ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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全米選手権2017終了、ネイサン・チェン選手の大記録

全米選手権が、ネイサン・チェン選手の偉業を刻んで興奮のうちに終わりました。

アメリカ合衆国に、人種や障害、性別などへの差別と偏見をあらわにする前代未聞の大統領が誕生したのとちょうど同じ時期におこなわれた、この全米選手権。

男女シングルの優勝者は、中国と台湾にルーツをもつ17歳の、チェン(陳)という同じ苗字の少年と少女でした。移民排斥を声高に叫ぶ人々が、喝采をもって迎えた新しい大統領。一方でアメリカ各地で、新政権に対する抗議の動きが湧きおこる中での大会でした。

今日はひとまず、ネイサン・チェン選手がついに成し遂げた《フリー演技の中で5回の四回転を完璧に成功》という信じられないニュースを記しておきましょう。

四回転のルッツ(コンボ)、フリップ、トゥループ(コンボ)、トゥループ、そして最後にサルコウ。それら5つの四回転ジャンプのすべてに加点がついています。わずかな疵としては、後半の3回転のコンボで着氷詰まりがあったことくらい。あとはすべてにおいて安定した、端正な演技でした。

興奮していたのは観客とコーチ、テレビの前の私たち。(生中継実況の赤平アナと解説の岡部由起子さんも、あまりの興奮に若干壊れ気味でした!)

当のネイサンは、もちろんうれしそうでしたが、演技後も実に落ち着いたものでした。(キスクラでまったく息が上がってなかったのにもビックリ。スタミナ半端ない!)

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国内選手権ゆえ、得点は参考記録となりますが、今回ネイサンが叩き出した超高得点318.47は、羽生選手の持つ世界歴代1位の総合得点330.43に次ぐ世界歴代2位のスコアです。まだ17歳のネイサンがこのまま大きなケガなく順調に伸びていけば…。結弦くん、今ごろ心がメラメラ燃えているでしょうね~。

さて、この歴史的なフリー演技はこちらでご覧ください。↓
(なんかブログの様式が変わったので動画はこういう埋め込み?になったらしいです)
一番最初にチラッと、ネイサンの直前滑走だったジェイソンの顔が映ります(涙)


全米男子、ほかにもたくさんのすばらしい演技があり(もちろんジェイソン・ブラウン選手も!)、それらについては演技動画の紹介も含め、なるべく早く更新したいと思います。

でないと、欧州選手権が始まってしまうがな!


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# by higurashizoshi | 2017-01-24 00:26 | フィギュアスケート | Comments(2)

全米選手権2017 女子シングル

全米選手権、今年はカナダ選手権とほぼ同時期開催。
以前はカナダナショナルもJsports4で放映してくれていたのですが、やらなくなっちゃいましたね。非常に残念です。
でも全米は男女シングルに限ってですが、全滑走生中継はうれしい。仕事で生では観られない部分もあり、そこは録画で追いかけて、今日女子の結果を見届けました。女子フリーは生で観ることができ、ハラハラでした。


全米選手権2017 女子シングル結果

1位 カレン・チェン 214.22
2位 アシュリー・ワグナー 211.78
3位 マライア・ベル 197.92
4位 長洲未来 194.90
5位 キャロライン・ジャン 182.82
6位 グレイシー・ゴールド 179.62
7位 アンジェラ・ワン 175.13


今日の今日なので、表彰台写真まだ見つからず。
今回の全米女子、サプライズはなんといっても17歳のカレン・チェン選手の優勝!
しかもショート、フリーともに1位、ショートは全米女子歴代最高得点、フリーも歴代3位という高得点で、まさに堂々の優勝を遂げたのです。これ、誰か予想した人いたかな?
ジュニアのときから注目され、実力も伸びしろもある選手で、ミスがなければ上位に食い込む可能性はあるとは思っていたものの… 昨年は全米12位だった彼女。いやはや、すごいことが起きてしまいました。

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カレン・チェン選手、記憶をたどると2年前の全米では、わずか15歳で3位に入っていたんですよね。ただ、そのあとはグランプリシリーズにも出場しつつも上位には入れず。ジャンプがダイナミックなだけに転倒なども多く、回転不足を取られることも多々ありました。
Jスポ実況の小林千鶴さんによると、このところ長らくスケート靴のトラブルが続いていたそうで、それが解決したのでしょうか。まずはショート、ノーミスだっただけではなく瞠目すべきすばらしい演技で、テレビの前で鳥肌が立ちましたですよ。
これが全米女子史上最高得点が出た瞬間。ガンビルコーチも大喜び。

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小さな体で、ルッツジャンプなんてどこかに飛んでいくのではと思うくらい豪快。滑りもしなやかで、表現力も濃密にして繊細と、今回のようにミスがなければ非常に強い選手です。
予想外のすごい得点の1位発進で「震えが止まらない」と言っていたそうなので、今日のフリーはもしかして崩れるのでは…とちょっと不安だったのですが、うーん強かった。大きなミスなく最後まで集中して滑り切ってみせました。本当にみごとでした。


2位にベテランのアシュリー・ワグナー選手。心の強さでつかみ取った銀メダルでした。
今季ショートもフリーもいいプログラムをそろえ、若干のジャンプミスや回転不足はありつつも、この全米で絶対に勝ってみせるという強い意志をひしひしと感じる滑り。
攻めのショートから一転して、フリーの「エクソジェネシス交響曲3」では、これまでにないほど情感に満ちた《静》の演技で、アシュリー姐さんの近年のドヤ演技に慣れていたこちらとしては思わずハッと引き込まれました。心に沁みてくるようなすばらしいフリーでした。
(最後のコンボのセカンドジャンプがシングルになってしまったのはほんとに惜しかった!あれがダブルであれば、カレンを抜いて優勝していたかも?)
演技後、いつもクールなアルトゥニアンコーチも思わず固いハグ。これも感動した!
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3位に入ったのは、大健闘のマライア・ベル選手。
全米ではおなじみの選手で、年々うまくなってるなあと思って見てたのですが、とにかく今回全滑走を見て改めて思ったのはアメリカ女子のレベルの高さ。シード以外の、地方からの勝ち上がりの選手も含め、フィギュア強豪国以外にもしいたら国際大会や、場合によれば五輪にだって楽に出られるようなレベルの選手がワンサカいるのですよね。
その中から頭ひとつ抜け出すことの難しさ、この国で本当のトップ選手になるためには実に強固な壁というか膜というか、そこを突き抜けなければならない。
今季、グランプリシリーズ(スケートアメリカ)に代打で初出場して無欲の銀メダルを獲ったこのマライア・ベル選手は、今まさにこの壁を抜けてトップの世界に行けるか行けないか?というところだと思います。そしてつかんだ全米3位、世界選手権への切符。このまま駆け上がっていけるか、どうか。
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ここまでがうれしいサプライズや納得の結果だとすると、このあとは残念ながら胸痛むレポートになります。
ショートではカレン・チェン選手に僅差で迫る、すばらしい演技を見せた長洲未来選手。
14歳で全米を制して世間をあっといわせた未来ちゃんも23歳。苦節を重ねて大人の美しい選手になりました。
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しかしフリーは重圧の最終滑走。最初はすばらしいフリップ+トゥのコンボから始まったものの、次のルッツで転倒したところから歯車が狂いました。時として彼女がおちいる、メンタル落ちに支配されてしまう展開となってしまいました。
演技後の悲しい表情を見るのがなんともつらい。そして結果は4位。あと少しミスが抑えられていれば世界選手権への切符を手にできたのですが…。考えたら未来ちゃん、去年の全米も4位でした。ああ、惜しい。本当に惜しい。


昨年優勝のグレイシー・ゴールド選手。
昨シーズンの世界選手権で崩れてメダルを逃して以来、今ひとつ立て直しがうまくいってないグレイシー。高い技術力を持ちながら、おそらく気持ちの中で何かが彼女を阻害しているのでしょう。ショートでリンクに向かうとき、キャロルコーチもしきりに気持ちを鼓舞する声かけをしてたようでした。そしてやはりどこか不安そうなグレイシー。
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ショートは単独のトリプルフリップが抜けてダブルになり、ジャンプひとつ分ノーカンになるミスで5位発進。迎えたフリー、途中から完全に跳べなくなってシングルアクセル、ダブル、ダブルと、なんともつらい展開となりました。
それでも最後の三連続のコンボは決め、総合6位にとどまったのは立派。この低迷を抜けてまた輝くような演技を見せる日を待ちたいです。


総合では10位となりましたが、今回初めて観て眼を奪われたのがこの選手。
テッサ・ホン選手、14歳。もちろん全米は初出場です。
写真が小さくてわかりにくいのですが、まだほんとに身体も華奢ながら、とにかく表現力、指先足先まで使った身体の線や身のこなしの美しさは群を抜いていました。ジャンプもスピンも端正でとても綺麗です。
名前がテッサだけに身のこなしが美しいのか?などと思ってしまうアイスダンス好きの私。あまりにショートの出来がよかったため、おそらく本人も予想もしなかった4位発進となり、きっとフリーはすさまじい緊張感に押されてしまったのでは…。フリーではほぼまったくジャンプを跳ぶことができず、14位に沈みました。まさに天国と地獄。これをいい経験としてすばらしい選手に育ってくれることを期待しています。
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フリーの構成が、すべてのジャンプを後半にかためているところを見ると(今回はそれが完全に裏目に出たわけですが)、今後世界のトップへと攻めていける選手としてコーチ陣も狙って育てているんだろうなあと感じました。そしてキスクラでの落ち着きぶりがまた半端ないテッサ・ホンさん。とても14歳には見えません。
ちなみに彼女、年齢的に平昌五輪に出場可能だそうです! 来季どうなっているか注目です。


さて明日は明け方から男子フリーの生中継。
ああ、私が心配なのはネイサンがいくつクワドを跳ぶかじゃなくて、大好きなジェイソンが腓骨骨折から回復途上で迎えた全米で、どれだけの演技ができるかですわ。
いや、もちろんショートでのネイサンは本当にミラクルでしたけどね! でもジェイソン・ブラウンほど美しい演技をする選手はほかにはいないと改めて確認したショートでした(リッポンくんは欠場だしね…)。



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# by higurashizoshi | 2017-01-22 23:23 | フィギュアスケート | Comments(2)

年頭ごあいさつ

2017年、あたらしい年が明けました。
元旦恒例の親族宴会でどうやら年末からの疲れがドッと出たらしく、昨夜から少々体調崩してしまい、今日2日は友人宅の新年会をキャンセル。ぼよーんと家で過ごしております。
昨日は往復車だったのでアルコール飲んでないのにナゼ?という素朴な疑問を抱く酒飲みの私。まあ今年は健康に気をつけよということなんでしょう。

新年早々、大ちゃんが氷上ウエイターになってクルクルいろんなことをする姿を見せていただいたり、今年は彼もフィギュアスケート×歌舞伎という試みに挑戦するとのことで、新たな活躍はほんとうにうれしい限りです。
ファンといっても私はスケートする高橋大輔さんにしか興味がないので、昨年キャスターとしてリオ五輪含めたくさんテレビに出ていたのも、フィギュア関係以外はそんなにマメに観てはいないんですよね。でも、とにかくスケートの世界に戻ってくれたのみならず、彼がインタビューでついに将来の構想について触れてくれたときには「来たー!」と心の中で叫んでました。
それは、アイスショー専門のエンターテインメント集団、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の氷上版のようなカンパニーをつくって、各地を回るというもの。しかもフィギュアスケートという非常にお金のかかる世界に身を置くスケーターたちが、きちんとプロとして食べていけるような場を作りたいというのです。それが実現したらどんなに素晴らしいことか。(そしてファンはどれだけお金を費やすことになることか!?)
ともかく、今年はせめて一度はアイスショーで大ちゃんのスケートを観たいものです。神戸チャリティーがなくなってしまったのが、仕方のないこととはいえほんとにほんとに残念だなあ…。

さて、体調回復につとめつつ、ゆるゆると一年を始めてまいります。
今年もたぶん相変わらず内容のさだまらない「ひぐらしだより」ですが、どうかゆるゆるとお読みください。

初日の出は全然寝てたので、初日の入り(元旦の夕方)の写真。おだやかに晴れた元旦でした。
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# by higurashizoshi | 2017-01-02 19:08 | 雑感 | Comments(2)

一年の終わりに

全日本、女子について書けないうちに今年最後の日になってしまいました。
年末ぎりぎりに第九のコンサートに出たので、ただでさえバタバタのこの時期がさらにバタバタしてしまい…。まあでも、大ホールでオーケストラとともに歌い納めができたのはいい経験でした。昨年から第九に出てるのですが、舞台から見える景色にはやはり特別なものがあります。そこにしかない美しさと、高揚が。

私にとって2016年は、昨秋の父の急死の衝撃の中で死後のさまざまな業務に追われつつ始まりました。春には家族の中にも大きな変化があり、私自身も地域カフェという新しい仕事を始め、いろいろなことが少しずつ落ち着いてきたと思った矢先に愛猫ちゃーが発病、思いもかけなかった看取りの日々。夏の保養キャンプをはさんで、9月にはちゃーを見送りました。そして11月には父の一周忌。生きていることのはかなさ、そして別れについて考え続けた年でした。

いろんな状況に押されるように、前へ、前へと進んできた気がするこの10年あまり。そのときどきを懸命に生きてきたけれど、来年は少し立ち止まって振り返り、手つかずに置いてきたいろんなことを整理する年にしたいと思ってます。
そう、整理…まずは自室を何とかしようね私。ドロボー入ったあとみたいになってるからね。そして11年前に引っ越してきたとき以来まったく荷ほどきしてない段ボールとか、何が奥にあるかわからない物入れとか、魔窟化した領域の数々をこのままにして前に進んだらアカン。ドナルド・トランプから顔をそむけたらアカンのとおんなじくらいアカンのですよ。だって顔をそむけてもそれは存在していて私と私の未来に影響を及ぼし続けているのだから。その事実を直視する勇気をもとう、と2017年の自分に私は言いたい。

今年も、ときに完全にフィギュアスケートブログになってしまったり、かと思うと超個人的なことを綴ったりと、あまりにフリーダムでマイペースな(そして更新が遅く、文章が長い!←自己ツッコミ)このブログを読んでいただいてありがとうございました。
新しい年がみなさんにとって、潤いあるなごやかな年になりますように。
次は2017年にお会いしましょう。



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# by higurashizoshi | 2016-12-31 18:45 | 雑感 | Comments(2)

全日本選手権2016 ペア・アイスダンス・男子シングル

熱いクリスマスが終わりました。
今年の全日本選手権は、羽生結弦選手のインフルエンザによる欠場発表という予期せぬ事態から始まりました。誰しもが、それならば男子の優勝は宇野昌磨選手、そして女子の優勝は盤石の宮原知子選手、と思ったはず。
そして結果はその通りだったわけですが、そこは全日本。記憶に深く残るさまざまな出来事が相次ぎ、ここで勝ち抜くことの過酷さ、その果ての栄光の重さを私たちに教えてくれました。

さて、ひぐらし的こだわりとして、まずはなかなかスポットが当たらず、関西では放映すらなかったカップル競技の結果から。



全日本選手権2016 ペア結果

第1位 須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ  160.25
第2位 須崎海羽&木原龍一  146.25
第3位 小野眞琳&ウェスリー・キリング゙  136.06
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第4位 髙橋成美&柴田嶺  122.38
(ジュニアペア結果)
第1位 三浦璃来&市橋翔哉 111.68


演技は年末ぎりぎりのCS放映を待つしかないのですが、当然のごとく須藤&ブードロー=オデ組が優勝。ユニゾンもよくなり、徐々にペアとしての形ができつつある二人。なんといってもすみれちゃんとフランシスくんの、慎ましくほのぼのとした雰囲気がたまりません。ワールド、今季こそフリー進出を願ってます。
木原龍一、高橋成美という元ペアが別々のパートナーとともに全日本出場。ここまでには、それぞれ言葉につくせぬ苦労があったはず。その努力を思うだけでまずは感動です。CS放映を楽しみに待とう。ジュニアペアも見せてくれますように。



全日本選手権2016 アイスダンス結果

第1位 村元哉中&クリス・リード  158.36
第2位 平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション  140.97
第3位 小松原美里&ティモシー・コレト 125.12
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第4位 森衣吹&鈴木健太郎  122.59
第5位 高橋ニコル&奥田聡彦  81.60


村元&リード組が、国内参考記録ながら160点に近い得点をマークして優勝。この二人の演技だけyoutubeで観ましたが、いや~すばらしかった。哉中ちゃんのパワーにクリスがどんどん引っぱられて、さらにすごい勢いで成長してる感じです。優勝後のインタビューではワールドで10位以内を目指す、と力強く宣言していた哉中ちゃん。なんと頼もしいんだ。長くがんばってる平井&アソンション組の努力も讃えたい。そして全日本のアイスダンスに5組も出場してることがすばらしい。

哉中ちゃん&クリスのフリーダンス。美しいです。
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全日本選手権2016 男子シングル結果

第1位 宇野昌磨  280.41
第2位 田中刑事  249.38
第3位 無良崇人  242.11
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第4位 日野龍樹  230.31
第5位 友野一希  216.55
第6位 中村優 202.16
第7位 島田高志郎  200.18
第8位 佐藤洸彬  192.70
第9位 三宅星南  188.46
第10位 壷井達也 187.03
第11位 川原星  180.69
第12位 本田太一  179.84
第13位 須本光希 178.60
第14位 鈴木潤 177.54
第15位 小田尚輝 177.02
第16位 木科雄登  175.94
第17位 中野耀司 175.29
第18位 佐上凌 173.69
第19位 鎌田英嗣  159.07
第20位 吉野晃平  157.32
第21位 中村智  157.24
第22位 時國隼輔 151.99
第23位 笹原景一朗  151.29
第24位 中野紘輔  140.77


地上波での放映があったのは全選手中の半分くらい。激戦を勝ち抜いて全日本の舞台に立てた選手たち、もっと見せてくれ~といつも思います。それでも今回は、いわゆる煽り映像もほとんどなく、不在の結弦くんの過去演技を見せつけるでもなく、これまでになくシンプルで良い地上波放映でしたね~。
そして画期的だったのが、テレビ画面左上に登場した技術点のカウンター。海外の放映では常識になりつつあったけど、これはスケオタ増加現象に応えるサービスかしら?

宇野昌磨選手、苦しみを超えての初優勝となりました。
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まずはショート。今季成功したばかりの四回転フリップに、さらに三回転トゥループをつけたコンビネーションを最初に跳ぶという、実に挑戦的な構成で臨みました。もちろん、フリップがコンボにならなければ次の四回転トゥをコンボにするというリカバリーを予定しての挑戦。
しかし、練習では成功していた最初のコンボがまず失敗。四回転フリップは回り切ったものの着氷乱れ。そして次の四回転トゥでまさかの転倒でコンボなしに。無良選手に首位に立たれて予想外の2位発進となりました。やはり、追うよりも追われる方が苦しい。まだ追うことにしか慣れていないショーマにとって、今回の結弦くんの突然の不在は大きかったということか。
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そしてフリー。ここでもショーマは苦しみました。四回転フリップ、四回転トゥ、またも着氷安定せずコンボつけられず。どうなることかと見守っていたら、後半えらいことをやってくれましたショーマさん。これまで試合で一度も跳んでないコンボをリカバリー、最後は三回転サルコウに三回転トゥをつけてもた!なんちう力技!

あとでインタビュー聞いたら、最後のサルコウのときに樋口コーチが「行け!」と叫ぶ声が聞こえたので、必死でトゥループをつけたとのこと。そこでつけられちゃうのが凄すぎるけどね。ひたすらコンボのリカバリーの練習をしていたのが生きたということだそうです。
演技終了後の涙、コーチのもとにまっすぐに駆け寄り、抱きとめられるヒナ鳥のようなショーマさんには、全国の母ゴコロがわしづかみにされたことでしょう。
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今回ショーマにかかった重圧を目の当たりにして、全日本という舞台で頂点に立つのがいかに過酷かをあらためて思いました。そこを乗り越えて優勝したショーマ、この経験はとてもとても大きかったことでしょう。
本当におめでとう! 次はワールドで結弦くんと真っ向勝負ですね。



田中刑事選手が2位。全日本で2位!あらためてその事実に震撼。ついにこんなとこまで来ました、刑事くん。
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まずはショートがすばらしかったですね。最初の四回転サルコウはステップアウトになったものの回転は大丈夫。そのあとが、以前は少しでもミスがあると崩れていきがちだったのと違い、非常に落ち着いて確実にジャンプを決め、そしてステップが絶品でした! 細やかでありながら空間を大きく使い、深いエッジで音楽によく乗って、観るものを吸引する吸引する。演技が終わったとたん、思わずテレビの前で拍手しちゃいました。
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ショート3位発進となり、これまでの刑事くんを考えると、こうなるとフリーで崩れるのではという心配をついつい…。しかしそうはなりませんでしたね。フリー、四回転2つは入らなかったけど、とにかく失敗を引きずってしまう悪い癖は払拭されて最後まで集中を切らすことなく駆け抜けました。立派でした。



無良崇人選手は3位。
ショートはまさに無良くん史上最高の演技と言っていいでしょう。四回転をコンボにできなかったとはいえ、ジャンプもステップもすべてにおいてすばらしかった。
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けれど、おそらく本人も予想外のショート1位発進となったことで、フリーに向けてメンタルの調整はすごく難しかったと思います。結果、一転してフリーの演技には彼の弱点があちこちに出てしまいました。後半の崩れが痛々しかった…。どんなに勝ちたかったことかと思うと何ともいえません。
ワールドも四大陸も逃すこととなり、冬季アジア大会が次の試合となりました。そこで力を出し切ってほしいです。


以下は個人的なチョイスなので、取り上げない選手についてはご容赦を。

4位、日野龍樹選手。
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結弦くん不在の全日本で、同級生3人組のうち2人が気を吐きました。山本草太選手の欠場を受けてのNHK杯出場が、日野選手にとっては非常に大きな転機になったのかもしれません。N杯に続き、ショートもフリーもすばらしい出来で4位を守りました。
特にショートでは、ジャッジ席前で微笑んで見せたのが衝撃的。リュージュがアピールして笑ってる!これは事件ですよ。視線が上がっただけじゃない、笑顔だ笑顔!
話題の《逃げちゃダメだ》タオルも、ちゃんとキスクラで見せてくれたよね。ほんとに逃げないリュージュになりました。そんなあなたに勇気をもらった人がたくさんいるはず。



5位、友野一希選手。
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細っこくて小さなノービスのころから見てきた友野くん。神戸のチャリティーではバナナの皮ですべってみせてた友野くん。いつの間にか18歳になって、体格もしっかりして、なんと四回転サルコウを手に入れて、そして全日本で5位! もうおばちゃんビックリやわ。としか言いようがない。
ジャンプもさることながら、スケーティングの質がものすごく向上し、表現力も広がり、本当にこれからが楽しみな選手になりました。



島田高志郎選手、7位と大健闘。
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まだ15歳ながら、表現者であろうとする意思の力を強く感じさせる高志郎くん。これから身体が出来てジャンプも向上して、さてどんな選手に育っていくのかと考えるとニンマリしますね。今回は落ち着いていてショートもフリーもよくまとまってました。
そして手足の長さが、結弦くんを超えてる感じでほとんどSF。どうなってるんだこれ。



今回、特に個性が光った佐藤洸彬選手は8位。
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以前から、柔らかな身体を使った独特の表現力で楽しませてくれていた佐藤選手。今回は特にショートの演技がすばらしかった。彼にしかできないプログラム、彼にしかできない表現。スケートって楽しい、自由だ、と思わせてくれる選手です。岩手の地でこれからも個性を大切にがんばってほしい。



三宅星南選手。14歳にして初の全日本出場で9位。
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大ちゃんに憧れる小さなスケーターとして、ファンの間では昔から有名だった星南くん。バランスのとれた逸材感あふれる彼が、予想通り全日本の舞台にあざやかにデビューしました。ずいぶん大人っぽくなって、トリプルアクセルも挑戦中なんだね。将来が楽しみすぎます。しかしフリー演技をなぜに放映してくれなんだのか。



感動的な復活を見せてくれた本田太一選手。ついに妹・本田真凛選手とそろっての全日本出場となりました。
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ケガに苦しみ、ジャンプが思うにまかせず、つらい時期が続いた太一くん。今回、久々の全日本出場を果たしただけでなく、ショートではすべてのジャンプをクリーンに成功させてスタオベ!胸が熱くなりました。フリーでは残念ながら順位を下げてしまったけれど、きっとこれからの自信につながったはず。お兄ちゃんこれからも応援してます。


コメントできなかった選手も含めすべての選手に、お疲れさま、ありがとう。
全日本女子については次回。なるべく早く更新したいです~。




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# by higurashizoshi | 2016-12-27 00:30 | フィギュアスケート | Comments(2)

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