ひぐらしだより
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臨スポ目標達成御礼フェスティバル&関大衣裳展(その1)
もう2日たってしまったので、できるだけ記憶が薄れないうちに!薄れないうちに!と焦りつつ、振り返ればぼやや~んとする映像…。
これは当日ものすごく緊張していたからなのか、あまりにハラハラしすぎて神経がマックス超えてボーっとなってたからなのか。
お仕事しながら思い返しては、はっ早く書かねば!さらにぼやけて、消えてしまう!と思ってました。
大阪府高石市の臨海スポーツセンター。老朽化で閉鎖の危機にあったこのリンクが、多額の募金によって耐震工事の見込みがたった、その支援感謝のイベントでした。
5月25日、午前と午後の2回公演のうち、私が行ったのは午前の方。
高橋大輔選手の、ソチ五輪のあのフリー以来、3か月ぶりの人前での演技、その最初の回。
臨スポ前に集まってくる人、人。
というより、女、女。
間違いなく(西岡アナ風)、99%女性でしたね。
で、今回私は珍しくひとりだったんで、周囲のおしゃべりが耳に入る、入る。
そこから分析するに、99%女性の中で、その99%がきっと大ちゃんファン。相当コアな方たちがやっぱり多かったようで、東京ことば、もっと西の方、いろいろな方言が聞こえ、「ソチに行ったとき…」とか「幕張のアリーナ席三日連続うんぬん」「カザフのツアー」などなど、大ちゃんってマダムたちの財布のヒモをどれだけ緩ませてんねん、と空恐ろしくなるようなお話が飛びかっておりました。
臨スポといえば、前回は募金のためのチャリティイベントに来たのだった。
ブログをひもといてみたら、それはすでに2年前の夏のことであった。(前記事はこちら)
あのときは、まだ1億5千万円もの募金が集まるとは到底思えず、いったいこのリンクはどうなるんだろう…と思っていたものだ。
そうしたら、一般の募金ももちろん大ちゃんはじめ多くの選手や関係者の努力のおかげでたくさん集まり、しかもその中で、どっかんこと巨額の募金をしてくれた篤志家がいらしたのだ。いまだに、いったい誰だったんだろうと思う。
そのおかげで、大阪府もとりあえず(とりあえずだけど)臨スポの継続を決め、関西のスケート関係者はみなさん本当に胸をなでおろしたことだろう(もちろんフィギュアファンも!)。
そうそう、このとき初めてあっこちゃんの演技を生で観たんだわ。あのときはまだ、あっこちゃんがソチまで現役を続けるかどうかも不確定で。
しかも今回、プログラムはそのときと同じ「ラベンダーの咲く庭で」だったんだよねえ(しみじみ)… と、まあ順を追ってお話しましょう。
プログラムの最初に、このリンクで練習しているスピードスケートの選手たちが模擬演技を披露。前回もそうだったけど、なかなか生で観る機会のないショートトラックなど、とても興味深い。そしてすごいスピード!
次が、ジュニアの友野一希くんの演技。この前神戸チャリティで観たのと同じ、コミカルなピンクパンサー。
そのあとが立て続けに大物オンパレード。
今回、大ちゃん以外のひとりひとりの演技の写真が見つからなくて残念なのですが、まず最初が村上佳菜子選手。あまり観たことないフラメンコのプログラム、と思ったら、ジュニアのときに滑っていたプロらしい。短いアンコールがあって、今シーズンのエキシビションナンバーでした。(写真は過去の今季エキシビションのもの)
あっこちゃんが引退し、真央さんが休養を発表し、来季は佳菜子ちゃんが19歳にしていきなり日本女子選手のトップに立つことになるんだなあ。
まだ本人は実感してないかもしれないけれど、競技シーズンが始まれば、そのプレッシャーは大変なものになると思う。メンタル面をいかに本人がたもち、周囲が支えていけるか。
次に滑ったのは町田樹選手。
予想はしていたけれど、オフシーズンとは思えないキレッぷりは、もはや衝撃的。
プログラムは昨シーズンのショートプログラム「F.U.Y.A」。
臨スポは会場が小さいので、私の席(一番後ろから二番目の立ち見!)からでも演技の細かいところまでよく見えた。(写真は昨季スケートアメリカのときの「F.U.Y.A」)
まっちー、空間に描く演技のスケールと奥行きが、本当に大きくなったなあ。
そしてあの端正にして柔軟な体の使いかた、指先まで伸びきった美しい表現。ますます、彼独自の道を進みつつあると思う。
でもって、ジャンプが本当に美しい! ちょっとお手つきがあったものの、崩れるということを知らないかのような今のまっちーのジャンプには見惚れてしまう。
今、この臨スポを練習拠点として、大切に大切にしているその思いがまっすぐ伝わってきた。
アンコールは「ロシュフォールの恋人たち」。大阪エキシでフルを観たけど、これはもう新生まっちーの代名詞ですね。
はああ~とため息つく間もなく、鈴木明子さん登場。「選手」ってつけないことにまだ慣れない。
そう、二年前にこのリンクで初めて観た「ラベンダーの咲く庭で」をふたたび。
大阪エキシのときに比べ、あっこちゃんは現役引退してプロスケーターになったことを楽しみ始めているんじゃないかなあ、と思えるようなとても伸びやかで、ふくらみのある演技だった。
それにしてもこの衣装、生で観るとさらに綺麗です。(写真は昨シーズンワールドのエキシビションでの「ラベンダー」)
リンクの氷をなめていくような、スムーズでおだやかなスケーティング。幸福感あふれるラベンダー色の世界が、観ているこちらの胸にまで広がっていく。
ジャンプに少しミスがあったことも、もはや気にならない。だってもう彼女は、得点ではかられる存在ではなくなったのだから。
あっこちゃんのように「やりきった」と思えて、次のステージへと進めるのは本当に理想の道だと思う。それを実現させたのは、めぐまれた幸運と、彼女自身の絶え間ない努力。
あっこちゃん、アンコールはひさびさ!「バーレスク」でした。懐かしかった!
で、いよいよトリのあの方の話になるのですが、今日はここで時間切れ。
次回なるべく早く書きます。あと、臨スポの後で関西大学に行って大ちゃんたちの衣装やメダルの展示も観てきたので、その話もまた。
これは当日ものすごく緊張していたからなのか、あまりにハラハラしすぎて神経がマックス超えてボーっとなってたからなのか。
お仕事しながら思い返しては、はっ早く書かねば!さらにぼやけて、消えてしまう!と思ってました。
大阪府高石市の臨海スポーツセンター。老朽化で閉鎖の危機にあったこのリンクが、多額の募金によって耐震工事の見込みがたった、その支援感謝のイベントでした。
5月25日、午前と午後の2回公演のうち、私が行ったのは午前の方。
高橋大輔選手の、ソチ五輪のあのフリー以来、3か月ぶりの人前での演技、その最初の回。
臨スポ前に集まってくる人、人。
というより、女、女。
間違いなく(西岡アナ風)、99%女性でしたね。
で、今回私は珍しくひとりだったんで、周囲のおしゃべりが耳に入る、入る。
そこから分析するに、99%女性の中で、その99%がきっと大ちゃんファン。相当コアな方たちがやっぱり多かったようで、東京ことば、もっと西の方、いろいろな方言が聞こえ、「ソチに行ったとき…」とか「幕張のアリーナ席三日連続うんぬん」「カザフのツアー」などなど、大ちゃんってマダムたちの財布のヒモをどれだけ緩ませてんねん、と空恐ろしくなるようなお話が飛びかっておりました。
臨スポといえば、前回は募金のためのチャリティイベントに来たのだった。
ブログをひもといてみたら、それはすでに2年前の夏のことであった。(前記事はこちら)
あのときは、まだ1億5千万円もの募金が集まるとは到底思えず、いったいこのリンクはどうなるんだろう…と思っていたものだ。
そうしたら、一般の募金ももちろん大ちゃんはじめ多くの選手や関係者の努力のおかげでたくさん集まり、しかもその中で、どっかんこと巨額の募金をしてくれた篤志家がいらしたのだ。いまだに、いったい誰だったんだろうと思う。
そのおかげで、大阪府もとりあえず(とりあえずだけど)臨スポの継続を決め、関西のスケート関係者はみなさん本当に胸をなでおろしたことだろう(もちろんフィギュアファンも!)。
そうそう、このとき初めてあっこちゃんの演技を生で観たんだわ。あのときはまだ、あっこちゃんがソチまで現役を続けるかどうかも不確定で。
しかも今回、プログラムはそのときと同じ「ラベンダーの咲く庭で」だったんだよねえ(しみじみ)… と、まあ順を追ってお話しましょう。
プログラムの最初に、このリンクで練習しているスピードスケートの選手たちが模擬演技を披露。前回もそうだったけど、なかなか生で観る機会のないショートトラックなど、とても興味深い。そしてすごいスピード!
次が、ジュニアの友野一希くんの演技。この前神戸チャリティで観たのと同じ、コミカルなピンクパンサー。
そのあとが立て続けに大物オンパレード。
今回、大ちゃん以外のひとりひとりの演技の写真が見つからなくて残念なのですが、まず最初が村上佳菜子選手。あまり観たことないフラメンコのプログラム、と思ったら、ジュニアのときに滑っていたプロらしい。短いアンコールがあって、今シーズンのエキシビションナンバーでした。(写真は過去の今季エキシビションのもの)
あっこちゃんが引退し、真央さんが休養を発表し、来季は佳菜子ちゃんが19歳にしていきなり日本女子選手のトップに立つことになるんだなあ。
まだ本人は実感してないかもしれないけれど、競技シーズンが始まれば、そのプレッシャーは大変なものになると思う。メンタル面をいかに本人がたもち、周囲が支えていけるか。
次に滑ったのは町田樹選手。
予想はしていたけれど、オフシーズンとは思えないキレッぷりは、もはや衝撃的。
プログラムは昨シーズンのショートプログラム「F.U.Y.A」。
臨スポは会場が小さいので、私の席(一番後ろから二番目の立ち見!)からでも演技の細かいところまでよく見えた。(写真は昨季スケートアメリカのときの「F.U.Y.A」)
まっちー、空間に描く演技のスケールと奥行きが、本当に大きくなったなあ。
そしてあの端正にして柔軟な体の使いかた、指先まで伸びきった美しい表現。ますます、彼独自の道を進みつつあると思う。
でもって、ジャンプが本当に美しい! ちょっとお手つきがあったものの、崩れるということを知らないかのような今のまっちーのジャンプには見惚れてしまう。
今、この臨スポを練習拠点として、大切に大切にしているその思いがまっすぐ伝わってきた。
アンコールは「ロシュフォールの恋人たち」。大阪エキシでフルを観たけど、これはもう新生まっちーの代名詞ですね。
はああ~とため息つく間もなく、鈴木明子さん登場。「選手」ってつけないことにまだ慣れない。
そう、二年前にこのリンクで初めて観た「ラベンダーの咲く庭で」をふたたび。
大阪エキシのときに比べ、あっこちゃんは現役引退してプロスケーターになったことを楽しみ始めているんじゃないかなあ、と思えるようなとても伸びやかで、ふくらみのある演技だった。
それにしてもこの衣装、生で観るとさらに綺麗です。(写真は昨シーズンワールドのエキシビションでの「ラベンダー」)
リンクの氷をなめていくような、スムーズでおだやかなスケーティング。幸福感あふれるラベンダー色の世界が、観ているこちらの胸にまで広がっていく。
ジャンプに少しミスがあったことも、もはや気にならない。だってもう彼女は、得点ではかられる存在ではなくなったのだから。
あっこちゃんのように「やりきった」と思えて、次のステージへと進めるのは本当に理想の道だと思う。それを実現させたのは、めぐまれた幸運と、彼女自身の絶え間ない努力。
あっこちゃん、アンコールはひさびさ!「バーレスク」でした。懐かしかった!
で、いよいよトリのあの方の話になるのですが、今日はここで時間切れ。
次回なるべく早く書きます。あと、臨スポの後で関西大学に行って大ちゃんたちの衣装やメダルの展示も観てきたので、その話もまた。
by higurashizoshi
| 2014-05-27 18:22
| フィギュアスケート