ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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全米選手権2017 女子シングル

全米選手権、今年はカナダ選手権とほぼ同時期開催。
以前はカナダナショナルもJsports4で放映してくれていたのですが、やらなくなっちゃいましたね。非常に残念です。
でも全米は男女シングルに限ってですが、全滑走生中継はうれしい。仕事で生では観られない部分もあり、そこは録画で追いかけて、今日女子の結果を見届けました。女子フリーは生で観ることができ、ハラハラでした。


全米選手権2017 女子シングル結果

1位 カレン・チェン 214.22
2位 アシュリー・ワグナー 211.78
3位 マライア・ベル 197.92
4位 長洲未来 194.90
5位 キャロライン・ジャン 182.82
6位 グレイシー・ゴールド 179.62
7位 アンジェラ・ワン 175.13


今日の今日なので、表彰台写真まだ見つからず。
今回の全米女子、サプライズはなんといっても17歳のカレン・チェン選手の優勝!
しかもショート、フリーともに1位、ショートは全米女子歴代最高得点、フリーも歴代3位という高得点で、まさに堂々の優勝を遂げたのです。これ、誰か予想した人いたかな?
ジュニアのときから注目され、実力も伸びしろもある選手で、ミスがなければ上位に食い込む可能性はあるとは思っていたものの… 昨年は全米12位だった彼女。いやはや、すごいことが起きてしまいました。

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カレン・チェン選手、記憶をたどると2年前の全米では、わずか15歳で3位に入っていたんですよね。ただ、そのあとはグランプリシリーズにも出場しつつも上位には入れず。ジャンプがダイナミックなだけに転倒なども多く、回転不足を取られることも多々ありました。
Jスポ実況の小林千鶴さんによると、このところ長らくスケート靴のトラブルが続いていたそうで、それが解決したのでしょうか。まずはショート、ノーミスだっただけではなく瞠目すべきすばらしい演技で、テレビの前で鳥肌が立ちましたですよ。
これが全米女子史上最高得点が出た瞬間。ガンビルコーチも大喜び。

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小さな体で、ルッツジャンプなんてどこかに飛んでいくのではと思うくらい豪快。滑りもしなやかで、表現力も濃密にして繊細と、今回のようにミスがなければ非常に強い選手です。
予想外のすごい得点の1位発進で「震えが止まらない」と言っていたそうなので、今日のフリーはもしかして崩れるのでは…とちょっと不安だったのですが、うーん強かった。大きなミスなく最後まで集中して滑り切ってみせました。本当にみごとでした。


2位にベテランのアシュリー・ワグナー選手。心の強さでつかみ取った銀メダルでした。
今季ショートもフリーもいいプログラムをそろえ、若干のジャンプミスや回転不足はありつつも、この全米で絶対に勝ってみせるという強い意志をひしひしと感じる滑り。
攻めのショートから一転して、フリーの「エクソジェネシス交響曲3」では、これまでにないほど情感に満ちた《静》の演技で、アシュリー姐さんの近年のドヤ演技に慣れていたこちらとしては思わずハッと引き込まれました。心に沁みてくるようなすばらしいフリーでした。
(最後のコンボのセカンドジャンプがシングルになってしまったのはほんとに惜しかった!あれがダブルであれば、カレンを抜いて優勝していたかも?)
演技後、いつもクールなアルトゥニアンコーチも思わず固いハグ。これも感動した!
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3位に入ったのは、大健闘のマライア・ベル選手。
全米ではおなじみの選手で、年々うまくなってるなあと思って見てたのですが、とにかく今回全滑走を見て改めて思ったのはアメリカ女子のレベルの高さ。シード以外の、地方からの勝ち上がりの選手も含め、フィギュア強豪国以外にもしいたら国際大会や、場合によれば五輪にだって楽に出られるようなレベルの選手がワンサカいるのですよね。
その中から頭ひとつ抜け出すことの難しさ、この国で本当のトップ選手になるためには実に強固な壁というか膜というか、そこを突き抜けなければならない。
今季、グランプリシリーズ(スケートアメリカ)に代打で初出場して無欲の銀メダルを獲ったこのマライア・ベル選手は、今まさにこの壁を抜けてトップの世界に行けるか行けないか?というところだと思います。そしてつかんだ全米3位、世界選手権への切符。このまま駆け上がっていけるか、どうか。
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ここまでがうれしいサプライズや納得の結果だとすると、このあとは残念ながら胸痛むレポートになります。
ショートではカレン・チェン選手に僅差で迫る、すばらしい演技を見せた長洲未来選手。
14歳で全米を制して世間をあっといわせた未来ちゃんも23歳。苦節を重ねて大人の美しい選手になりました。
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しかしフリーは重圧の最終滑走。最初はすばらしいフリップ+トゥのコンボから始まったものの、次のルッツで転倒したところから歯車が狂いました。時として彼女がおちいる、メンタル落ちに支配されてしまう展開となってしまいました。
演技後の悲しい表情を見るのがなんともつらい。そして結果は4位。あと少しミスが抑えられていれば世界選手権への切符を手にできたのですが…。考えたら未来ちゃん、去年の全米も4位でした。ああ、惜しい。本当に惜しい。


昨年優勝のグレイシー・ゴールド選手。
昨シーズンの世界選手権で崩れてメダルを逃して以来、今ひとつ立て直しがうまくいってないグレイシー。高い技術力を持ちながら、おそらく気持ちの中で何かが彼女を阻害しているのでしょう。ショートでリンクに向かうとき、キャロルコーチもしきりに気持ちを鼓舞する声かけをしてたようでした。そしてやはりどこか不安そうなグレイシー。
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ショートは単独のトリプルフリップが抜けてダブルになり、ジャンプひとつ分ノーカンになるミスで5位発進。迎えたフリー、途中から完全に跳べなくなってシングルアクセル、ダブル、ダブルと、なんともつらい展開となりました。
それでも最後の三連続のコンボは決め、総合6位にとどまったのは立派。この低迷を抜けてまた輝くような演技を見せる日を待ちたいです。


総合では10位となりましたが、今回初めて観て眼を奪われたのがこの選手。
テッサ・ホン選手、14歳。もちろん全米は初出場です。
写真が小さくてわかりにくいのですが、まだほんとに身体も華奢ながら、とにかく表現力、指先足先まで使った身体の線や身のこなしの美しさは群を抜いていました。ジャンプもスピンも端正でとても綺麗です。
名前がテッサだけに身のこなしが美しいのか?などと思ってしまうアイスダンス好きの私。あまりにショートの出来がよかったため、おそらく本人も予想もしなかった4位発進となり、きっとフリーはすさまじい緊張感に押されてしまったのでは…。フリーではほぼまったくジャンプを跳ぶことができず、14位に沈みました。まさに天国と地獄。これをいい経験としてすばらしい選手に育ってくれることを期待しています。
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フリーの構成が、すべてのジャンプを後半にかためているところを見ると(今回はそれが完全に裏目に出たわけですが)、今後世界のトップへと攻めていける選手としてコーチ陣も狙って育てているんだろうなあと感じました。そしてキスクラでの落ち着きぶりがまた半端ないテッサ・ホンさん。とても14歳には見えません。
ちなみに彼女、年齢的に平昌五輪に出場可能だそうです! 来季どうなっているか注目です。


さて明日は明け方から男子フリーの生中継。
ああ、私が心配なのはネイサンがいくつクワドを跳ぶかじゃなくて、大好きなジェイソンが腓骨骨折から回復途上で迎えた全米で、どれだけの演技ができるかですわ。
いや、もちろんショートでのネイサンは本当にミラクルでしたけどね! でもジェイソン・ブラウンほど美しい演技をする選手はほかにはいないと改めて確認したショートでした(リッポンくんは欠場だしね…)。



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# by higurashizoshi | 2017-01-22 23:23 | フィギュアスケート | Comments(2)

年頭ごあいさつ

2017年、あたらしい年が明けました。
元旦恒例の親族宴会でどうやら年末からの疲れがドッと出たらしく、昨夜から少々体調崩してしまい、今日2日は友人宅の新年会をキャンセル。ぼよーんと家で過ごしております。
昨日は往復車だったのでアルコール飲んでないのにナゼ?という素朴な疑問を抱く酒飲みの私。まあ今年は健康に気をつけよということなんでしょう。

新年早々、大ちゃんが氷上ウエイターになってクルクルいろんなことをする姿を見せていただいたり、今年は彼もフィギュアスケート×歌舞伎という試みに挑戦するとのことで、新たな活躍はほんとうにうれしい限りです。
ファンといっても私はスケートする高橋大輔さんにしか興味がないので、昨年キャスターとしてリオ五輪含めたくさんテレビに出ていたのも、フィギュア関係以外はそんなにマメに観てはいないんですよね。でも、とにかくスケートの世界に戻ってくれたのみならず、彼がインタビューでついに将来の構想について触れてくれたときには「来たー!」と心の中で叫んでました。
それは、アイスショー専門のエンターテインメント集団、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の氷上版のようなカンパニーをつくって、各地を回るというもの。しかもフィギュアスケートという非常にお金のかかる世界に身を置くスケーターたちが、きちんとプロとして食べていけるような場を作りたいというのです。それが実現したらどんなに素晴らしいことか。(そしてファンはどれだけお金を費やすことになることか!?)
ともかく、今年はせめて一度はアイスショーで大ちゃんのスケートを観たいものです。神戸チャリティーがなくなってしまったのが、仕方のないこととはいえほんとにほんとに残念だなあ…。

さて、体調回復につとめつつ、ゆるゆると一年を始めてまいります。
今年もたぶん相変わらず内容のさだまらない「ひぐらしだより」ですが、どうかゆるゆるとお読みください。

初日の出は全然寝てたので、初日の入り(元旦の夕方)の写真。おだやかに晴れた元旦でした。
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# by higurashizoshi | 2017-01-02 19:08 | 雑感 | Comments(2)

一年の終わりに

全日本、女子について書けないうちに今年最後の日になってしまいました。
年末ぎりぎりに第九のコンサートに出たので、ただでさえバタバタのこの時期がさらにバタバタしてしまい…。まあでも、大ホールでオーケストラとともに歌い納めができたのはいい経験でした。昨年から第九に出てるのですが、舞台から見える景色にはやはり特別なものがあります。そこにしかない美しさと、高揚が。

私にとって2016年は、昨秋の父の急死の衝撃の中で死後のさまざまな業務に追われつつ始まりました。春には家族の中にも大きな変化があり、私自身も地域カフェという新しい仕事を始め、いろいろなことが少しずつ落ち着いてきたと思った矢先に愛猫ちゃーが発病、思いもかけなかった看取りの日々。夏の保養キャンプをはさんで、9月にはちゃーを見送りました。そして11月には父の一周忌。生きていることのはかなさ、そして別れについて考え続けた年でした。

いろんな状況に押されるように、前へ、前へと進んできた気がするこの10年あまり。そのときどきを懸命に生きてきたけれど、来年は少し立ち止まって振り返り、手つかずに置いてきたいろんなことを整理する年にしたいと思ってます。
そう、整理…まずは自室を何とかしようね私。ドロボー入ったあとみたいになってるからね。そして11年前に引っ越してきたとき以来まったく荷ほどきしてない段ボールとか、何が奥にあるかわからない物入れとか、魔窟化した領域の数々をこのままにして前に進んだらアカン。ドナルド・トランプから顔をそむけたらアカンのとおんなじくらいアカンのですよ。だって顔をそむけてもそれは存在していて私と私の未来に影響を及ぼし続けているのだから。その事実を直視する勇気をもとう、と2017年の自分に私は言いたい。

今年も、ときに完全にフィギュアスケートブログになってしまったり、かと思うと超個人的なことを綴ったりと、あまりにフリーダムでマイペースな(そして更新が遅く、文章が長い!←自己ツッコミ)このブログを読んでいただいてありがとうございました。
新しい年がみなさんにとって、潤いあるなごやかな年になりますように。
次は2017年にお会いしましょう。



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# by higurashizoshi | 2016-12-31 18:45 | 雑感 | Comments(2)

全日本選手権2016 ペア・アイスダンス・男子シングル

熱いクリスマスが終わりました。
今年の全日本選手権は、羽生結弦選手のインフルエンザによる欠場発表という予期せぬ事態から始まりました。誰しもが、それならば男子の優勝は宇野昌磨選手、そして女子の優勝は盤石の宮原知子選手、と思ったはず。
そして結果はその通りだったわけですが、そこは全日本。記憶に深く残るさまざまな出来事が相次ぎ、ここで勝ち抜くことの過酷さ、その果ての栄光の重さを私たちに教えてくれました。

さて、ひぐらし的こだわりとして、まずはなかなかスポットが当たらず、関西では放映すらなかったカップル競技の結果から。



全日本選手権2016 ペア結果

第1位 須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ  160.25
第2位 須崎海羽&木原龍一  146.25
第3位 小野眞琳&ウェスリー・キリング゙  136.06
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第4位 髙橋成美&柴田嶺  122.38
(ジュニアペア結果)
第1位 三浦璃来&市橋翔哉 111.68


演技は年末ぎりぎりのCS放映を待つしかないのですが、当然のごとく須藤&ブードロー=オデ組が優勝。ユニゾンもよくなり、徐々にペアとしての形ができつつある二人。なんといってもすみれちゃんとフランシスくんの、慎ましくほのぼのとした雰囲気がたまりません。ワールド、今季こそフリー進出を願ってます。
木原龍一、高橋成美という元ペアが別々のパートナーとともに全日本出場。ここまでには、それぞれ言葉につくせぬ苦労があったはず。その努力を思うだけでまずは感動です。CS放映を楽しみに待とう。ジュニアペアも見せてくれますように。



全日本選手権2016 アイスダンス結果

第1位 村元哉中&クリス・リード  158.36
第2位 平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション  140.97
第3位 小松原美里&ティモシー・コレト 125.12
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第4位 森衣吹&鈴木健太郎  122.59
第5位 高橋ニコル&奥田聡彦  81.60


村元&リード組が、国内参考記録ながら160点に近い得点をマークして優勝。この二人の演技だけyoutubeで観ましたが、いや~すばらしかった。哉中ちゃんのパワーにクリスがどんどん引っぱられて、さらにすごい勢いで成長してる感じです。優勝後のインタビューではワールドで10位以内を目指す、と力強く宣言していた哉中ちゃん。なんと頼もしいんだ。長くがんばってる平井&アソンション組の努力も讃えたい。そして全日本のアイスダンスに5組も出場してることがすばらしい。

哉中ちゃん&クリスのフリーダンス。美しいです。
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全日本選手権2016 男子シングル結果

第1位 宇野昌磨  280.41
第2位 田中刑事  249.38
第3位 無良崇人  242.11
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第4位 日野龍樹  230.31
第5位 友野一希  216.55
第6位 中村優 202.16
第7位 島田高志郎  200.18
第8位 佐藤洸彬  192.70
第9位 三宅星南  188.46
第10位 壷井達也 187.03
第11位 川原星  180.69
第12位 本田太一  179.84
第13位 須本光希 178.60
第14位 鈴木潤 177.54
第15位 小田尚輝 177.02
第16位 木科雄登  175.94
第17位 中野耀司 175.29
第18位 佐上凌 173.69
第19位 鎌田英嗣  159.07
第20位 吉野晃平  157.32
第21位 中村智  157.24
第22位 時國隼輔 151.99
第23位 笹原景一朗  151.29
第24位 中野紘輔  140.77


地上波での放映があったのは全選手中の半分くらい。激戦を勝ち抜いて全日本の舞台に立てた選手たち、もっと見せてくれ~といつも思います。それでも今回は、いわゆる煽り映像もほとんどなく、不在の結弦くんの過去演技を見せつけるでもなく、これまでになくシンプルで良い地上波放映でしたね~。
そして画期的だったのが、テレビ画面左上に登場した技術点のカウンター。海外の放映では常識になりつつあったけど、これはスケオタ増加現象に応えるサービスかしら?

宇野昌磨選手、苦しみを超えての初優勝となりました。
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まずはショート。今季成功したばかりの四回転フリップに、さらに三回転トゥループをつけたコンビネーションを最初に跳ぶという、実に挑戦的な構成で臨みました。もちろん、フリップがコンボにならなければ次の四回転トゥをコンボにするというリカバリーを予定しての挑戦。
しかし、練習では成功していた最初のコンボがまず失敗。四回転フリップは回り切ったものの着氷乱れ。そして次の四回転トゥでまさかの転倒でコンボなしに。無良選手に首位に立たれて予想外の2位発進となりました。やはり、追うよりも追われる方が苦しい。まだ追うことにしか慣れていないショーマにとって、今回の結弦くんの突然の不在は大きかったということか。
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そしてフリー。ここでもショーマは苦しみました。四回転フリップ、四回転トゥ、またも着氷安定せずコンボつけられず。どうなることかと見守っていたら、後半えらいことをやってくれましたショーマさん。これまで試合で一度も跳んでないコンボをリカバリー、最後は三回転サルコウに三回転トゥをつけてもた!なんちう力技!

あとでインタビュー聞いたら、最後のサルコウのときに樋口コーチが「行け!」と叫ぶ声が聞こえたので、必死でトゥループをつけたとのこと。そこでつけられちゃうのが凄すぎるけどね。ひたすらコンボのリカバリーの練習をしていたのが生きたということだそうです。
演技終了後の涙、コーチのもとにまっすぐに駆け寄り、抱きとめられるヒナ鳥のようなショーマさんには、全国の母ゴコロがわしづかみにされたことでしょう。
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今回ショーマにかかった重圧を目の当たりにして、全日本という舞台で頂点に立つのがいかに過酷かをあらためて思いました。そこを乗り越えて優勝したショーマ、この経験はとてもとても大きかったことでしょう。
本当におめでとう! 次はワールドで結弦くんと真っ向勝負ですね。



田中刑事選手が2位。全日本で2位!あらためてその事実に震撼。ついにこんなとこまで来ました、刑事くん。
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まずはショートがすばらしかったですね。最初の四回転サルコウはステップアウトになったものの回転は大丈夫。そのあとが、以前は少しでもミスがあると崩れていきがちだったのと違い、非常に落ち着いて確実にジャンプを決め、そしてステップが絶品でした! 細やかでありながら空間を大きく使い、深いエッジで音楽によく乗って、観るものを吸引する吸引する。演技が終わったとたん、思わずテレビの前で拍手しちゃいました。
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ショート3位発進となり、これまでの刑事くんを考えると、こうなるとフリーで崩れるのではという心配をついつい…。しかしそうはなりませんでしたね。フリー、四回転2つは入らなかったけど、とにかく失敗を引きずってしまう悪い癖は払拭されて最後まで集中を切らすことなく駆け抜けました。立派でした。



無良崇人選手は3位。
ショートはまさに無良くん史上最高の演技と言っていいでしょう。四回転をコンボにできなかったとはいえ、ジャンプもステップもすべてにおいてすばらしかった。
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けれど、おそらく本人も予想外のショート1位発進となったことで、フリーに向けてメンタルの調整はすごく難しかったと思います。結果、一転してフリーの演技には彼の弱点があちこちに出てしまいました。後半の崩れが痛々しかった…。どんなに勝ちたかったことかと思うと何ともいえません。
ワールドも四大陸も逃すこととなり、冬季アジア大会が次の試合となりました。そこで力を出し切ってほしいです。


以下は個人的なチョイスなので、取り上げない選手についてはご容赦を。

4位、日野龍樹選手。
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結弦くん不在の全日本で、同級生3人組のうち2人が気を吐きました。山本草太選手の欠場を受けてのNHK杯出場が、日野選手にとっては非常に大きな転機になったのかもしれません。N杯に続き、ショートもフリーもすばらしい出来で4位を守りました。
特にショートでは、ジャッジ席前で微笑んで見せたのが衝撃的。リュージュがアピールして笑ってる!これは事件ですよ。視線が上がっただけじゃない、笑顔だ笑顔!
話題の《逃げちゃダメだ》タオルも、ちゃんとキスクラで見せてくれたよね。ほんとに逃げないリュージュになりました。そんなあなたに勇気をもらった人がたくさんいるはず。



5位、友野一希選手。
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細っこくて小さなノービスのころから見てきた友野くん。神戸のチャリティーではバナナの皮ですべってみせてた友野くん。いつの間にか18歳になって、体格もしっかりして、なんと四回転サルコウを手に入れて、そして全日本で5位! もうおばちゃんビックリやわ。としか言いようがない。
ジャンプもさることながら、スケーティングの質がものすごく向上し、表現力も広がり、本当にこれからが楽しみな選手になりました。



島田高志郎選手、7位と大健闘。
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まだ15歳ながら、表現者であろうとする意思の力を強く感じさせる高志郎くん。これから身体が出来てジャンプも向上して、さてどんな選手に育っていくのかと考えるとニンマリしますね。今回は落ち着いていてショートもフリーもよくまとまってました。
そして手足の長さが、結弦くんを超えてる感じでほとんどSF。どうなってるんだこれ。



今回、特に個性が光った佐藤洸彬選手は8位。
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以前から、柔らかな身体を使った独特の表現力で楽しませてくれていた佐藤選手。今回は特にショートの演技がすばらしかった。彼にしかできないプログラム、彼にしかできない表現。スケートって楽しい、自由だ、と思わせてくれる選手です。岩手の地でこれからも個性を大切にがんばってほしい。



三宅星南選手。14歳にして初の全日本出場で9位。
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大ちゃんに憧れる小さなスケーターとして、ファンの間では昔から有名だった星南くん。バランスのとれた逸材感あふれる彼が、予想通り全日本の舞台にあざやかにデビューしました。ずいぶん大人っぽくなって、トリプルアクセルも挑戦中なんだね。将来が楽しみすぎます。しかしフリー演技をなぜに放映してくれなんだのか。



感動的な復活を見せてくれた本田太一選手。ついに妹・本田真凛選手とそろっての全日本出場となりました。
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ケガに苦しみ、ジャンプが思うにまかせず、つらい時期が続いた太一くん。今回、久々の全日本出場を果たしただけでなく、ショートではすべてのジャンプをクリーンに成功させてスタオベ!胸が熱くなりました。フリーでは残念ながら順位を下げてしまったけれど、きっとこれからの自信につながったはず。お兄ちゃんこれからも応援してます。


コメントできなかった選手も含めすべての選手に、お疲れさま、ありがとう。
全日本女子については次回。なるべく早く更新したいです~。




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# by higurashizoshi | 2016-12-27 00:30 | フィギュアスケート | Comments(2)

グランプリファイナル2016 男女シングル

さあ、首をぐるっと回して、目をこらして振り返りましょう。
遠くて見えないって?
ははは、気のせいでしょう。グランプリファイナルなんて、ついこの前のことじゃないですか。つい… えっと… 7日前?

てなわけで、すっかりほとぼりが冷めたくらいのところで振り返るのも乙なもの。
おつきあいくださいね。
今日は男女シングルです。まずは女子から。



グランプリファイナル2016 女子シングル結果

第1位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)227.66
第2位 宮原知子(日本)218.33
第3位 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)216.47
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第4位 ケイトリン・オズモンド(カナダ)212.45
第5位 マリア・ソツコワ(ロシア)198.79
第6位 エレーナ・ラジオノワ(ロシア)188.81


4位まですべての選手が総合点でパーソナルベストを出し、さすがはファイナル!といえるハイレベルな試合となりました。
しかし、ファイナルに残った6強のうち、5人がティーンエイジャー。オズモンド選手が唯一21歳で最年長というのは、ますますジャンプ重視の昨今としては致し方ないとはいえ、さすがに偏ってるなあと思います。まあ、その5人のうち4人はロシア勢なんですけどね。つまりロシアのティーンがすごすぎるのか。

その、すごすぎるロシアのティーンの頂上に君臨する彼女。
エフゲニア・メドベージェワ選手が、やはり、やはりの優勝でした。
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フリー冒頭のコンビネーション最初の3回転フリップで着氷が乱れるという珍しいミスがありましたが、考えるとこんなのを《珍しいミス》と言えるほど、メドベちゃんって常にすさまじく盤石なんですよね。
フリー演技の最後、恋人の死を電話で知る悲しみのきわまるシーンの直後に見せた
「はあ?あたし何ちゅう失敗したん?ありえん!」
という表情の豹変がすごかった。だってだって、後半コンビネーションを実にうまくリカバリーして点を稼ぎまくるというクレバーぶりで、ミスはほかに皆無といってよかったのに! いかに彼女が常に強気で、絶対の自信を持って演技にのぞんでいるかを、あの演技直後の表情があらわしていました。ショートで世界最高得点を出していたので、ここでフリーもそろえたいという意識は当然あったんでしょうね。

メドベちゃんは、まだ17歳になったばかりというのに、精神的な安定ぶりが半端ない。これは圧倒的に高い技術力に加えて、まさに彼女の武器だと思います。
(メドベージェワ選手の世界最高得点を出したショート演技はこちら。フリー演技はこちらです)



2位、宮原知子選手。
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ショートからひとつ上へ。とにかく圧巻のフリーでした。
現在、メドベージェワ選手とならんで《ノーミス2強》と言っていい宮原選手。まずはショートをパーフェクトに決めると、フリーでは大きなミスがないだけでなく、これまでで最もパワフルな演技を見せつけてくれました。
壮大な曲想に乗せて、強く、人々を魅了し率いていくような女性を演じる…という、かつての知子ちゃんでは想像できなかったイメージを、今回はさらにくっきりと形にしていましたね。一見つつましくおとなしい彼女の中の、秘められたパワーや特性が氷の上で次々と開いていってるようにも感じられて、観ていてどきどきしました。
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最後のガッツポーズにこちらも「おっしゃー!」となったんですが、インタビューのときに「先生(コーチ)にやったほうがいいんじゃない?と言われたので…」と相変わらず恥ずかしそうに話していて、カクッとなると同時に知子ちゃんらしいなあ~と笑っちゃいました。
しかしほんとに進化いちじるしいですね~。まずは全日本、そしてワールドと、さらに進化してどきどきさせてくれそうです。
(宮原選手のフリー演技はこちら



3位、アンナ・ポゴリラヤ選手。
個人的に、絶賛応援アンナちゃん。今季みちがえるほどミスのない自信に満ちた美しい演技が続いてたので、心配性な私としては「次はどうなの…」と内心びくつきながらのファイナルでした。
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ショートは演技前、リンク中央に向かうときに氷につまづいて腰を痛めたか?という心配な状況から始まりました。はらはらしましたが、始まってみれば二つ目のジャンプの着氷が乱れた小さなミスはあったものの、あとは安定の演技。特に後半のステップは魅惑的でした。
しかしリンクサイドに帰ってきたアンナちゃんを迎えるコーチがスマホを見てたのにはボー然。おかえりってハグしてあげてよ、せめて顔を合わせて笑顔とか!
このコーチ、ツァレバさんという方だそうですが、とにかくいつも仏頂面で厳しそう。こういう方針なのかな~、お互いそれで慣れてるんだろうなとは思いつつ、昨シーズンまでのアンナちゃんに時々あったどん底演技のときのキスクラときたら、泣いてるアンナちゃん+南極の氷のような表情のコーチ、こちらの心まで凍りつきそうでございました。
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そのツァレバコーチが笑った!
フリー演技のすばらしかったこと、途中フリップのエッジで少し引かれた以外はジャンプもすべて万全、多くは加点のつく質のいいものばかり。何より、その集中力がすばらしかった。彼女の作りだす情感が胸に迫り、まるで舞台を観ているような感覚でした。
パーソナルベストの高得点となり、アンナちゃん涙ぐむ。仏頂面ツァレバコーチも満面の笑顔!アンナちゃんの手、握ってるし! お願いだから今後もこんなふうに笑ってね。スマホ見るのはやめてね~

ロシア女子、このファイナルに出ている4人に加え、トゥクタミシェワ選手やジュニア上がりの選手も含め、とにかく層が厚いという言葉では足りないくらい。その中でみんなしのぎを削っているわけですが、今季今までのところではメドベちゃんのひとり勝ちの次をアンナちゃんが追いかけている感じですね。ロシアナショナルがどうなるか?
(ポゴリラヤ選手の今回フリー演技はこちら


4位、ケイトリン・オズモンド選手。
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ショートは自己ベスト大幅更新で2位発進でしたが、フリーで順位を下げてしまいました。このハイクオリティな戦いの中で、3回転ジャンプが2回転になるミスが二つあり、ここが分かれ目でしたね。
とはいえ、ダイナミックに跳んでダイナミックに転倒、というパターンも多かったオズモンド選手が、今季これほど安定しているのは本当にすごいことです。相次ぐケガと不調に苦しんだのち、高く美しいジャンプと華やかな表現力を武器に、今季みごとにファイナル進出。プログラムにも恵まれ、シーズン後半どう活躍するのか楽しみです。



5位は、マリア・ソツコワ選手。
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ファイナル進出の中で最年少の16歳。今季シニアに上がったばかりですが、ジャンプも演技全体もジュニア時代よりはるかに安定感が増して、いい選手に育ってきたなあと思います。前にも書きましたが、目立った個性、ぐっと観るものを引きつける力が今のところ希薄なので、そのあたりはまだまだこれからかなと。そしてジャンプの回転不足も、まだまだこれから改善していけるはず。


6位、エレーナ・ラジオノワ選手。
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妖精のごとく軽々とジャンプを跳び、女優のごとくオーラを氷上に撒いていたラジ子ちゃん。この2年近くで身長がどんどん伸び、体型も変化し、今は大人の選手になりきるまでの過渡期なのかなと思います。ジャンプに苦しみつつも常に前向きの努力を続けて、変わらぬオーラを放っている彼女、まだ17歳なのに風情はすっかりベテランの女優さんみたいで、もう少し年相応でもいいのに…と少々切なくなります。
今回はフリーで冒頭の3回転ルッツの転倒があった時点で、上位は難しいということは本人も感じていたかもしれません。ファイナル最下位はもちろん不本意だと思うけれど、今は我慢の時期なのかも。今後どんなふうにほんものの大人に育っていくのか見守りたいです。




グランプリファイナル2016 男子シングル結果

第1位 羽生結弦(日本)293.90
第2位 ネイサン・チェン(アメリカ)282.85
第3位 宇野昌磨(日本)282.51
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第4位 ハビエル・フェルナンデス(スペイン)268.77
第5位 パトリック・チャン(カナダ)266.75
第6位 アダム・リッポン(アメリカ)233.10



羽生結弦選手。史上初のグランプリファイナル4連覇達成。
前人未到、という言葉を旗印に、ケガという荷も背中に負って、倒れてもまた起き上がり、果てなきばく進を続ける羽生結弦22歳(誕生日おめでとうございました)。あーこの人はほんとにすさまじいわ、と今回あらためて思い入りました。
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まずはショートのクレイジーぶり。曲名どおりまさにクレイジー。冒頭4回転ループこそなんとかこらえた着氷になってしまったものの、その後は空間を自在にあやつり、観客をあおり、興奮の巨大渦巻きを作りだしてしまいました。ひえー。
特に鮮やかなトリプルアクセル直後の足さばき、軌道のかっこいいこと。ここで会場の女性の99.5%の心をわしづかみにしましたね。「俺俺俺俺俺俺!」くらいの俺様感をこの超人的技術の上に乗っけられると、もはやお手上げですわ。ここでシーズンベストを叩き出しておいて、フリー。
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フリーの方は、ショートのようにクレイジーとはなりませんでした。両方をそろえるというのは本当に至難の業ですね。冒頭の4回転ループはショートよりよかったのですが、後半に入って転倒あり、パンクありとミスが重なり、フリーだけだと宇野選手に次ぐ3位に沈みました。
それでも総合得点では文句なしの1位。グランプリファイナル4連覇の偉業達成、インタビューではもちろん開口一番「悔しいです」。結弦くんの旅は続く…
(羽生選手のクレイジーなショート演技はこちら。フリーはこちらです)


2位、ネイサン・チェン選手。
現在もっとも難度の高いコンビネーションである4回転ルッツ+3回転トゥループ。ネイサンは調子が悪くなければこれを軽々と跳んでしまいます。もちろんそれだけじゃない、弱冠17歳の彼は4種類の4回転すべてを跳ぶことができる。つまり、絶好調でミスをおかさなかったら、ジャンプの得点だけに限れば世界中で誰も出せない得点が出せる選手だってことですね。
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で、今回ショートはジャンプがあまりうまくいかず、4回転ルッツ+3回転トゥも間にターンが入り、4回転フリップも転倒と、5位発進。これは上位は難しいかな…と思ったのですが。
フリーですよフリー。冒頭4回転ルッツ+3回転トゥをめちゃくちゃきれいに決めたあと、跳ぶわ跳ぶわ、降りるわ降りるわ。ちょっと待って、4つめのジャンプまでコンボもありで全部4回転だよ!きれいだよ! と叫ぶ間もなくさわやかにサクサクと後半のジャンプも決めていくネイサン。
結果、すべてのジャンプを成功させてクリーンプログラムを達成し、200点に迫る高得点で総合2位にのぼりつめました。もちろん今季シニアデビューしたばかりでPCSはまだまだとはいえ、今後さらに表現力がついてくれば結弦くんの強力なライバルになる可能性は大いにあり。まずはこの調子のままで全米選手権に乗り込めばすごいことになりそうです。
(ネイサンのフリー演技はこちらです)


3位、宇野昌磨選手。
今回、時差の関係で体調がよくなかったらしく、ショートはコンビネーションをつけられない痛恨のミス。それでも86点台が出て4位発進はさすがでした。
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そしてフリーは、一日おいて実施されたために体調も回復したのか、冒頭の四回転フリップをきれいに決めると、若干のミスによるジャンプ構成の変更はありつつもほぼすべてのジャンプをクリーンに降りて、最後まで集中力を切らすことなく滑り切りました。
ショーマはいつも音楽に入りこむようにしてプログラムを滑るタイプですが、今回の集中の仕方はちょっと今までとは違っていたように見えました。ひさびさに途中歌いながら演技してましたしね。体調が戻り切っていないこともあったのかもしれませんが、何か常ならない、鬼気迫るものを感じました。
演技終了直後も、パーンと解凍してニコニコ少年に戻るいつものショーマではなく、しばらくは演技中の世界から解放されないような表情だったのが印象的でした。
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そして得点は自己ベストを叩き出して、総合3位。順位としては去年のファイナルと同じですが、五輪シーズンを前にさまざま入れ替わる勢力図の中で、この位置を続けて保てたのはすごいことです。
(宇野選手のショートはこちら。フリー演技はこちら


4位、ハビエル・フェルナンデス選手。
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今回はひさびさに、残念ハビーの悪い癖が出てしまった感がありましたね。ジャンプの抜けや転倒など、あまりこのところ見られなくなっていたミスがショートでもフリーでも散見しました。グランプリファイナルとは今のところ相性がよくないということなのかなあ。意欲を見せていただけに、とても悔しいだろうと思います。
悪くない部分ももちろんあったのですが、全体的に疲れやすい?疲れている?感じがして、もしかすると体調があまりすぐれなかったのかな…とも思いました。ナショナル、ユーロ、ワールドとまだまだチャンスはあるので、シーズン後半にまた期待です。


5位、パトリック・チャン選手。
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ショートはすばらしい出来で自己ベスト!このままフリーも…と思ったんですけどね。
今季から転倒に対する減点が厳しくなり、パトリックはこのフリー3回目の転倒で計4点を引かれることになりました。これほどジャンプが安定しないパトリック…ひさびさに見ました。その代わり、四回転サルコウをみごと降りてみせ、そこに関しては大拍手。でも結局ショート2位からフリーを経て総合では5位へとすべり落ちてしまいました。

パトリックは昨夏からコーチを変更して、マリナ・ズエワコーチについています。ズエワコーチはアイスダンス好きに知らない者はない有名なアイスダンスコーチであり振付師ですが、男子選手の、しかもパトリックのようなトップ選手のコーチになったということには驚きました。でもネイサンもズエワコーチのところに変わったんですよね。彼女自身元アイスダンサーだし、ジャンプの指導は別のコーチがいるのかな…。
いずれにしても、パトリックは新しいコーチのもとで心身ともにリセットした感じで、今回はいろいろ残念でしたが、今季前半としてはいい状態で来てると思います。カナダナショナルでは納得のいく演技ができますように。


6位、アダム・リッポン選手。
今回ファイナルに進んだ選手の中で、4回転をトゥループ一種類しか持っていないのはリッポンくんだけ。その時点でもちろん点数的に有利とはいえないわけですが、惜しくもファイナルに進めなかったジェイソン・ブラウン選手も同じく4回転は一種類。その成功確率もまだリッポンくんともども、あまり高いとはいえません。
それでも彼らがこうして世界のトップで戦えるのは、高いPCSがあるから。もちろん4回転以外のジャンプの取りこぼしがあってはいけないのは当然。今回、リッポンくんはこの部分でもミスが多発してしまい、最下位という結果になりました。
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ただ、今季のプログラム、ショートは今の彼らしく思い切りはじけて魅力たっぷりなナンバー、フリーは傷ついた鳥を演じるコンテンポラリーダンスの要素の濃い美しいプロで、どちらもとてもすばらしいのです。特にフリーは、五輪シーズンに取っときなよ、と言いたくなるほど質の高いプログラムだと思います。
まずはディフェンディングチャンピオンとしてのぞむ全米選手権、いい状態で演技ができますように。


さて、カップル競技についてはすでにyoutubeで内容を観たアイスダンスのことを次回できれば書きたいと思います。
何か別の話を書くことになるかもしれませんが。というか、全日本までに何度か更新できるんだろうか私? 書きたいことはたくさんあるんですけどね…



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# by higurashizoshi | 2016-12-17 00:05 | フィギュアスケート | Comments(2)

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