ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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10日すぎて

ブログを始めて10日ほどたった。
自分たち家族だけが住む離れ小島から、ビンに詰めたメッセージを流す…
広い世界の誰が受け取ってくれるかなあ。
返事なんて、はたして来るのかな。
そんな気持ちで始めた。
始めてみると、いろんな人からコメントをいただいたり、応援メールをもらったり。
ちょっぴり世界とつながっていく感じがする。

世の中は変わらず回り、人々は忙しくあちこちを行き来して活動しているけど、
私はこの4か月近く、ただ、ただ、同じ場所にいる。
窓からながめる空。
夕暮れどきに聞こえてくる、船の汽笛。
海岸まで、ここからわずか5分だけど、今は遠い遠い海だ。

出られない私の代わりに、今日はミミがパン屋さんへおつかいに。
牛乳と食パンを買ってきてくれた。
ところが、帰り道でおつりの500円玉を落としてきたことがわかり、ミミ、再び出動。
ひとりで道をはいずって探し、無事500円玉を見つけて帰ってきた。
「足の先だけ黒くて体は茶トラの子がいたよ!」と、近所のネコ情報もおみやげに。
ごくろうさん、ミミ。
外の世界は、どうだった?

自由に出かけて、人に会って、時間を忘れて語り合って…そういうことの代わりに、
たぶん私はブログを始めたんだな。
いろいろ話したいことが、私にはずいぶん、あったんだ。
少しわかってきたぞ。
これからもおつきあいください。
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# by higurashizoshi | 2008-02-08 17:04 | 雑感 | Comments(2)

小日向さん

ふだんは日本の連続ドラマというものをほとんど観ないのだが、この1月からのシーズンはなぜか、何本もドラマを観ている。
珍しく奈良が舞台で、玉木宏がダメダメ男を演じる「鹿男あをによし」、面白い。小栗旬初主演の「貧乏男子」もかなりアホらしいけど意外に面白い。
でもなんといっても出色は「あしたの、喜多善男」だ。

名脇役として人気が上がってきた小日向文世が初めてドラマの主演。
松田龍平、小西真奈美、吉高由里子、栗山千明など役者がことごとく良く、生瀬勝久、温水洋一などクセのある面々もガチャガチャせず、実にいい味で配されている。
脚本がよくできているし、小曾根真の音楽が洒脱で、映像も緊密で、ほんとウェルメイド。
山崎まさよしが歌うエンディングも決まっていて、しっぽまでおいしいという感じ。
タタがテレビ嫌いでリビングに音が鳴っているのも苦手なので、ドラマはぜんぶ録画して後日観る。だから放映時には観られないのだが、これは毎回待ちかねる気持ちで、必ず翌朝には観ている。

小日向文世さん、不思議な役者である。
今はなき劇団「オンシアター自由劇場」で演じていた若き日の小日向さんは、ちょっと中性的な色っぽさを漂わせた、細身で繊細な感じの青年だった。
自由劇場が「上海バンスキング」でブレイクしたころ、小日向さんは看板女優・吉田日出子の相手役としてよく活躍していた。私はその当時、たまたま友だちが自由劇場に入団したのでその舞台を何度か観に行っていて、小日向さんの独特の魅力が妙に印象的だったのを憶えている。

その後何年もたって、これもたまたま、別の友だちが小栗康平監督「眠る男」の撮影現場の調理スタッフになった。「眠る男」には小日向さんが、出番は少ないが重要な役で出ていた。
撮影中、私は友だちを訪ねて、そのころまだ乳児だったタタを抱いて撮影現場(群馬の山奥)に遊びに行った。撮影オフのときで役者さんには会わなかったが、映画に登場する家や建物の間を歩きながら彼女からいろんなウラ話を聞き、のちに「眠る男」が完成して、感慨深く観たのを思い出す。
この映画で小日向さんは、まるで植物のような不思議な男を演じていて、「やっぱりこの人、おもしろいなあ」と思った。と同時に、自由劇場を離れて、映画やドラマの世界でやっていくには「地味だなあ…」大丈夫かな、と心配になった。

で、それからまた何年もたってからの話。
東京は吉祥寺の「井の頭文化園」の動物園は、幼いタタのお気に入りだった。入口近くにある「ふれあいコーナー」でモルモットをさわれる。タタは夫コトブキとモルモットのところへ飛んで行き、ネズミ系動物がぜんぶダメな私は「ふれあいコーナー」がなるべく視界に入らないように、近くの子ども用砂場のふちに腰かけた。
砂場では何組もの親子連れが砂遊びをしていた。そのとき、私のすぐそばで、子どもに何か話しかけたお父さんがいた。その声を聞いた瞬間、私はびっくりして目を上げた。この声!
砂場にしゃがみこみ、小さな女の子とミニバケツに砂をかき入れている小日向さんがそこにいた。
小日向さんは女の子に言っていた。「ねえもう、帰ろうよー」
女の子は、一向に帰る気がないらしく、砂を掘るだけで返事せず。
「帰ろうよ、ねえ。帰ろ?」小日向さんは、ちょっと焦れたように、でも温厚に、しかしわりとしつこく、繰り返していた。
ふつうのお父さんのように小日向さんがいきなりいたので、ちょっと茫然とした。
その当時、つまり今から10年くらい前は、ドラマの端役などが多かったのか、くわしくは知らないけれど名前を耳にすることもほとんどなかった。
でも「帰ろうよ、帰ろうー」という調子は、なんだかとっても小日向さんぽくて、「やっぱりこの人、なんか味があるなあ」と思った。そして「細身の美青年だったけど、おじさんになったんだなあ」ってひそかに思ったことも憶えている。

さらにまた年月がたって、小日向さんの名前をテレビ欄や、映画の配役欄で目にすることが増えてきた。
実際に見て、すごく印象に残っているのはドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」。エリート銀行員の主人公の、イヤな上司役。表面上なんともイヤな上司なのだが、複雑な虚無を抱え込んでいて、挫折後に自死する。このことが、主人公の選ぶ道を変えさせる。
この小日向さんを見て、うなった。すごい、いい役者になってるではないか!評価も着実にされているようではないか!
世の中捨てたもんじゃないねえと思っていたら、とうとう今回は主演ドラマである。しかもこんな上質の作品で。よかったね小日向さん、と陰ながら言いたい。

「あしたの、喜多善男」で小日向さんは、11日後に死のうと決意した中年男を演じている。とりえもなく、不運続きの、でもたぐいまれな善良なる男。
でも彼の心の中には、もうひとりの自分がいる。辛辣で、醒めていて、毒のある「ネガティブ善男」。この二人を小日向さんが演じ分ける。それも見ものだ。
ドラマはちょうど半分にさしかかったところ。どんなふうになっていくのか、楽しみだ。
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# by higurashizoshi | 2008-02-06 20:42 | 観る・読む・書く・聴く | Comments(6)

汁物の女王

家事の中で、何といっても掃除が一番イヤだ。
子どものころから片づけが大の苦手だったし、18で一人暮らしを始めてからは、部屋はゴミため状態。
今は立場上、家の中を整頓する側になったので、少しはましになったけれど、それでも掃除はほんと、苦痛だ。

逆に好きなのは料理で、これはあんまり苦にならない。
食べることは好きだし、いろいろ工夫して作るのも楽しい。
別に特別、上手なわけではないが、食材が自分の手で思いがけない変化をして、食事というものになるのが面白くて飽きない。

私はやたらにナントカ汁とかスープ類を作るのが好きで、夫コトブキから「汁物の女王」と呼ばれている。
特に今みたいに寒い季節には、私はどんどこどんどこ野菜をきざみ、だしを取り、大きい鍋にいろんなものを入れて、汁物を作る。
ちなみに昨日は鶏肉入りトマトスープを作った。ちょっと思い出せないくらい、いろんな種類の野菜が入っている。おまけに節分で残った豆まで入っている。
その前の日は野菜コンソメスープを作り、並行して豚汁を作った。こういう状態がエンドレスで続くのがわが家の冬である。いつも大鍋がくつくつと煮えていて、食事のときも、誰かが小腹がすいたときも、ふたを開けるとあったかいスープや汁物がある。…そういうのが、私には何ともいえず安心感になる。

和風では、豚汁やけんちんのほかによく作るのが石狩汁。といっても、ほんとの(何がほんとなのか?)石狩汁とはたぶん違う。もう記憶は定かじゃないが、何かで見たのを勝手にアレンジしたものだから、北海道の人におこられるかもしれない。

《higurashi風・石狩汁》
塩鮭の切り身とアラ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、キャベツ、えのき、油揚げ。
これらをみんな、サイコロ状に切る。サイコロにならないものは、まあ、大きさが同じくらいになるように切る。アラは適当にぶつ切りでよい。
アラは絶対入った方がおいしいけど、なくてもできる。

だしは昆布は必ずで、あとはかつお、サバ節など何でも。材料からいいだしが出るので、そんなにがんばらなくてよろし。

すべてを大鍋に入れ、火にかけ、沸騰したらあとは弱火でことこと煮込む。
味つけは、塩と薄口しょうゆ。食べるとき、小口切りの青ネギを盛る。

アレンジとしては、塩・しょうゆの代わりに味噌を溶く。これもおいしい。
さらに味噌のあとに少量の牛乳とバターを落としてもグッド。

私はよく、味つけの手前まで大鍋で煮ておいて、小鍋に分けて好みの味つけをして、何度か別の味を楽しむ。

鮭とじゃがいもってすごく相性がいい。「ちゃんちゃん焼き」も、じゃがいもが入ったような?


さて今夜は何を作ろうか。
今日も掃除をしてないね。

…散らかった(チャチャの毛も浮遊中)部屋をしり目に、今日もせっせとキッチンで大鍋に向かう汁物の女王であった。
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# by higurashizoshi | 2008-02-05 13:12 | 家事というか | Comments(0)

眠れる森の美女

ずいぶん元気になっていたタタが、昨夜またちょっと調子をくずしてしまった。
もうずっと幼いときからそうなんだけれど、タタは、あることがきっかけで「ばたっ」と突然、不安の入り口みたいなのが開いてしまう。
そして、世界がぐるっと反転するような感じに、すべてのことが信用できず、不安でおそろしくなってしまう。

私から見れば、そのきっかけはタタの「カン違い」だったり「思いこみ」だったり、または「どうしてそんなことで?」と思えるようなことが多い。
でも、それはあくまで私の側の見方で、当のタタにしてみれば、どこに落とし穴があるかわからないような、すごい怖さだと思う。タタ自身にとっては、「カン違い」でも「思いこみ」でもなく、それは「事実」なんだから。

昨夜もあるきっかけで、ひさびさにパニック寸前になり、それでも何とか少し落ち着いてから眠ることができた。
年末ごろまでだったら、まだとてもこんな回復力はなかったのだが、一晩休めて、だいぶ顔色もよくなった。
朝ごはんはまだ、いっしょには食べられず、
「ごはん食べてるときに話すと、また怖くなっちゃうかもしれないから」
と自分から言って、ひとり二階で食べた。
でもその後、リビングにやって来て、ごく普通に本を読んだり、私やミミとおしゃべりしたりし始めて、少しほっとした。

そんなこんなで、リビングで女3人しゃべっているときに、ミミが言い出した。
「『眠れる森の美女』を実写にしたら、どんな俳優さんがいいと思う?」
(ミミはディズニープリンセス大好き)
よしよしということで、映画俳優名鑑を取り出し、3人であーでもないこーでもないと選び始めた。

主役のオーロラ姫には、キーラ・ナイトレーで意見一致。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのりりしい姫君ぶりが、タタもミミも気に入ってるらしい。
「じゃあ王子様は?」「アニメ版の王子様みたいなんじゃなくて…」とミミ。確かに昔のセンスということもあり、えらくもっさりした王子だもんねえ。
タタ「オーランド・ブルームじゃダメだよ」。一同「うんうん、王子って感じじゃないよね」
「ギャスパー・ウリエル!」と私。「…それじゃ弟みたい」とミミ。
あれこれ考えた結果、王子様は新「スターウォーズ」シリーズの主役ヘイデン・クリステンセン君に決定!
「次はお妃さま」とミミ。「やさしくて…美人で…」と名鑑をパラパラ。私「気品があってねえ」
「生きてる人じゃなきゃダメだよ」とタタ。
しばらくページをめくっていたミミ、ぱっと顔を輝かせて、「オードリー・ヘップバーン!」
タタ「思いっきり死んでるし」
おいおい…。だいぶ回復したみたいだね…。

★「眠れる森の美女」実写版・配役発表(byタタ&ミミ)★
オーロラ姫 キーラ・ナイトレー
王子 ヘイデン・クリステンセン
オーロラ姫の父王 ウィリアム・ハート(威厳も気品もあってナイス・チョイスかも)
お妃 ジュリアン・ムーア(確かに美しい~)
王子の父王 ジャック・ブラック(30代なんですけど…雰囲気はけっこう?)
3人の妖精 まだ考え中

誰か、ハリウッドへ!


元気なときのタタは、おひさまのように明るく、面白く、積極的な子。
タタの笑顔を見ると私は、ほんとうにしあわせな気持ちになる。
でも、つらいときのタタも、不安の渦に入っているときのタタも、まぎれもなくタタなのだ。
それを忘れないように。忘れないように。
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# by higurashizoshi | 2008-02-03 16:48 | Comments(0)

ぎょうざパニック

中国の工場で作られた冷凍ぎょうざに農薬が混入していたのがわかり、大騒ぎになっている。
冷凍食品をあつかう業者はどこもパニック状態らしい。
冷凍ものだけでなく、「ぎょうざ」という食べ物に対して、しばらくみんな拒否感をもつだろう。
町の小さなぎょうざ専門店は、どうなっているだろう。
一方、中国のその工場で、真面目に働いてきた大勢の人や、管理者はどうしているんだろう。
「もう中国製品は一切買いません。」
と鼻の穴をふくらませてテレビの中で言っているご婦人を見ると悲しくなる。
コストを抑えるため自分から中国に出かけていき、製品を作らせてきたのは当の日本人だ。

真相はきちんと明らかにしてもらいたい。
そのうえで、中国に対するイメージがますます偏ったものにならないよう、メディアも冷静に報道をしてほしいと思う。

「○○人はこういう人たち」「あの国はこういう国」という、一面的なイメージや決めつけは、危険な落とし穴。みんなの心がギスギスしているときには、なおさらだ。みんながどこかで、「標的」を求めているような、そんな時代には。
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# by higurashizoshi | 2008-02-02 12:54 | 雑感 | Comments(4)
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