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ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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人前で話す

しばらく前に、キャンプの関係で100人以上の人の前で話をする機会があり、ものすごい緊張で胃が痛くなったのだが、その痛みを忘れないうちにまた人前で話すことになった。
今度は自分の詩集について話すということで、いくぶん責任は軽いものの、わざわざ聴きにきてくれた人になにがしかプラスになる話をしないと、と思うし、おまけにこの前のキャンプの話は15分だったのに、今度は持ち時間3時間! どーすんねん!

場所は地元明石の図書館。セミナー室というところで、定例の「おしゃべりらいぶらりー」という集まり。毎回ゲストスピーカーを読んで話を聴き、参加者で語り合うという趣旨だ。
私は「自分のことばを持つ」というタイトルで話をさせてもらった。参加した人は15人ほどで、こぢんまりしたいい雰囲気。
今回はあんまり緊張してないぞ!と思って話し始めたのだけど、なぜか始めたとたんにまたいきなり胃が痛くなってきた。まずい。なにせ最初に自分の詩を読むのである。人前で。
大きな声で朗読するなんていつからぶりか、とっても不思議な感じだった。

そのあとはいくつかの作者の詩を、テーマに沿って紹介しながら話をしていった。詩は読み手の自由を保証するものであること、詩のマジック(俯瞰やズーム)について、そして12歳の男の子の書いた詩を通して、自分のことばで表現することのすばらしさについて。
話しぶりは不器用でも、伝えたいことは少しは伝わったように思う。参加した人たちからも、いろんな解釈や意見がどんどん出て、とても面白かった。

次がメーンイベントで、参加者ひとりひとりに詩を作ってもらうというもの。
どう進めたらうまくいくかなぁと頭をしぼってオリジナルレシピを作ってみたのだけど、これがことのほか好評だった。
みなさんそれぞれ、自分のことばで書いた、世界でたったひとつの短い詩を書き上げて、持って帰ってもらえた。

最後におみやげとして、比較的最近書いた私の詩を2編読ませてもらって終了。最後まで胃は痛かったがなんとか無事にやり終えた。
「詩の読み方が変わりました」「楽しかった!」「いい経験になりました」などなど声をかけてもらい、ほっとするやら気恥ずかしいやら。
もう一度やるんなら、もうちょっとうまくできる気がするけど、もういいわ、人前で話すのは…とへろへろになって帰ったのだった。

ああ、やっぱり話すのにくらべて書くのはどんだけ楽か…。でも朗読はひさびさに楽しかったので、これはまたやってみよう。もちろんひとりで、ひっそりと。

人前で話す_d0153627_2204961.jpg
by higurashizoshi | 2012-02-23 22:02 | 観る・読む・書く・聴く

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