ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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今夜、国会で起きること

この三日間、国会議事堂前のデモに参加し続けている友だちから、ずっと断続的に現場のレポートが届いている。
年齢も立場もさまざまな、数えきれない人たちがそこへ向かい、立ちつくし、声をあげ、歌い、発信している。
国会前だけでなく、日本中のいくつもの町で、この《安保法案》への反対の動きが激しく起きている。

私じしんは、東京に飛んで行くこともできず、地元の集会にわずかに参加するくらいしかできないけれど、もうずっと心が、痛くて痛くてたまらない。
この国がかろうじて守り続けてきた立憲政治が今、崩れ去ろうとしている。

憲法を守るべき政府が、憲法違反であると多くの憲法学者が、そして国民が認識している法案を、数の力だけで通す。
このパラドックスを誰か、正しいことだと証明してみせてほしい。
こんなことがまかり通る国を、私たちの愛する国だと、どうやったら言えるのか教えてほしい。

私たちの代表である政府が、私たちの国の規範である憲法を、殺そうとしているのだ。

永久に戦うことを放棄した、私たちの国。
70年前のその宣言は、無数の戦死者と、人生を傷つけられた人びとの苦しみとひきかえに放たれた。
その意味を、その重さを、私たちがほんとうに大切に大切にはぐくんできたなら、今夜これから起きることは、
たぶんなかった。
少なくとも、たった70年後には。
私たちはたった70年しか持ちこたえられなかった。

今夜これから、私たちは、自分たちが持ちこたえられなかったことの結果を見る。
そしてそののち、それがどんなことにつながっていくのかをつぶさに知る。

きれいな後戻りは、もうできない。
でも、ここからまた新たに踏みこたえること、舵を切ることはできる。
その方法をひたすらに考えながら、参議院での採決を見届けよう。
賛成票を投じた議員の姿を、名前を、決して忘れないように刻みながら。
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by higurashizoshi | 2015-09-19 00:08 | 雑感 | Comments(0)

伊藤俊吾完全ひとりツアー2015「ひとりにしないで」in大阪

2008年に活動休止したバンド、キンモクセイのボーカルであり、多くの曲を作詞作曲してきたイトシュンこと伊藤俊吾のソロライブ、大阪。

キャパ70くらいだろうか、ほんとに小さな、アットホームな会場でのライブ。
期待以上のすばらしい3時間だった。

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レトロな癒し系サウンドといわれていたらしいキンモクセイの楽曲だけれど、伊藤俊吾の作品はその中において、背景に哀しみや虚無、別れや死の影がしばしばつきまとっていたと思う。

私がキンモクセイを聴き出したのは最近なので、すでにかなり過去に作られた楽曲ばかりを聴いていたわけだけど、伊藤俊吾がソロとして本格的な活動を始めたこの数年の曲をきちんと聞いたのは今回のライブが初めてだった。

キンモクセイは大がかりに売り出されてヒット路線をばく進した時代があり、その後なかなかヒットに恵まれず、メンバーそれぞれが持ち場に散って活動休止にいたり、4年前の震災時に一度だけ再結成したあとは、またそれぞれに戻っている。
といってもたぶんメンバー同士の関係は今でも悪くなく、伊藤さんも去年はキンモクセイの佐々木良さんとふたりでライブをいくつかしたりしていた。

今回のライブはキンモクセイの曲も入れながら、ソロになってからの曲、客席からのどんなリクエストにもこたえるコーナー、他アーティストへの提供曲のセルフカバーと本当に盛りだくさん。
伊藤さんの、音楽を楽しみたい、自分の歌を愛するファンと喜びをわかちあいたい、という気持ちがあふれたライブだった。

生で聴いてうなったのは、伸びのある強く美しい声とアコースティックギター・エレクトリックピアノの演奏力の高さ。そして初めて聴いた提供曲やソロの曲のすばらしさだった。
最近の曲は歌詞もメロディも、キンモクセイ時代よりさらにシンプルになっているので、ちょっと聴いただけだとシンプルすぎて耳を通り過ぎてしまう人もいるかもしれない。
でも私はそんな曲の中に、伊藤さんの人生でこの何年もの間に経験したこと、愛する人の死や、愛するものの誕生や、日々のちいさなことを静かにいとおしむ心、じっと内面を見つめるまなざし、そんな無数の重なりを感じて、胸がいっぱいになった。

今も毎日車の中で、ライブのときに買ったCDを繰り返し聴いては胸しめつけられてしまう。
そして新曲「僕がいなくなっても」を聴くたび、私がいなくなっても世界は続くのだ、と思って安堵する。

ソロライブをライフワークにしたいといっていた言葉、信じていいのかな、伊藤さん。
楽器も機材も物販も全部ひとりで運んで、チケット管理も宣伝も全部ひとりでやって、自宅の四畳半の防音室でひとりで演奏して録音してCDに焼いて、それをライブ会場で手売りして、ひとりひとりとお話ししてサインして握手して。
そんな伊藤さんを見ていると、「そうなのか、そうなのか」と私の心は言う。

ヒットを飛ばして紅白にも出たキンモクセイのころと、全部手作りでひとりの今と、それはどちらも輝いているだろうけど、きっと静かであたたかくて楽しいのは今のほう。自由なのは今のほう。
余分なものをそぎおとして、どんどんほんとうになっていくんだな。勝手にそう思う。

11月にまた大阪に来てくれるのを楽しみに。新曲を楽しみに。待ってます。
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by higurashizoshi | 2015-09-03 01:48 | 観る・読む・書く・聴く | Comments(0)

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