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ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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鯛めし!

明石といえば鯛。この前東京から来た友だちと魚ん棚(明石港近くにある鮮魚店が並ぶ通り)を一緒に歩いていると、彼女は「安い!安い!」の連発だった。
すぐそばの港から仲買いなしで魚屋が直接せり落として店に並べるシステムなので、確かに安い。今ならハモ(夏が過ぎてもこのあたりは旬)、太刀魚、サゴシ、タコなど並んでいるが、やっぱり王さまは鯛だ。
王さまだけに、さすがにふだんチョイと買う値段ではない。それでも大きめの活け鯛が3000円くらいだろうか。その明石のおいしい鯛を、格安で味わう方法を発見。
魚ん棚の中ほどにある「松庄」さんで作っている、活け締めの鯛の一夜干しである。鯛めし!_d0153627_22523098.jpg
絶妙の塩かげん、干しかげんで、身は桜色に透き通っている。これがたったの500円!
初めて買ったとき、焼いて食べてそのおいしさにびっくりした。私は値段にダマされて、大した期待をしてなかったのだ。身はふっくらトロリ、生で買って調理したのとはまた違う、なんともいえないうまみ。
たぶんこの値段は、一日の終わりに残った鯛(生きたまま水槽で泳がせている)を締め、すぐ開いて干した、いわばおいしいリサイクル品だからなのだろう、と私は勝手に思っている。
すっかり一夜干しファンになった私は、「松庄」さんの前を通るたび《あ、売ってる売ってる…》とチェックするようになった。
で、一昨日もまた通りかかり、よーし今日は買って帰るぞぉというとき、店のお兄さんが「これ、鯛めしにしてもうまいよ」と教えてくれた。「さっと焼いて、昆布と醤油ちょっと入れた米に乗せて炊くんよ」…おおお、聞くだけでなんと旨そうな。

鯛めし、鯛めし。
せっかくだから土鍋で炊くことにした。鯛をグリルで表面だけこんがり焼いて、土鍋に研いだお米と水、ラウス昆布、酒と塩と醤油少々、そして焼けた鯛を乗せてふたをして。
強火にして、噴いてきたら火を弱めて15分くらい。おこげの匂いがふんわりしてきたら火を止め、10分ほど蒸らす。
「鯛めし、できたよー」
タタもミミものぞきこむ中、ドキドキしつつふたを取る。
鯛めし!_d0153627_22555735.jpg

ほわぁ~。なんとかぐわしい香り。ごはんもピンと、底のおこげもほどよく、なかなかの出来ばえ!
そのあとは、女3人のうばい合いとなり、2合しか炊かなかったことを後悔したのでした。
安くて絶品、一夜干し鯛めし。これは、しばらくとりこになりそうだ…。
by higurashizoshi | 2009-10-13 22:59 | 家事というか

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