ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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今年もまた

桜が終わるころにやっと開いた、わが家の源平桃。
3年前にいったん枯れたと思っていたら、新しい枝をのばしてまた毎春きれいな花を咲かせてくれるようになった。
枯れてしまった枝はそのままに、脇からあたりまえのようにぐんぐんと若い枝がのびてきて、ちゃんと丸いつぼみをつけた。紅白入り混じった花が咲くと、小さな庭が別世界のようになる。

お菓子やお茶をベランダに持ち出し、「花見」ならぬ「桃見」。ひさしぶりに子どもたちとゆっくりした時間を過ごした。
ずっと東北のことが頭を離れず、のんびりしたらいけないような気がしていたけれど、それも逆に傲慢なことと気づく。

福島にボランティアで入った友人が帰ってきて、近々話を聞く集まりをすることになった。
原発のことも、遠く離れたところで考えをめぐらせている人と、実際に暮らしの場で直面している人との思いの差はとてつもなく大きいはず。
そのことをいつも感じていなければと思う。

被災地にもとりどりの花が咲いている報道を見て、植物たちに謝りたい気持ちになる。
そんなに美しく咲いてくれて。

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by higurashizoshi | 2011-04-25 16:55 | 雑感 | Comments(0)

大切なもの

家の中でのんびりと暮らしているはずのネコたちも、何かを感じていたのか。
ある日気がつくと、クーの後ろ足の内側がどかーんと大きくはげて、赤むけになり炎症を起こしていた。あまりひどいので動物病院へ。
診断の結果は、何かのストレスによって舐めすぎた皮膚炎。うーん、人間が強いストレスを感じていると、のんきに見えるネコにもそれが伝播しているのかも。
タタやミミは、「遊んであげなさ過ぎたからだ!」と反省して、それからは一生懸命クーを相手にねこじゃらしを振り回している。

炎症に薬を塗ったあとは、数時間はこの姿でがまん。
「なんじゃこりゃー」
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被災地の報道で、避難した人が犬を連れて来ていて、不自由ながら一緒に過ごしているという話をときどき読む。家族なのだから当然、と飼い主なら思うだろうが、動物嫌いな人にとっては理解しがたいことかもしれない。それでも、避難した人が愛犬とともに写っている写真を見ると心が少しなごむ。
「でも、ネコはいないね」
というのが、そんな記事を見たときに娘たちといつも交わす言葉。そう、ネコを連れて避難した人の話はまだ聞いたことがない。
もともと外飼いのネコなら連れて逃げることもできないだろうけれど、うちのように室内飼いの場合は、可能な限り飼い主は連れて行こうと思うだろう。だって、家族なのだから。

今回の震災のあと、非常用持ち出し袋を新たに作って、ネコ用のリードを2本買ってきてその中に入れた。キャリーケースもひとつしかなかったので買い足した。ストックのドライフードも用意した。でも…と思う。
実際にもし避難することになったとき、ネコたちを連れ出すことができても、そのあとたとえば避難所で集団生活することになったら? ケースに入れっぱなしにできないから、リードをつけてつないでおく? うちの箱入り息子たちは、もし放したらびっくりしてどこかに飛んでいき、たちまち迷子になってしまうだろう。人の命の瀬戸際で、多くの人がネコどころじゃないという状況の中で、この子たちを守ることができるんだろうか…。

動物に興味のない人にとっては、何を言っているんだという話かもしれないけれど、この「ネコ」を別のなにかに置きかえて考えたら。
弱いもの、庇護を必要とするもの、けれど誰かにとってはかけがえのない、大切なものに。

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by higurashizoshi | 2011-04-14 21:51 | 雑感 | Comments(4)

ただひっそりと

長い長い3月が終わり、桜が開きはじめた。生涯忘れられないだろう、3月。
父は絶食が明けてから、思いがけないほど回復がすすみ、ひとつずつ身体から管が抜けていき、4月3日に退院した。
ひと回り小さな人になり、足元もまだおぼつかないけれど、いずれ仕事にも復帰するつもりで少しずつ日常に戻りつつある。
母の認知症がこの間にかなり進んでしまって、再スタートした二人暮らしは相当なでこぼこ道になりそうな予感。どんなサポートを入れていくか、また新しい悩みも始まった。
毎日の病院通いを、今度は実家通いに振り替えて、当面は「出勤」が続きそうだ。

それでも、父は命をもらって自宅に帰ることができた。81歳の命を、医療者に支えられてきめ細かく守ってもらえた。
誰にも守られることなく、なすすべもなく失われた数万にのぼる命。そのひとつひとつにつながる家族。住みかをなくし、今も危険にさらされて苦しんでいるたくさんの人たちのことを思う。

被災地で学校再開のニュースが報じられるようになった。入学式、始業式。明るい話題だけれど、子ども=学校という報道しかないから、不登校の子や学校に行かずに暮らしてきた子どもたちはどうしているのかが気がかりでならない。引きこもりの人は、発達障害など眼に見えないつらさを抱えている人は、どうやって避難生活を送っているのだろう。

ふと気づくと、庭の桃のつぼみがふくらんでいた。いつも遅く咲くわが家の桃、今年は例年よりもっと遅く、それでもひっそりと準備を始めていたらしい。何も言わずに、ただひっそりと。
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by higurashizoshi | 2011-04-06 13:56 | 雑感 | Comments(2)

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