ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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シネマひぐらし

またもブログを書けない負のループに落ちていた私…
といっても心身に異変があったわけはなく、例によって忙しかっただけ。

忙しさの原因のひとつは、娘たちの入学・転校準備、例によっての日々のあれこれに加えて、フィギュアスケートシーズン後半の恒例、ヨーロッパ選手権と全米選手権の鬼・生放送を追いかけ続けていたこと。
カップル競技はすぐに放映してくれないのに、男女シングルだけは生で中継してくれるJsports…。いや、それだけでもありがたいと思わなければいけないのだろうけどね。
全選手の滑走を中継してくれるので、もちろん全部観る私。(全部で何十時間観たことだろう?)
ヨーロッパにせよ全米にせよ、日本ではほとんど無名の選手でも、毎年観ていたら「あ、この選手成長したな」とか「今季のプログラムはひと味違うね!」などなど、たくさん応援する選手ができてくる。
今年も、表彰台には遥か遠くても、たとえジャンプは失敗が多くても、年々成長する選手たちの気迫のこもったすばらしい演技が多く観られた。

今回のヨーロッパと全米では、男子は勝つためには4回転ジャンプが標準装備となり、それをより多く成功した選手が頂点に立つという結果がはっきりした。
スポーツ競技としてはしごく当たり前のことながら、フィギュアスケートの場合はそれだけがすべてではない。
音楽を表現すること、観客の心をつかむこと、それらが要求され、しかもその成果も点数化される。
ふつうに考えればスポーツの範疇に入らない芸術面が評価の対象になるということ、それ自体がスポーツとして根本的に矛盾をはらんでいるといえる。
でも、だからこそフィギュアスケートはおもしろいのだ。

というようなことを改めて感じたあとは、夜中にまたしこしこと作業を始める私。
もう、ずいぶん前からやろうと思っていたことなのだけど、この「ひぐらしだより」に書いてきた映画のレビューを冊子にまとめる作業を開始したのだ。
これがまた大変で。
せっかくまとめるのならと細かいところを書き直したり、新しく写真を入れたり、フォントを変えたり揃えたり…
要するに、適当なくせにこだわるというか、こだわるわりには適当なんだけど、適当なくせに結局こだわる。
で、時間が無限にかかる…睡眠が削れる…
たかが道楽なのに何をやっているのやら。

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表紙もこのように作ってみました。
小さくてよくわからないかもですが、「シネマひぐらし」というのが冊子のタイトルです。

2月初めに5日ほど東京に行くので、それまでに完成させて… ほかにもやらなければいけないことが…
とカレンダーを見ると出発は3日後!?
実家でもまたいろいろと問題が起きているので、そっちにも行って、家も片づけて、旅の用意をして、でも明日からカナダ選手権だよ?

しーん…
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by higurashizoshi | 2013-01-29 18:46 | 観る・読む・書く・聴く | Comments(2)

レ・ミゼラブル

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2012年公開 イギリス
監督 トム・フーパー
脚本 ウィリアム・ニコルソン アラン・ブーブリル  クロード・ミシェル・シェーンベルク ハーバート・クレッツマー
出演 ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ アン・ハサウェイ アマンダ・セイフライド エディ・レッドメイン ヘレナ・ボナム・カーター サシャ・バロン・コーエン サマンサ・バークス
  



ミュージカルにはあまり縁がないので、長年にわたり日本でも上演されてきた「レ・ミゼラブル」も観たことはなく、劇中歌を耳にすることがあるくらいだった。とはいっても、原作の小説は子ども時代に忘れられないお話として残っていた。
いまだにヴィクトル・ユーゴーの原作をきちんと読んではいなくて、昔子ども向けの抄訳で読んだだけなのだけど、幼い私にはかなりのインパクトがあった。
なんといっても当時の題名は「レ・ミゼラブル」じゃなくて、「ああ無情」である。
「ああ」といきなり来るだけですごいのに、直後に「無情」。どうしろというのだ。
そして中身もおとらず濃く、哀しく、子ども心に胸をかきむしられるような展開の連続なのである。

ジャン・バルジャンの悲惨な境遇、その怒りと孤独。
迷いなく彼を招き入れる司祭、銀の食器と燭台の、ゆるしと祝福のエピソード。
開眼し生まれ変わるジャン・バルジャン、なんと市長にまでのぼり詰める。
執拗に彼を追い続けるジャベール警視の冷徹さ。
薄幸の少女コゼットとその母ファンテーヌの底なしの不幸。

同時に、ハラハラドキドキのスペクタクルでもあるのであって、中でも荷馬車のエピソード(怪力のジャン・バルジャンが、素性を知られる恐怖に打ち勝って倒れた荷馬車を持ち上げて老人の命を救う)と、人違い誤認逮捕事件(別の男がジャン・バルジャンとして逮捕され、市長の職もすべて投げ打って彼はその男を救う)には、何度読んでも、
「あかん!あかん! ジャンさんそれやったらオシマイやで!」
とページに向かって叫びたくなってしまうのだった。

しかも手中の珠として育て上げたコゼットはマリウスという青くさい男に捧げてしまうし、若い二人の幸せのために自分はどこまでも身を引くジャン・バルジャン。
献身、とか己の証を立てる、ということの意味がわからなかった子ども(私)にとっては理解しがたい展開も多く、でも忘れがたい磁力をもったお話だったと思う。

大人になってからこの「ああ無情」が「レ・ミゼラブル」となってミュージカル化されたのを知ったときも、《あの話なあ…哀しいしなあ…もう卒業やわあ…》くらいに思って、特に観たいとも思わなかった。
そもそもミュージカル…私の中でジャン・バルジャンがいきなり朗々と歌い出したり、コゼットと二重唱したりというのはあまりにも違和感があって、ちょっとご勘弁という感じだったのだ。

だからこの映画も、タタが誘ってくれたからという理由と、従来のミュージカル映画と違いアフレコでなく、撮影現場で俳優たちが歌っているのをそのまま収録しているという話を聞いて興味をおぼえなければ、きっと映画館まで足を運ばなかったと思う。


さて映画はというと、舞台版の歌を一曲もらさず収録しているそうで、次から次へと歌合戦のごとくに名曲の奔流。慣れないうちはクラクラする。しかもストーリーもツメツメのめまぐるしい展開で、まるでダイジェスト版を観ているよう。
そしてジャン・バルジャンは私の中のイメージでは骨太のがっちりした感じ、ジャベールは顎の細い神経質な感じ、だったのが、ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウだとまるでその逆なので、当初はちょっと違和感があった。

しかしその違和感も間もなく気にならなくなり、なかなかにみなさん適役で、しかも選りすぐられた役者たちだけあって歌唱力、表現力はほんとうにすばらしい。
なかでも出色なのが、わが子を思いながら破滅の道をたどる若い母親ファンテーヌ役のアン・ハサウェイだった。
幼い娘のため、髪を売り、歯を売り、そしてついに身体も売った直後に彼女が歌う『夢やぶれて』。
ここまで心を揺さぶる歌唱というのはなかなか経験したことはない。
彼女がこの一曲を歌い切った直後に、私は頬に流れる涙とともに、今年のアカデミー賞はこの人だなと確信した。
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おそらく舞台版と違うのは、演じる俳優の細かい表情のひとつひとつが如実に、もちろん歌のシーンでも大画面に映し出されること。
アン・ハサウェイは美貌すぎるゆえにお嬢さんぽい役が多かったけれど、近年は役柄も広げていて、それでもこの役は非常な汚れ役。女性として人としての尊厳を失わされ、いわば丸裸の状態の中から、絶望と過去への懐かしみ、そして失わない強さを実にきめ細かく表しながらの絶唱。感情の塊がこちらをわしづかみにするようなその演技に、彼女の女優魂を見せつけられた。

監督のトム・フーパーは『英国王のスピーチ』がなかなか鮮やかな作品だったが、この責任ある大作を堅実に撮りきっていると言っていいと思う。詰め込みすぎでフタのしまりづらい豪華なお弁当箱みたいになっているのはまあ仕方がなく、ダイナミックな描写を多用し、臨場感あふれる役者たちの歌と演技で十分に楽しませてくれる。
やはり、撮影時にその場で歌うという収録方法が成功したのだろう。演じるそれぞれの《必死さ》がダイレクトに伝わってくるのである。この前『マリリン 7日間の恋』で注目したエディ・レッドメインもこんなに歌がうまいのか!と感心したら、もともとミュージカルの舞台でブレイクした人なんですね。

ジャン・バルジャンの最期のシーンも、たぶん歌で表現されているからこそダイレクトに親子の情愛や感情の振幅が伝わってくる。そのほかにもエポニーヌの報われない恋など、やはり《哀》の感情が表される歌唱がとりわけ心にしみた。全編にわたって、音楽で表現することの力を改めて感じさせられ、いつか舞台版も観てみたいものだなあと思った。
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物語の中で、子どものころはどうも理解できなかったジャン・バルジャンの徹底した《献身》も、ジャベールが憎悪してきたジャン・バルジャンに許されて自らを失ってしまう顛末も、この歳になってようやく理解できた。やっぱり歳は取るものだ。
ただしこの歳になっても歴史オンチのため、いまいち理解できないフランスの19世紀初頭。
物語のクライマックスである七月革命から六月暴動、ボナパルティズムの若者たちが何を目指して蜂起し命を散らすのか、それが理解できないと、結末のシーンに感情移入できないという点が自分としては残念だった。まだまだ、勉強が足りません。
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by higurashizoshi | 2013-01-14 22:13 | 観る・読む・書く・聴く | Comments(2)

年賀状

早くも、今日は七草。

今年になって初めて、何も予定のない一日。
寝不足がたまっていたのと、めずらしく風邪気味ということもあって、ひさびさにものすごくたくさん眠りました。
ぼけぼけで起き出してからおかゆを炊いたので、食べたのはもう昼…


さて、遅ればせながら今年の年賀状。
もうずいぶん前からタタとミミに毎年干支を書いてもらっているけど、あと何年続けられるのだろう?  

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去年の龍はタタの絵がインパクト大だったけれど、今年のミミの蛇もなかなか。
天空を見上げるその姿、表情が印象的。
本人いわく「ヘビというよりネッシー?」
うん、たしかに。
一方のタタの絵は、ほぼ一筆描きで数秒で描いたそう。



明日からまた日常が始まります。
まだ眠いけど、がんばらにゃ。
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by higurashizoshi | 2013-01-07 18:25 | 雑感 | Comments(0)

新しい年

2013年がやってきました。


本人はおめでとう、という気持ちまでいっていないので、代わりにこの方にお願いしました。




「あけましておめでとうごにゃいます」
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はいっ、チャチャくんおつかれさまでした!



元旦、二日は恒例の親族大宴会でした。
年を取るものあれば、生まれ育つものあり。
一年ごとの大騒ぎの行事ですが、ほんとうに大切な時間です。



こちらは、プライベートおせち。
今年は黒豆、失敗の味。
栗きんとん、ごまめは上出来でした。
お煮しめは今年も三軒分、大量に作りましたよ。
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「ぼくのおせちは?」
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チャチャすまん…働いてくれたのに。
いつものカンヅメ大盛りで許してもらいました。




毎年使っている日記帳の第1ページに「今年の目標」を書く欄があるのですが、
元旦にそのページを開いてしばらく考えて、ぱっと浮かんできたことばを書きました。


私の今年の目標は、

《後悔しない。》




どうか今年がみなさんにとって、よい年でありますように。
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by higurashizoshi | 2013-01-04 00:57 | 雑感 | Comments(2)

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