ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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グランプリシリーズ2016 第2戦・スケートカナダ

スケートカナダ、カップル競技はやはり見られてないのですが、結果はお伝えしておきます。アイスダンス、ついにあの二人がグランプリシリーズに帰ってきました。


スケートカナダ2016 アイスダンス結果


第1位 テッサ・バーチュー&スコット・モイア(カナダ)189.06
第2位 マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ(アメリカ)188.24
第3位 パイパー・ギルズ&ポール・ポワリエ(カナダ)182.57
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第4位 アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ(イタリア)180.35
第5位 アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン(ロシア)168.10
第6位 ケイトリン・ハウェイク&ジャン=リュック・ベイカー(アメリカ)162.19
第7位 ローレンス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン(デンマーク)156.71
第8位 アレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラム(カナダ)144.85
第9位 シーユエ・ワン&シンユー・リウ(中国)144.16
第10位 セシリア・トルン&ユッシヴィレ・パルタネン(フィンランド)139.14


フリーダンスはチョクベイがパーソナルベストを出して1位だったのですが、テサスコはショートダンスの貯金が生きたんですね。Youtubeでそれぞれの演技は観られるんだけど、しばしガマンしてCS放映で全体の流れを感じつつじっくり観たいと思います。
それにしてもテッサとスコットの強さよ。まるまる2シーズン現役から離れていて、まさかの復帰宣言に加え、ズエワ先生から離れてデュプレイユ&ローゾンチームへ。驚きの連続のうえに、グランプリ復帰初戦もあっさり優勝と。
エキシビションでのテサスコの演技は先にBS朝日で観ましたが、まったく衰えを感じさせないミラクルな動きとユニゾン。はああ~。そのほかも今大会は好きなカップルがとても多いので楽しみです。


スケートカナダ2016 ペア結果


第1位 メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード(カナダ)218.30
第2位 シャオ・ユー&ハオ・ジャン(中国)202.08
第3位 リュボーフィ・イリュシチキナ&デュラン・モスコビッチ(カナダ)190.22
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第4位 ヘイブン・デニー&ブランドン・フレイザー(アメリカ)188.23
第5位 川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ(ロシア)182.75
第6位 ニコル・デラ=モニカ&マッテオ・グアリーゼ(イタリア)178.67
第7位 ビタリー・ジョーンズ&ジョシュア・リーガン(カナダ)151.68


今季も強いデュハラド。そして2位の中国ペア…あれ?
表彰台写真見て初めてシーズンオフの組み替えを知った私は、とんだ浦島さん。シャオちゃん、なぜハオおじさん(失礼!)のところへ…。ペンちゃんではやっぱりあれこれが足りなかったのでしょうか。あんなにユニゾンがんばっていたのに…。
そして3位のイリュシチキナ&モスコビッチ組は組み替え以来のメダル!苦労が報われはじめましたね。4位の悠子さんたちはかなりミスがあった様子。身体は大丈夫なのだろうか。


スケートカナダ2016 女子シングル結果


第1位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)220.65
第2位 ケイトリン・オズモンド(カナダ)206.45
第3位 宮原知子(日本)192.08
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第4位 エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア)187.99
第5位 アレイン・シャルトラン(カナダ)185.56
第6位 本郷理華(日本)171.19
第7位 チェ・ダビン(韓国)165.78
第8位 キム・ナヒョン(韓国)164.48
第9位 長洲未来(アメリカ)151.42
第10位 ヨシ・ヘルゲソン(スウェーデン)149.77
第11位 永井優香(日本)147.56


今季グランプリシリーズ2戦終わって、ジャッジがかなり厳しいということは多くの方が感じてることと思います。そして今回のスケカナでは、特に女子のジャッジングがとても細かく厳しかった。メドベージェワ選手のように大きくわかりやすくジャンプを跳ぶ選手はいいのですが、宮原選手のようにジャンプが低く、アピール(表現面のことではなく)の少ない選手は従来より相当細かく回転不足を見られてたと思います。
本郷選手のフリーも、ここまでアンダーローテーションを取られるのかなあ…と疑問に思うほどでした。そしてきわめつけは宮原選手のフリーでの「ステップ0点」。
これってどうもリンクの使い方が規定に合わないということらしかったのですが、すでに他の国際試合でもちゃんとステップとして評価されているのに突然なぜ!?
きちんとした判定はもちろんとても大事だけれど、選手サイドを落胆させ委縮させすぎるジャッジングになってしまうと、いったい何の、誰のための試合なのかなあとも思います。宮原選手のチームは、次の試合で同じ評価をされないように工夫を迫られるのでしょうけど…。(あ、とはいえ私、国籍とかで審判が偏ってるという考えの人ではないので、念のため。今回はたまたま日本の2選手で顕著だったという話です)

ひとりひとりに触れてるいとまがないのですが、メモ程度に。
メドベージェワ選手は、シニア二季目にしてホンモノ感、大物感があらわになってきました。これは大きな体形変化が起きてないという幸運にも支えられてますが、彼女はおそらく才能やメンタルの強さだけでなく、心身のバランス感覚が非常にすぐれてるのだと思います。このままピョンチャン五輪までぶっとばすのか?
2位のオズモンド選手、ケガに泣くことが多かったですが、今回は大輪の花! 調子の波が激しい選手なので、このまま好調キープできるかがカギ。今季ショートのプロがすごくいいです。
宮原選手、本郷選手、どちらもとてもすてきなプログラムをそろえていて、見入ってしまいました。いや~娘たち、美しくなったのう。問題はジャンプを回り切れるか、そして回り切ったと判定させうるか、というところ。表現面は二人とも目を見張る成長ぶりです。
長洲選手、永井選手は今回残念でした。次回以降、持てる力が出せますように。
キム・ナヒョン選手のトリプルループ×2のコンボ、鮮やかだった~。韓国も五輪を控えて若い選手がどんどんうまくなってます。


スケートカナダ2016 男子シングル結果


第1位 パトリック・チャン(カナダ)266.95
第2位 羽生結弦(日本)263.06
第3位 ケヴィン・レイノルズ(カナダ)245.06
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第4位 ミハル・ブレジナ(チェコ)227.42
第5位 ダニエル・サモーヒン(イスラエル)226.53
第6位 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)226.07
第7位 アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)224.39
第8位 無良崇人(日本)222.13
第9位 リアム・フィルス(カナダ)210.89 PB
第10位 ハン・ヤン(中国)209.11
第11位 グラント・ホクステイン(アメリカ)200.63
第12位 ロス・マイナー(アメリカ)196.53


スケートアメリカの男子、特にフリーはすごい演技の連続、ちょっと神がかり大会だったので…
今回の男子。うーむ。こういう試合もあるもんですよね。選手それぞれの努力には何の差もないのに。
チャン選手は、昨シーズンのシーズンベストから20点以上も低い点での優勝。そして羽生選手に至っては、昨シーズンのベストから67点以上も低い得点での2位でした。全体に、いつもの調子を出せなかった選手が多く、ジャンプの転倒や抜けも多かったですね。
もちろん結弦くんは左足甲のケガの影響で練習が十分に出来ない中でのシーズン開幕で、それでも逃げず、チャレンジングに得点をのばせるところはのばしてくるのはさすがです。ただ、体調面はこのあと気になるところではあります。

そんな中で、私としてうれしかったのは、まずは3位に入ったケヴィン・レイノルズ選手。
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もう競技には戻ってこられないのでは?というくらい試合から離れていた期間が長かったケヴィンくん、見事な復活でした。4回転4回入れるフリープログラムをひっさげて、サルコウこそ転倒だったものの、あとの3本は降りた! ケガの連鎖で滑れなくて滑れなくて…そこからどんだけここまでがんばったんだと思うと涙目になりました。


ミハル・ブレジナ選手。いつからぶりの四回転トゥ成功!得意のトリプルアクセルも鮮やかに決めて、今季会心のプログラムを伸びやかに滑り切り、ひさびさに満足そうな笑顔でフリーを終え、4位に。この瞬間も、とってもうれしかった。
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そして、ずっと応援してるミーシャ・ジー選手。というか、フィギュアスケートのコアなファンでミーシャを応援してない人がいようか。というくらい、みんなに愛されてるミーシャです。ファンだけじゃなくて選手にも。
そして、彼のたゆまぬ努力と進化には、いつも胸があつくなります。今回もまた。
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すべて自分で振り付けをして、他選手の振り付けもして、いつもパパとの二人三脚、愛に満ちたキスクラも幸せ感いっぱい。
クワドトゥ含めジャンプも決まり、フリーの「くるみ割り人形」すばらしかった。

無良選手はショート2位発進だったのがやっぱりプレッシャーだったかな…と思ってましたが、フリーではジャンプがどれも詰まった感じだったのは、どうやら直前6分間練習の時に足首を痛めてしまったそうで。8位という結果はすごく、すごく残念でした(ファイナルが…)。でも今季の新たな挑戦プロをさらに磨いていってほしいです。

あっという間に、次のグランプリシリーズロシア大会、ロステレコムがやってきます。
この時期に突入すると、ほんとに一週間が速い! そしてハードディスクの空きがやばい! 残念ながら週末に仕事が入るようになってしまったので、ライストも地上波放映もなかなかリアルタイムで観られないのもかなしい…。


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# by higurashizoshi | 2016-11-03 01:12 | フィギュアスケート | Comments(2)

グランプリシリーズ2016 第1戦・スケートアメリカ

さて、グランプリシリーズは第2戦のスケートカナダが、もうまさに始まろうとしてるところ。
遅ればせながらの、第1戦スケートアメリカについてです。
シングル、特に男子は、しょっぱなからぶっとばしてくれましたね~。いまだに感動の余韻が引かないくらいです。
ペア、アイスダンスについては、ライスト観られなかったので、いつもながら後日放映されるCSを待つことになりますが、とりあえず結果を載せておきます。放映では冷遇されているカップル競技を先に書こう。そして贔屓でアイスダンスを先に書こう。


スケートアメリカ2016 アイスダンス結果

第1位 マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ(アメリカ) 185.75
第2位 マディソン・ハベル&ザカリー・ダナヒュー(アメリカ) 175.77
第3位 エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビヨフ(ロシア) 174.77
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第4位 シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファブリ(イタリア) 165.44
第5位 エレーナ・イリニフ&ルスラン・ジガンシン(ロシア) 165.16
第6位 イザベラ・トバイアス&イリヤ・トカチェンコ(イスラエル) 161.99
第7位 エリアナ・ポグレンスキー&アレックス・ブノワ(アメリカ) 151.76
第8位 村元哉中&クリス・リード(日本) 147.37
第9位 アリサ・アガフォノワ&アルペル・ウチャル(トルコ) 146.10
第10位 ユラ・ミン&アレクサンダー・ガメリン(韓国) 141.50

シブタニズは昨シーズンの脱皮から好調キープのよう。今シーズンのプログラム未見なので楽しみです。2位のハベドノとの差がほぼ10点て。ほんとシブタニズの評価変わりましたね。
3位ボブソロはフリーでミスがあった模様。5位イリジガ、今回はメダルに届かず。かなちゃんとクリスは8位立派です。どんどんうまくなる二人。9位アガフォノワ&ウチャルはトルコの政情不安で練習拠点を移したり大変そうでしたが、今シーズンはどうなのだろう。ともかくも来月のCS放映を楽しみに待ちます。


スケートアメリカ2016 ペア結果

第1位 ジュリアン・セガン&シャルリ・ビロドー(カナダ) 197.31
第2位 ヘイヴン・デニー&ブランドン・フレイジャー(アメリカ) 192.65
第3位 エフゲーニャ・タラソワ &ウラジミール・モロゾフ(ロシア) 185.94
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第4位 ヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ(フランス) 174.65
第5位 クリスティーナ・アスタホワ &アレクセイ・ロゴノフ(ロシア) 174.52
第6位 タラ・ケイン&ダニー・オシェイ(アメリカ) 173.50
第7位 マリッサ・キャステリ&マーヴィン・トラン(アメリカ) 171.95
第8位 ヴァレンティーナ・マルケイ&オンドレイ・ホタレック(イタリア) 169.69


カナダのセガン&ビロドー組がグランプリシリーズ初優勝です。まだ若いペアで、女性のセガン選手は2014-15シーズンまではシングルでもグランプリに出てましたね。
2位のデニー&フレイジャー組も若いペア。女性ヘイブンのお姉さんは元アメリカチャンピオンペアのケイディー・デニー。すごい姉妹でござる。ヘイブンさんは練習中の大ケガのため昨シーズン欠場、復帰シーズン最初のグランプリでいい成績だったんですね。よかった。
高橋成美選手と組んでいたマーヴィン・トラン選手、組み替え3年目。なかなか上位には来られませんが、確実にグランプリには出場してきてます。


さて、男女シングル。まずは女子。

スケートアメリカ2016 女子シングル結果

第1位 アシュリー・ワグナー(アメリカ)196.44
第2位 マライア・ベル(アメリカ)191.59
第3位 三原舞依(日本)189.28
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第4位 ガブリエル・デールマン(カナダ)186.63
第5位 グレイシー・ゴールド(アメリカ)184.22
第6位 浅田真央(日本)176.78
第7位 セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア)163.84
第8位 パク・ソヨン(韓国)161.36
第9位 ロベルタ・ロデギエーロ(イタリア)149.13
第10位 村上佳菜子(日本)145.03
第11位 アンジェリーナ・クチヴァルスカ(ラトビア)134.97


盤石の強さのアシュリー姐さんが、自国の歓声を背にがっちりと優勝。今季またショートもフリーも実に今の彼女に合った、いいプログラムをそろえました。
特にフリー、museの「エクソジェネシス交響曲第3部」はジェレミー・アボット選手がすばらしいプログラムにしていて記憶に新しいところ。アシュリーは滑りで見せるかわりに、演技力で見せる。ジャンプも好調で、すべてにおいて危なげないパフォーマンスでした。
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2位、3位は、いわばダークホースの新鮮な顔ぶれになりました。
マライア・ベル選手は代替出場で、グランプリはこのスケアメのみ。無心で臨んで最高の結果がやってきましたね。もともと全米などで毎年見ていて、力のある選手だなと思ってましたが、今回ほんとうにのびやかな滑りでぐんぐんノーミスで最後までいきました。
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本人もびっくりは三原舞依選手も同様。重い神経の病気を患っていて、復帰したばかりとはとても思えないすばらしい出来。特にショートは、最初の3×3がダイナミックに決まってパーッと笑みがこぼれた瞬間からは羽が生えたようで、一気に最後まで羽ばたいていっちゃいました。
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所属リンクが神戸なので、彼女の演技はジュニアのころから何度か生で観てますが、ここまで伸びる選手になるとは正直感じてませんでした。うーんうれしい驚き。どこまでいくか、今後が楽しみ。

浅田真央選手は6位。左ひざに継続的な痛みがあるそうで、ジャンプが決まらないのがつらいです。今季はスペインの作曲家、ファリャのバレエ音楽のアレンジ違いをショートとフリーで滑るという新たな挑戦。ジャンプが入ってくればかっこいいプロになりそうです。
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それにしてもこの高度なステップがなぜレベル3なのか、どう考えてもよくわからない。今回スケアメのジャッジはかなり厳しかった印象です。
真央さん、苦しい時期だと思うけれど周囲の雑音を気にせず、自分の納得だけを追いかけてほしい。

村上佳菜子選手は11位という結果。本人の努力にもかかわらず今回は負のループに入って出てこられなかった印象です。跳べたジャンプも回転不足がいくつも取られてしまい、プログラム途中から身体も表情もどんどん固くなっていくのが痛々しかった。身体も才能も文句なくすばらしい彼女、どこかで突破口が見つかるといいなあ…。

女子はいろいろすっとばして(すみません)、いよいよ男子へ。


スケートアメリカ2016 男子シングル結果

第1位 宇野昌磨(日本)279.34
第2位 ジェイソン・ブラウン(アメリカ)268.38
第3位 アダム・リッポン(アメリカ)261.43
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第4位 セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)245.28
第5位 ボーヤン・ジン(金博洋)(中国)245.08
第6位 ナム・ニューエン(カナダ)239.26
第7位 マキシム・コフトゥン(ロシア)230.75
第8位 ティモシー・ドレンスキー(アメリカ)226.53
第9位 ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー)224.91
第10位 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)211.76


今回、上位3人のみならず、特にフリーは神がかり的な時間が流れた第2グループ。
今思い出してもどきどきします。

4位になったヴォロノフ選手のフリー「エクソジェネシス交響曲第3部」。
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前から言ってますが私、ヴォロさん大好きなんですよ。彼のスケートが、というより彼の人となりが好き。
偶然アシュリー・ワグナー選手のフリーと同じ選曲になった「エクソジェネシス3」は、museファンとしてはどんだけ聴いたかわからんくらいの曲。そしてこの曲をヴォロさんが滑るというのは、ちょっとびっくりでした。謎のつぎはぎ曲でダイナミックに謎プログラム、が定番だった彼が!?と。
今回初見でしたが、これがよかったんですよね~。ジャンプもほぼノーミスで、いい方のヴォロさんだったし、しっとりと抒情的にこの曲を表現していて、とても感動しました。これからはヴォロさんのスケートも好き、と言い直さねば!


結果は3位だけど今回スケアメ男子のすばらしい演技群の中で、私がもっとも心うばわれ最高位にしたかったのは、アダム・リッポン選手でした。
特にフリーの「フラミンゴの飛来」とコールドプレイの「O」を組み合わせたプログラム。最初の立ち姿からはっと息を止めてしまい、あとはただ夢の中を流れていくように彼の表現の世界に入り込んでしまいました。すぐれた舞踏や演劇を見ているときと同じで、まったく時間も空間も忘れてしまう。そんな体験をしたのはひさしぶりです。
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彼はゲイであることをカミングアウトしてから、自分を表現する方法を模索してきたように感じられ、前2シーズンはその模索のただなかだったのかなと。そしてついに、性差やさまざまな束縛を超えてこの芸術的高みをつかんだと思えてなりません。
今回のフリー演技、未見の方はぜひこちらをクリックして観てください。

もうひとつ、今回のフリープログラムの原型になったと思われる、リッポン選手のプライベート的な動画があり、これは「O」だけを滑ってるのですが、これがまた実に官能的で《ヤバい》です。ティッシュをご用意のうえ(涙もしくは鼻血対策ね)、こちらをクリックしてぜひご覧ください。

リッポンくんはずっと4回転ルッツにこだわってきたのですが、今シーズンはそれを封印して、今までやってなかった4回転トゥループを得点源として盛り込む作戦に出ました。その意味でも、新しい彼のスケートの道が拓けたといっていいと思います。
今回は冒頭のクワドトゥは転倒に終わりましたが、それでもこれだけの点数が出たこのプロ。クワドトゥが入ったときにはさらに高得点が期待できます。


さて、リッポンくんの演技の余韻がまったくさめない状態のまま、氷上に現れたのが宇野昌磨選手。会場も自国選手のすばらしい演技にヒートアップしてる様子で、しかもショーマは直前6分間練習ではことごとくジャンプが決まってなかった。はたして…?とかたずを飲んで見守りました。
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ピアソラの「ブエノスアイレス午前零時」の最初の一音が鳴りだすやいなや、いつものように「かきーん」と音が鳴るようにスイッチオン。この一種の憑依状態みたいなやつ、ショーマはいつもどうやって作りだしているんでしょう。こういう憑依系の選手って、大ちゃんもそうでしたが、おそらく《演技してやろう》と思ってやっているのではないんだろうなという気がします。(あ、まっちーは《演技してやろう》と思ってやってる気がする。いい意味で、ですよ)

そしてショーマはピアソラの音を実に小気味よく自分の身体で刻みながら、冒頭4回転フリップ成功、次なる4回転トゥ×3回転成功、なんだか別次元の動力によって動いてるみたいにするするとジャンプを降りていき、こりゃ大変だ、もしかしてパーフェクトなの?と思った終盤、トリプルアクセルからの3連続の最初でいきなり、ぷしゃっとこけました。
そのあとショーマ笑ってましたね。どないなってるねん、笑うって。でも笑った瞬間以外は憑依したままでした。そして最後のスピンを終えると、はい解凍~。「失敗しちゃった!」中学生みたいにかわいらしくなっちゃいました。(フリー演技、ここをクリックしてぜひ。)
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もしあのコンボが転倒でなくなってなかったら、フリー200点台に乗ってたかもです。いまや高速で世界のトップに駆けあがったショーマくん。トリプルアクセルに苦戦してたのはついこの前のことなのに。
そして、リッポンくんの官能的芸術表現とはまたちがう、ショーマの表現。清々しいのだけれど情熱的で、観る人をぐーっと引き寄せてしまう。
それから強心臓であるところも、彼のすごい長所。演技のとき以外は淡々と、ひょうひょうとしていて、不安がったり弱気になったりすることとは無縁に見える。もちろん今はまだまだ、年齢的にトップを追う立場だからというのもあるだろうけれど。


ああ、もうこのフリーは何なの?すごすぎる、と思ってたら、最終滑走ジェイソン・ブラウン選手。
はい、そうでした。私が一番楽しみにしてたジェイソンが最後にいたんでした。
ジェイソンは昨シーズン腰の痛みのためNHK杯も全米選手権も欠場。もちろんワールドにも出られず、フリープログラム「愛の香気」は持ち越しに。
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ひさびさに見たジェイソンは、ぐっと大人びて、男っぽくなっていた。そしてついに4回転トゥループを跳んでみせた(あとでわずかに回転不足だったことがわかったけれど、見たときは完璧なクワドトゥだと思えた)。
この回転不足以外、まったく疵のない、すべてがつながった美しい美しい演技。ともかくすべての姿勢、形が美しい。なんという心地よさ、幸福感。そう、ジェイソンのスケートはいつも私に幸福感をくれる。
演技終了直後、リンクのドアを開ける係の女の人が感動のあまり泣き出しちゃって、ジェイソンが彼女をハグするという一幕も。いやーわかるわ。私もあの距離で見たら泣いてるわ。未見の方はここをクリックしてご覧ください。


ほかにも、今回はジャンプ絶不調だったボーヤン・ジン選手が次回からはまた上がってくるに違いなく、全米の貴公子ティモシー・ドレンスキー選手もとってもよかったとか、いろいろ触れたい選手はいるのですが… このへんで。
ほんとうにすごいフリーでした。初戦からこんなので、心がもつかしらと心配です。



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# by higurashizoshi | 2016-10-28 20:54 | フィギュアスケート | Comments(2)

グランプリシリーズ開幕

倉敷のあと、徳島にスペシャルな日帰り旅をして、林家一門会の落語会やら、すばらしい街並み散策をした話を書こうと思いつつ忙しさの中でびゅんびゅんと日は過ぎて。
はっと気づくとついにグランプリシリーズ開幕!
そして第1戦のスケートアメリカ…
が、終わってはや3日。

早く早くと思いながら、昼も夜も、なんで!?と思うくらい仕事やら用事やら約束やらがびっしり詰まり、まったくブログが書けないまま来ております。
明日も昼夜とアポが入ってしまい、翌日の金曜はようやく、昼間はかろうじて時間が取れるかな…という感じ。
でも、それってもう第2戦の前日ではありませんか。
いや、それでも金曜にスケアメの記事をアップしようと思ってはいるので、とりあえずお知らせしておこうと思います。
男子フリーがあまりにも感動的だったので、書き記しておきたい!という思いがあふれています。

悲しい&むなしい病だった昨今。
まず徳島へ連れ出してくれ、たっぷり楽しませてくれた友に感謝。
そして、涙するほどの感動をくれたスケーターたちに感謝です。

徳島・貞光の「二層うだつ」。
江戸期の、江戸からは遥か離れた地域の沽券と、粋と、美。
それがこんなふうに残っていることの奇跡。
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# by higurashizoshi | 2016-10-27 01:44 | フィギュアスケート | Comments(2)

倉敷へ

悲しみというものは、薄まっていくのではなく沈殿していくものなのだと思う。
自分のうちがわへと静かに深く。
そして、その沈殿した悲しみをかき乱してしまわないように、そっと日々を暮らす。
注意ぶかく、そっと。

倉敷へ行った。
友だちが、句と写真の展示をすることになり、それを見に。
彼女は、私にとって大切な縁でむすばれた人。そしていつしか、彼女自身が私の大切な友になっていた。
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友だちにとって、ずっと念願だった展示。それを、縁あって仲間を得て、「二人展」という形で実現させた。
ちいさな会場いっぱいに、あたたかく澄んだ空気がみなぎっている。
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一枚一枚の写真に、ひとつひとつの句に、彼女のこれまでの道のりが、その実りが、つつましく美しく光っている。
うれしくて、せつなくて。
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彼女とごはんを食べに行った、竹林を前にしたオープンカフェ。
これも偶然、昨秋亡くなった父と縁のある場所なのだった。
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倉敷の町と、友との時間。
心がゆっくりほどけたり、むすぼれたり。
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ともしびのように、ちいさくともずっと輝きつづけるもの。
そんな大切なものを抱いて、家路についた。
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# by higurashizoshi | 2016-10-13 17:01 | 旅の記録 | Comments(0)

別れ

9月11日、家族として10年間ともに暮らし、たくさんの幸せをわが家にくれたきみは、永遠に去った。
路上にいた小さなきみを、どきどきしながら家に連れ帰った日。
家じゅう爪とぎで傷だらけ、カーテンはずたずた。
それでもきみはかわいくて、かわいくて、かわいかった。
あまえんぼうで、食いしんぼうで、ひたすらに気のいい性格。
弟分が突然家族に加わったときも、嫌な顔ひとつせず、
おおらかにうけいれてすぐ仲良しになった。
この家にたくさんの嵐が吹きあれた日々も、
涙した夜も、笑いころげたときも、きみはそばでのんびりしてた。
そろそろおじさんになってきたね、なんて言われながら、
ふくふくの体を横たえてあいかわらずのんびりしてた。
誰もきみとの別れが迫っているなんて思いもしなかった。

あんなに食いしんぼうだったきみが何も食べられなくなり、
小さな胸に水がたまり息が苦しくなって、
一度はだいじょうぶと思ったのに、また苦しくなって、
坂道をころがりおちるように、たった2か月。
戦い抜いて最後の息を吐いて、きみは動かなくなった。
やせおとろえて小さくなったきみの体。
だけどやっぱり、きみはかわいくて、かわいくて、かわいかった。

もっと生きられたはず。
せめてあと少し生きのびられたはず。
悔いと悲しみでちぎれそうになりながら、9月13日、きみの体と別れた。
きみの体は10年を過ごした家を出て、ひとかたまりの骨になって帰ってきた。

ちゃー、きみのいなくなった家で、
残されたくーは、何だかあまえんぼうになったよ。
きみのいなくなった家は、がらんとしていて、しずかだよ。
ありがとう、ごめんね、忘れないよ、
そんなことばを何度も言ったけど、言うはしから消えてしまう。
きみが消えてしまったのと同じように。

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もう二度とない、ささやかなあたりまえの時間。
ちゃー、きみといて、私たちはとっても幸せだったよ。幸せだった。
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# by higurashizoshi | 2016-09-22 22:49 | 雑感 | Comments(6)

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明石であそぼう! たこ焼...

最新のコメント

こんばんは。 ひぐらし..
by Disney 鴨 at 20:54
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