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ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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STARS ON ICE 2015 大阪公演(後半)

さて、「スターズ・オン・アイス2015」大阪公演初日、昼公演。休憩をはさんで後半です。

後半最初は、オリジナルメンバーによる(大ちゃん、あっこちゃんはなし)真っ赤な椅子を使ったグループナンバー。
スピーディーな音に乗せて入れかわり立ちかわり、椅子とともに滑りながら舞っていくスケーターたちの、艶めいたスリリングな技にどきどき。いやー、あざやかです。プロフェッショナル!
椅子の足にスケート靴ついてんのかしら。それともロウでも塗ってる?などと、どうでもいいことを真剣に考えつつ観る。



つづいては、全日本女王なりたて!まだ湯気がゆらゆらしてる宮原知子選手登場。
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でも、まるでうわついたところなく、いつもながら丁寧に丁寧にプログラムをこなしていきます。余計なものがない、シンプルかつ美しいスケーティング。
知子ちゃん… 歯の矯正がとれて、背が伸びて、どんどん美女スケーター化していくのを妄想してるんですが、どう?(どう?ていわれても困るよね!)



で、次が今回直前にインしてくれて楽しみにしてた方!
小塚崇彦選手です。
全日本でのガッツポーズ!ガッツポーズ!信夫&久美子コーチのガッツポーズ!
おかえりなさい、どころじゃなく、ググッといきなり来ましたよ、小塚くんは。今季エキシプロのファルーカでした。
STARS ON ICE 2015 大阪公演(後半)_d0153627_23533620.png

こんな色っぽくてキレまくってて、どきどきさせる小塚崇彦ってありですか?反則ちゃいます?
ただただ、「かっこええ…」という吐息しか出なかった。客席も大興奮!



待ってました、あっこちゃん! しかもやっと観られたぜ、ツィゴイネルワイゼン!
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ジャンプもしっかり入り、とにかく気持ちよさそうに滑ってた。ぐーっと客席を引き込み、パーンと笑顔で突き放すようなところ、あっこちゃんにしかできないよなあ。
「月の光」かなあと思っていたけど、ツィゴイネもうれしい! やっぱりあっこちゃんのスケートには、生きる歓びが満ちてる。



次は、メリル様とカーズ弟のジョン、そしてアゴストくんの3人のナンバー(女王様と2匹の忠犬…むにゃむにゃ)。
やっぱりアイスダンサーの身のこなし、スケーティングの美しさは際立ってます。ただただうっとり。そしてメリルの風格が凄い。



エカテリーナ・ゴルデーワ。
彼女の演技はプロスケーターとして、テレビで何度も観たことがあった。北米のアイスショーの常連で、いつまでも衰えない技術と美貌の持ち主。(写真は過去のショーからのもの)
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88年カルガリー五輪、94年リレハンメル五輪と金メダル二冠を達成したソ連の伝説的ペア、ゴルデーワ&グリンコフ組。
2人は結婚し、公私ともに最高のパートナーとなった。プロとして華やかに活動を始めた95年、セルゲイ・グリンコフは心臓発作で突然逝去。ゴルデーワは幼い娘をかかえ、シングルスケーターとして再出発し、そして40代になった今も滑りつづけている。

彼女がイリヤ・クーリックと再婚して世間をあっといわせたのも、もう十年以上前のことになる。クーリックとの出会いは、このSOIでのことだったとか。
テレビで観ていたときは、ああ、あのゴルデーワだ、今も綺麗だなあ…くらいにしか思っていなかったのだけど、今回生で観て、ものすごく引きつけられた。
さすがソ連時代に鍛え上げられた基礎技術、体幹のすばらしさ。そして何より、人生の深みを感じさせる、やわらかくて魅力的な演技だった。「見果てぬ夢」の音楽世界が、ぐーっと心に迫ってきた。やっぱり演技って、人なのだ。年齢を重ねてこそ出せる美があるのだ。



で、次がパトリック。
スイスイスイー、たりらりらーん、もう僕は滑るのが楽しくてたまらないんだよー♪というノンストレススケーティング。
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今回、ついに来季競技に復帰を宣言したと聞いたぞ!うれしい、うれしい。どんな厳しい道のりかを十分わかった上で、戻ってくることを決めたパトリック。応援します。



タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト組は、予想外のコミカルナンバー。
欲をいえばタニス様の美神ぶりを堪能したかった~。それにしてもアゴストくんて、ほんとにいつもにこやか。この二人もプロ復帰してくれてよかったなあ。(写真は別のショーでの同プログラムのもの)
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続いてエヴァン・ライサチェク選…手? 
ライサって引退してないよね?した? よくわかってません私。(写真はファンサイトからお借り)
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いつ見ても黒衣装で、いつ見ても細長い人。で、ブラックスワン。しゃっ!とジャンプ飛んで、かち!と音に演技をはめ込んで、手足まっすぐ。
ダイナミックにして細やか、生で初めて拝見したけどやっぱりオーラあります。ジャンプも遜色ないです。これからもショーだけで活動していくのだろうか。



メリル・デイビス&チャーリー・ホワイト。
「Say something」だった~。もうね、余裕ですね、すべてにおいて。
スケーティング、表現… 洗練のきわみというか、無駄なところも過剰なところも一切ない。しっとりしているけど湿ってない。情感というより練りに練られた精緻、最上質のエキシプロとはこういうものをいうのでしょう。
光り輝く宝石を間近で見るようなおそれ多さを感じつつの眼福。寿命が延びたな!
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以前は演技において、メリルの並はずれた巧みさにくらべチャーリーの素朴さがどうしても目立っていたこのカップルですが、チャーリーも大人になりましたね~。
ここまで頂上をきわめて、さてこれから彼らはどこを目指すのでしょう。競技の場に戻るという選択肢は、万に一つもない…?



トリは浅田真央選手。まだ選手と書けることにやっぱりほっとしてしまう。
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クリスマス・オン・アイスと同じプロでした。今回、ジャンプはちょっとお留守になったけど、真央さんはとっても楽しそうに、アピールたっぷりに滑ってました。自由を味わい、人生を考え… 彼女もどんなふうになっていくのかなあ。
ここまでいろんな意味で《選ばれし者》である人は、なかなかいないと思うので… その重圧に負けず、自分らしく進んでいってくれたらいいなと、弾けるような演技を観ながら思いました。



フィナーレ。オリジナルメンバーがゲストスケーターを呼び寄せる形で、最後は全員が氷上に。
大ちゃんもノリノリで楽しそう。しかも、ちゃんとメリルの隣をキープ!
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まだこれから夜公演があるから、みんな大変だけど… そして大阪→東京と、楽日までどうかケガのないようにがんばってください!
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正味2時間ほどの公演、もう夢見るように、ほんとにあっという間に終わってしまいましたよ。
最後に大ちゃんの演技をもうひとつ… なんて期待してしまったけど、これはSOIですもんね。
大ちゃんも、ここではメンバーの一員、特別扱いはなし。そうだよね~と思いつつも、さびしい。SOIのせいじゃなく、やっぱりさびしい。
大ちゃん、神戸チャリティーはどうすんですか~!
と、ついつい心で叫んでしまうのであった…


まあこんな感じで、私の初「スターズ・オン・アイス」、初アリーナ体験は終わったのでした。終わったあとしばらく、眼の中がキラキラしてた。まずいわ。アリーナがくせになったら!破滅への道まっしぐら!
でもでも、やっぱり楽しかった。もう少し(もう少しだけかよ)がんばれそうな気がしてきた。ああ、心落ち着けて、地味に貯金しなければ。


またまた例によって、まったく専門性のないだらだらと長いレポを読んでくださった方、ありがとうございました。なんでこう長くなっちゃうんでしょう。ま、自己満足自己満足。
by higurashizoshi | 2015-01-12 00:54 | フィギュアスケート

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