とお菓子をつまみながらあれこれと。そのあと、それぞれふだんどんな夢を見ているかという話になり、夢の披露をし合ったらこれがまたおもしろかった。夢はやっぱりその人の内面や意識のありかたを映す鏡のようなものだ。
ちなみに、私がふだん見る夢は、見知らぬ国と見知らぬ人ばかり出てきて映画のようにストーリーが展開する夢なのだが、これはみんなからとてもめずらしがられた。

超多忙人のOさんと、来月には東神戸に引っ越してしまうIくん、身辺常にどうなるかわからない私、というでこぼこトリオだけど、次回もやろうと意気は高く、3月初めに日取りを決めた。この小さな道楽、ささやかにささやかに続けていけるといいなと思う。
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by higurashizoshi | 2011-01-26 21:20 | 雑感 | Comments(2)

16年目の朝

16年目の震災の日。明け方、ふっと眼が覚めた。
16年前、誰もがあたりまえの朝が来ると思っていた。温かい布団の中で。朝食の準備に立つ台所で。仕事に向かう路上で。

去年は、追悼行事にも参加して、初めて「慰霊と復興のモニュメント」も訪れ、ほんの少し気持ちが軽くなったような気がしていたけれど、今年はそういうことは何もできない。
枕もとの時計が5時46分になるのを待って、眼を閉じて祈った。
生きていられるのだから。ひたすらにそのことを大切にしなければ。
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by higurashizoshi | 2011-01-17 18:24 | 雑感 | Comments(0)

ケーブルテレビに入ってみたら

去年の秋、ちょっとしたきっかけからケーブルテレビに加入し、これからは借りなくてもいろんな映画がバンバン観られるぞ…と思ったのはぬか喜びで、反対に映画を観る回数が飛躍的に減ってしまった。
理由のひとつは、わが家のテレビというのはリビングに一台だけ、ということ。
ケーブルテレビの番組表を見て、よし、これは!と思ってじっくり映画を観ようとしても、ぜんぜん集中できないのである。ひとりで観たくても誰かがいるし、チャチャとクーは突然リビングの敷物をはがしてバトルを始めるわ、そのへんの段ボールを噛みちぎるわ、うるさくってかなわない。映画を観るっていうのは私にとって神聖な行為なので、これは耐えがたい。
しかも、録画してディスクに落とせるなら、パソコン部屋にこもってゆっくり観られるのに、すべての映画にコピーガードがかかっているのでHDDに置いておくしかない。それでも番組表を見て「おっ」と思う映画があると、逃せなくてつい録画してしまう。録画した映画はどんどんたまっていく。でもリビングで映画観るっていうのは集中できないんだよ。と言いながらまた今日も『カリートの道』なんて渋い映画を録画してしまった。いつどうやって観るのだろう。

もうひとつの大きな理由、それはフィギュアスケートのシーズンに突入したこと。
これまでフィギュアは好きでずっと観ていたけど、地上波で観られるものに限られていたから、大した数でなかった。ところがケーブルテレビに加入したとたん、あるわあるわフィギュアの各国大会からアイスショーまで、試合はどれも全選手のをやってくれるし、ジュニアの国際大会から日本国内の「中部大会」なんて地方の試合まで放映してくれている。
すごいすごいと喜んだのはいいが、これらをどんどん録画していくと膨大な時間数になり、必死で録画を観ても観ても追いつかない。しかもフィギュアに詳しくなればなるほど、いろんな選手を知れば知るほど、この大会もあの大会も観たい、となってこれはもはや麻薬である。私以上にフィギュア好きになってしまったミミといっしょに、空いた時間を見つけては取りつかれたように録画を見続ける日々。

なにせフィギュアスケートはシングルならショートプログラム、フリーと二度にわたって試合があり、上位入賞者はエキシビションがある。それが男子シングル・女子シングル・ペア・アイススケートと四種類×三回だから、ひとつ大会が開催されただけでものすごい数の放送時間なのだ。それが10月のグランプリシリーズ開幕から一週間ごとに各国を転戦しながら続いて、年末に日本選手権があって、やっとひと息…と思ったらジュニアのグランプリシリーズもやってるじゃないか!ということでまだまだ録画作業と観戦は続く…。
特に最近のお気に入りはアイスダンスで、日本では選手もひと握りしかいないし認知度も低いのだが、もともと舞踏系が好きな私としては観れば観るほどおもしろく、奥が深い。
アイスダンス、今のところ私にとってのベストパフォーマンスはバンクーバーオリンピックで金メダルを取ったカナダのバーチュー&モイヤー組のこのプログラム。もはや神業というしかない美しさ。

昨秋からいろいろな事情でまた外出しづらくなったころに、ちょうどケーブルテレビに加入したので、たまってゆくストレスやつらいことをフィギュアスケートを観ることで昇華するという習慣ができあがっていってしまったようだ。
で、そうなるとますます映画が遠ざかっていく。これまでのようにレンタルして観るというのも、今はご法度なのである。というのも、そもそもケーブルテレビに加入したのは、ミミがどうしても観たかった日本未公開の映画を観るため。これまで毎月レンタルDVDに費やしてきた金額を、ケーブルテレビの視聴料に代えるという親子の固い約束で加入したのだから、ツタヤの新作レンタルなんかに眼を泳がせてはいけないのである。

映画を観るために加入したのに、かえって映画が観られなくなってしまったという、ちょっと悲しい話。でもそのうちきっと、「映画…映画を観たい…」という禁断症状が出てくるに違いない。それをとりあえず待って、家で映画を心静かに観る方法を考えなければ。
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by higurashizoshi | 2011-01-13 16:02 | 観る・読む・書く・聴く | Comments(2)

七草

あっという間にお正月の日々も過ぎて、今日は七草。
昼過ぎにゆっくり七草がゆをいただく。
ごちそうで疲れた身体を休めるためだけでなく、七草がゆはこの一年の健康を願って食べるものだそうだ。
となると、わが家には必須アイテム。心をこめて炊き、心していただきました。

さて、七草には間に合わなかったけれど、今年の年賀状のご紹介を。
タタ、ミミそれぞれの個性が出たうさぎになった。
今年は、どんな年になるのだろう。

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by higurashizoshi | 2011-01-07 16:51 | 雑感 | Comments(6)

一月三日


つぶれるような思いに胸をおされ
目ざめる

あたたかいお茶をいれ
窓ごしの空を見て
まだ雲が
空にうつくしくいるのをたしかめて
新聞を読む

昨日死んだ人のことや
昨日たのしかったできごとが書かれている

政治はゆらゆらゆれて
ちいさな争いは大きく書かれている
子どもが親にだめにされていることや
大人が金を払って他人に話を聴いてもらっていること
B級グルメの大会について書かれている

絶望はいろいろなかたちでひとをとりこみ
ちいさな喜びは胸をつまらせながらかすかにいる

湯のみの中のお茶は澄んだみどりいろで
しずかに湯気を立てて私に吸われる

新しい年が明け
三度目の朝
胸にそっと手のひらをあてながら
幸せについて私は考えている

あの雲のように
刻々とすがたを変えながら
それでも空にうつくしくいるものについて

新聞をたたみ
今日をすごすために必要なすこしの勇気と
これからもずっとつづいてゆくかなしみを
テーブルのはしに立てかけて

一月三日の私はゆっくりと立ちあがる




***
みなさん、あけましておめでとうございます。
少し遅くなってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。
昨夜書いた詩を載せました。
年賀状のかわりにするには、少しさびしいけれど。
生きていてよかったと思う瞬間が何度もあるような、そんな年になりますように。

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by higurashizoshi | 2011-01-04 14:20 | | Comments(4)
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