ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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いまさら振り返る全日本選手権2015

暮れも押しつまるところまで押しつまり、全日本が終わった余韻もさめかけ…ロシアのナショナルも終わり… で、明日は大みそか。
今年は喪中になったゆえ、お正月準備は何もしないので、例年のバタバタがうそのように静かな年の瀬を迎えております。
なんだかもろもろの疲れが出たのか、どーんと脱力した感があり、冬休みに入った娘たちと今夜は意味もなくレコード大賞なんか観てしまいました。いったい何年ぶり、いや十何年ぶりか。それにしてもセカオワやらゲス乙女やらは授賞対象で、ほかのロック系のバンドとどこで線引きされているのか、いないのか。某聖子さんに加齢という名の時空はないのか。大勢で歌って踊る女の人や男の人がたくさんいるけど皆どうやって見分けているのか。ひとりじゃないとか守りたいとか怖いほど似たような歌詞の歌が流行るのはなぜなのか。
などなどいろんなことを考えました。

まあ、でもこういうのは門外漢からフィギュアスケートの世界がどう見えるかと考えると、たぶんどっちもどっち。人とフィギュアの話になって、いろんな質問をされることがあるのですが、おお、そうか!一般的に見るとそういうところが疑問なのか!とか、そんなふうに見られてるのか!と思うこと多々。
私が今の日本の選手では宇野昌磨選手押しだと言うと
「ああ、あの子。かわいい顔してるよね!」
と何度言われたことでしょう。
顔なんかどうでもいいんですよ。いや、よかないけど、そんなことが問題ではないのであって。あのスケーティング、あの身体表現、あの音楽との融合、あの(以下略)…
でもそんな熱弁ふるうわけにもいかないので、
「いや~ますますすごい選手になると思いますよぉ」
とだけ答える私。全日本の話題でも、とかく結弦くんと真央さんの話ばかりに塗りつぶされてしまうのはやっぱり残念ですなあ… しかもその二人にしても、真の凄さとは別の次元の話が多いし。

そして相変わらず、高校生にして全日本連覇という偉業をなしとげた宮原知子選手のメディアでの扱いが薄すぎる! そして言わずもがなの宇野選手、あんなすんごい演技とすんごい点数だったのに!
と、フツフツとこみあげてきたところで、クールダウン。
結果的には世界選手権の派遣もまずまず順当に決まったし、男女ともにジュニア勢の活躍がたくさん見られたので、今年も充実した全日本だったといえましょう。
まことに今さらですが、全日本選手権の結果です。


全日本選手権2015女子シングル結果

第1位 宮原知子選手 212.83
第2位 樋口新葉選手 195.35
第3位 浅田真央選手 193.75
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優勝はひたむきなまでに丁寧に、そして静かに最後まで戦い抜いた宮原選手。すばらしいです。立派です。来年は歯の矯正も取れて(きっと)美女まっしぐらです。
堂々2位、やったるで、どっかーん!の樋口わかばちゃん。こんなパワフル巧者な14歳見たことないわ。おそれいります。
3位、実に僅差で真央さんが滑り込みました。僅差でも差は差。この差は結果的にほんとうに大きい。フリーでの立て直し、胸をなでおろしました。

以下、4位から10位まで。

4. 本郷理華選手 193.28
5. 白岩優奈選手 186.33
6. 村上佳菜子選手 181.58
7. 永井優香選手 178.86
8. 新田谷凜選手 178.48
9. 本田真凜選手 171.62
10. 木原万莉子選手 170.69

この中で特に注目は、今回は4位になった本郷理華選手、5位に入った白岩優奈選手、9位の本田真凛選手ですね。白岩選手と本田選手はまだ中学生、ともに将来を嘱望されているだけあって、素質、技術力、華やぎ、度胸など、さまざまな面でジュニアでも抜きんでてます。
7位に終わった村上佳菜子選手、フリーで思いもかけないミスの仕方になって何とも残念でしたが、本人が演技後あまりに明るく対応してるのでちょっと救われた思いが。でもその後はどうしてるのか、気になる。



全日本選手権2015男子シングル結果

第1位 羽生結弦選手 286.36
第2位 宇野昌磨選手 267.15
第3位 無良崇人選手 263.46
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優勝は、今回はひたすら悔しかった結弦くん。悔しがってこの得点、もはや彼は自分以外の敵はいないも同然。これからの戦いはむしろ、ますます過酷です。
第2位、平静なショーマも今回は緊張からかミスが出ました。とはいえ、やっぱりすばらしい。彼の身長が160㎝台に到達する日は来るのか否か。これフィギュア界の歴史にとってもたぶん重要ですよ。
第3位、無良くん!無良くん! ついにチャーリーも笑顔になったはずの「黒い瞳」! そして「オー」も、ジャンプのみならずステップも表現も飛躍的進化。

以下、10位まで。

4. 田中刑事選手 242.05
5. 小塚崇彦選手 228.82
6. 山本草太選手 215.15
7. 村上大介選手 214.56
8. 日野龍樹選手 213.17
9. 中村優選手 194.84
10. 宮田大地選手 193.17

今回出色だったのが4位に入った刑事くん。クワド含めジャンプがどんどん入っただけでなく、目の覚めるような表現力で引き込みました。このときをずっと待ってた。四大陸出場おめでとう!
靴ひもが演技直前にほどけた影響もあったのか、小塚くんはジャンプミス多発で5位。でもやっぱりスケーティングの美しさは絶品で、これで終わってほしくないと願ってしまう。
草太くんはショートもフリーもミスが目立ち6位。まだまだこれからの進化が楽しみです。
8位になったフェイことリュージュ、ショートは感涙の出来で、フリーもミスはありつつも納得&トンネル出口に光明、の全日本になったのでは。顔を上げてがんばれ~

そして書いておきたいのは7位に終わったダイスこと村上大介選手について。
あまり報道されてないようですが、男子フリーの公式練習中にダイスは結弦くんと衝突、そのとき左ひざを痛めたようです。そしてフリー冒頭のジャンプ転倒でさらにそこを痛め、パニックになって最後までそれを引きずってしまったとのこと。
結弦くんがまた他選手と衝突、ということで公式練習の際に現場は騒然となったものの、大事に至らなかったと処理された模様で、しかも結弦くんの本番の演技にこの衝突は影響なかったようなので、とても残念なことにダイスの方に影響があったことはほとんど報道されなかったようです。

昨季の中国杯での結弦くんとハンヤンとの衝突事故のあとも、結局何の改良の手立ても取られていない、公式練習のやり方。
特に男子はこれだけクワド(四回転)を練習で連発する選手が増えている現状から、多くの選手が一斉にリンクに入っての公式練習は本当に危険です。リンクに入る選手の数を減らして安全を確保するべきでは、と思うのですが…
なんといっても今回の全日本は、フリーで最終グループに残った男子選手6人全員がクワドジャンパーというおそろしさ。上位を狙っていたダイス、もし公式練習での衝突がなければ…と残念で仕方ありません。



さて今回の全日本では、カップル競技もかなりにぎわってきました。
ジュニアペアのカテゴリーも争われ、シニアのペアは3組、アイスダンスは4組出場。アイスダンスもジュニアのカップルが誕生していて楽しみです。


全日本選手権2015ペア結果

第1位 須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ 149.55
第2位 小野眞琳&ウェスリー・キリング 133.22
第3位 須崎海羽&木原龍一 126.12
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1位のブードロー=オデくんは、昨季は古賀亜美選手と組んでいたのに、あれ?相手が変わってる! でも須藤選手とも相性は悪くなさそうです。
3位の木原龍一くん、高橋成美選手と組んでソチ五輪にも世界選手権にも出場し、その後解散して別のパートナーを見つけることができました。今後に期待です。


全日本選手権2015アイスダンス結果

第1位 村元哉中&クリス・リード 147.08
第2位 平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション 141.63
第3位 森衣吹&鈴木健太郎  110.56
第4位 矢島榛乃&水谷心 75.82
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なんといっても、優勝した村元&リード組の躍進! 組んでわずか半年足らずでここまで合うというのもすごいけど、もっとすごいのは村元哉中ちゃんがシングルからアイスダンスに転向してたった2シーズン目ということ!
これは子ども時代からアイスダンスの選手はアイスダンサーとして訓練を積む海外では、ちょっと考えられないことです。
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哉中ちゃんのシングル時代、演技を生で観る機会があったのですが、スケーティングが綺麗で華のある表現力、確かにあとから思えばアイスダンスに向いていた気が。…とはいえ、まったく違う文法のシングル競技とアイスダンス競技、おそらく過酷な練習を超えて短期間でここまで来たのでしょう。お姉さんのキャシーの引退でひとりになったクリスにとっても、願ってもないパートナーが誕生した感じです。
2位になった平井&アソンション組とともに、どんどん国際試合でも活躍してほしい!
今回、残念ながらカップル競技は見ることができなかったのですが、ジュニアの選手たちにも期待してます。


*****

というわけで、これがたぶん今年最後の更新になります。
今年はフィギュアスケートの話、しかも今さらながらの全日本振り返りが最後の更新かあ…
ま、それはそれでよしとしよう。

2015年にもたくさんのことがありました。
そして父の急逝により、私にとって決して忘れられない年になりました。
この一年も、ここに立ち寄ってくださった方々、つたない文章を読みついでくださった方たちに心から感謝します。
みなさんにとって、心やすらかな年の瀬、そして希望の新年が訪れますように。
来年もまた「ひぐらしだより」をよろしくお願いします。
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by higurashizoshi | 2015-12-31 01:55 | フィギュアスケート | Comments(2)

ラクリモーサ

とりあえず、ひぐらし的生存証明ということで…

グランプリシリーズ終盤、そしてファイナルについても何も書けず、あっという間に全日本も迫っているところですが、今日は行ってきました。これに行ってきました。
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大阪・なみはやドームあらため、ラクタブドームでのクリスマスオンアイス2015。
アリーナ当たったのも奇跡的だったけど、その時点でまさかこんな状況で当日を迎えることになろうとは想像もせず。

実は明日が、先月急逝した父のお別れの会なのです。
帰ってきてくれた高橋大輔さんが披露した、今日のための最初のプログラム。
ズビグニエフ・プレイスネル作曲のレクイエムの中の、「ラクリモーサ(涙の日)」というタイトルの曲でした。



このプログラムの衝撃が、今も身体のすみずみまで残っています。
大ちゃんが、また新しい世界へ足を踏み入れたことへの感動、
そして今の自分の気持ちをこれほどかき乱し、同時に癒してくれる彼の演技をこの目で見た衝撃。
涙することも忘れて、ただただ凝視していました。

あらためて、強く確認したこと。
高橋大輔のスケートは、音を奏で、楽曲を空間に構築する魔術である。
そしてその魔術は、たとえようもなく、美しい。



今日観た、ほかのすばらしいスケーターたちの演技は、またの機会に。
このレクイエムを胸に、明日のお別れの会にのぞんできます。
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by higurashizoshi | 2015-12-19 23:47 | フィギュアスケート | Comments(0)

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