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ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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平昌オリンピック フィギュアスケート 男子フリー

今日は家にいて、NHK地上波の生中継を最初から最後まで観てました。
途中で、もう観るのやめたいと何度か思うくらい、すごい試合でした。
ソチ五輪の男子フリーは最終グループに自滅演技が多く、モヤモヤが残った記憶があるのですが、今回平昌五輪の男子フリーは違いました。まっとうな激闘であり、結果も納得いくものでした。点数的なレベルが高すぎて、時代の変化をまざまざと感じた今日でした。

結果的には、ショートの上位3人がメダル。
勝つべくして勝った3人。心から讃えたいです。
ハビエル・フェルナンデス選手は、スペイン史上初めてのフィギュアスケートのメダリストとなりました。ほんとうにおめでとう!

平昌オリンピック フィギュアスケート 男子フリー_d0153627_22280683.jpeg
男子シングルの総合順位です。

1羽生結弦(日本)317.85
2宇野昌磨(日本)306.90
3ハビエル・フェルナンデス(スペイン)305.24
4ボーヤン・ジン(中国)297.77
5ネイサン・チェン(アメリカ)297.35
6ヴィンセント・ゾウ(アメリカ)276.69
7ドミトリー・アリエフ(ロシア)267.51
8ミハイル・コリヤダ(ロシア)264.25
9パトリック・チャン(カナダ)263.43
10アダム・リッポン(アメリカ)259.36
11アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)257.01
12 キーガン・メッシング(カナダ)255.43
13ダニエル・サモヒン(イスラエル)251.44
14ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー)248.95
15チャ・ジュンファン(韓国)248.59
16ミハル・ブレジナ(チェコ)246.07
17ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)244.94
18田中刑事(日本)244.83
19デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)234.58
20ブレンダン・ケリー(オーストラリア)233.81
21マテオ・リッツォ(イタリア)232.41
22パウル・フェンツ(ドイツ)214.55
23ハン・ヤン(中国)213.01
24モリス・クヴィテラシビリ(ジョージア)204.57


羽生結弦選手の圧倒的な強さ。この心の強さはどこからくるのだろう。
奇跡的なものを観た、という思いがぬぐえません。
こんな人はこれまでもいなかったし、これから先もいないだろう。
と同時に、これがもし彼の集大成になるのだとしたら、あまりに早く、さびしいなとも。
この特別なスケーターがこれからさらに進化するさまを、見たい。そう思わせられたから。

平昌オリンピック フィギュアスケート 男子フリー_d0153627_22305477.png

正直にいって、宇野昌磨選手が銀メダル、ということにいまだ実感がないんですよ。
私、ずっとショーマ推しで、すごく好きなスケーターなので応援もしてきたのだけど、
「ショーマ?メダル?それも、銀…?」
てキョトンとしてしまう。

平昌オリンピック フィギュアスケート 男子フリー_d0153627_22310020.png

フリー最終滑走で、冒頭の四回転ループで転倒したときは「もうだめか」と思いました。
インタビューによると、本人はその転倒で《一番にはなれないな》って思ったそうで、そしたら笑えてきたんだそうです。「笑いがこみあげてきた」って言ってましたね。
笑える…?オリンピックのメダルのかかった最終滑走の演技中に、笑える…?
ショーマは試合のとき、他の選手の演技をモニターで全部観てる珍しい選手です。ふつうは動揺するので見ないと思うんだけど、彼は平気なんですね。だから最終滑走の自分までの全部の選手の演技も得点も知ってた。そのうえでリンクに出ていった。
確かに、ショーマの基礎点からすると、もし予定通りのクリーンな演技ができたら結弦くんを上回る可能性はあったんですよね(いや、今回はそうならなくてよかったと思うけど)。
でも冒頭に転倒したから、あ、一番は無理だなって思った。そしたら笑えてきた。「もう、がんばろ、って」思ったんだそうです。そして銀メダルです。
要するに、今の彼にとっては、ほんとにその言葉通り、オリンピックは特別なものではない。試合のひとつにすぎないんですね。つくづく、これまで見たことのないタイプの選手だなって思います。
そういう意味でも、これからのショーマがどう変化していくのかが楽しみです。

ハビーは、たったひとつ四回転サルコウが抜けて二回転になった、あの瞬間に金メダルを逃しました。たったひとつ。
それでもそのほかはほんとうによくまとめました。縦横無尽でのびやかな最高のハビーではなかったけど、これまでのすべてを出したい、なんとしても勝つんだという思いがあふれ出ていました。
結果が出たあと、あの優しい笑顔で結弦くんを抱きしめて讃えるハビーの様子を見て、涙が止まりませんでした。

平昌オリンピック フィギュアスケート 男子フリー_d0153627_23331676.jpeg

メダリスト全員が300点台という、4年前には想像もつかなかったハイスコアな五輪。
追い上げてあと一歩だった4位のボーヤン・ジン選手、奇跡のフリーを見せてくれたネイサン・チェン選手(フリーだけなら彼がダントツの1位でした)、そしてパトリック・チャン選手やミハル・ブレジナ選手など今季での引退を表明している選手たちの演技。
ヴィンセント・ゾウ選手やデニス・ヴァシリエフス選手など、4年後の進化が期待できる若い選手たちの姿も心に残りました。

実は今日はプライベートでは娘の天下分け目の試験当日で、そのことにハラハラし、男子フリーにハラハラし、一日中ちゃんと生きた心地がしませんでした。
でも娘も結果はわからないけど無事受験を終えて帰ってきたし、男子選手はみんなほんとうにすばらしい演技を見せてくれたし、ちょっと心を落ち着けてお風呂入って寝ようと思います。あ、録画してた表彰式見なきゃ。


by higurashizoshi | 2018-02-17 23:51 | フィギュアスケート

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