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ひぐらしだより


人生はその日暮らし。  映画、アート、音楽、フィギュアスケート…日々の思いをつづります。
by higurashizoshi
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ミミ11歳になる

この一週間ちょっとの間には、かなり公式のお出かけが一件あり、タタを筆頭に疲れはて(でも行けてよかった)、疲れをいやしているうちにミミの11歳の誕生日がやってきた。

ハロウィンが誕生日というのが、ミミはちょっぴり自慢。でも私はミミが生まれるまで、ハロウィンがいつなのかすら知らなかった。
ミミが生まれて、電話で友だちに「31日に生まれたよ」と知らせたとき、「わあ、ハロウィンだね!」と言われて「ほー、そうなのか」と思ったくらいだ。で、それはなにをする日なの? と思いながら…。(今ではちゃんと知っていますよ)

さて誕生日当日の昨日は、ミミはコトブキとコトブキ母と3人でプレゼントの買物に。留守番のタタと私、めずらしく2人で昼食をたべた。
「そろそろ生まれる! ってころ?」と、時計を見ながらタタが言う。
11年前の今日のことを言っているのだ。
「そやね。今ごろ、お風呂わかしてもらってたぐらいかなぁ」
と、私も時計を見上げて答える。
ミミは、助産院の小さなお風呂の湯船の中で生まれた。
その様子を、コトブキに抱き上げられた2歳半のタタはじっと見ていた。
ミミが湯船からぽっかり上がってきた、その瞬間の記憶は、はっきり残っているそうだ。
人間はどの時点から口呼吸をはじめるのか、というような話になって、お湯の中に生まれ出た時点では、ミミはまだ呼吸してなかった…と話すとタタはちょっとびっくりしていた。

お湯から抱きあげて、腕の中にそっとくるんでも、ミミはまだ眼も口もつぶって、しーんとしていた。そのときのミミの顔はなんともおだやかだった。
あれ、泣かないな…と思った次の瞬間、ミミは「ふぇーん」と気の抜けるような声で、ひと声だけ泣いた。それが、ミミの初めての口呼吸。
ちいさなちいさなミミを抱いてお風呂を出ると、明るい秋晴れのお昼すぎの陽光が、部屋いっぱいに射しこんでいた。

さて、コトブキと帰ってきたミミは、「8割ぐらいだった」と言う。
ミミの所望したプレゼントは、「撮影用の各種材料」という超・実用的なもの。いろんな紙やら布やら針金やらを何日も前から考えてリストにし、遠慮せずまとめ買いできるスペシャルデーとして楽しみに今日を待っていたのだ。その成果が8割くらいだったという。それでも十分ミミは満足そう。

ミミ11歳になる_d0153627_15382931.jpg写真は、おまけのプレゼントとしてコトブキからロバート・サブダの『ナルニア国物語』のポップアップ絵本。これはミミのリクエストだったそうで、以前私の友だちが『不思議の国のアリス』を贈ってくれて以来、ミミはサブダの超絶ポップアップに夢中なのだ。
それと、私がネットで買っておいた『ベーロチカとタマーロチカのおはなし』。ミミが以前、何度も図書館で借りていたお気に入り。ロシアのふたり姉妹の子どもの、なんともほほえましいお話なんだけど、このふたりの性格がタタとミミにそっくりで笑ってしまう。
そして小さなくまは、タタの手作りプレゼント。前に私に作ってくれたくまの「子分」なんだそうだ。

ミミは幼いころ大病から生還したこともあって、毎年誕生日は「よく元気で生きててくれた」と心から思う。
最近は私よりしっかりしてるぐらいで、なんだかすごく大人なミミが、バースデーケーキの火を一気に吹き消した。
by higurashizoshi | 2008-11-02 15:55 | 雑感

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