ひぐらしだより
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平昌オリンピック フィギュアスケート 男子ショート
団体戦の後半部分を書こうと思ってたら、あっという間に個人戦のペアが始まり、男子ショートが今日終わりました。
ペアに関しては、スイ&ハン組に金メダルを!と個人的には応援してたのですが、サフチェンコ&マッソ組の歴史に残るフリー演技と、金メダル確定の瞬間にあふれ出した二人の涙を見て、「ああ、これでよかったんだ」と深く納得しました。
ウクライナからパートナーを求めてドイツ国籍を取り、多くの栄光ののちにパートナーが引退し、サフチェンコ選手も30歳を過ぎて引退するかと思いきや、若いパートナーを得て再び挑戦を始め…
しかも新パートナーのマッソ選手もドイツ人ではなく、フランス国籍から変更してのペア結成。そこから次第にまた世界の上位へと駆け上がってきて、ついにサフチェンコ選手は悲願の金メダルを手にしました。どれほどの苦労と困難の果てにこの瞬間を迎えたのか、想像すると思わずもらい泣き。
スイ&ハン組にとってはフリーでのわずかなミスが僅差での勝敗を分けたことになり、ほんとうに悔しいと思うけれど…4年後の母国開催の北京五輪まで、さらなる進化に期待です。
さて今日終わった男子ショート。
いやおそろしい試合でしたね。
ショートでの順位は、羽生結弦選手が圧巻の1位発進、2位がハビエル・フェルナンデス選手、3位が宇野昌磨選手、4位がボーヤン・ジン選手、はいここまで全部100点超え! ダークホースのドミトリー・アリエフ選手が5位です。
もう、どこを見ても羽生、羽生なので今さらですが、彼の超人伝説ここに極まれりという今日でした。昔のマンガみたい。というか、ふつう、こんな人はマンガの世界にしかいないはず。メンタルが強いとか、そういう次元じゃないです。
結弦くんの演技が終わった直後、一緒に観てた娘がひとこと、
「鬼、だね」
と言ったんですが、ほんとそうだなって思いました。もちろん悪い意味じゃなく。
明日のフリーがどんな内容であれ、今日のショートでの演技はひとつの伝説になりうるでしょう。
ハビーは素晴らしかったです。すべてを充実させて滑り切りました。4位に終わったソチ五輪から、ずっと彼の目指し続けたメダル。それがハビーの望む色になるかはわからないけど、絶対にその首にメダルがかかるところを想像して、明日を迎えたい。
そしてショーマは、今日もショーマでした。本人いわく、「高まってくると身体が動きすぎてしまう」。だからそれを抑えるのが大変だったそうです。
そして少し氷につまづきかけた瞬間とか、最後のトリプルアクセルがあやうかったけどおさめた直後とか、またも笑ってました。オリンピックの演技中に。いい意味で、こんな変なスケーター見たことないです。
ネイサン・チェン選手に関しては、団体戦のときから「どうしたんだろう?」と思ってました。
軽々と飛んできた多彩な四回転が、どうも決まらない。それでも、今季の活躍を考えれば個人戦では盛り返してくると確信してたのですが…。今日はまさに《悪夢》のひとことでした。どうかフリーでは彼らしい演技ができますように。
ほかに印象的だったのは、もはや美しき修行僧と化してしまったかのようなミーシャ・ジー選手の「アヴェ・マリア」の極まった演技。今季のどの演技よりも精神性が高かったです。
そしてヨリク・ヘンドリクス選手の、ジャンプも演技の中に完全に溶け込んだような、ひとつながりの美しいプログラム。
大好きなアダム・リッポン選手や、ミハル・ブレジナ選手の会心の演技もうれしかった。
もうひとり、惜しくもわずかな差でフリーに残れなかった初出場のマレーシアのジュリアン・ジー・ジェイ・イー選手。とても素敵なスケーターで、以前から応援していたので、初五輪での活躍を願ってました。いい演技だったのですけど…ほんとに惜しくも24位以内に僅差で入れず。
明日のメダル争いは、5位のアリエフ選手までの5人。
点差は3~4点あるとはいえ、フリーの出来次第では順位は入れ替わり可能。
明日は、選ばれた舞台に立つ選手たちの、何年もの思いや苦難が凝縮する日。
心して、静かに熱く見守りたいです。
ペアに関しては、スイ&ハン組に金メダルを!と個人的には応援してたのですが、サフチェンコ&マッソ組の歴史に残るフリー演技と、金メダル確定の瞬間にあふれ出した二人の涙を見て、「ああ、これでよかったんだ」と深く納得しました。
ウクライナからパートナーを求めてドイツ国籍を取り、多くの栄光ののちにパートナーが引退し、サフチェンコ選手も30歳を過ぎて引退するかと思いきや、若いパートナーを得て再び挑戦を始め…
しかも新パートナーのマッソ選手もドイツ人ではなく、フランス国籍から変更してのペア結成。そこから次第にまた世界の上位へと駆け上がってきて、ついにサフチェンコ選手は悲願の金メダルを手にしました。どれほどの苦労と困難の果てにこの瞬間を迎えたのか、想像すると思わずもらい泣き。
スイ&ハン組にとってはフリーでのわずかなミスが僅差での勝敗を分けたことになり、ほんとうに悔しいと思うけれど…4年後の母国開催の北京五輪まで、さらなる進化に期待です。
さて今日終わった男子ショート。
いやおそろしい試合でしたね。
ショートでの順位は、羽生結弦選手が圧巻の1位発進、2位がハビエル・フェルナンデス選手、3位が宇野昌磨選手、4位がボーヤン・ジン選手、はいここまで全部100点超え! ダークホースのドミトリー・アリエフ選手が5位です。
もう、どこを見ても羽生、羽生なので今さらですが、彼の超人伝説ここに極まれりという今日でした。昔のマンガみたい。というか、ふつう、こんな人はマンガの世界にしかいないはず。メンタルが強いとか、そういう次元じゃないです。
結弦くんの演技が終わった直後、一緒に観てた娘がひとこと、
「鬼、だね」
と言ったんですが、ほんとそうだなって思いました。もちろん悪い意味じゃなく。
明日のフリーがどんな内容であれ、今日のショートでの演技はひとつの伝説になりうるでしょう。
ハビーは素晴らしかったです。すべてを充実させて滑り切りました。4位に終わったソチ五輪から、ずっと彼の目指し続けたメダル。それがハビーの望む色になるかはわからないけど、絶対にその首にメダルがかかるところを想像して、明日を迎えたい。
そしてショーマは、今日もショーマでした。本人いわく、「高まってくると身体が動きすぎてしまう」。だからそれを抑えるのが大変だったそうです。
そして少し氷につまづきかけた瞬間とか、最後のトリプルアクセルがあやうかったけどおさめた直後とか、またも笑ってました。オリンピックの演技中に。いい意味で、こんな変なスケーター見たことないです。
ネイサン・チェン選手に関しては、団体戦のときから「どうしたんだろう?」と思ってました。
軽々と飛んできた多彩な四回転が、どうも決まらない。それでも、今季の活躍を考えれば個人戦では盛り返してくると確信してたのですが…。今日はまさに《悪夢》のひとことでした。どうかフリーでは彼らしい演技ができますように。
ほかに印象的だったのは、もはや美しき修行僧と化してしまったかのようなミーシャ・ジー選手の「アヴェ・マリア」の極まった演技。今季のどの演技よりも精神性が高かったです。
そしてヨリク・ヘンドリクス選手の、ジャンプも演技の中に完全に溶け込んだような、ひとつながりの美しいプログラム。
大好きなアダム・リッポン選手や、ミハル・ブレジナ選手の会心の演技もうれしかった。
もうひとり、惜しくもわずかな差でフリーに残れなかった初出場のマレーシアのジュリアン・ジー・ジェイ・イー選手。とても素敵なスケーターで、以前から応援していたので、初五輪での活躍を願ってました。いい演技だったのですけど…ほんとに惜しくも24位以内に僅差で入れず。
明日のメダル争いは、5位のアリエフ選手までの5人。
点差は3~4点あるとはいえ、フリーの出来次第では順位は入れ替わり可能。
明日は、選ばれた舞台に立つ選手たちの、何年もの思いや苦難が凝縮する日。
心して、静かに熱く見守りたいです。
by higurashizoshi
| 2018-02-17 02:45
| フィギュアスケート